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今月のお米の便りです 前半

2023-11-14 | お米の便り

 11月に入りました。お住まいの地では、秋本番というところでしょうか。この夏、猛暑日の日数が記録的な数字だった当地も、いまでは晩秋の気配が色濃くなってきました。夏の暑さは、おそらく、全国でもトップレベルの範疇だったに違いない当地。ですがそれが過ぎればいつものように、北国の季節は歩みを早めます。

 今年の紅葉は何だかパッとしません。とても中途半端に見えるのです。この先あざやかになるようにも見えない感じです。これも夏が長く、秋の気温が高すぎたせいでしょうか。それとも単なる目の衰えなのか…。ゆっくり衰えていると、自覚するのがなかなか 難しいですよね。「よね」って聞かれても、このジイさんにどう返したらよいものか。

 

 さて、この便りを目にしてくださっている方の多くは、今年産米2度目のご注文をくださった方々。何ともありがたいことです。昨日10月31日、公的な機関が発表したところによると、9月末時点で県内の一等米の割合は60%台ということで、散々な結果でした。これが当地も入っているJAあきたおばこの管内に限ってみると、1%台! にわかには信じられないような数字というか、現状です。ですが、まぎれもない事実なのでした。ちなみにJAおばこというのは、記憶違いで泣ければ、単一農協としては全国一の米の出荷量のはずです。収量が少なかっただけでなく、等級も下がり、もうこの後のことは言わずもがなといった状況です。農協ではなく、農家が。今年に限らず、「収穫の喜び」なんて言葉は、もう聞く機会も無くなりました。  

 

 いきなり暗い話になったので、どうせだから続けてしまいますが(笑)、今お米作りは、小さな農家のみならず中規模の農家も、あちこちでやめていく人が多いです。で、それを請け負って耕作面積を増やした農家もあるのですが、その人たちも、だいぶ高齢化してきました。

 自分は現在**才! 若いときにはそんなトシになる自分を想像したことすらありませんでしたが、いや、これはまたよけいな話。自分が若いとき、農業は昭和ひとケタ世代でもっていると言われていました。その年代の人が中心となってお米作りがされ、若い人は勤めに出て、休日や朝夕などに手伝って、お米作りが続いてきました。農業機械や、栽培に要する資材の進歩のおかげだったと言えるでしょう。本当であれば、というかサラリーマンなどであれば定年といった年齢になっても、お米作りは続けることができたのです。70代、元気なら80歳になっても、トラクターなどを扱えれば、何とか続けていくことが可能でした。もちろん、それだけではないですが、大雑把に書くとそんな感じです。今その世代の人たちは、第一線を退いて久しいです。というより、鬼籍に入った方が  

                                       後半へすぐ続きます


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