映画の話です。
「冷たい熱帯魚」
園子温監督のサスペンス映画(?)
人間の冷酷さ、エログロ、あらゆる感情が吐き出されたような作品です。
園監督の作品が見たくて前知識もなく臨んだのですが・・・ショッキングな映画でした。
目を伏せる場面もありました。
でも絶望的なラストなのに後味の悪さはありませんでした。
とにかく役者さんたちの演技がすごいのです。
一番恐ろしかったのはでんでん。人のいいおじさんがモンスターに変身する怖さ!!
今でもCMに出ているでんでんを見ると何かやらかすんじゃないかとドキッします(笑)
吹越満が演じた気の弱い父親もすごい!!
「エンディングノート」
とてもいい映画でした。
癌を宣告されたある父親の最後までの姿を撮るったドキュメンタリーです。
監督自身が主人公の次女でナレーションもしています。
父親の気持ちを娘が語っているのですが、深刻な言葉でも笑えるところがありました。
やはり最期は切ないですが、暗くありません。さわやかと言えば失礼でしょうか・・・
なぜか明るい気持ちになれました。
「大鹿村騒動記」
原田芳雄の最後の作品です。
おじさん達のドタバタコメディが面白かった!
歌舞伎のシーンは本格的でこれがあるから締まってすごくよかったです。
松たかこ、佐藤浩市が脇に徹してて目立たないところも・・・
映画のイベントで原田芳雄の追悼があり
「チゴイネルワイゼン」などの古い映画の予告が流れました。
このころは渋くてアクがあってかっこよかったな・・・。本当に残念です。