わん太夫の迷路

気ままに人生を送りたいな~、との希望的観測と共に

久し振りに柳家小三治独演会に行く

2014年10月23日 14時39分47秒 | 古典芸能

前回の高座の時は、初めの一席目の「まくら」が長すぎて

後半の二席目が何と時間切れで、太鼓がドンと入り切り口上となってしまったのですが。

今回は人間国宝指定後初のチケット売り出しで取得したもの。まさにプラチナチケットの観があり

ました。


今回の演目は、「時そば」と、「あくび指南」

いずれも極めて定番の出し物ですが、さすが小三治師匠、文句なく楽しませていただきました。

「時そば」は「今何時でえ…」が聞かせどころ。

特に蕎麦をすする辺りは、こちらも一緒に食べているような気がしてきた。

その他の細かい仕草も、客をひきつけて止まない。

後半の二席目あくびをするのであるが、その使い分けが何とも言えない。

揺れる船の中でのんびり煙草を吸う仕草。師匠と弟子との演じ分けが見事。

この二席ともラジオやCDなど映像無しではここまで盛り上がらないでしょうね。

落語は話術とはいえ、やはり寄席などの会場に足を運び目でも楽しむものですね。


ちなみに今日は、小三治師匠は皇居で天皇陛下から人間国宝の認定書を親授されるそうです。

おめでとうございます。