「九条自由広場」

「昭和区九条の会」(名古屋)のブログです。会と市民の皆さんとの交流の広場です。ぜひ「コメント」をください。

快挙! 菅首相脱原発宣言       平 和平

2011-07-15 07:25:23 | Weblog
 7月13日の夕方、菅首相は記者会見で「将来は原発がなくてもやっていける社会を実現する」と述べ、長期的には原発のない社会を目指すという考え方を表明した。
 脱原発に至った理由としては「事故のリスクの大きさを考えた時、安全確保というだけでは律することができないと痛感した」
と述べました。
 また、脱原発解散については「この問題で解散するとか、しないとかはいっさい考えていない」と否定しました。

 菅首相の脱原発表明は、脱原発への具体的なスケジュールもないという曖昧なものですが、日本の首相が初めて≪脱原発≫に言及した点で、大きな意味を持つものです。 一方では、『死に体の首相が延命のために打ち出したもので信用できない』とのコメントが報道され、自民・公明や民主党の中からも反論され、菅降ろしの反撃が強化されるでしょうが・・・・。
 原発事故の特殊性、①人間の力でコントロールできない。②市町村が壊滅する。③健康被害(特に子どもが連綿と続く。を考えれば、菅首相の判断は正常なものだと思います。
 しかしながら、『永田町住民』である先生方(原発利権や権力亡者)には、理解できない言動だったようで発言つぶしが始まり、それはマスコミも含め、強化されていくことでしょう。

 オバマ大統領が「核兵器廃絶」をプラハで宣言したことと私にはダブりますが、菅首相の脱原発発言を無駄にしないために、私たちは、反原発の世論をつくりだすために様々な行動を起こす必要があると思います。
 ①7月23日(土)午前11時から開催される「浜岡原発の永久廃炉を求める静岡県大集会」(静岡市駿府公園)に参加するのもひとつの方法です。
 ②私の知人は、反原発署名を200名集めることを目標に近所を一軒、一軒歩いています。
 ③街頭で反原発を訴える行動・義損金を集める行動などは私も参加しています。
 ④原発事故や原発の危険性を学ぶ学習会の開催や参加も大切な行動だと思います。

 もう一つの快挙!
 サッカーのなでしこジャパンが決勝に駒を進めました。対戦相手のアメリカには勝ったことがありませんが、ここまで来たら優勝してほしいものです。
 大相撲の魁皇が千代の富士がもっていた最多勝記録の1045勝に並び、翌日には文句のない相撲で1046勝をあげました。これも快挙です。
 これらのニユースは、被災地の方々に間接的ではあれ、希望と明るさを与えるのではないか・・・と思います。
 政治の世界も・・・脱原発の足を引っ張るのではなく、一丸となって原発のない日本に向けて頑張ってほしいと思います。