オンナノイッショウ

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きみをバラバラ、

2007-01-14 18:57:26 | 考えたこと
 なんとなく、夜の東京。
   
バラバラ殺人が大流行しております昨今、
夫婦喧嘩も命がけです。
このネーミングもすごいよね。バラバラ殺人、だって。
じゃあ殴り殺したらボコボコ殺人?
いや、殺してからの行為を擬音であらわす、
っていう定義だとしたら海に捨てるとブクブク殺人か?

閑話休題。
例のセレブ(か?1LDK住まいで)夫婦の遺体切断事件。
同じ世代なもので、なんだか気になってしまう。

鼻の骨を折るようなダンナと、どうして離婚しないでいたのかまず不思議。
いまどき離婚したから負けってわけでもないんだし。
診断書取ったりして証拠がためしておけば、相当慰謝料も取れるのにね。
もちろん浮気されて暴力受けて、それでもじっと我慢してる人っていっぱいいると思う。
でもそういう場合、自活できないくらい気力がそがれて、
たとえばウツにかかってたりしてることが多いんじゃないだろうか。
それは本当に気の毒だと思う。
はずれクジ引いちゃうことってあるんだしさ。

でもこの人は殴り殺してから東急ハンズでノコギリ買って、
リフォーム業者に電話かけて床張り替えて、
ダンナの友達に嘘メール送って、
頭(死んでから何日もたってだよ!?)をバッグに詰めて切符買って小田急線に乗って、
公園探してスコップで穴掘って埋めて、
って、まともに頭を使えてるじゃない。
相当な精神力が必要だよ。
そしたらどうして離婚してひとりで生きていこうとしなかったんだろう。

お嬢さん育ちでブランド志向が強い、
いいところに勤めてるダンナを持った勝ち組、
とは言え白百合卒でもスチュワーデスにはなれなかったんでしょ?
挫折知らずで大勝ちしてるわけじゃない。
一方的に相手が悪いと言って、
「してきたことを認めてくれなかった」
って、何をしてきたのかは不明。
そりゃあ自分を否定されるのはいやだけど、
ひと一人殺してもいいくらい自分を高く評価するなら、
逆に何言われたっていいじゃない。

ダンナさんが殺された日は、会社の契約更改日だったらしい。
モルガンで働いてるんだから、それなりに骨身を削って努力しないと
契約更改なんてしてもらえない。
仲間意識の薄そうな外資の同僚が心配して探してくれてるんだから、
優秀な上にまともな人間だったんだろう。
離婚の相談も友達にできてるみたいだし。
そう考えると、かわいそうだよな~。
頑張って中央の法科に行って、
司法試験はだめだったけど人生捨てずにモルガン入って頑張って、
たまに浮気とか合コンとしかしちゃうけど奥さん養って、
最後は切り刻まれてさ。
あの奥さんは自分なりに辛かったのかもしれないけど、
そこまで命を蹂躙する権利なんて、誰にもないんだよ。

もちろん、異常な事件なのは百も承知だけど、
こいつの人生なんなんだろうって考えてしまいました。
しかし、ワインボトルで死ぬまで殴る、ってすごいよね
昔フライパンで夫を殴り殺した事件もあったけど、
鬼気迫るものがあります。

こうなるとアベサダがとってもかわいく思える。
あたしも、どうせ殺すなら愛してる人にするな。
独り占めしちゃうぞみたいな感じで♪

  ・・・何年か後にあたしが事件を起こしたりしたら
  サンデープロジェクトで『容疑者は以前、ブログ内でこんな発言をしていた』
  なんてモニターに映されたりするの?
  やだから、やめとこっと(笑)。