「九条自由広場」

「昭和区九条の会」(名古屋)のブログです。会と市民の皆さんとの交流の広場です。ぜひ「コメント」をください。

大晦日に考えること。         平 和平  

2013-12-31 18:34:39 | Weblog
 この一年、九条自由広場をご覧になっていただきありがとうございました。
 貴重なご意見もいただきました。それぞれのご意見を大切にして九条運動
に反映してきたつもりです。
 来年もよろしくお願い致します。     昭和区九条の会 事務局

 以下は、平 和平さんからの投稿です。

 今年も大晦日になってしまいました。
 振り返れば、安倍内閣のフアッショ政治に振り回された一年だったと感じます。

 さて、激動の一年が終わる訳ですが、安倍首相は政権担当一年の節目に靖国参
拝を強行しました。その結果、アジア諸国は言うに及ばず、アメリカ、EU、一
時期接近したロシアからも、厳しい批判を受けています。
 アメリカのマスコミは「新しい問題国家」という命名までしました。

 その後、原発ゼロを覆し、原発をエネルギーの根幹と位置付け、ゼロを求める
国民の声を無視した方針を決めました。
 更に、武器輸出三原則の見直しに先駆け、韓国軍に銃弾1万発を提供した。

 時期は前後しますが、政府は17日に「防衛計画の大綱(防衛大綱)」など中
長期の安全保障の基本方針を閣議決定し、陸海空の自衛隊の一体運用と機動力強
化を一段と鮮明にするとともに、その裏付けとして今後5年間の防衛費を増額。
離島の防衛を念頭に、新型輸送機や無人偵察機、水陸両用車などを調達する計画
を打ち出しました。

 さらに武器輸出三原則を見直す方針も盛り込んだ。一部の例外を除いて禁じて
きた防衛装備品の輸出や他国との共同開発に道を開くことになります。

 このような首相がなぜ、誕生してしまったのでしょう。私はとても残念です。
 自民党を見限り、民主党政権を誕生させた有権者でしたが、民主党の度重なる
公約違反に、失望した有権者は1000万人近くも選挙を棄権してしまった。
 その結果がどうなるのか、考えることもなく・・・だと思います。

 自民党は、惨敗した前回の総選挙よりも得票数を減らしながらも、民主党の大
後退で政権に返り咲いた。そして安倍さんを首相に選んだ。

 多くの有権者は、自民党に投票した訳ではありません、民主党も見限りました。
でも、相対的に多数を取った自民党が小選挙区制に助けられて勝利した。
 自民党は得票は、比例区では、1660万票、民主党に負けた前回選挙は1880万票
でしたから、220万票減らしました。得票率も27%(前回は26%)です。
 有権者比で言うと比例では16%の支持、小選挙区では24%の支持しか得て
いません。

 選挙では、国民の16%か、24%しか得ていない人があたかも日本を代表す
るかのような振る舞いは許せません。
 ですが、安倍さんは首相です。私は平和を守るために国民はもっと賢くならね
ばならないと思っています。

 また、政治に敏感であらねばならない。国民の意に反する政策には反対の行動
で示し、過激な言葉ですが政府とも、闘わねばならないと思っています。
 これが、憲法12条に書いてある≪不断の努力≫だろうと思っています。

 個人的な出来事では、今年は5月に義母、8月に姪、10月に叔母、12月末に兄
を亡くし、大晦日に葬儀を行うなど、大変な一年でした。
 良いこともありました。長女に二人目の子どもが生まれました(12月16日)。

 それやこれやで、皆さまへのご連絡、ご挨拶が本当にぎりぎりとなりました。
来年は、平和を守れるか、否かの正念場となります。微力ですが頑張る決意です。
これからもよろしくお願い致します。

 さて、今年は安倍台風というか、フアッショの竜巻と形容すべき暴風が吹き荒
れましたが、新年からは気を引き締めて平和のための反撃をしたいと思います。

 その為には、情勢を学び、彼らの狙いを学習し、的確な反撃をすることが大切
だと思います。
 以下の催し物に参加されませんか。

① 愛労連・愛知春闘共闘 2014年新春大学習会
(日 時)1月11日(土) 13:30~16:30
(会 場)日本ガイシフォーラム・レセプションホール(JR笠寺駅から徒歩3分)
(参加費) 500円
(ダブル講演)
イ「福島・沖縄 奪われた土地」   講師:写真家 森住 卓さん
ロ「TPP・多国籍企業の横暴と私たちのたたかい」
                  講師:東京大学教授 鈴木 宣弘さん
  ★組合員に限らず、どなたでも、参加できます。

② つるま法律俱楽部・緊急学習会
(日 時)1月14日(火) 18:30~20:00
(会 場)御器所高齢者就業センター4階・第1研修室(バスターミナル4階)
     *地下鉄、御器所駅2番出口・東へ徒歩1分
(参加費) 無 料
(講 演) 成立してしまった「秘密保護法」 私たちに何ができるのか
(講 師) 弁護士 水谷 実さん(秘密保全法に反対する愛知の会) 
  
   ★どなたでも、参加できます。

来年の私たちの生活はどうなるの。    平 和平

2013-12-30 15:20:31 | Weblog
 2014年度の国家予算が24日に閣議決定されました。
 なかなか生活との関わりがわかりませんが、皆さんが想像し
ているとおり、生活は徐々に苦しくなってきそうです。

 第一には、消費税の3%増税です。これは平均的家庭(4人・
年収500万円)にすれば、年間12万円ほどの増税になってしまい
ます。
 第二は、年金収入は1%減額され、賃金収入も下がり続けてい
ます。加えて年金保険料、健康保険料や介護保険料の負担は増え
ます。
 第三は、高校授業料の無償化廃止、所得制限導入。世界一と言
われる大学の授業料なども、引き上げられます。
 第四は、生活必需品の値上がりです。家電など日常的に購入し
ないものは、値下がりしていますが、魚、肉、野菜など食料品や
プラスチック製品などのじわりじわりとした値上げは家計を圧迫
します。
 第五は、バス、地下鉄、私鉄などの運賃も消費税の増税により、
引き上げられます。電気、ガスなども引き上げられます。

 生活関連予算の削減、国民の負担増で浮いた予算はどこに回る
のでしょうか。侵略戦争用の兵器の購入、無駄・不要な公共事業
の復活と放射能汚染などに使われます。

 どこか、違っていませんか。
 政府の役割は・・・? 国民の生活を守ることではないでしょ
うか。
 アジア諸国はもとより、世界各国から「新たな問題国家」など
という、有り難くないネーミングを与えられつつあります。
 ほかならぬ、安倍首相の所為です。

 新しい年が、国民が輝くような国とするために何をなすべきで
しょうか。あれこれ考えていますが、良い案が浮かびません。

安倍さんの妻、厳しく夫を批判       平 和平

2013-12-29 12:37:49 | Weblog
 今日の中日新聞は、一面に安倍首相の妻、安倍昭恵さんに聞く、という
記事を掲載しました。
 見出しは大きく、「再生エネ転換を」、「TPP影響怖い」でした。
 
 内容は、インタビユーは笑顔で始まり、時には大きな笑い声もあったが、
首相の政権運営を聞くと、厳しい表情に変わり「主人には自分に近い人の
声しか届きにくい(中略)、主人はすべての国民の声に耳を傾けてほしい」
と述べたそうです。
 また、昭恵さんは「原発事故について、次々と問題が出て、何が起きて
いるかわからない。再生可能エネルギーに転換すべきだ」「福島の事故が
収束していないのに、原発を輸出するのはどうなんだろう」と夫に異を唱
えています。
 TPPについても「遺伝子組み換え的な食品がどんどん入ってきて消費
者がわからないまま食べる状況になるのは怖い」と率直に語っています。

 2面にインタビユーの詳細が載っていたが、「首相だからといって主人
にものを言える人がだんだん居なくなってくると、やはり苦言を呈するの
が私の役割だと思う。(中略)主人と考えの違う人の意見もきちんと届け
たい」と発言しています。

 週刊誌などでは、評判悪く書かれているが、この記事を読む限りでは週
刊誌の記事とはかなり異なります(どちらが真実だろう?)。
 特に「主人に近い人たちの中には私の存在は面白くないかもしれないが
でも、(中略)違う人の意見もきちんと届けたい」と述べています。

 安倍夫人が、思想的にすぐれていると述べるわけではありません。考え
は異なる部分があっても、夫にものを言う。マスコミに自身の考えを堂々
と披歴する。これはよほどの信念がなければできることではないと思いま
す。

 私に知っている民主的と言われる女性たちの中には、夫の言う通り「夫
が居るから参加出来ない」、「夫はこう言っていたわよ」などと夫の意見
に盲目的に従う女性もいます。
 それらの人に比べると、なかなかのものだと感心しました。私の家はど
うなんだろう。自由にものが言えているだろうか?
 心配です。妻に聞いてみたいと記事を読んでいて思いました。

今朝は寒い!!          秋葉 次郎

2013-12-29 04:16:04 | Weblog
「明日の朝は、今年一番の寒さ」と天気予報で言っていたが、
飼っている犬が、大きな声で何度も吠えたので布団から出て

庭に出したら、勢いよく飛び出していった。
 この犬は普段は殆ど吠えることがないから、珍しい出来事

なので、私もパジャマのまま、様子を見るために庭に出た。
予報された雪は降っていなかったが、寒さがまとわりつき、

まずいと思い、家に入ろうとしても、犬は庭の隅々を嗅ぎま
わり、名前を呼んでもなぜか、戻らない。

 仕方がないので裏口を少し開けたまま、布団にもぐりこん
だが冷え切った体には、布団のぬくもりはあまり効果はなく、

やむを得ず、着替えてストーブをつけて暖をとっています。
 犬に起こされたのが午前3時40分、50分に家に戻り、いま

はやぐらに入り、パソコンを開いて九条自由広場の平さんた
ちの投稿を読んでいたら、背中が寒いのでカイロを貼りまし

た。あまりの寒さを投稿しようと書き出したのが、この原稿
です。柱時計は午前4時40分を指しています。

知事の任務は命と暮らしを守ること、残念だ!   平 和平

2013-12-28 14:26:34 | Weblog
 仲井真知事が、辺野古埋め立て承認をして1日が経ちました。
 沖縄県民の怒りは収まるどころか沸騰している。安倍さんも、知事も
同じ穴の「むじな」であったことを以下の事が証明しています。

 前日も書いたが、埋め立て承認にはごまかしがある。公有水面埋立法
に則り、国は県に申請をしたが、同法の第4条には「埋め立てが環境保
全及び災害防止につき十分な配慮をせられたるものなること」(概要)
定められていますが、仲井真知事自身が昨年3月に「自然環境の保全を
図ることは不可能」と述べたように、申請は問題を多く含んでいました。

①県は、知事の意向も踏まえ、いくつかの質問を防衛施設局に出し、回
 答を求めている。しかし、承認書には環境への配慮は「留意事項」と
して先送りして急いで承認したのが実態です。
②護岸の延長へのアセス、ジュゴンへのアセス、他県の埋め立て土砂に
 含む、細菌やアルゼンチンアリなどの有害外来生物対策などが講じら
 れていません。
③知事は記者会見で、手続きに従っただけとか、公約違反はしていない、
 と時には声を荒げて断言したが、手続きにも従わず、県内に恒久的な
 立派な基地ができることを結果として認めたことは明らかな公約違反
 です。事実を認め、承認を取り消すべきです。

 前沖縄県知事の稲嶺さんは「法的な手続きをクリアしても、実現可能
性に疑問を持っている」、また、安倍首相の基地負担軽減策についても、
「将来内閣が変わったときは保証は難しい」と指摘しています。

 元知事の大田昌秀さんは「沖縄は金さえあれば、魂まで売ると他県か
ら見られ、悲しい」、「知事もっとも重要な任務は県民の命と暮らしを
守ることだ。仲井真知事は何のために知事になったのか」と鋭く批判し
ています。

 加えて、知事が高く評価する「沖縄振興予算」も、振興予算とは関係
のない予算も多額に含まれていることを琉球大学の我部教授が明らかに
しています。

 これでは、出来レースと言われても仕方ないでしょう。
 自民党の沖縄県連といい、同県連顧問の仲井真知事といい、安倍の脅
しに屈した点では一緒です。

 本土の私たちの頑張りを・・・・もっと増やして沖縄の悲劇を終わら
せる連帯した運動を取り組みたいものです。
 放っておいたら、本土の沖縄化・・・と言われるように日本が米軍の
自由気ままされてしまいます。

埋め立て承認、靖国参拝・・何という暴挙!  平 和平

2013-12-27 20:51:00 | Weblog
 僅か二日で、日本は世界の信用を大きく失ったと思う。
 安倍首相の靖国参拝「内閣総理大臣 安倍晋三」と記帳したという。

 菅官房長官は「私的なもの」などと言い訳をし、問題としないとの
認識を示した。いつもの手です。

 2001年の小泉首相の参拝に対して福岡地裁は「違憲判決」を出した。
もともと、閣僚や政治家にはプライバシイはない、と言われている。
 ましてや、首相ですから個人と言うものはないのが当たり前です。

 この時期に靖国参拝・・・・政治音痴と言う以外はない。
 しかし、安倍さんは思考回路が尋常ではない、わが道を行く、人の
意見は聞かない、聞こえない。

 これで日本は、世界の異端児となりました。世界が第二次世界大戦
は侵略戦争との認識を共有している中で、侵略戦争と認めず、アジア
解放の聖戦だった。と言っている靖国に参拝したのですから・・・。
 これで平和憲法・戦争放棄の第9条は窮地に陥ることでしょう。

 次は、仲井真知事が辺野古埋め立てを承認した事です。
 これは、沖縄県自らが新しい基地をつくることを認めたというとん
でもない歴史を新たにつくりだす、という暴挙を行いました。
 知事は、「いま考えられる全てを検討されている」などと承認の理
由を述べましたが、明らかにウソです。様々な問題について調査も、
対策も考えられていません。
 次に、知事は地位協定の見直しなど、日米政府が苦慮するであろう
いくつかの問題提起をしています。それらはまったく回答されていま
せん。なぜ承認したのか、圧倒的な経済援助と圧力だと思います。
 知事は「県外移設」の公約には反していない、などと強弁していま
したがテレビでみる知事の顔はひきつっていました。
 それがすべてでしょう。
 こうなれば、名護市長選挙で稲嶺市長の再選を勝ち取り、埋め立て
勢力、日米政府にNOを突き付けましょう。
 厳しい選挙になると言われています。
 友人・知人に投票依頼をしましょう。知人がいない人は、カンパで
財政支援という方法もあります。

銃弾貸与、食い違う説明         大西 五郎

2013-12-27 10:55:49 | Weblog
 東海放送人九条の会の大西さんから情報が届きました。ご紹介します。
 南スーダンにPKOで派遣されている自衛隊が国連の要請にしたがって
南スーダンにいる韓国部隊に小銃弾1万発を提供しました。
 日本政府が「積極的平和主義に基づいて行った」と発表したことに韓国
政府は「日本政府が軍事的Y差区割りの拡大につなげようとしている」と
遺憾の意を日本政府に伝えました。
 近隣諸国が安倍首相のいう「積極的平和主義」をどう捉えているかとい
うことがよくわかります。
 なお、韓国軍への銃弾提供問題は、東海放送人九条の会のホームページ
の「ものみやぐら」で詳しく解説していますので、参考になさって下さい。

新聞の片隅に載ったニュースから(126)

「日本が政治利用」 韓国、銃弾提供で遺憾の意 (13.12.26 中日新聞)

 [ソウル=辻渕智之]韓国紙・朝鮮日報は二十五日、日本政府が南スーダンに国連平和維持活動(PKO)で展開する韓国軍に銃弾を提供したことを「政治利用している」として、韓国政府が強い遺憾の意を伝えたと報じた。
 韓国政府高官が「国連を通じた迂回支援なのに日本は軍事的役割の拡大につなげようとしている」と延べ、遺憾伝達の事実を明かした。別の政府関係者も「日本政府が積極的平和主義を絡めることは、明らかに(韓国に対する)政治的挑発」と語ったという。
 朝鮮日報は「日本に集団的自衛権(の行使容認)の口実を与えた韓国軍の無能さ」と題する社説も掲載。「銃弾提供要請の決定が招く外交面の影響を誰も検討しなかった」と韓国政府や国防省、軍を批判した。
 東亜日報は二十五日、安全確保のため銃弾の輸送完了まで提供事実の非公表を韓国軍が求め、日本側も了解していたと報じた。実際には完了前に日本メディアが報道し「輸送が危険にさらされた」との批判も伝えた。

    □□―――――――――――――――――――――――――□□

 韓国軍への銃弾提供というのは、現大統領派と前副大統領派が内戦状態になっている南スーダンで、韓国のPKO部隊が駐留している国連施設に多数の避難民が逃げ込んでおり、対立する武装勢力が接近している状態ですが、韓国軍に銃弾が不足しているため国連が日本のPKO部隊に韓国軍に小銃弾を提供するよう求めた問題です。日本の部隊は小銃弾1万発を提供しました。

 日本からもインフラ整備の目的でPKO部隊が派遣されていますが、PKO法では国連や外国軍隊に物資を提供することは認めています(PKO法第25条)。しかし武器・銃弾はそれには含まれないとされ、「国連から要請があっても断る」というのがこれまでの政府見解(国会答弁)でした。また武器輸出3原則でも外国に武器・銃弾を提供することは禁じられています。

 しかし安倍内閣は「緊急の必要性・人道性が極めて高い」として、PKO法・武器輸出3原則の例外として、銃弾の提供を実施しました。
 銃弾の輸送の安全確保のため輸送が完了するまで事実を公表しないという了解事項があったのに、輸送完了前に日本のメディアが一斉に報じました。
 政府なのか防衛省あるいは外務省なのか、日本側の当局がメディアに事実を公表したということでしょう。

 中日新聞は「今回の措置には、安倍晋三首相が外交・安全保障の理念として掲げる『積極的平和主義』を国際社会に示す狙いがある」と分析しています。そのため「平和国家の理念は維持しつつ、積極的平和主義の考えの下、今後も国際社会の平和と安定により一層貢献する」という官房長官談話を発表しています。

 安倍首相の唱える「積極的平和主義」ですが、一番近い近隣の国からは「日本が軍事的役割を拡大しようとしている」「韓国に対する政治的挑発」と警戒されているということです。首相の歴史認識も近隣諸国から問題にされています。首相はそのことをしっかりと認識すべきです。
                              大西 五郎


浜岡3号機、再稼働手続きへ  秋葉 次郎

2013-12-26 13:17:31 | Weblog
 悪しざまに言いたくないが、最近の原発再稼働へ向けた動きは人間とは
思えない所業と思う。

 福島事故の収束どころか、ベテラン作業員の被ばく量による離脱が相次
ぎ、福島の原発の収束など、夢のまた夢、という現実であるのに。

 仮に、福島に学び(とてもそのような状況にない)、技術的に飛躍的に
向上したとしても、放射能廃棄物をどう処理するのでしょう。この点は小

泉元首相の意見に賛成です。
 また、耐用年数に至り、廃炉することになれば英国の実例では90年の

時が必要であり、英国の廃炉の作業を取材した中日の石川記者のレポート
によれば、2002年に運転を停止し、廃炉工程に入ったが2つの原子炉建屋

は、2年後の2015年に遮蔽され、70年間、アルミニウムの壁で覆われると
いいます。

 使用済み燃料は、2006年に終わり、放射能物質除去は95%除去したそ
うですが、残りの5%は、運転中にたまった中レベルの放射能廃棄物と原

子炉格納容器内に残る物質だ。これが結構やっかいな代物だという。
 イギリスも日本と同様に、放射能を地中深く保管することになるが、最

終処分場はまだ、決まっていない。
 10万年も貯蔵することは可能なんだろうか。日本の場合は地震大国、火

山国であり、地下深くの噴火なども想定しなければなりません。固い岩盤
に貯蔵と言いますが、隆起したらどうするのでしょう。

 話をイギリスに戻します。放射能廃棄物が中間貯蔵施設に運ばれた時点
で一旦作業は中断します。

 ただ、炉心の放射能廃棄物は、自然に線量が下がるのを待ち、2082年に
原子炉建屋を解体し、終わるのは2092年、90年後となるそうです。

 イギリスの廃炉費用は、24基で約2兆2千億円になるそうです。これ
らを税金で負担することになる。電力会社は利益を上げるが後始末はしな

い。いまは、電力料金に上乗せする案だそうですが、一番コストがかかる
のが原発だとはっきり言うべきではないでしょうか。

 貴方はそれでも再稼働を急ぐ、原発関連会社を許せますか。
 再稼働申請する電力会社も、自民党の原子力推進議員と会談した規制

委の田中委員長も、血が通った人間と、私は思えません。

緊迫する辺野古埋め立て!         秋葉 次郎

2013-12-25 06:08:26 | Weblog
 仲井真知事が、年内に辺野古の埋め立てを承認するか、否かが
いま、沖縄問題の焦点になっています。

 知事は、東京で検査入院中ですが安倍首相と本日会うようです。
それに合わせるかのように政府は2014年度予算で沖縄振興策を県

の要望を大きく上回る予算をつけ、2021年まで毎年3000億円の振
興予算をつけることも安倍首相は明言しています。

 ちょっと、待ってください。安倍君、君はそれでいいと思って
いるかもしれないが、仲井真知事は、普天間基地の5年以内の運

用停止、日米地位協定の見直しを主張しています。そこはどうな
ったの? アメリカと精力的に交渉した形跡はないが。親分には

逆らえないから、お金の上積みで解決を目指すという、いつもの
手法では・・・・根本的な解決にはならないよ。

 知事は、選挙で「県外移設」を公約し、伊波さんの猛追を振り
切り当選したが、辺野古への移設を推進する承認を出せば公約違

反になります。
 安倍君の率いる自民党は、TPP参加など数々の公約違反、公

約すらしなかった<秘密保護法>を強引に成立させるフアッショ
政党ですから≪公約違反は十八番≫でしょうが・・・・。

 仲井真知事は、厳しい目を持ち、行動力のある沖縄県の知事で
す。本土と同じだと考えているのであれば大間違いですよ。

 ただ、報道によると仲井真知事は、≪普天間の移設と埋め立て
許可は別物≫という理屈で、埋め立てを承認する可能性が高い、

と言われています。
 仲井真知事に言いたい、本当にそのように考えているのであれ

ば、大間違いですよ。
 埋め立て申請の環境問題について、申請はすべてを調査し、対

策は立てていない、と聞きます。
 本土の業者は埋め立て土砂で儲けようと目論んでいるようです

が、土砂に含まれる不純物の調査や除去対策は含まれていないと
聞きます。

 また、赤旗報道によれば佐世保で大きな騒音・被害を出してい
る急襲揚陸艦(LCAC)に対する環境問題も考慮されていない。

 埋め立て申請では200mとしていた護岸を、271mに延ばしたこ
とへのアセスメントもないそうです。

 知事が「埋め立て申請は法的に問題ない、から承認せざるを得
ない」などと考えているとの記事もありますが、上記のように埋

め立て申請の調査内容に欠落があり、事務的にも承認できないと
私は思います。

 大問題は、普天間の県外移設を公約した知事が、辺野古移設を
前提とする埋め立てを承認することは、論理矛盾です。

 自民党の沖縄選出議員は、安倍・石破の脅しに屈し、容認に舵
を切りました。
 
 知事は自民党県連の顧問ということですが、県議会で公約を守
ると答弁されたように沖縄県民の代表として、政府に出した条件

のすべてが実現するまで、頑張りぬいていただきたいと切に願い
ます。

 私たち、本土の人間も沖縄と連帯して闘う覚悟は持っています。


(読売新聞:12月24日)
 沖縄振興関連予算は、対前年度比459億円増の総額3460億円と大幅に増額した。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を同県名護市辺野古沿岸部に移設するための沿岸の埋め立て申請は、仲井真弘多ひろかず知事が許可をするかどうか大詰めを迎えている。政府は、沖縄側が満額回答を求めていた概算要求の3408億円を上回る予算を付け、沖縄県民に最大限の配慮を示した。
 具体的には、那覇空港(那覇市)の第2滑走路整備費として、同200億円増の330億円、沖縄振興交付金も同146億円増額の1759億円を計上した。

 これに関連して、安倍首相は24日午前の閣議で、沖縄振興予算について「沖縄への投資は未来への投資だ。取り組みを強化するため、現行の沖縄振興計画期間(2012~21年度)は、毎年3000億円台を確保する」と述べた。


銃弾の提供とは・・・、遂に実力行使か?     平 和平

2013-12-24 20:39:01 | Weblog
安倍さんはとんでもないプレゼントを国民や韓国にしたものです。
韓国では、日本の集団的自衛権に道を開くものだ! という批判が
起きているそうだが、日本でも安倍フアッショ政権の確信犯的な行
怒りが高まるのを期待したい。

 安倍政権は年明けにも武器輸出三原則の見直しをする方向ですが、
これもとんでもない暴挙ですが、そのような国民のコンセンサスな
ど、どこ吹く風と言わんばかりに戦争への道、世界から背を向けら
れる施策を意図的にやっているようにも思えます。

 幼子が「僕ってすごいでちょ」と言わんばかりに親の前でポーズ
を決めたりしますが、安倍政権も調子に乗った幼子のような感じで
す。
 幼子は「かわいい」で済みますが、安倍さんのやることは危険極
まりない事です。武器弾薬を供給する後方支援そのものです。
 これも、集団的自衛権と同様、現行憲法下では絶対してはならな
いことです。やれないことです。

 それを例外としてやってしまった安倍政権・・・もう倒閣以外の
方法はないように思います。
 多くの平和勢力をひとつにし、平和のうねりを大きく、大きくつ
くりだして一日も早く、政権から引きずり下ろしましょう。
 そのためには、非日常の活動を私たちも覚悟せねばならないと思
います。
 皆さんの頑張りで、安倍を岸のように引きずりおろしましょう。