風に吹かれて行こう

お米の便りを、写真でもっとわかりやすく!

6年前の12月 後半

2023-12-23 | お米の便り

 作物と言えば、種。

 種子法の廃止が国会で決まり、大変なことになったと以前書きました。事態はどんどん悪い方へと進んでいるようです。日本の米は、遺伝子組み換えの品種が幅を利かせる時代が目の前に迫りつつあります。種子という大切な国富が外資に売り渡され、健康が今以上に脅かされる世の中。そんな社会って誰にとってうれしいんでしょうね。ほんの一握りなのに、それがうれしい人がいるから、その方向で進んでいく。何と2016年、富裕層上位40人の資産が日本の人口の半分(6千万人)の資産と同じー! いつの間にか「東尋坊」がすぐ目と鼻の先に近づいていますよー。「うわー、アブナイからおすな、おすなって」 後ろを振り向く余裕も無いまま、じりじり押されているので、その声は後方には届きません。私達を押している人たちも、後ろから押されているのです。でも私達も、何も気付けないまま、ずいぶんの人達を押し続けてしまいました。そのことに気付いたら、何かが少しは変わるのかな。「だから、危ないから、推すな推すなって」

 

 冬になって雪が積もると、当地の様子は一変します。灯りが無いのに、夜は雪の白さで 真っ暗ではありません。街灯のささやかな灯りであっても、雪の無い時期とは一味違った雰囲気を醸し出すようになります。月明かりの夜などは特に、田んぼを含め、辺りの様子が違って見えて、不思議な感覚にとらわれることがあります。けれども感じ方は人それぞれなので、言葉に表すことはなかなか難しいです。今日の午前中は良く晴れました。木々の枝に降り積もった雪が、ちょうど綿帽子のように見えて、青空に良く映えていました。「晴れ時々雪」の天気が毎日だったら、雪もそれほど厄介なものには感じられないことでしょうが、現実は少々キビシイです。ですが時々は素敵な光景も見せてくれるんですよ。一年の中で、一番早く過ぎてほしい季節。でも決して無くなってほしくない季節です。

 今年一年もありがとうございました。みなさまとのお付き合いは、今日まで、お米づくりの大きな励みでした。これからも、もちろんそうです。本当にありがとうございます。ご要望をお聞かせください。叶わない場合もあるかもしれませんが、叶うものもあるはずです。遠慮なくどうぞ!

 あまり楽しい話題ではありませんが、最後に今年のおさらい、です。

 被曝による脳の影響。計画性の減少。複雑な文の回避。単純ミスの増加。短期記憶力の減退。長期記憶の取り出しの失敗。甘えと自己主張の増加。他人の感覚への共感の減退。状況把握の鈍化。60才に近づいている自分だと、そんなのトシのせいだよと理由づけできそうですが、まだ若い方で、こうしたことが起きていたら、そのせいなのかなと 考えてみても良いのではありませんか? もちろん、この国は そんなのぜったい認めません。でも、「美しい国」なんだそうです。


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