古書市最終日.3冊を購入.
野見山暁治「とこしえのお嬢さん - 記憶のなかの人」平凡社 (2014/10).Amazon の紹介では
*****94歳。日々描き続ける画家の、宝石のような記憶。日本で、パリで出会い、すれちがい、あるいは深く関わった21人を、底知れぬ視力と描写術で綴る類まれな物語。それはまた、永遠に埋もれかけた記録としても貴重である。講演録「今日会える」収録。*****
林光「私の戦後音楽史」平凡社(平凡社ライブラリー 2004/12)
*****日本の戦後音楽を代表する作曲家・オペラ実践家である林光の若き日々の自伝。クラシックから出発した林が激動する社会に向き合い、独自の音楽を作曲し始める過程を丁寧に語る。解説:三浦雅士*****
国枝史郎「神州纐纈城」講談社(大衆文学館 1995/3)
*****武田信玄の寵臣土屋庄三郎は、夜桜見物の折に老人から深紅の布を売りつけられる。これぞ纐纈布! 古く中国で人血で染めたとされる妖しの布だ。この布が発する妖気に操られ、庄三郎がさまよう富士山麓には、奇面の城主が君臨する纐纈城や神秘的な宗教団が隠れ棲み、近づく者をあやかしの世界に誘い込む。怪異と妖美のロマンを秀麗な筆致で構築し、三島由紀夫をも感嘆させた伝奇文学の金字塔。*****
3冊で 1600 円也.