全体集会のあと千五百人の参加者は十一の分散会に分かれ経験を交流しました。
参加した交流会での報告からその幾つかを紹介します。
新潟県阿賀野市九条の会・・合併前の旧町長や教育長にも呼びかけ人になつてもらった。千人の賛同者を集めたい。「あの時、あなたたちは何をしていたか」と問われても胸を張れる運動をしたい。
千葉小金原九条の会・・従来様な上から下への運動ではなく、自主的に下が手を繋ぎあう楽しい運動でなければ人々は変えられない。
グッズにしても、みんなで作る事が楽しい→あげたい→渡したい→話したい となるような物をを考えた。
大阪市夕陽丘高校九条の会・・昼の休み時間「ちょつと色々おかしいのとちゃうの」といった井戸端会議で一言トークをするなかで成長した。
横須賀九条の会・・小さい「会」を立ち上げ何処かが何かをしていると言った雰囲気を作った。基地の町でもあり、憲法問題を出す事がためらわれたが、「憲法を
天気のように、おかずのように話せば好いと考え取り組んだ。
「九条が自衛隊員の命を守っている」と訴える中で、隊員が百円カンバをしてくれたりして広がってきた。
茅ヶ崎九条の会・・九の日スタンディングの取り組み。街角でメッセージパネルを持って発ち、若者向けのBGなども流しアピールした。またピースピクニックで家族連れで楽しむ。
おとくみ九条の会・・青年をたてて、野外での活動に重点を置く。野外ライブ・
平和アート展・フリーマーケットetcで憲法の集会は楽しいを合言葉に。
埼玉富士見九条の会・・増えない悩みを→「入るだけで力になるよ」「投票法の時は反対票にお願い。」といった認識で薦める。ティッシュ・風船・街宣車の活用
大阪空港九条の会・・飛行機が武器になる時代の平和を訴えた。
趣味などを聞き、そうした九条の会を紹介してあげる。
山形県枚方九条の会・・九条カルタを作り看板にして町に立てる。
高知女性九条の会・・ポスターやリーフを土佐弁で作る。ポスターに千人の会員の名前を刷り込んだデザインにした。
「九条の会」を「苦情を話す会」にと心がけた。
名古屋稲生九条の会・・学区五千世帯にニュースなどの全戸配布の体制作り。
雑炊を食べる会を企画。象列車の作者の講演会。
国分寺九条の会・・市民連名のポスターづくり。
新潟木戸九条の会・・「草の根だからこれくらいでいい」と言った限界の超え方は?
埼玉標準社九条の会・・歌声九条の会やカラオケ九条の会が発展。
千葉県四街道九条の会・・市への後援依頼で「憲法を守る会」なのになぜ後援できないかを詰めて勝ち取る。
札幌西区九条の会・・若者向けのパンフ作りをする。平和登山やキャンプ。
京都市中京区九条の会・・九条はがきの作成。署名はがきの配布。切手は貼ってもらう。
参加した分散会では以上のような実践報告がありました。
どこの九条の会でも問題になっているのは、第一に「若者をどう参加させていくか。」と言う問題、 第二に「活動資金」をどう確保するかという問題が悩みとして多く語られました。
これらの問題に効果的な実践は多くはありませんでしたが、何らかの示唆を得ていました。
何より、よかったのは全国にはこれほどの仲間が居て日々運動を続けているという実感を肌に感じたことです。会場には参加してよかった、この事を仲間に伝えたいという熱気が溢れていました。
※全体の報告については、事務局が集約し何らかの形で後日まとめられる予定です。
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