「九条自由広場」

「昭和区九条の会」(名古屋)のブログです。会と市民の皆さんとの交流の広場です。ぜひ「コメント」をください。

野田さんでいいのか?        平  和平

2011-08-30 07:47:43 | Weblog
 民主党の代表に野田さんがなった。松下政経塾の第1期生、アメリカべったり、財務省の言いなり
の大臣だった。
 落ち着いた語り口から「安定感がある」という政治評論家もいる。
 問題は、何に対する安定感か? ですが・・・・。
 彼は、日米安保条約(日本がアメリカ言いなりになる根拠条約)の一層の深化や普天間基地・辺野
古建設推進を表明している代表的政治家です。これは、戦争への道に通じるものであり、容認できま
せん。
 次に、強硬な消費税の増税論者です。貧富の差がなく消費から税金を取るこの税は、民主主義の崩
壊、富の公平を崩す税制であり(ヨーロッパは弱者への配慮がある)、貧富の格差を導入後広げ続け
ている。
 反面、大企業は消費税税収を、法人税の減税に補てんしてもらい、主要な各国では最低レベルの税
金を払うという恩恵を受けている(天文学的な内部留保の一因)。

 これだけでも、日本の平和、国民からの収奪の危険が増えているが、加えて、社会保障の切りこみ
にも熱心で、原発も推進派です。
 国民にとってはよいことがひとつもない。
 だから「安定感」とは、アメリカや大企業にとっての安定感であることがわかる。
 鳩山さんは、対等な日米関係、普天間基地の海外、県外移転を訴え、つぶされた。
 菅さんは、原発の廃止を訴え、つぶされた。野田さんはつぶされる要因がない。

 国民の期待に真っ向から反する政治を粛々と行うだろうから、国民からはつぶさねばならない政治
家:首相ということとなる。


栄、平和アピールに参加を!     事務局

2011-08-29 12:19:16 | Weblog
9月3日(土)午後1時~3時頃まで、名古屋の栄周辺で平和アピールを行います。
① 昭和区九条の会は、栄の噴水広場(栄バスターミナル北側)で13時から30分間:街頭宣伝を
 行います。
  宣伝は、九条を守って戦争にNO! と東日本大震災の復興支援・原発事故の早期収束を願った
 内容を予定しています。

② 13時30分からは愛知県美術館の東側の公園で行われる『全体集会』に参加します(あいち九条の
 会:主催です)。

③ 14時からは、愛知県下の九条の会と一緒に、栄周辺を『ピースパレード』(公園→南大津通り→
 三越前→パルコ→矢場町交差点左折→流れ解散)に参加します。

 会員さんでなくても、平和を愛する人であればどなたでも参加できます。
 *13時までに「栄の噴水前にお集まりください」:昭和区九条の会のノボリがあります。
 *詳しいことは、事務局・舟橋まで(電話)052-731-2749へご連絡ください。

 *マスコミが報道することを願っています。 

民主党代表選挙はじまる      平 和平

2011-08-27 22:05:11 | Weblog
 前にも書きましたが、代表選挙にあまり興味はありません。立候補した5人もはっきり言えば、魅力がある者ではありません。
日本を、ましてや世界をリードすることはないでしょう。
 5人のうち誰がなっても、原発は継続するでしょうし、近い将来には消費税のアップ提案するでしょう。東北の復興も阪神淡路の復興と同様、地元の意見・要望を優先することはなく、『経済特区』などを活用して財界(大企業)本位の復興計画を推進するでしょう。
 候補者たちは、選挙を前にして勝利のために菅さんの『脱原発』宣言や民主党のマニフェストなどは、多分棚に上げているでしょう。このような人たちしか、首相候補・・・・? になれないのは、かなり寂しい現実だと思います。

島田紳介さん続編            平 和平

2011-08-25 18:42:25 | Weblog
 本日のテレビワイドショウでは、島田さん擁護と批判のふたつの方向がありました(長い時間見ているわけではないので不正確かも)。
 擁護は、あまり理由はなく、「もったいない」「いさぎよい」という類の内容でした。
 批判は、引退会見の発言内容と警察押収資料や彼の言動のギャップ。競売物件の買いあさり(裏の世界関与か?)や芸能界で資産蓄積(30とも、40億とも)のトップクラスという内容、いまも裏の世界とのつながりがあり、引退会見では屈強なボデーガードがついており、ダミーの車を使い、報道陣を巻いた等など、かなり具体的な内容が話されていました。

 私は、島田さんの今後にそれほど関心はありませんが、彼が降板した番組の新しい司会者に関心があります。吉本興業が確保するのか、それとも別か。
 人気番組が多く(彼の功績だろう)、テレビ局は番組を維持したいであろうから、誰を据えるのか関心があります。
 しかし、彼が司会をしていた番組が青少年にどのような影響を与えていたのだろう?
 彼も、若手芸人に悪罵を投げつけ、弱者いじめを茶の間に浸透させた罪は大きいと思う。これは、ビートたけしのように「赤信号みんなで渡れば怖くない」などのブラックユーモア? の連発で道徳的な観念を破壊した芸人として歴史に残るのではないか。 もちろん、彼らの様なタレントを重宝したテレビ局の責任は一番大きいと思うが・・・・。

 私としては、彼の引退を契機として安上がりな番組づくりを止め、日本を担う青少年の健全な育成に貢献するような番組を作成してほしいと切に願う次第です。
 

島田紳介さんの引退         平 和平

2011-08-24 09:58:13 | Weblog
 今朝の新聞に紳助さんが引退と報じられていた。
 報道によれば、暴力団関係者との交流・交際が理由だそうです。交友関係があった暴力団員は「渡辺二郎」(元プロボクシンング世界チャンピョン)だそうです。

 私は、紳助さんに対しては、よいイメージを持っていません。いまの若者たちが安易に行う、「弱者いじめ」などは彼が出演する番組の影響がかなりあると思っています。「紳助・竜介」の漫才コンビの時も、危うさ(人間的底の浅さ)を感じていました。 彼が司会に転じた時も、彼のコメントには苦々しさを感じていました。例外は、石坂浩二とコンビの「何でも鑑定団」くらいのものでした。これは、ビートたけしさんに通じる部分もあると思います。
 日本の視聴者の好みと言うか、レベルの問題でしょう。この背景には、テレビ局がスポンサーに遠慮し、制作費用が高くなる見ごたえのあるドラマや社会問題を追求しなくなったことにも要因があると思います。
 テレビ局は安価で安易な番組作りに走り、安価な芸能人?を使う。 出演する人間は、大物司会者やテレビ局に迎合し、深みのない一発ギャグを連発する。芸がないから出演者同士が弱点をつつき合う。
 視聴者は、日ごろの不満の代弁をしてくれるように感じるのでしょうか?

 ≪島田紳助引退に関するコメント 漫画家やくみつるさん≫
 
 島田紳助さんは民放中心に出演していたので、暴力団関係者との交際が判明すればスポンサーの撤退などで活動できなくなる事情もあったのではないか。引退にまで踏み切ったのはずっと芸能界のトップを走ってきた充足感もあるからだろう。相撲なども含め、興行の世界では反社会的勢力との交際が従前通りにいかないという認識が広まっているが、本音と建前を使い分ける現状もある。直接的な犯罪行為ではないだけに「このくらいええんちゃうの」という感覚もあっただろう。

 ≪島田紳助引退に関するコメント 雑誌「上方芸能」発行人の木津川計氏≫ 

 島田紳助さんの笑いは、強者として弱者をいたぶる暴力的な雰囲気があり、危うさを感じさせた。さわやかで潔癖な人物とは誰も思っていないはずで、今回のことを意外に感じる人は少ないのではないか。芸能界と、暴力団など裏社会との関わりは根深いものがある。しかし暴力団との関係を続けて芸能界のチャンピオンにとどまることをせず、引退を決めたのはよいことだ。蓄財もあるだろうし、何をしても生きていける人だと思う。

 ≪タレントみのもんた(67)が24日、司会を務めるTBS系「みのもんたの朝ズバッ!」≫

 島田紳助の引退に触れ「びっくりしましたね。最初、信じられませんでした。寝耳に水」と、驚きを隠せなかった。番組スタッフ からの電話で23日夜に知ったという。「社会的な大きな責任。確かに責任を持っていると思う。暴力団、その線引き、難しいのかもしれません」、「これからいろんな話が出てくるんじゃないですか」と、詳細が明らかになっていない十数年前の紳助のトラブルなどにも関心を示した。




民主党の代表選挙と首相選びは切り離して       平 和平

2011-08-23 09:30:00 | Weblog
 今朝の新聞に前原さんが代表選挙に出る。と報道されていた。
 民主党の代表に正直興味はないが、いまの国会の議席数であれば代表の選ばれた人が首相になる。
総選挙を経ることなく、首相が変ることを民主党は厳しく批判をしていた筈だ。民主党政権になり、
鳩山、菅、それに次の首相となれば2代続けて総選挙を経ずに首相が変ることとなる。
 民主党と言えば、公約破りの名人と言われるほど、公約を破っている。後期高齢医療制度も存続、
年金制度も改善されない(むしろ改悪)、高速道路の無料化や子ども手当という公約は、不十分な
がら実現させたが自公の圧力で元の戻すとことになった。

 大震災を踏まえ、財界が「法人税の減税はしなくてよい」と言ったのに、減税を実行するつもりだ。
そして消費税率を2倍にして復興資金を賄うと計画している。

 民主党の代表は、誰でもいいが、首相には復興を考え、日本の国民が将来を心配しなくてよい政策を
実現してくれる人になって欲しい。
 その前例はある。自社連立の時は、自民の総裁河野さんでなく、社会党の村山さんが首相になった。
今回も民主の代表でなく、広く人材を募り、国民の立場、被災者の立場に立った人を選んで欲しい。
 例えば、共産党は復興財源に、あり余る大企業の内部留保を活用して『復興国債』を購入して貰う、
無駄な公共事業をやめる。行きすぎた大企業への減税や株式売買の税金を諸外国並みに引き上げること
などで復興財源を賄う、ことを提言している。
 これを受け入れ、実行できる人材が自公や民主にいないだろうか。共産党の志位さんが首相になるこ
とは万万が一もないだろうが、共産党の提言を政策に取り入れるような太っ腹な政治家が首相を担うこ
とを願うものです。

 国民の我慢は限界に来ています。沖縄は本土に基地を! と主張するようになり、原発被害の福島は
反原発を県議会が決め、推進しようとしています。そして電力を使う県に原発を! の声も高くなって
います。
 若者や高齢者も、いまの現状に不満を持ち、その思いはマグマのように人の心に蓄積されています。
いつ爆発するか、わかりません。
 政治は、憲法が定めた国民主権・国民の生活第一に動くべきです。動かないと日本という国は、危機
的な状況になるかもしれません。
 国政を担う政治家が、党や派閥の枠を乗り越え、国民本位(憲法に添った)の政治を直ちに行うこと
願うばかりです。

東北の震災に何を学ぶか?         平 和平

2011-08-22 16:31:53 | Weblog
 昭和区の福祉まつりは、昨日、雷の鳴る転機でしたが、多数の入場者があり成功裏のうちに終わりまし
た。ご参加いただいた皆様にお礼申し上げます。

 さて、福祉まつりのもう一つの催しがあります。それは、時々の話題を中心にして学び合う「シンポジ
ウム」です。今年は、『東北大震災から何を学ぶか』という課題で、東北にボランティア行き、被災者支
援に力をつくしてこられた方々をシンポジストに迎え、東北の現状を話していただきます。
 また、近く発生すると言われている東海大地震などが名古屋が襲った場合、名古屋はどのように災害に
対処するのか、地域住民や社会的弱者と言われる高齢者、障がい者をどのように避難させるのか。
 そのような態勢をつくるために、地域のボランティア、福祉団体は何をすればよいのか、などを話し合
います。

(日 時) 9月11日(日)13時~16時
(会 場) 昭和区役所 講堂
(参加費) 無料
 よろしかったら、ご参加いただければとご案内いたしました。

明日、昭和区の福祉まつりです。       平  和平

2011-08-20 06:27:23 | Weblog
 明日(21日)は、第29回 『昭和区の福祉まつり』です。
 昭和区の福祉まつりは、故横田美枝さんが昭和区内の福祉の充実を願い、30年前に構想し、区民主導で行政も参加するという住民自治の『まつり』です。
 昭和区内のお店や会社、事業所、お医者さん、弁護士事務所など多数が、協賛金や景品などを提供していただき、社会福祉協議会からも交付金をいただき、運営を行っています。

『まつり』の特徴は、区内の障がい者施設の多くが参加し、障がい者自身が催しものに参加し、進行も務めるというものです。
 また、区内に住む健常者の方々も、踊り(日本舞踊やフラダンスなど)、歌、マジック、紙芝居、合唱など、を披露してくれます。
 なお、区役所の駐車場(区役所東側と北側)では、多くの団体さんが「バザー」や作業所の手づくり商品、ゲーム、食べ物、陶芸品などのお店がズラリと並びます。
 特に、バザーは市価の10~30%ほどで衣料品や日用品(皿、花瓶、食器など)が買えるので、好評で多くの方がバザー目当てに参加されています。

(日 時) 8月21日(日)午前10時~午後3時30分
(会 場) 昭和区役所 2階講堂と6階会議室
(参加費) 無料です。

 本日(20日)は、前日祭として映画の上映を行います。午後2時~3時30分  昭和区役所6階会議室です。
上映されるのは、≪ありったけの勇気≫・・いじめに立ち向かう小学生の勇気が主題です。
        ≪みみをすます≫・・は、聴導犬サミーとゆんみの物語です。障害とは何かを問う、福祉作品です。


 

願いのせ 響く鐘の音             平 和平

2011-08-19 09:23:45 | Weblog
 東別院さんの「平和の鐘」の行事に便乗して昭和区九条の会が「平和の鐘」を撞くことを紹介しました。
 8月15日の12時から30分ほど、平和の鐘を撞いてきました。お盆中にも関わらず16名の会員さんに参加いただき、平和を願い、参加者一同、一回ずつ鐘を撞き、合掌してきました。
 それを、朝日新聞が「願いのせ 響く鐘の音」という見出しと四歳の孫と祖母が鐘を撞く写真付きでした(15日の夕刊:13面)。九条の会の会員のコメントなども掲載してくれています。
 しかし、同じ記事の後半部分は、護国神社の「献水祭」の模様を書いていた。戦没者を慰霊する点では同じですが、戦争協力を深く反省し、反戦の願いを込める「東別院の平和の鐘」と戦争を推進した護国神社の行事を同じ記事で報道するのはいかがなものかと感じた。朝日としては、バランスを取ったつもりかもしれないが・・・・。

 12日に『平和のための戦争展』に妻と行ってきた。女子高校生や小学生の親子連れなども散見した。午前中は椙山の生徒たちがたくさん見学に来たそうだ。若い人に戦争の悲惨さや無情さを知らせることはよいことだと思います。
 日本は加害と被害の歴史を持っており、戦争責任があいまいにされたこともあって親から子どもへの伝承が不十分だと思います。中国などで地元民を虐殺など、加害の立場にいた人たちは、一部を除いて戦争を語らないまま亡くなっています。
 家族も本人の気持ちを思いやり、加害の歴史を聞こうとはしなかったようです。闇から闇に葬られた事柄がたくさんあると思います。
 『平和のための戦争展』の役員さんも高齢者が多く大変だと思いますが、これからも継続されることを強く願う次第です。

 反面、戦争を推進する立場の『もうひとつの戦争展』も名古屋市博物館で開催されました。規模も出展されるもの(主は写真パネル)も貧弱ですが、第二次世界大戦(彼らは大東亜戦争)は、正義の闘いだったというテーマで貫かれ、中国の脅威を煽り、再び戦争をしよう! という思いがあふれた内容になっています。
 この戦争展は、『平和のための戦争展』に対抗して開催されているものですが、皇国史観丸出しの展示を若者が見たら・・・影響されるだろうと思います。

 戦争推進勢力も必死です。私たち平和を願う側に立つ人間も、頑張らないといけないと思いました。

北海道知事:原発営業運転を容認       平 和平

2011-08-17 21:51:00 | Weblog
 とんでもない、決定を高橋知事が17日に行った。
 北海道泊原発の商業運転再開を容認しました。地元の4自治体も知事の判断を尊重する姿勢であり、保安院は北海道電力に再開を許可した。
 これは、国民感情を逆なでするものであり、とても許せるものではありません。
 17日の中日新聞朝刊は、これを裏付けするような記事を一面に載せている。原発事故後に政府は、原発立地自治体への交付金支給規則を改定した。
 改定内容は、①新増設時に交付額を増やす。②既存の原発では、発電量によって交付額を決める。ことに変更した。新増設交付金は10年間で481億円(32億円の増額:発電能力125万キロワット以上)とした。
 また、既存の原発は、発電量や稼働実績により交付金を決める(停止すれば交付金が減る)。

 上記の変更が、泊原発の再開につながったのではないでしょうか? 
 もともと、原発の推進は多額の金で公共団体と籠絡し、反対派住民には闇の勢力を使い、脅し、時には暴力も辞さないことで進められました。
 今回の規則改定は、その動きを一層加速させるものです。原発推進勢力の執念を感じる規則の改定です。