ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

チーム連係さえて山口を圧倒!至恩移籍も影響なし! ~2022アウェイ山口戦~

2022-07-10 22:24:35 | アルビレックス新潟
至恩がいなくなったから、新潟は怖くない!?
至恩がいなくなったから、なんてことは言わせない。
そう言った選手たちの意気込みを感じさせるゲームだった。



先取点を取ったとき、高木たちがしていたのは、至恩がゴールを決めたときのEXITポーズだった。
そこに、至恩、心配するな、俺たちは俺たちなりにがんばって、J1昇格するぞ!
そんな声が聞こえるような気がした。

サッカーJ2リーグ第26節、アルビレックス新潟は、アウェイ・レノファ山口戦。
先発メンバーを見て、少々驚くと共に、さすが松橋力蔵監督だ、と感心した。
センターバックの一人に、千葉でも田上でもなく早川史哉を起用。
ボランチの一人に、島田ではなく星雄次を起用。
至恩が抜けた左には、伊藤涼太郎を使った。
伊藤は、高木と交代しての起用が多く、併用するのは珍しい。
そして、FWには鈴木だが、控えには、いつもの谷口の名前がなかった。
様々な選手を試合にからめて、みんなで勝利に向かっていく。
そういうチーム作りをしている松橋監督、すごいです!

そんな意外性のあるメンバーだったが、新潟は、同じサッカーを志向する山口を、前半から圧倒した。
選手同士の連動がすばらしい。
速いパス回しと次のボールへの1歩目の動き出しの素早さ、的確なパスの受け渡し。
すべてにおいて、山口を圧倒していた。
攻め込む時間が長く、試合を支配していたから、早い時間にゴールがほしいとも思った。

だが、得点はなかなか決まらず、先制したのは、前半終了の時間も間もなくの頃だった。
星から左の高木へ→高木から再びペナルティエリア深くの星へ→星から走り込んできた鈴木へ。
非常にきれいなパスが見事につながって、先制ゴールを決めた。
そして、冒頭に書いた、高木と鈴木のEXITポーズ!
これは、もう間違いなく至恩へのメッセージだった。

早いうちにもう1点取っておかないと厳しい試合になるぞ、と思っていたら、
後半になって5分もしないうちにコーナーキックからの流れで、鈴木が今度は頭で2点目のゴール。
ほしかった追加点が入った。
この後は、2点リードで少し余裕が出たのと、山口がこのまま負けられないと攻勢に出たこともあって、山口にボールを持たれる場面も増えた。

だが、飲水タイム明けの後半28分、またしても、新潟のパスがつながる。
今度は、高木→右で走った鈴木→ゴール前の伊藤へ。
スライディングで伊藤のゴールが決まって、3点目。

得点は、いずれも何人ものパスがつながって決まったもの。
新潟がチームとして目指す試合、ゴールが決まったように思えた。
最後に1点を失ったのは反省材料だが、複数得点を挙げて勝利したのは、「攻撃的」であることを掲げるチームにとって、何よりのことだった。
スタッツを見ても、山口を圧倒していた。



ゴールに向かって、1人だけでなく何人も走っているから、得点のチャンスが広がった。
やろうとするサッカーが定まっているから、至恩が移籍していなくなっても、個人頼みでないサッカーができている。
シュート数が多いだけでなく、枠内シュート数も12/15と高い率だった。
とても頼もしい姿だった。


今節は、1位だった横浜FCも、3位だった仙台も、いずれも先制しながら追いつかれて引き分けに終わった。
新潟は、仙台に勝ち点3の差をつけ、横浜FCと勝ち点で並んだものの、得失点差により3試合ぶりに首位に返り咲いた。
昨季とは勢いが違う。
実力が違う。
新潟の今後の連勝街道ばく進が大いに期待できる。

Visca Albirex !!


コメント
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