「九条自由広場」

「昭和区九条の会」(名古屋)のブログです。会と市民の皆さんとの交流の広場です。ぜひ「コメント」をください。

春の「平和美術展」の日程と展示室が決まりました。    展覧会実行委員会

2010-09-30 20:13:41 | Weblog


 毎年春に開催している「昭和区平和美術展」の日程と展示室が決まりました。

 六月に名古屋市博物館に申請していた、「第五回平和美術展」の日程と展示室の

 連絡が博物館からありました。両方とも第一希望が通りました。

  日 程・・・2012年 4月19日(火)から 4月24日(日)の六日間です。

  展示室・・・三階 第8と第2と第3と第4展示室の隣り合った四つの部屋です。

         前回より一室増やしました。

  展示作品・・絵画・写真・書・彫刻・工芸・手芸など400点を目指しています。

        また、市民参加作品では「愛知の戦跡写真展」を計画しています。

  
   
 

今日からのNHK教育テレビ「一週間de資本論」の詳細紹介      ネット虫

2010-09-27 20:39:34 | Weblog
★先日今日から始まる「一週間de資本論」の番組紹介をメール仲間からしてもらいましたが、内容についての補足の便りがありました。紹介します。  
                           ネット虫

======================================
明日9月27日(月)から30日(木)まで4夜連続で NHK教育テレビで
「一週間de資本論」という番組を放送することをお伝えしましたが、
講師の的場昭弘さん(神奈川大学経済学部教授)と毎回違う4人との
対談形式で番組を進めるということもご紹介をしましたが、その対談
相手の方(森永卓郎さん/湯浅誠さん/浜 矩子さん/田中直毅さん)
も決まったようですので、併せてご紹介します。
                 
NHK教育テレビで「一週間de資本論」を放送!27日から4日連続で
資本論を"これ以上やさしくできないくらい分かりやすく理解しよう"という
番組「一週間de資本論」が9月27日(月)からNHK教育テレビで放送
されます。

メインコメンテーターとして、『新訳 共産党宣言』『超訳「資本論」』
『マルクスだったらこう考える』の著者・的場昭弘さんがご出演!
日替わりで登場される対論ゲスト(森永卓郎さん/湯浅誠さん/浜 矩子さん
/田中直毅さん)語る "マルクスと現代の接点" は必見です。

NHK教育テレビ 「一週間de資本論」
9月27日(月)~30日(木)午後10:25~10:50

《司会》 堀尾正明
《メインコメンテーター》 的場昭弘
 ■ 第一回 9月27日(月) そもそも『資本論』とは 
    ゲスト:森永卓郎
 ■ 第二回 9月28日(火) なぜ「格差社会なのか」
    ゲスト:湯浅 誠
 ■第三回 9月29日(水) 恐慌のメカニズム
    ゲスト:浜 矩子
 ■第四回 9月30日(木) 歴史から未来を読み解く 
    ゲスト:田中直毅
 ■NHK「一週間de資本論」番組ページ>>

当面の行事予定           事務局より

2010-09-26 08:45:12 | Weblog
「昭和区九条の会」の三大行事のうち、平和美術展(4月)、平和のつどい(9月)は御蔭さまで盛会に終わりました。
 次は「12月8日の平和のともしびウォーク」が大きな行事となります。いま、名古屋市内の九条の会に「ともしびウォーク」への参加を呼び掛けています。
 今年は東区をはじめいくつかの九条の会が新たに参加してくれそうです。

「ともしびウォーク」以外の行事としては、
① 10月9日(土)午後1時~4時(予定)の日程でドキュメント映画「また、また、辺野古 になるまで」と「アレン・ネルソン」の2本の映画の上映会があります。
  藤本監督とセイブイラクチルドレンの小野万里子弁護士のトークで沖縄の現状、イラク の現状などのお話もあります。
  参加費は1000円、会場は、聖マタイ教会1階ホール
  *地下鉄御器所駅④出口から南へ200m 名古屋柳城短期大学の向かい側。
② 愛知の戦跡めぐり(撮影)ツアー(日時未定ですが、10月下旬)
  *来年の昭和区平和美術展のテーマ「愛知にこんなにもあった戦跡」(仮題)の作品
   写真撮影と取材を兼ねています。2~3回計画しています。
③ 学区単位で、九条酒場、九条喫茶(歌声喫茶)も計画中です。
 
 参加される方は、昭和区九条の会事務局(電話・FAX)052-731-2749(舟橋)まで
 ご連絡ください。

おめでとうイチロー、200本達成         平 和平

2010-09-24 09:14:02 | Weblog
 イチローが10年連続、200本安打を達成した。長い大リーグの歴史に新たな記録を書き込むことに心から敬意を表します。
 日本のプロ野球は大リーグに比べ試合数が少ないから単純に比較できないが、日本では4名しか200本の記録はない。イチローを除けば、3名だからその凄さが分かる。
 また、イチローと同じ10回を達成したピート・ローズは、記録達成に17年間かかった。
 フアンとしては、来年も再来年も200本安打を続けて欲しいが、そのための体調管理などは想像以上の苦労があると思う。
 また、以下のような誹謗中傷もある。
①マリナーズは、優勝を争うチームではなく、殆ど最下位のチーム、モチベーションの維持 は大変だろう。それに加えて一昨年はチームメイトから「個人記録主義者」という批判も あった。
②日本人選手に対する批判(いつまで通訳をつけるのだ)も出たり、記録を過小評価する動 きもあるそうだ。
③日本のマスコミは人種差別問題を報道しないが、人種差別が横行するアメリカでは、多く の問題があると聞く。

 そんな中での記録達成! 本当にすごい。もう一度、快挙おめでとうと言いたい。
 快挙と言えば、大相撲の白鵬も今日勝てば60連勝・・・。双葉山の69連勝に迫っている。今場所を乗り越えれば、破る可能性は高い。それにも注目している。
 それと、中日ドラゴンズとグランパスのダブル優勝もある状況。名古屋ッ子としては楽しみな秋となった。

 名古屋と言えば、市議会リコール署名・・、話し合うという民主主義の基本を投げ捨てた河村市長に乗っかり、街頭で署名を勧める運動員(受任者ではなく違反)、署名を町内会回覧でまわす(違反)、受任者でない店に置いてもらう(違反)、書き換えをする(違反)、など、ルール違反のオンパレードと聞く。
 流行りの様に、署名の意味も考えずに署名する人々を見ると恐ろしい気がする。
 次に、民主党政権の防衛白書、自公政権の追認になっている。その上、水面下では解釈改憲、武器輸出規制の緩和(自由化)、戦争への参加動きもあります。
 スポーツを楽しみつつも、平和運動を忘れないようにしたいと思う。

菅民主党政権のひきこもり外交とそれを批判できないメディアの自滅 ・・ 天木プログより

2010-09-22 09:09:01 | Weblog
★天木直人氏が今回の日中の軋轢について下記のように書いている。大賛成である。

                                 ネット虫
=====================================
 目の前に繰り広げられている尖閣諸島をめぐる日中外交は、大げさにいえば
戦後の日本外交史上に残る最大の汚点となるだろう。

 中国漁船衝突事件が起きた時に日本の海上保安庁がとった行動は何の非もない。

 先手を打って抗議するのは日本だった。

 しかし中国に先手を打たれ、その後は中国の一方的な外交攻勢が続く。

 日本外交の不在がそれに拍車をかける。

 中国がどのように強硬な外交姿勢を繰り返そうとそれを非難するのはお門違いだ。

 中国は自らの国益を主張する当然の外交をしているだけだ。

 問題は日本側が一切の外交を放棄していることである。

 これは「冷静に対応する」と言う名の「引きこもり外交」だ。

 今の日中関係は、外交でどんなに強く出てもそれが決定的な軍事対決に発展する
事はない。なぜならば日中両国は「互恵的戦略関係」にあるからだ。それを日中
両政府が謳っている。

 だからこそ中国は強く出ているのだ。それが外交というものだ。

 日本も強く出る必要がある。この外交ゲームに参加することなく引きこもって
いては国益を失う。

 国益を失うということは、なにも感情的な屈辱感を味わうという事だけではない。

 日本のほうがはるかに理のある領土問題に関する紛争に負けるということだ。

 中国の一方的な言動を許しているうちに、どんどんと既成事実が積み上げられるいくことになる。領土問題に関する我が国の立場が弱くなっていく。気がついたら領土権を失ってしまう、ということだ。

 これほど明白な我が国の外交不在にもかかわらず、メディアは菅民主党政権の対中外交を批判しない、出来ない。

 中国撃つべしという産経新聞が、菅民主党の腰砕け外交を批判しない。

 中国との関係を重視する朝日が、日中関係をここまで悪化させてる菅民主党政権の対中政策に何も言わない。

 それは小沢叩きばかりをしてきたメディアが政策を語る事を放棄してしまったからだ。

 小沢の復活を阻止する事を優先するあまり、駄目な菅民主党政権でも叩けないからだ。

 日本の政治報道は、民主党の代表選が終わったとたんつまらなくなった。やがて視聴者から見放されるだろう。

                                天木

「一週間 de 資本論」( NHK 教育テレビ)のご紹介     まもる

2010-09-21 19:49:32 | Weblog
NHK教育テレビで放送される「一週間de資本論」という番組の
ご紹介をさせていただきます。


NHK教育テレビで、9月27日(月)から30日(木)まで4夜連続で
「一週間de資本論」という番組を放送します。
時間はいずれも午後10時25分~10時50分です。
的場昭弘さん(神奈川大学経済学部教授)が毎回違う4人の人
との対談形式で進めるそうです。

第1回 9月27日(月)
第2回 9月28日(火) 「労働力という商品」
第3回 9月29日(水) 「恐慌のメカニズム」
第4回 9月30日(木) 「歴史から未来を考える」




世に「難しいけど分かりたい」コトは数多い。あの超難解本『資本論』も
その一つ。しかも現在の経済不況の中、異例の大ブレイク中というから
なおさらです。そこで、この番組では『資本論』をこれ以上やさしくできない
くらい分かりやすくお茶の間に届け、なんと一週間でその本質を速習して
もらうことを目指します。達人プレゼンターの解説に加え、各回のテーマ
に即した旬の対論者をスタジオに招き、みなさんがスッキリするまで説明
し尽くします。http://www.nhk.or.jp/tamago/program/20100930_doc.html

四夜連続でマルクスの「資本論」を読み解き、今再び注目されるその世界
に迫る。かつて社会主義諸国の指導者たちに強い影響を与え、日本でも
多くの人が手にした「資本論」。1989年のベルリンの壁崩壊以降、社会主義
の国々が倒れていく中で資本論は時代遅れ・役に立たないとみなされた。
世界は資本主義の一人勝ちとなるが、新自由主義を掲げる国々が規制を
撤廃し、さらに資本主義を推し進めた結果、経済は混乱。これは資本論
の中で既に分析されていたことだった。番組では難解なことで知られる
資本論をわかりやすく読み解き、ゲストと貧困や派遣切り、金融危機など
資本主義の”いま”が描かれている「資本論」の世界に迫る。
(『TV Japan』より)


なおこの番組の講師の的場昭弘さん(神奈川大学経済学部教授)は
「変革のアソシエ」というNPOの講座で「共産主義について ――『初版 
共産党宣言』を読む」という講座(全8回・第2火曜日、19時~21時、
各回ごとの参加も可)を担当しています。


歯切れよい話が聴衆を魅了      事務局より

2010-09-19 22:34:38 | Weblog
 湯浅さんのお話は、期待通り聴衆を魅了しました。
 歯切れよい口調でグラフなどを活用しながら、現在すすむ貧困の原因を次々と解き明かしてくれました。80分の講演時間があっという間に終わった感じです。
 アンケートには「湯浅さんとの懇親の場、交流の場を設けて欲しかった」など、講師との意見交換を望む声が多く寄せられました(講師の予定もあり、3人の方の質問で打ち切りました)。
「第4回昭和区平和のつどい」は、昭和l区九条の会だけでなく、区内の宗教団体、福祉団体、保育園、法律事務所など10団体で実行委員会をつくり、開催したものです。
 参加者は、約300名(昨年より20%減)でした。
 アンケートによる『つどい』の評価は高く、「こんなに内容豊富とは思わなかった」、「充実しており、友人を誘えばよかったと悔やんでいる」という記述が5枚ありました。
 湯浅さんの講演は「よくなかった」(理由は、企業の解雇を容認している)との感想が1名ありましたが、あとはすべて「よかった」という感想でした。
 九条の会として力を注いだ50人合唱は、」花丸や三重丸など34名が「よかった」という評価でした。他の出し物も、高い評価を得ています。
 運営面では、いくつかの指摘もあり、来年には指摘を生かし、改善するつもりです。
 マスコミ関係は、中日新聞から取材がありました。また、朝日新聞、赤旗新聞、ホームニユースしようわ、が催し物案内に掲載してくれました。
「昭和区平和のつどい」は内容的には成功したと思いますが、参加者が減ったことは大きな反省点です。いくつかの評価できる点や反省や課題について実行委員会で話し合い、次回につなげていきたいと考えています。
「つどい」に参加された皆様のご意見をお待ちしています。

★写真は湯浅さんの講演を背後から会場を写したものです。

いよいよ今日「第四回 昭和区平和のつどい」が開催されます。       事務局

2010-09-18 08:28:46 | Weblog
 

いよいよ明日「昭和区平和の集い」が開催されます。

 地域の皆さんと平和について語り合い、学びあうイベントとして昭和区九条の会が立ち上げました。そして発展的に他の昭和区の九条の会や平和を志す各団体が参加し実行委員会を
結成し四回目を迎えます。是非ご参加ください。

 日 時  九月十八日(土曜日)

      午後1時~午後4時   ★会場は12時半です

 会 場  名古屋柳城短期大学の体育館

        ★地下鉄 御器所駅4番出口から南へ約250m ロイヤルホスト右へ

 参加費  500円 大学生以下は無料です


 プログラム

  Ⅰ部  平和の交流タイム

        50人合唱・日本舞踊・朗読など

  Ⅱ部  記念講演

        「 反貧困~全員参加型社会に向けて」

       講師 ・・・反貧困ネット・もやい事務局長
             年越し派遣村村長・内閣参与

                  湯 浅  誠 氏

☆ 湯浅さんの著作・反貧困ネット・ワークグッズ

  障害者作業所の商品販売(クッキーやワイン)

  平和グッズや書籍の販売・沖縄の店もあります。

◎是非のご来場をお待ちしております。

 


村木さんの上司を取り調べた検事、法廷で「KO負け」? JANJANの佐藤氏の記事

2010-09-14 10:18:18 | Weblog
★JANJAN http://www.janjannews.jp/archives/2940888.html にさとうしゅういちさんが、今回の村木さんの裁判について面白い記事を投稿しています長文ですが紹介します。   (ネット虫)

==================================================================================

 厚生労働省元局長(被疑事実当時、企画課長。現在起訴休職中)が大阪地検特捜部に逮捕・起訴されている事件。
 
 凛の会会長・倉沢邦夫被告人→ 石井一議員(当時衆院議員、現在は参院議員、党選対委員長)→ 厚生労働省・塩田幸雄部長→ 村木厚子企画課長→ 室長補佐→ 村松係長・上村勉被告人(村松さんの後任の係長)というルートで「凛の会を障害者団体と証明する証明書を発行するよう」口利きがあり、上村係長が偽造。村木さんから倉沢被告人に手渡され、それが悪用され、郵便料金の割引制度が悪用され、機関紙にみせかけた企業のDMが発行された。
 
 これが検察のシナリオです。
 
 だが、これまでの公判では、検察側証人も含めて、ことごとく村木さんの被疑事実を否定する方向の証言が相次ぎました。
 
 特捜部は「ウラ取り」せずに村木さんを起訴していた-JanJanニュース
 http://www.janjannews.jp/archives/2915631.html
 
 石井一議員、「郵便不正」口利き依頼を否定 特捜部のお粗末な実態明るみに-JanJanニュース
 http://www.janjannews.jp/archives/2820982.html
 
 特捜部TKO負け? 村木さんを苦しめた「巨悪」の解明こそ-JanJanニュース
 http://www.janjannews.jp/archives/2763081.html
 
 特捜部のシナリオ「完全崩壊」 元係長も村木さんの関与を否定-JanJanニュース
 http://www.janjannews.jp/archives/2739007.html
 
 「石井一議員への依頼、行ってない」と凛の会元幹部が証言-JanJanニュース
 http://www.janjannews.jp/archives/2673557.html
 
 元部下も「村木厚子さんは冤罪」で特捜部また赤っ恥-JanJanニュース
 http://www.janjannews.jp/archives/2632916.html
 
 村木元局長の被疑事実は「すべて壮大な虚構」と元上司-JanJanニュース
 http://www.janjannews.jp/archives/2573227.html
 
 「容疑はでっち上げ」 村木元厚労省局長が無罪主張-JanJanニュース
 http://www.janjannews.jp/archives/2462530.html
 
 そうした中、第15回公判がお彼岸明けの24日、大阪地裁でありました。
 
 第15回公判 傍聴記 平成22年3月24日
 http://www.prop.or.jp/court/2010-03-24.html
 
 竹中ナミ(たけなか・なみ) (nami_takenaka) on Twitter
 (村木さんの裁判の速報を見られます)
 http://twitter.com/nami_takenaka
 
 江川紹子さんのtwitter (同じく傍聴記あり)
 http://twitter.com/amneris84
 
 とくにお断りのない場合、以下の記事は、上記の傍聴記と、両氏のTwitterを基にしています。
 
 今回は、前回に続いて出廷した林谷検事の尋問がありました。
 
■検事、「メモ破棄」追及され「KO負け」
 
 林谷検事は、これまでの公判で、取り調べの際のメモを破棄してしまった事が明らかになっています。
 
 今回の公判でも、弁護側が、このことを厳しく追及。
 
 林谷検事は、「証人のプライバシーのため破棄した」といいながら、林谷検事「仕事中は持ち歩くが、コピーや人に見せたりはしない。自宅にも持ち帰らず・・・といってさほど厳重に管理していた訳じゃないんですが」と白状してしまいました。
 
 さらに、メモを破棄したことは独断だったと証言しました。また、弁護士に「破棄してしまったら、事件に関係あったかどうか分からないじゃないですか。前回の出廷で、メモは証拠開示の対象と知っていたと言われたが、シュレッダーにかけるまさにその時にも、その事は知ってたんですよね」と追及されると「はい、はい・・・」とだんだん小声になり、最後に無言となってしまいました。
 
 ボクシングで言えば「KO負け」状態です。
 
 河野被告人が、取り調べメモを破棄しないよう申し入れているにも関わらず、破棄してしまっていることも明らかになりました。
 
 また、林谷検事が、被疑者に対して調書にサインさせるときの光景も再現されました。
 
 弁護人の一人が被疑者役として証言席に座り、その横に「ゴツイ体格の」林谷検事が立ちました。「書記官からプリントした調書を受け取り、こうして机の上に置き、その調書を指差しながら読み上げて・・・」と林谷検事が説明しはじめると、裁判長が「その角度では(傍聴席から)よく見えないので、机の位置を変えて、やり直して下さい」と注文。
 
 裁判官たちが座るひな壇の上に置かれた机が、証言スペースに降ろされ、傍聴席と直角に机と椅子が並べられました。林谷検事が机の上の調書に指を当てると、彼のがっしりした身体が被告人役の若い弁護士の身体に被さるようになり、かなり威圧感を与えるのが、はっきり感じられたそうです。
 
■他の疑惑で部長脅し、ウソの供述引出す?
 
 村木さんが逮捕された当時(2009年6月)、塩田幸雄・元部長は、石井議員から口利きを受けて、村木課長にそれを指示したという供述をしました。
 
 しかし、公判では口利きの事実を否定。村木さんの被疑事実は「すべて壮大な虚構」と証言しています。
 
 被告弁護人・弘中弁護士は、塩田元部長の最初の取調べで、「塩田氏が業者や自民党議員からの金品の授受があるだろうと」林谷検事が言ったことについて質問。
 「贈収賄で取り調べる可能性もあったのか」と聞きました。
 
 林谷検事は、「贈収賄の可能性もあると思った」と答えました。
 弁護士は「公的証明書偽造事件の取り調べと言いながら、いきなりそれ?」と追及。
 林谷さんは、「いや、それを聞いたのは午前ではなく、午後ですよ。」と、脅しではないと言いたそうな林谷氏。
 さらに弁護士が畳み掛けると、「塩田氏が、石井議員から電話を受けたかどうか思い出せない、と言ってる時に贈収賄の話をする意味は?」
 
 「むにゃむにゃ・・・」言葉を濁す林谷検事。
 「相手が萎縮して、自分の主張がしにくいのでは?」と弘中氏に追及されると、
 「金品もらってて萎縮しなけりゃ、おかしいでしょう!?」と林谷検事は開き直りました。
 
 「で、村木さんや厚労省関係者はすぐ逮捕されてるけど、塩田氏の逮捕の予定は有った?」ときかれると、「それはなかった」と林谷氏。「色々疑惑は有ったが、その時点で確認できなかったので・・・」とごまかしました。
 
 いろいろごまかしてはいるが、林谷検事は、塩田元部長が、自民党の木村義雄衆院議員(当時、香川2区、現在は落選中で、参院選候補予定者)や業者から金品を受け取った事をネタに、「石井一議員から電話があった」「村木さんが関与した」と、ウソの供述をさせようと「ゆすった」ことが明らかになりました。
 
 午後は弘中弁護士から「塩田元部長と石井議員の電話交信記録」について尋問があったのですが「交信記録など残ってないのが常識だ」と林谷検事は言い放ちました。
 
 しかも交信記録についての会話は「雑談の中で出たことなのでメモも取っていない」ということで、「取れないのが常識なら、おびえている塩田氏にそう言ってあげても良かったのでは?」と弘中氏は言うと、「塩田氏は当事者ですからね。当事者にそんなことは言いませんよ」と薄笑いを浮かべながら林谷氏が答えました。
 
 さらに、身内であるはずの検察側尋問でも、厳しい指摘を林谷検事は受けました。
 公判検事の白井検事が、取調べ証人として林谷氏が「脅迫的言動」で過去に2回出廷経験があることを指摘し「録画・録音の必要性」について、問いかけると「裁判員裁判が導入されて、手段の一つとしてそのような話になってるだけ」と林谷氏は開き直りました。
 
 弁護側、検事側の尋問が終わり、3人の裁判官から「メモの破棄」について、巷間よく言われる「検事・判事なれ合い」ではない、非常に厳しい尋問が、林谷検事に口々に投げかけられた。そして裁判長の「メモ開示の主旨は理解してますか?!」に林谷氏は・・・「はいはいはい・・・」という対応。
 
 「でも、その主旨に則(のっと)るようなことは書いてません」と、最後まで平然と答える林谷氏の態度に、法廷中が唖然としつつ、「取調べ検察官・林谷氏」の尋問が終わったのだった。
 
■石井議員のアリバイ、完全証明
 
 午後3時からは、3人目の取調べ検事である國井検事の出廷です。
 冒頭、弘中弁護士から「石井議員が2月25日に行ったゴルフ場へ、裁判所がかけた照会の「回答書」が提示され、ディスプレイに内容が写しだされました。
 
 石井議員の証言どおり、4人でプレイし、昼食をとり、カードで決済したが、その決済時間から、ゴルフ場を出たのが2時頃であることが判明。従って、倉沢被告と1時に議員会館で会うことは絶対叶(かな)わなかった、ということが明らかにされた。
 
 國井検事は、上村元係長を取り調べています。「単独犯行」「村木課長の指示はなかった」「組織的犯罪ではない」という上村被告人の供述を「ことごとく突き崩した経緯」を、高飛車に話したそうです。
 
 「弁護士と相談させて欲しい」という上村被告人に「事件の相関図(石井議員→塩田部長→村木課長など)を描いて見せ、在宅で取調べられてる村松氏が「こうこう言ってる」という話を聞かせると、いきなり「ちくしょう!」と叫んで机に突っ伏して泣き出したと、証言しました。
 
 國井検事は、上村係長に対し、「あなたはおそらくこの事件で懲戒免職になるので、これからの人生を考えましょう。本当のことを言って下さい」と言ったそうです。
 
■裁判官にも突っ込まれ特捜部窮地
 
 閉廷後の記者室で、竹中さんは報道各社の記者たちと少し話をしたが、皆一様に「裁判官のメモ破棄に対する厳しい姿勢に驚いた!」と口々に言っていたそうです。
 
 木で鼻をくくったような対応を取り調べ検事たちはしています。しかし、裁判官にもかなり厳しく突っ込まれ、窮地に立っています。
 
 別の疑惑をネタに、揺さぶっておいて、事件をでっち上げ、村木さんを揺さぶる。民主党の石井議員に恥をかかせる。
 
 そのくせ、贈収賄で塩田部長も自民党の木村議員も調べたりしない。政権交代3ヶ月前に「でっち上げ」られたこの事件ですが、大阪地検特捜部の悪意とお粗末さ、双方を感じてしまいました。
  さとうしゅういち
 

大阪地検特捜部「失神 KO 負け」、上村木厚子さんおめでとう!!!!!!

2010-09-13 09:57:56 | Weblog
★グループメールのKさんが、下記のようなメールをくれました。
まったく同感です。
検察、特に特捜の驕りと怖さを知りました。   ネット虫

================================================================================
>今回の木村さんの判決で 裁判所が供述調書のほとんどを証拠採用しなかったことから、判決は「被告人が真っ白。検察が真っ黒」の無罪になることはほぼ見えていました。
>
> 私が不思議でならないのは2点(誰か教えて下さい)
>
> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
> ☆ なぜ、「検察・特捜」は、ありもしない「事件」をでっち上げようとしたのか?
>  (「政治的理由だ」というのは分かるのですが、村木さんんを叩くことで、誰のど
> ういう「政治的利益」が出てくるかがさっぱり分からない)
>
> ☆ まあ、世の中では「エライ」と言われる人を、しかも一貫して無罪を主張してい
> る人を起訴するのだから、一般的な事件以上に「脇を固める。供述証拠のみに頼らな
> い物証を固める」のは常識のはずです。
>  ところがこの事件に関しては、例えば「倉沢→石井一への依頼」という日付に石井
> 一氏のアリバイが成立してしまうなど、「ちょっと調べれば分かること」を調べてい
> ない(私が「検察」なら、石井氏の「アリバイ」が明らかでない日付に書き換えて
> (倉沢氏に)署名させる)。
>  検察はそこまでオマヌケなのか?
> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>
> 一般的な感想として:
> この事件ででっち上げ供述調書に署名した人々は「社会的弱者」ではありません。
> 被疑段階で弁護士を頼むことができることを知らない、というわけでもありません。
>
> ウソの供述調書に「署名しろ」と言われたら拒否すれば良いのに、と思ってしまいま
> す。
>
> 自慢にもならないけど、40年近く前に、身柄拘束されて「検事の取り調べ」を受け
> たことがあります、まあ「一網打尽」の中に入ってしまった、ということであって、
> 私からは何も出てこないことは、最初から向こうも知っていましたけど。
> 会話をするのは面倒だから、ずっと歌を歌っていました。
> 他方、検事があれこれ喋るのは聞いてはいました。
> 「へえ、検事はそんなことも知っているんだぁ。公安は結構よく調べている。それに
> しても、このことは、一体誰が喋ったのだろう(※)」などと幾つか感想はもちまし
> た。もちろん供述調書なるものに署名などしていません。
>
> ※ 私は某大手A新聞社の当時の某有名週刊誌「~ジャーナル」の編集者を疑ってい
> ます。要するに「公安と通じて」いたのだ、と。もちろんこれは「疑い」であって証
> 拠はありません。