TPP交渉が、暗礁に乗り上げたようです。
シンガポールで22~25日に開催された閣僚会合では、
「大筋合意」すら実現しませんでした。
日米の関税交渉も、アメリカの強硬姿勢が目立ち、日本
の甘利代表は「5項目中の品目が微動だしないので交渉に
ならない」などと述べ、譲歩覚悟で交渉に臨みました。
ところがアメリカの強硬姿勢に、日本としての対案を出
すこともできない状況だったそうです。アメリカは財界や
議会からの圧力と11月の行われる中間選挙を意識して強行
姿勢になっていると言われます。
が、日本でも国会で「重要5品目などの聖域の確保を最
優先し、それが確保できないと判断した場合は、脱退も辞
さない」衆参の農林水産委員会で決議しています。
また、自民党も野党の時は、以下の判断基準を持ち、当
時の野田政権を牽制していました。
TPP交渉参加の判断基準
○政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。
○自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
○国民皆保険制度を守る。
○食の安全安心の基準を守る。
○国の主権を損なうようなISD条項(注)は合意しない。
○政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。
上記の基準に照らせば、自民党のTPP交渉参加自体が問題
であり、いまの交渉状況を見れば、撤退以外はありません。
なぜ、撤退しないのか! それは、TPPが多国籍大企業の
利益をとことん追求する内容だからだと思います。
アメリカでは、秘密であるべき交渉内容が大企業関係者に
は文書の入手を認められ、主だった企業605社の関係者に
資料がわたっていることが暴露されています。
多分、日本の大企業にも情報が漏れているでしょう。
このような不公平なTPP交渉からは即刻撤退することが政
府の取るべき道ではないでしょうか。
シンガポールで22~25日に開催された閣僚会合では、
「大筋合意」すら実現しませんでした。
日米の関税交渉も、アメリカの強硬姿勢が目立ち、日本
の甘利代表は「5項目中の品目が微動だしないので交渉に
ならない」などと述べ、譲歩覚悟で交渉に臨みました。
ところがアメリカの強硬姿勢に、日本としての対案を出
すこともできない状況だったそうです。アメリカは財界や
議会からの圧力と11月の行われる中間選挙を意識して強行
姿勢になっていると言われます。
が、日本でも国会で「重要5品目などの聖域の確保を最
優先し、それが確保できないと判断した場合は、脱退も辞
さない」衆参の農林水産委員会で決議しています。
また、自民党も野党の時は、以下の判断基準を持ち、当
時の野田政権を牽制していました。
TPP交渉参加の判断基準
○政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。
○自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
○国民皆保険制度を守る。
○食の安全安心の基準を守る。
○国の主権を損なうようなISD条項(注)は合意しない。
○政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。
上記の基準に照らせば、自民党のTPP交渉参加自体が問題
であり、いまの交渉状況を見れば、撤退以外はありません。
なぜ、撤退しないのか! それは、TPPが多国籍大企業の
利益をとことん追求する内容だからだと思います。
アメリカでは、秘密であるべき交渉内容が大企業関係者に
は文書の入手を認められ、主だった企業605社の関係者に
資料がわたっていることが暴露されています。
多分、日本の大企業にも情報が漏れているでしょう。
このような不公平なTPP交渉からは即刻撤退することが政
府の取るべき道ではないでしょうか。