英国のEU離脱が決定して、世界の金融界が大揺れです。
ヨーロッパに二度と悲惨な戦争が起こらないように欧州各国がひとつのまとまった国のような制度を作ろうと始まったEUですが、結局は自国の主権を守れないとか、移民に仕事を奪われるとか、などなどの理由から英国のEU離脱を判断した英国民…。
EU諸国の中でも「経済格差」が広がって、儲かっているドイツが一人勝ち状態で、そんなのについて行けんというのが戦勝国の英国民の心のどこかに巣食っていたんじゃないでしょうか。
結果は僅差でも多数決を重んじる国のこと…、残留を主張していたキャメロン首相は辞任を表明しました。
英国の離脱で、EUに不満を募らせている他の国がこれに追随するのではないかと懸念されています。
これから2年間かけて、英国のEU離脱へ向けての交渉が行われますが、経済問題をはじめ英国にはEU脱退に伴う厳しい条件が出されるだろうと予測されています。
この状況の中で英国に進出し、英国からEU諸国へ輸出を行っている日本企業も対応を迫られています。
つまりEUの主要国だった英国が脱退することでヨーロッパ各国向けの製品を生産している工場から出荷される製品には「関税」がかかってしまうからです。
「儲けること」が最優先の日本の昨今の大企業にとって、英国は不要の産物になり下がり、日本企業のお荷物になってしまいます。
ここら辺が「英国に進出すれば儲かる」と考えた「儲け第一主義」のサラリーマン経営者の無知なところです。
他国に何かを売ろうとすれば「関税」を掛けられるのは当たり前です。
EUから自動車を輸入すれば当然「関税」が掛けられます。
日本国民が「買う」時には「関税」を掛け、「売る」時には「関税」を掛けられないように考えてEUのどっかの国に工場を建てたりしてるから「痛いしっぺ返し」を食らうことになるんです。
日本の企業なら地道に日本国内で製品を作り、外国に輸出すればいいのに…。
日本の企業(特に商社が中心になって)は、安く作って儲けるために「中国」~「インドネシア」~「タイ」~「ベトナム」などへ少しでも安い労働者を求めて徘徊しています。
「国際競争力」をつけるためとか壮大な夢を追っかけているだけで、結局為替相場がちょっとでも変動すると大騒ぎしています。
製品開発力もデフレ時代に「開発予算」を大幅に削ったために、中国企業なんかに負けてしまっています。
どんなに素晴らしい特許や技術を持っていても「製品が売れなきゃ儲からない」という状況に落ち込んでいるのが今の日本企業です。
他社の開発した素晴らしい技術を買い取ったり、特許料を支払って、それを組み合わせて新製品をアッという間に「売り出し」ているのがシャープを買収した台湾の「鴻海」のような振興の企業…。
その行動力の早さに日本企業はついて行けません。
消費者ニーズを的確な情報を使い、他社の技術をイッパイ導入して、迅速に製品開発し売り出しているのが彼らの成功の秘訣です。
そこには、「消費者ニーズの把握→新製品開発→他社の技術や特許を導入し短期間で製品開発→新製品の発売→大儲け」というキチンとした企業理念があります。
日本企業にも理念はあるでしょうが、いつの間にか忘れてしまって「どうやったら法の網を掻い潜って儲かるか」しか考えていないから、新しい発想について行けません。
日本企業には多くの素晴らしい技術があります。
それを生かして、本来の企業活動を行わなければ、どこまでも深い闇に陥ってしまうでしょう。
ヨーロッパに二度と悲惨な戦争が起こらないように欧州各国がひとつのまとまった国のような制度を作ろうと始まったEUですが、結局は自国の主権を守れないとか、移民に仕事を奪われるとか、などなどの理由から英国のEU離脱を判断した英国民…。
EU諸国の中でも「経済格差」が広がって、儲かっているドイツが一人勝ち状態で、そんなのについて行けんというのが戦勝国の英国民の心のどこかに巣食っていたんじゃないでしょうか。
結果は僅差でも多数決を重んじる国のこと…、残留を主張していたキャメロン首相は辞任を表明しました。
英国の離脱で、EUに不満を募らせている他の国がこれに追随するのではないかと懸念されています。
これから2年間かけて、英国のEU離脱へ向けての交渉が行われますが、経済問題をはじめ英国にはEU脱退に伴う厳しい条件が出されるだろうと予測されています。
この状況の中で英国に進出し、英国からEU諸国へ輸出を行っている日本企業も対応を迫られています。
つまりEUの主要国だった英国が脱退することでヨーロッパ各国向けの製品を生産している工場から出荷される製品には「関税」がかかってしまうからです。
「儲けること」が最優先の日本の昨今の大企業にとって、英国は不要の産物になり下がり、日本企業のお荷物になってしまいます。
ここら辺が「英国に進出すれば儲かる」と考えた「儲け第一主義」のサラリーマン経営者の無知なところです。
他国に何かを売ろうとすれば「関税」を掛けられるのは当たり前です。
EUから自動車を輸入すれば当然「関税」が掛けられます。
日本国民が「買う」時には「関税」を掛け、「売る」時には「関税」を掛けられないように考えてEUのどっかの国に工場を建てたりしてるから「痛いしっぺ返し」を食らうことになるんです。
日本の企業なら地道に日本国内で製品を作り、外国に輸出すればいいのに…。
日本の企業(特に商社が中心になって)は、安く作って儲けるために「中国」~「インドネシア」~「タイ」~「ベトナム」などへ少しでも安い労働者を求めて徘徊しています。
「国際競争力」をつけるためとか壮大な夢を追っかけているだけで、結局為替相場がちょっとでも変動すると大騒ぎしています。
製品開発力もデフレ時代に「開発予算」を大幅に削ったために、中国企業なんかに負けてしまっています。
どんなに素晴らしい特許や技術を持っていても「製品が売れなきゃ儲からない」という状況に落ち込んでいるのが今の日本企業です。
他社の開発した素晴らしい技術を買い取ったり、特許料を支払って、それを組み合わせて新製品をアッという間に「売り出し」ているのがシャープを買収した台湾の「鴻海」のような振興の企業…。
その行動力の早さに日本企業はついて行けません。
消費者ニーズを的確な情報を使い、他社の技術をイッパイ導入して、迅速に製品開発し売り出しているのが彼らの成功の秘訣です。
そこには、「消費者ニーズの把握→新製品開発→他社の技術や特許を導入し短期間で製品開発→新製品の発売→大儲け」というキチンとした企業理念があります。
日本企業にも理念はあるでしょうが、いつの間にか忘れてしまって「どうやったら法の網を掻い潜って儲かるか」しか考えていないから、新しい発想について行けません。
日本企業には多くの素晴らしい技術があります。
それを生かして、本来の企業活動を行わなければ、どこまでも深い闇に陥ってしまうでしょう。