「九条自由広場」

「昭和区九条の会」(名古屋)のブログです。会と市民の皆さんとの交流の広場です。ぜひ「コメント」をください。

北朝鮮核実験についての見解     昭和区九条の会事務局

2006-10-28 22:54:21 | Weblog
 先日の「北朝鮮の核実験」以来、昭和区九条の会にも「どう考えているのか。」「抗議はしないのか。」等のご意見が寄せられています。
 事務局において話し合った結果、下記のような見解をブログに掲載することにしました。不十分な点もあるかと思いますが、皆様のご意見をお寄せください。

北朝鮮の核実験にきびしく抗議します
                  昭和区九条の会事務局見解
 北朝鮮が10月9日に地下核実験を行いました。『昭和区九条の会』は
世界平和を脅かすこの実験に断固として抗議します。また、北朝鮮の核
実験は核戦争の危険を更に増やすものであり、看過できない暴挙でもあ
ります。
 国連安全保障理事会は、10月14日『北朝鮮制裁決議』を採択しました。
決議の内容は非軍事的な制裁とともに、六カ国協議への復帰、朝鮮半島の
非核化の履行を求めています。この方向で解決を図るべきだと思います。
 日本国内では、「なめられてる」、「軍拡も」という街の声もありまし
た。そうした世論に乗じて、改憲推進の中川政調会長らが「日本も核保有
の議論をすべし」と言い出す始末です。
『非核三原則』に反した発言を安倍首相が「自由な発言だから」と述べ、
注意すらしないことは由々しき態度です。
 核保有国が増え、国内でも軍事大国化の動きが活発化し、核武装まで議
論されるようになった現在、「九条を守る運動」は、いっそう重要になって
います。
 1995年にオランダで『ハーグ世界平和市民会議』が、アナン国連事務総
長や各国首脳や市民団体を含め約100カ国の参加の下開かれました。そ
の会議では、10の基本原則を採択し国連総会に提出されましたが、第1番
目の原則は、『各国議会は、日本国憲法第9条のような、政府が戦争をする
事を禁止する決議を採択すべきである』が掲げられています。
 このように憲法第9条は、60年を経てますます世界平和の『羅針盤』とし
て輝きを増しています。仮に、武力によって一時期平和が実現しても、歴
史は、『みせかけの平和』を必ず崩壊させています。
『核兵器の廃絶運動』と『九条を守る運動』が世界を救うと思います。
様々な事象に惑わされることなく、平和を旗印に、九条を堅持しましょう。


私の戦争体験記・・空襲の記憶②        爺老 77歳

2006-10-28 22:50:37 | Weblog
身を寄せていた主税町の母の里がついに空襲に会いました。
 ちようどその日は叔父叔母は子供たちの疎開していた長瀬へいっていました。
 その晩は、私と姉と叔父の友達と昔からいた女中さん二人といました。しばらくすると空襲警報の合図。隣の山口夫妻と一緒に防空壕にとびこんで間もなく、あたり四面を震動せるような轟音がして、しばらくして見ると庭一面に火が飛散していました。 幸い、庭に落ちたのは油脂爆弾一発が書斎の外側の壁際に落ちただけで、火はそこから東側の池を中心にしたあたりに小さい炎になって一面に燃えているだけでした。炎は小さかったので手で水をかけたらすぐ消えるほどでした。消し終わって東の方を見たら、炎の赤い照り返しが見えたので、あわてて大屋根に登って見たら、隣の川瀬さんの家が焼け落ちて火の海、これはいかんと表に出て消防ポンプ隊を呼びに行き「永田さんの家に火が入る !!」と言ったが、「どこの小僧だ。」というような顔で取り合ってくれません。
 やむなく家へ戻ろうとしたら門にも小さい火がついていたので消し、家へ入ろうとしたら玄関の間の天井板の外れから大屋根裏まで見え、もう既に大広間の上まで火が入っていました。
 もう母屋は防ぎ様がありません。せめて、離れでも救えないものかと渡り廊下を外そうとしましたが、何も道具がなく、西側の戸をはずすことぐらいでした。
 その時、今村大尉が来てくれましたが、もう手がつけられませんでした。そこへ姉と女中さんが来て、火に囲まれると危険だからと、西の家へ抜ける非難口へ案内してくれました。
 もう諦めて全員避難しました。振り返ると、仏間から新屋敷まで火が入っていました。
 あくる朝、女中さん達が使い慣れた食器などを掘り出していた時、叔父叔母が帰ってきました。 叔父は「きれいに焼けちゃったな。」とすずしい顔をして言いました。今思えば叔父はどんな想いで言ったのでしょう。
                   

私の戦争体験記・・空襲の記憶①        爺老 77歳

2006-10-28 22:47:15 | Weblog
 中学三年生になつて、熱田区の工場へ勤労動員され、空襲に会って帰宅する途中死傷した人達の血で埋立地の水溜りが真っ赤になっていたことは前回お話しました。
 今回は私の家族が運の悪い事に二度も空襲に会った事をお話しします。

 名古屋の空襲が激しくなり、大曽根の三菱エンジン工場などが爆撃され、その後三日間北区西区などが空襲を受けました。
 その空襲で、爆撃が終わったB29が帰路、残りの爆弾を捨てていったのが運悪く私の家に命中し家は全壊してしまいました。しかし 私の特技で掘った防空壕のお蔭で、家族は幸い無事でした。 防空壕の出入り口の蓋は土で埋まり空気抜きの土管は地上スレスレできれいに切断されていました。
 その後数日間、父母は放心状態で何も手につかない様子でした。
 その後どこかの作業員を雇い、爆弾の作った穴に吸い込まれた家財を(爆発の時の気圧の変化で何もかも吸い込んでしまう)掘り出してもらいました。私も掘り出すのを手伝ったのですが、思い出の物が次々と土の中から現れるので、丁寧に土を払ったりして仕事が進みませんでした。出て来た物には、コードの繋がったラジオ(国民一号)・脚の折れたお釈迦様の誕生佛・赤土まみれの分厚い辞書。 そして掘り出した良い物はかなり作業員が持って行きました。
 また、その年の正月に遊んだカルタ類、天高く飛び散った百人一首が東側の林の中から沢山見つかりました。
 家が全壊したので、私たちは母の里であった東区の主税町に身をよせていました。私もそこから工場に通っていました。しかし、工場はエンジンが作れなくなっていたので、製品が出荷出来ず、掃除ばかりしていたので、罹災した私はしばらく工場を休むことが出来ました。
 そんな訳で、爆撃でやられた現場へ何日も通って残った家財を掘り出しました。しかしそれも馬車に乗せ中区にある家に運んだのですが、その夜の空襲でまた車ごと焼けてしまいました。

「海上の森平和ハイキング」でリフレッシュ    まもる

2006-10-23 13:05:33 | ハイキング・見学会の案内・報告感想
昭和区九条の会の平和交流行事は、秋・・ハイキング 冬・・キャンドル平和行進 春・・平和展覧会 を企画していますが、今回の「海上の森平和ハイキング」はそのスタートの企画です。
 ハイキングは、10月22日天候にも恵まれて、秋の一日を「海上の森」を散策し自然と親しむ事が出来ました。
 参加者は会員さんとその家族十数名で、十時に海上の森の駐車場を出発し、「海上の森を楽しむ会」の山本氏の案内で森に入りました。
 白い曙草の群落、ピンクのすずかアザミ、紫色も高貴な秋チョウジ、可憐なツリガネニンジン、可愛くて小さなキツネの孫。 
 途中 頭上から熟したアケビの実が落ちてきたり、沢蟹が路を横切っていたり、胃腸薬の原料のセンブリやゲンノショウコを教えてもらい苦さを体験したりして疲れも忘れて散策しました。
 三時間後、休憩場所の「かたりべの家」ではアキアカネの飛び交う中カケスの声を聴きながら一段と美味しい昼食をいただきました。
 帰りには、新しく出来た万博記念施設の「あいち海上の森センター」を見学して色々勉強もしてきました。
 こうした 健康的で楽しい交流企画を来年もという声が多く聞かれました。
 来年もこうした企画がありましたら是非ご参加ください。

困っています。教えてください。  九条 ひかる

2006-10-18 12:40:53 | Weblog
 昭和区・みずほ・千種区九条の会で「キャンドルは、12月8日(金)午後6時から7時30分、博物館前から今池までの3キロをまでを「キャンドル平和行進」を行い、平和をアピールすることを計画しています。

 ところが、肝心のキャンドル立て(キャンドルケース?)が、不完全でした。
 実行委員会としては、ペットボトル(2?入り)を逆さにして、飲み口の蓋に釘を刺し、そこにキャンドルを立てるというものを作りました(イメージがわき難くてすみません)。
 何人かで安全性の実験をしましたら、燃え尽きる頃になると、斜めに傾き、ペットボトルを熱で溶かしたり、飲み口近辺が熱で穴が空くなど、危険な状態になることがわかりました。

 そこで、キャンドルに変わる明かり、または、ペットボトルを使用しても危険性がない、作り方を教えていただけると助かります。
 平和をアピールするために、賑やかに(音楽入り)、楽しく(踊りもいれた)、
アピール(それぞれの意見を)したいと考えていましたが、肝心、要のキャンドルが・・・安全性に欠ける・・・。  お助けマンに縋りたい心境です。
 お知恵をお貸しください。


占領を・・、おっと違った川柳を一句     孝行亭 柾坊

2006-10-18 11:02:24 | Weblog
 改憲の動き・・ますます加速、いやですね。
 このブログいいこと言っているけど、ちょっと・・、いやかなり硬い、
難い、固いと思う。
 私も会員だから、これからは時々は下手な川柳で柔らかさに挑戦しよ
うかな?
 でも、この川柳・・まだ硬いな。

    [川柳]     孝行亭 柾坊
      改憲し 無料で行こう イラクまで
      就職難 解決できる 徴兵制
      世界中 どこでも只の 自衛軍
      妖怪の 孫が旗振る 靖国へ
      妖怪の 孫がいざなう 美しい死

昭和区民美術展に行きました。    九条 ひかる

2006-10-16 15:48:04 | Weblog
 秋日和に誘われ、昭和区民美術展に!      
 
 最近、良い日が続きますね。10月22日の「平和ハイキング」も好天に恵
まれることを祈っています。
 暖かい日差しに誘われて、区役所講堂で開催されている「昭和区民美術
展」に足を運びました。日本画23、洋画27、彫刻4、工芸36、書は
66、写真44の合計200点が出品されていました。
 パソコンを打ち疲れた目には、本当に優しい彩を与えてくれました。
 出品者のなかに「昭和区九条の会」の会員さんの名前をみつけました。
男性2名、女性が2名の4名です。ジャンルは写真が2名、日本画が2名
でした。そのうち、2名の方は入賞されていました。呼びかけ人の板津
慶幸さんが昭和区美術協会奨励賞、会員のMさんは教育委員会賞を
受賞されていました。
「昭和区九条の会」では、来年4、5月に『平和美術展』(仮称)を開催
する予定ですが、この方たちが作品を出品していただけるといいな・。
と思った次第です。
『平和ハイキング』まだ少し余裕があります。参加を希望される方は
以下にご連絡ください。
「昭和区九条の会事務局」℡・FAX 052-731-2749 舟橋まで。


八事・興正寺前で宣伝しました。   九条 ひかる

2006-10-14 12:30:21 | 街頭活動の案内・感想(チラシ・シール)
 八事・興正寺の縁日で「九条守れを!」訴えました。  

 10月13日(金)午前10時から11時まで興正寺の近辺で九条守れ、平和を
守れ、北朝鮮の核実験反対、などを中心にハンドマイクで訴えました。
 また、お参りに行かれる善男、善女の方々に「あいち九条の会」が主催
する『県民のつどい』のチラシを配布しました。
 500枚のチラシを用意しましたが、40分ほどで全部配ることができ
ました(陰の声、老人パワーの読み違えたね)。
「がんばってな!」「平和は大事、九条も大事」「わたしも九条の会に
入っとるでよ」と声をかけながら、受け取る人が多くいて、勇気づけられ
ました。
 なかには、手を横に振り「共産党か、そんなのいらん」と言って拒否す
る人もいました。
 そのような人には「九条の会は、共産党の人も、自民党の人も入ってい
る幅広い団体です。戦争反対、平和をまもろう、という思いがあれば誰で
も入れます。保守も、革新も、仏教信者も、キリスト者も入れます。
憲法と同じで思想信条自由の団体です」などと説明をしました。
 なかには説明の途中で離れていく人もいますが、「ほうか、それなら貰
うわ」と言って、チラシを受け取る人もいました。
 参加した7名は、参拝者の反応のよさにびっくりし、勇気をいっぱいも
らいました。そして「これからもどんどん宣伝をやろう」と盛り上がりま
した。






北朝鮮の「核実験」と9条   九条 ひかる

2006-10-11 14:31:43 | Weblog
 この課題について、ここ数日私なりに考えてきました。きょうコメン
トを載せようとしましたら、兄弟ブログの「九条バトル」に私の意見よ
りもわかりやすく「平 和平」さんがコメントしてみえますので、それ
を拝借する(平さんごめんなさい)ことにしました。
 
 なお、私の意見を補足的に述べますと、マスコミの役割が極めて大き
いと思います。日本ではマスコミが危機をあおり、「制裁論」が多く取
り上げられています。
 朝鮮学校では民族服の登校をしばらく見合わせるそうです。感情的に
なった日本人に襲われるからです。ひどい話です。
 ところが、韓国のマスコミは冷静に対応していますし、韓国国民も冷
静です。この事態を『対話で解決』することに賛成が68%です。
 私は北朝鮮へ六カ国協議への復帰を粘り強く説得することが正論だと
思います。武力などによる解決? はアフガニスタンやイランを見れば
わかるように、武力で平和はあり得ないと思います。
 北朝鮮などが、核を持ちたくなるような『国際政治情勢』(アメリカ
の武力侵攻など)を正し、核保有国が核兵器を放棄するように運動する
以外に根本的な解決はないと思います。
 まだまだ、時間がかかるでしょうが、当面の解決策を講じながら、核
廃絶を推し進める。その中核には「憲法九条」があると思います。


 核実験は残念。でも九条は世界を救うと思います。  平 和平
 北朝鮮が地下核実験行ったとの報道がありました。極めて残念な事です。
核の危険を更に増やすものであり、あらゆる手段を使い、抗議の声を届け
る必要があります。街の声には「たたけ」「なめられてる」「軍拡も」と
いうものまでありました。
 しかし、アメリカは反対を押し切って「臨界核実験」「実用核兵器」の
開発を続けています。また、他の核保有国も核実験を続けているようです。
日本国民は、アメリカの核実験に北朝鮮ほどの勢いで抗議したことはあり
ません。どこかおかしく思われませんか。
 私は、核の危険をいうのであれば、アメリカの実験も、その他の国の実
験も、北朝鮮の実験(本当に核実験か?は別にして)も同様に国民は抗議
するのが筋だと思います。
 核の脅威という点では、アメリカは日本に核を持ち込み(政府は否定)
原子力潜水艦や空母を入港させ(質の悪い原子炉のようなもの)、事故の
危険を振りまき、日本国民にとって一番危険なのはアメリカだと思います。
そのことをマスコミが殆ど報道しないから知る機会は少ないと思いますが
そのように思います。
 世界の脅威で言えば、現段階ではアメリカに優る国はないと思います。
次にイギリス、今後、相当の脅威になるかもしれない国としては日本が
あげられると思います。

 次に、核保有国が自国では核を保有しながら、他国に持たせない『核
拡散防止条約』は本当に有効なんでしょうか。他国の核による『自衛権』
を侵害しているような気がします。だから、この条約は平和的に解消し
た方がよいと私は思います。

キャンドル平和行進決まる      九条 ひかる        

2006-10-06 20:22:38 | ともしびウォークの案内・報告・感想
 昭和・みずほ・千種の「九条の会」は、12月8日(金)の午後6時から阿由地通りを瑞穂の博物館から御器所、今池までキャンドルを灯し、行進して平和をアピールすることになりました。
 12月8日は太平洋戦争における「日米開戦」の日であり、日本が世界を相手に戦争を仕掛けた日でもあります。そのような日に『平和をアピール』することは意義あることだと思います。
 初冬ですから、寒いかもしれませんが多くの人々が参加され、平和をアピールされることをお願いします。
 また、10月22日(日)に『海上の森』への平和ハイキングを計画しています。
 乗用車の分乗で『海上の森』にいき、秋の里山を散策します。参加費は500円です。参加を希望される方は、事務局(TEL 731-2749・舟橋)までご連絡ください。参加者が25名になり次第締め切ります。