「九条自由広場」

「昭和区九条の会」(名古屋)のブログです。会と市民の皆さんとの交流の広場です。ぜひ「コメント」をください。

平和の定義         九条ひかる

2008-01-27 13:23:43 | 平和随筆
 立命館大学国際平和ニュージアム館長の安斎育郎
さんの講演(第9条の会なごや主催)に行ってきま
した。
 テンポが早く、話すことが次から次に出ます。
それも説得力のある数字、根拠を示され、納得、納
得のお話でした。
 その中で、すごく印象に残ったのは『平和の定義』
でした。私は戦争のない国が平和と短絡的に考えて
いたのですが、安斎さんは
①昔は、平和とは「戦争のない状態」と言われた。
 *わたしは昔の感覚のままという事になる。
②今は、平和とは「暴力のない状態」と言われる。
③暴力とは、人間の能力の全面開花をはばむ原因。
④暴力には3つの種類(ガルトゥングの定義)ある。
イ.直接的暴力:戦争、いじめ、殺人、企業の公害
  など、行為の主体がわかるもの。
ロ.構造的暴力:飢え、貧困、差別、人権抑圧、環
  境破壊、教育・医療の遅れなど。
ハ.文化的暴力:直接的暴力(ゲームやテレビの暴
  力行為映像など)、構造的暴力を助長、正当化
  する文化(言論など)のあり方

 以上の定義をされた後、「平和な社会とは個人の
個性・能力が最大限いかされる社会」(概略)と話
されました。
 憲法九条をまもり、平和を守ることは緊急的な課
題ですが、平和な社会をつくるために憲法第三章の
条文を生かして「能力が花開く」日本が一日も早く
実現するよう頑張りたいと思いました。

公明党は平和の党か? まもる

2008-01-26 00:30:49 | 時事問題・・政治・国会・政党・選挙
★ ネットを見ていたら「政治ニュース・格物致知」に痛快な記事があったので紹介したい。

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「恒久法」と偽装国際貢献
平和の党、公明党は、政権の為なら平和も売り飛ばすのか?


【1月23日政治ニュース】福田康夫首相が施政方針演説で恒久法の検討を進める考えを表明し、野党の積極的な協議の参加を促した。国会で政府方針として恒久法の検討を明言したのは福田首相が初めてだ。やはり、「恒久法」提唱者と自負するだけのことがある。

昨年大連立談合会談以後、既に小沢代表との協議で「恒久法」の整備が急務であることは、共通の認識に至っている。野党が政府よりも積極的姿勢で吹聴してはばからない状況にあって、いつまでも、慎重論議一辺倒のお題目をあげるだけでは最早、置いてきぼりになってしまう現実に、現世御利益しか念頭にない公明党が、「恒久法」論議を始めたと23日毎日新聞は報じている。


『自衛隊派遣:公明、恒久法議論 自・民積極姿勢で、慎重から一転=公明党は22日、外交安保調査会と内閣部会の合同会議を開き、自衛隊を海外に派遣する要件を定める恒久法について本格的な議論を始めた。福田康夫首相が施政方針演説で恒久法の検討を進める考えを示すなど、政府側の動きが活発化することに備えるのが狙い。公明党はこれまで、自衛隊派遣について「個別に対応すべきだ」(太田昭宏代表)として、恒久法に慎重な姿勢をとってきた。しかし自民、民主両党が積極的に取り組む姿勢をみせており、この議論に加わらなければ孤立しかねないとの危機感から、一歩踏み出した。

 この日の会議では、党内論議のたたき台として、各党の主張を研究。自衛隊の活動の歴史や、政府答弁など法制面の議論についても今後、整理する。山口那津男外交安保調査会長は会議後、記者団に「党内の理解が得られれば、自民党と基礎的な議論をしていく」と述べ、党内論議が一段落した段階で、与党によるプロジェクトチームを設置して議論する考えを示した。

 「平和の党」を掲げる公明党が、恒久法の議論を始めたのは、自民、民主両党の「大連立構想」で恒久法が政策協議の中心テーマとなったことが背景にある。自民、民主両党が公明党の頭越しに議論を進めれば、与党としての存在感が薄れかねないためだ。
ただ、支持団体の創価学会には恒久法への慎重論は根強い。公明党は議論の前提として、(1)憲法の枠内(2)国会の関与による文民統制の確保(3)武器使用の限定--の3条件を掲げている。
北側一雄幹事長は「国民の理解を得られるものでなければ法案化は認めない」と、法整備には慎重な姿勢を示している。』(23日毎日新聞)


『「平和の党」を掲げる公明党が、恒久法の議論を始めた』とあるが、公明党が「平和の党」であると思っているのは創価学会員だけであり、多くの国民は、そんなことを思ってもいないし、多くの人は、公明党は平和を祀って吹聴することで我が身の安泰だけを考えているとしか考えていない。従って、誰にもはばかること無く創価学会と結論だけを出せばよいのだ。





昨日、給油に出発、安倍さんも見送り     九条 ひかる

2008-01-25 21:42:12 | 時事問題・・外交・平和・防衛・国際
 本日、インド洋へ給油の補給艦が出発しました。昨日は護衛艦が
石破防衛大臣など防衛幹部が見送りました。
 そこになぜか、安倍さんが・・・・給油のことが余程心配なんで
すね。安倍さんに言いたい、年金の公約をどうするの・・・。

 国民の反対を押し切り給油を再開したが、課題はいっぱい。
 燃料の転用問題はどう解決するの・・・アメリカは給油は受ける
が「転用しない」との文書は出せない様子です。だってイラク攻撃
に使えなくなります。それじゃ、意味ないよねブッシュさん。
 それに期限は一年・・・・お次は『恒久法』でいきたいのでしょ
うが、今度は九条の会が黙っていませんよ。

吉田さんが負けました。          平 和平

2008-01-22 23:21:36 | 時事問題・・政治・国会・政党・選挙
 女子レスリングの吉田さんが負けました。外国人選手に負けたのは
はじめてだそうです。
 帰国したとき、涙、なみだの記者会見は見るほうも辛かったです。
彼女はこの敗戦を乗り越え、北京では金を! と健気にもコメント
していました。
 よもやの敗戦、そういえば、白鵬も安馬に負け、土がつきました。
こちらは朝青龍の無言の圧力を相当気にしていた様子ですから、早
晩土がつくかなと思っていました。
 吉田さん、おおいに泣き、悔やみ、反省してください。
 *私からみれば、素晴らしい実績で反省する必要があるのかな?
  と思いますが、志の高い人はやはり違いますね。

 明日の水曜日は、昭和区生涯学習センター第1集会室で世話人会
を行います。午後6時30分からです。ご都合がつく方はご出席くだ
さい。昭和区九条の会の会員であれば、どなたでも参加できます。

福田首相の施政方針演説は?       事務局だより

2008-01-20 17:17:28 | 世話人会・事務局から
 18日から開会された通常国会において、福田首相は施政方針
演説で「国民が安心して生活できる」、「国民が豊かさを実感でき
る」、「夢を抱くことができる国」などと言いました。
 しかし、具体的発言では、
★「憲法改正(国民から見れば改悪)の内容について真摯な議
 論を強く期待する」と述べるなど改憲姿勢を打ち出しました。
★ また、憲法違反の『海外恒久派兵法』の検討を進めることを
 歴代首相ではじめて施政方針演説に盛り込むなど、タカ派(保
 守本流)であることも、隠さなくなりました。
★ 加えて、国民の生活をより一層苦しくする消費税の引き上げ
 を早期に実現するよう言明しました。
★ これは、国民の暮らしも、命さえも「平和協力国家日本の実
 現」(国民からみれば、アメリカへ無批判に協力する国)の名
 で差し出す、とアメリカに約束したように聞こえました。

 最初に書いた「国民が安心して生活できる」、「国民が豊かさ
を実感できる」等を行うならば、税金を下げ、福祉・教育予算を
増加するなどがなければ、実現しません。
 まったく逆のことを行い、「夢を抱くことができる国」をつく
ると言われても信用できません。

 安倍首相よりもある意味タカ派で狡猾な首相に騙されないよう
にしないと、若者が戦場に出され、戦費調達で税金が上げられ、
福祉・教育は切り捨てられてしまうような気がします。
 そんなことにならないようにがんばりましょう。

23日に世話人会を行います。        事務局だより

2008-01-17 18:58:02 | 世話人会・事務局から
今年、最初の世話人会を23日に行います。
(日時)1月23日(水)午後6時30分から8時30分
(会場)昭和区生涯学習センター・第1集会室
(内容)① 今年1年間の運動企画の検討。
    ② 主に、昭和区平和美術展(4月23日~27日)
    ③ 昭和区九条の会「三周年の記念のつどい」
    *7月か、8月に開催予定。

 *会員であれば誰でも参加できますから、ご参加下さい。

成人に9条の会をアピール      まもる

2008-01-14 22:22:26 | 街頭活動の案内・感想(チラシ・シール)
成人の日に式典のある市公会堂の前で、護憲を訴えながら入会を勧めるチラシとテッシュを配りました。
 昭和区の成人が招待されて、女の子は殆どが振袖姿、男の子の二割ほどは羽織袴でした。久しぶりの再会で話しに花が咲き中々会場に入らない様子でした。
 タイミングを計っては輪に入って護憲のチラシとお祝いテッシュを配り声をかけるのですが、憲法や平和に関心を持って欲しいという我々の願いには、殆どが無関心か無関心を装っていて、チラシの受け取りも避ける成人も目立ちました。
 どうも我々はKYオジサンかオバサンといった受け取られ方でした。

 しかし 受け取りをすり抜けた若者も、「おめでとう・・幸せになってよ!!」
という声懸けるとどんな若者も表情をゆるめ嬉しそうに行き過ぎていくのが印象的でした。
 終わってから、来年こそ彼らの心に平和の大切さを訴えられるような企画にしようと仲間と話し合った成人の日でした。

 こんな川柳が出来ました。

  護憲ビラ新成人のすり抜けし
  護憲ビラ仕舞う所なし成人日
  護憲より「おめでとう」沁む成人日
  

いずれにしろ次の俳句のような人生にならぬよう祈るばかりです。
  成人の躬(み)を縛す紐いくつ    岸風三楼

成人式でチラシを配りました。       事務局だより

2008-01-14 11:05:43 | 街頭活動の案内・感想(チラシ・シール)
 2008年成人式。今年の新成人は135万人だそうだ。
 昭和区では14日・10時から公会堂大ホールで成人式。
 そこで「新成人おめでとう」チラシを配ることを土曜日の事務
局会議で急遽決めた。
 予定外だったチラシの印刷、テッシュの手配などが突然飛び込
んだ。しかし、九条の大切さを若者に伝える大きなチャンスを逃
す手はない。時間をやりくりして何とか、準備できた。
 1月14日、午前8時30分快晴・・Kさんの車にハンドマイク、
のぼり、活動紹介パネル(Kさんの労作)、チラシなどを積み込
み、公会堂へ出発。風が強くて寒い。
 既に、Yさんがいた。ばっちりとした防寒スタイルに感心。
 宣伝の準備をしている間に予定をしていた面々が到着。気の早
い新成人が友を待つのか、ところどころにたむろしている。
 9時に宣伝をスタート・・・地下鉄駅近辺で宣伝したが、車で
来る人が多い様子でなかなか新成人が通らない。マイクの声だけ
が鶴舞駅にむかって通過する。
 20分頃にチラシ配付者を二手に分け、4名を公会堂近辺に行っ
てもらい、会場近くにいる新成人の集団に配付する。
 残りの二人は、地下鉄駅周辺で配付の態勢を取った。ところが
30分頃になると、地下鉄で来る新成人(男性が多い)が列車が着
くと5人、7人と団体で通る。二人では渡しきれない。
 マイクで「平和をまもろう」、「主権者として投票をよろしく」
などと呼びかける。
 手が寒さでかじかみ、チラシがうまくさばけない。次々到着す
る新成人にチラシが渡せない。追いかけ、話しかけ、何とか渡す。
 受け取りは悪くはないが、中には「ボクはいいです」、「入れ
るところがないから・・」(晴れ着姿の女性)などと受け取らな
い新成人もいる。
 そこを「平和をぜひ考えてほしい」、「テッシュならバックに
入るでしょう」などと話して受け取ってもらう。
「これから日本を担う若者に平和の現状を知って欲しいとの熱い
思いが、このような粘りにつながった」(Tさん)
 Tさんの粘り強い説得は、抜群でいつも感心させられている。
 10時少し前に、新成人に対するチラシ配布を終えた。200枚の
チラシを用意したが150枚ほどの配付だった。宣伝に参加した
人は6名でした(お疲れ様でした)。
 『来年はもっと工夫してやろう』と確認して散会した。



九条の情報を得る絶好のリンク集ご紹介      まもる

2008-01-12 23:31:57 | 9条ブログのご案内・感想など
 

今ネットには憲法関係だけで右翼から左翼まで何千というサイトが氾濫しています。まさに 玉石混交で選ぶのに困ってしまいます。
 そんな現状を憂いてか、まともな憲法論議・政治論議・外交論議をまとめて紹介したリンクのサイトがあります。以前一度紹介されたと思いますが。
 年頭に当たりもう一度紹介したいと思います。
 私も9条や政治や外交を考えるとき、利用させてもらっています。
 新しい情報や刺激が得られること請け合いです。
 9条や平和の素晴らしい本棚でもあります。
★是非「お気に入り」に加えてください。「リンク&資料集」という名称です。               http://www.news-pj.net/link/index.html
 このブログの右下にある「ブックマーク」に載せてあります。そこから直接お入りください。

要注意 HANAの会      まもる

2008-01-10 03:04:43 | 時事問題・・政治・国会・政党・選挙
★こんな記事を読みました。自民党若手右派に要注意です。

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                       産経2007.12



中川昭一・自民党元政調会長 先の自民党総裁選で福田康夫首相に対抗した麻生太郎前幹事長、中川昭一元政調会長の動きが活発化している。中川氏は4日、派閥横断型の勉強会を発足。麻生氏は都内に副幹事長らを招集した。両氏は「福田政権を支える」と明言するが、背後に安倍晋三前首相の影がちらつき、3人の頭文字からとった「ANAライン」復活を想起させる。平沼赳夫元経産相(無所属)のHを加えて「HANA(花)の会」との呼び名も登場。政局の「台風の目」となる可能性もある。

 中川氏「ANAに平沼氏を加えて『HANAの会』ってどうですかね」

 麻生氏「おぉ! いい名じゃねえか…」

 中川氏「AHANではいまいちですかね…」

 麻生氏「アハ~ン? 何だ、そりゃ(笑い)」

 11月20日の衆院本会議で、中川氏は隣席の麻生氏に勉強会を旗揚げする考えを伝え、冗談交じりの会話をかわした。

 中川、麻生両氏は安倍政権下で結束を強め、「ANAライン」と呼ばれてきたが、福田政権で無役となった。ねじれ国会の中で反主流色は打ち出しにくく、「発言力を確保するには勉強会しかない」というのが中川氏の出した結論だった。

 4日昼、国会の憲政記念館で旗揚げした勉強会には衆参59議員が賛同し、30人が出席した。会長に就いた中川氏は「責任の重さを痛感している。自信と誇り、謙虚さを持って進んでいきたい」とあいさつし、安倍政権の「戦後レジームからの脱却」路線を継承する考えを表明。最高顧問となった平沼氏は「改革を唱えないと政治家ではないような風潮があるが、日本の文化や伝統を大切に守る姿勢が求められている」と述べた。