─光る波の間─

現在ほぼツイッターまとめ投稿。アート(名和晃平、奈良美智他)映画・音楽・食べ物(日々のご飯)・雑貨etc...

奈良美智展-3-

2005-05-02 15:44:45 | 奈良美智( YOSHITOMO NARA )
もちろんグッズもたくさん売られています。
これは絵葉書ですが、弘前展オリジナルのものも
色々あります。


箱の内側まで遊び心いっぱい♪


ワークシートという300円の冊子があります。
主に子供に対して、鑑賞の手引きにできるんだけど、
この中に奈良さんの子供のころの思い出を
スケッチしたものが紹介されてます。
会場にも展示されてるんだけど、公園の熊の話に
“そーそーわかるわかる!”と手を打っちゃいました。
同じ地に育ったおかげですわ。

この展覧会は5月22日まで。
来年の夏も行われる予定だそうです。
夏ってことは、ねぷた祭りに合わせるのかな?





ところで、義姉がかつて一緒に働いてた人が奈良さんの親戚だそうで、
前回の弘前展の前には本人が招待券なんぞを持って来たそうなんです。
でもすごーい田舎の方らしく、アートなんててんで分からない。
で、そのおじさんが
なんが持ってきてらったけど・・・つづまねば(ゴシュウギツツンデイカナイト)まねべが(イケナイカナァ)・・・
と、少々お悩みだったそうで。

「世界的アーティストも田舎のおじさんにかかっちゃ形無しね~(笑」だって。






奈良美智展-1-

2005-05-02 14:50:17 | 奈良美智( YOSHITOMO NARA )
弘前が誇る世界的アーティスト、奈良美智さんの展覧会。
うちから歩いて10分かからないんで、母と一緒に行ってきた。

2日は仕事してる人もいるだろうし、
もしかしたら月曜ということで休館と思った人もいるのか、
すごく混むということはなかった。
それでも、子供連れとかおじいちゃんおばあちゃんとか、
いかにもご近所的な人々も多く(自分もだけど)、楽しい空間です。


 




なんとまだ雪が残っております。
この日の気温は20℃を越えてたんですが・・・。
そういえば、公園にも残雪がありました。
雪と桜が同居してます。


展示作品は撮影できないので
外観の写真ばかりですが、右の方にトラックがあって
飲み物や軽食を作ってくれます。

中のカフェや外のベンチでいただく。
このベンチは、酒屋のケースをひっくり返して上に
板を渡したもの。
中のスライドショウを観るとこにも同じベンチがあります。
中のには、おしりが冷たくないようにマットを敷いてます。





カフェの内部。
この椅子、『英語でしゃべらナイト』で使用してるのと色違い。
夜、たまたま番組見てて気づきましたよ。

天井が高い。
黒板には、スタッフが描いたと思われるメッセージやイラスト。
テレビで展示会場を作る様子なんかが流されてます。




コーヒーをいただきました。
テーブルごとに花が活けてありますが、
花の種類やベースがひとつひとつ違っていました。

会場の酒蔵があるところは私も通学に利用してましたが、
酒蔵の中には初めて入ったわけです。
昔は黒い板塀に囲まれてました、たしか。

手作業の、塗料のにおい。
コンクリートやひび割れたタイルの床。
まっくらな中に花畑に寝そべる子供たちの作品。
のぞく窓によって見え方も変わるし、のぞく人の顔も作品になる。

かたつむりのように渦巻く部屋の奥。
枠に手をかけて絵に顔を近づけるもよし、座って向かい側を観るもよし。

何枚ものスケッチ、アイデアの泉。
近くで観ると、微妙な色遣いも見える。
・・・これはたぶん、あの黄色にカーマインを入れて、白を混ぜたかもしれない・・・
これは・・一度たっぷり色を置いたあと、紙かなにかに・・
染込ませて取っちゃったのかな。
ここは何度も絵の具を塗ったりふき取ったり、重ねたり・・・

小さい子も年寄も楽しめる空間。
「この子は2歳くらい・・こっちはもうちょっと年長。子供のことをよく見てるね~。
 あ、あんたこんな目つきしてたわ(笑)でもこっちのみたいな顔じゃなかった」
って、母が言ってたんだ。
子育てした人なら、きっと“うちの子そっくり”と思える絵があるんじゃないかな。

そして昔子供だった自分は、かつての自分の心を映す作品に出会えるんだ。


*