昭和区九条の会の『6周年総会』は、7月17日に開催されました。
総会には、昭和区九条の会の会員さんが暑い日にも関わらず、52名参加いただきました。
総会は、板津代表世話人の開会挨拶から始めました。
記念講演は、吉田千秋岐阜九条の会代表世話人・哲学セミナー、名古屋大学講師(元岐阜大学教授)
に「どうなるの 日本の平和と安全」と題して90分お話をいただきました。
その後、休憩を挟んで、先生への質問を受け付け、総会に入りました。
① 事務局からの提案は、3・11を経験し、国民の意識が大きく変わった。自らが考え、行動する兆
しが見えるようになった。それらの兆しを「大災害・原発事故」などの政府が言う復興ではなく、国
民を、地域を、本当に大事にする復興にどうするのか。
② また、原発事故の陰で、着々と進められている≪改憲≫、とりわけ、年内に改憲のハードルを下げ
るという改憲勢力の野望をどう阻止するのか・・・・。
③ 戦争を語る会、戦跡を記録する取り組みや九条酒場・喫茶など、会員さんが望む活動を意識的に行
い、楽しく、明るく活動ができるようにしたい。
④ また、会員数が発足時に目標とした4,000名の足元にも及ばない現状を踏まえ、会員を増やす
活動を行い、改憲勢力が改憲を諦めるほどに会員数、『平和の声』を大きくしましょう。
との提案に対して、それらを補足、拡充する発言が5名の方からありました。
事務局長の答弁後に全会一致で提案は確認されました。
その後、アピールが採択され、石黒代表世話人の閉会挨拶で終了しました。
運営の点では、熱心な発言・質問のなかで終了時間が20分ほど遅くなったこと。
マイクの用意を忘れ、ハンドマイクで流用したこと。
60名の参加を目標としましたが、52名の参加となったこと。
参加者全員に一言発言を求める(時間もあり難しい)など、今後の検討課題が多くありました。
≪総会アピール≫
3.11東日本大震災、そしてチェルノブイル級といわれる原発事故が発生し、今なお深刻な事態
です。放射能汚染は収束するどころか更に被害が広がる恐れがあります。
政府と東電は総力を挙げて危機収束のため、責任のある体制と展望を示し、被災者の救済に全力を
挙げるべきです。
被災地では正に憲法13条、25条等が踏みにじられているのです。
今、この大災害を大いに利用し、憲法の改悪を企む動きが強まっています。5月には参院で憲法
調査会規定が成立し、衆参両院で憲法審査会始動のための整備が一段と進められています。改憲のた
めの一歩として衆参両院の3分の2以上の賛成を必要とする発議の条件を2分の1へ緩和するための
「憲法96条改正を目指す議員連盟」も旗揚げし、賛同署名に乗り出しています。
一方、改憲の外堀を埋める動きも活発です。憲法19条を踏みにじって大阪その他で「君が代」の
起立・斉唱を教職員に強要し、また太平洋戦争を『正義の戦争』として加害の歴史を教えようとせず、
現憲法は戦後GHQによる一方的な押し付けだと決め付ける教科書を子どもたちに与えようとしてい
るのはその表れです。
また、沖縄米軍基地の移転問題、自衛隊海外派遣もねらいは米軍と協力し、戦争できる態勢の準備
を強化することではないでしょうか。今月に入ってから防衛省研究会が「武器輸出三原則」を見直し、
兵器の国際共同開発・生産に参入することを提言していることも警戒すべきことです。
こうした動きは一方で解釈改憲を進めながら他方で憲法9条を変えるための布石を打ち、改憲の地
ならしをする危険な動きです。
今こそ改憲派の意図をしっかり見抜き、国民的な共同と連帯でこれらの動きにストップをかける力
を大きく強める必要があります。
そのため、
1.憲法96条改定を、許さない国民的な運動を強化しましょう。
2.沖縄県民と連帯し、憲法の平和構築をめざす立場で、沖縄米軍基地の早期返還、移設反対の声を
本土でも大きく広げましょう。
3.改憲のあらゆる動きを警戒し、敏速に反撃しましょう。
4.憲法に保障された生命や生活を守るため、大震災被害者の救援・原発事故の収束のために各自が
できる行動を起こしましょう。
5.憲法9条の精神を更に更に広げ、「九条の会」を大きく大きく発展させましょう。
2011年7月17日
昭和区九条の会総会
総会には、昭和区九条の会の会員さんが暑い日にも関わらず、52名参加いただきました。
総会は、板津代表世話人の開会挨拶から始めました。
記念講演は、吉田千秋岐阜九条の会代表世話人・哲学セミナー、名古屋大学講師(元岐阜大学教授)
に「どうなるの 日本の平和と安全」と題して90分お話をいただきました。
その後、休憩を挟んで、先生への質問を受け付け、総会に入りました。
① 事務局からの提案は、3・11を経験し、国民の意識が大きく変わった。自らが考え、行動する兆
しが見えるようになった。それらの兆しを「大災害・原発事故」などの政府が言う復興ではなく、国
民を、地域を、本当に大事にする復興にどうするのか。
② また、原発事故の陰で、着々と進められている≪改憲≫、とりわけ、年内に改憲のハードルを下げ
るという改憲勢力の野望をどう阻止するのか・・・・。
③ 戦争を語る会、戦跡を記録する取り組みや九条酒場・喫茶など、会員さんが望む活動を意識的に行
い、楽しく、明るく活動ができるようにしたい。
④ また、会員数が発足時に目標とした4,000名の足元にも及ばない現状を踏まえ、会員を増やす
活動を行い、改憲勢力が改憲を諦めるほどに会員数、『平和の声』を大きくしましょう。
との提案に対して、それらを補足、拡充する発言が5名の方からありました。
事務局長の答弁後に全会一致で提案は確認されました。
その後、アピールが採択され、石黒代表世話人の閉会挨拶で終了しました。
運営の点では、熱心な発言・質問のなかで終了時間が20分ほど遅くなったこと。
マイクの用意を忘れ、ハンドマイクで流用したこと。
60名の参加を目標としましたが、52名の参加となったこと。
参加者全員に一言発言を求める(時間もあり難しい)など、今後の検討課題が多くありました。
≪総会アピール≫
3.11東日本大震災、そしてチェルノブイル級といわれる原発事故が発生し、今なお深刻な事態
です。放射能汚染は収束するどころか更に被害が広がる恐れがあります。
政府と東電は総力を挙げて危機収束のため、責任のある体制と展望を示し、被災者の救済に全力を
挙げるべきです。
被災地では正に憲法13条、25条等が踏みにじられているのです。
今、この大災害を大いに利用し、憲法の改悪を企む動きが強まっています。5月には参院で憲法
調査会規定が成立し、衆参両院で憲法審査会始動のための整備が一段と進められています。改憲のた
めの一歩として衆参両院の3分の2以上の賛成を必要とする発議の条件を2分の1へ緩和するための
「憲法96条改正を目指す議員連盟」も旗揚げし、賛同署名に乗り出しています。
一方、改憲の外堀を埋める動きも活発です。憲法19条を踏みにじって大阪その他で「君が代」の
起立・斉唱を教職員に強要し、また太平洋戦争を『正義の戦争』として加害の歴史を教えようとせず、
現憲法は戦後GHQによる一方的な押し付けだと決め付ける教科書を子どもたちに与えようとしてい
るのはその表れです。
また、沖縄米軍基地の移転問題、自衛隊海外派遣もねらいは米軍と協力し、戦争できる態勢の準備
を強化することではないでしょうか。今月に入ってから防衛省研究会が「武器輸出三原則」を見直し、
兵器の国際共同開発・生産に参入することを提言していることも警戒すべきことです。
こうした動きは一方で解釈改憲を進めながら他方で憲法9条を変えるための布石を打ち、改憲の地
ならしをする危険な動きです。
今こそ改憲派の意図をしっかり見抜き、国民的な共同と連帯でこれらの動きにストップをかける力
を大きく強める必要があります。
そのため、
1.憲法96条改定を、許さない国民的な運動を強化しましょう。
2.沖縄県民と連帯し、憲法の平和構築をめざす立場で、沖縄米軍基地の早期返還、移設反対の声を
本土でも大きく広げましょう。
3.改憲のあらゆる動きを警戒し、敏速に反撃しましょう。
4.憲法に保障された生命や生活を守るため、大震災被害者の救援・原発事故の収束のために各自が
できる行動を起こしましょう。
5.憲法9条の精神を更に更に広げ、「九条の会」を大きく大きく発展させましょう。
2011年7月17日
昭和区九条の会総会