英国でEU離脱か、残留かの国民投票が行われました。
ニュースでは、僅差で残留ではないかとの憶測が流れています。
この国民投票が行われる前には、「離脱するかも」ということで金融界が大揺れして、円高になったり、株価が下がったりという現象が起きていました。
英国に進出している日本の企業は約千社あると言われています。
EU加盟国ということでヨーロッパ各国への英国からの輸出は基本的に関税がかかりませんので、日本から輸出するより「お得」というのが最大の理由です。
「高品質の製品」なら多少高額でも買ってくれるというのなら、日本から輸出しても大丈夫なんでしょうが、日本のお家芸だった「白物家電」なんかは生産技術が向上してきた中国製や韓国製の方が「品質は同じでも安い」ので、日本の製品が売れなくなってしまいました。
そこで「自動車関連」企業を中心にヨーロッパで売り上げを伸ばすために、英国をはじめとするEU加盟のヨーロッパ各国に日本企業が現地法人を立ち上げて工場を作り、そこからヨーロッパ各国にシュアを広げているのが現状です。
英国がEUを離脱すると、その恩恵を被ることができず(当然英国とEU諸国の間には関税が発生するので)折角英国に工場を作ったのに効果が発揮できません。
これでは日本企業の思惑が外れてしまいます。
英国内での離脱派の最大の理由は、移民によって英国人の仕事が奪われているということです。
移民を受け入れなければ、英国人の仕事量は減らない。
つまり、英国人に仕事があって安定した暮らしができるということです。
こうした考えは、特に高齢者に多く、若者たちは残留してEUとの経済圏を守った方が英国のためになると考えています。
さて、日本が置かれている現状は、これと比較してどうなんでしょうか?
日本人の考え方(特に自民党の議員さんたち)は、どちらかというと英国の高齢者に近い考え方が多いんじゃないでしょうか?
TPPで進めている環太平洋の自由貿易に関して、国内産業保護(農畜産物など地方の産業)のために反対論が根強く残っています。
特に、農畜産物に関しては、現在でも大量に輸入してるのに、これ以上増えたら軒並み農畜産物の生産者は生きていけないという論調です。
しかし、よ~く考えてみれば、日本のブランド農畜産物や木材などを関税なしで他国に輸出できるメリットもあります。
杉花粉で多くの人を苦しめている杉を大量に切りだして、アメリカをはじめとするTPP諸国に良質な住宅資材として輸出することもできます。
切り出した杉の後には、針葉樹だけでなく広葉樹なども植樹して、多様な木々を輸出できる林業国に変貌させることもできます。
外国からは安い農作物を飼料用に買いつけて、高品質でおいしい農作物を輸出することが農畜産業を発展させることになります。
当然そこには雇用が生まれ、給与水準も低迷する工業製品より現在と比較できないほど上昇するでしょう。
政府は、アホな金融策ばかりに走らないで、「日本は工業製品だけでなく、食料品なども輸出できるんだぞぉ~」というPRをして欲しいもんです。
安倍政権がTPPを受け入れたのは、アメリカから押し付けられて「OKポチ」状態でのこと。
日本独自の輸出入をして行くと、いつもアメリカから目の敵にされてしまいます。
奴らは、基本的にアメリカだけがよけりゃ、日本なんてどうでもいいと思っているはず。
大統領候補のトランプさんがいい例です。
その一方で米国民の多くは、高品質な日本車が大好きで幅広い階層の人に受け入れられています。
北米にはトヨタをはじめ日本の自動車会社が進出して、たくさんの人々を雇用しています。
アメリカのドラマには、日本の自動車メーカーがクライアントになって主役が乗る車は日本製というものもたくさんあります。
そんな作品で悪人が乗ってるのは、クライスラーやフォードのSUVなんかです。
国内販売が低迷している今日では、輸出を増やしていかなくては日本経済は立ち行かないのは事実。
ですが…。
日本の消費者が必要としている生活物資は、できるだけ国内産のものにして「地産池消」を原則にしていきたいですね。
なんつっても「安全性」が高いからね。
中国産の食料なんて何が入っているか分んないですもん。
企業は「安く作って、安く売る」というデフレを助長するような…、そして儲かることだけを考えて(どっちかいうとこっちの方が優先順位が高い)、中国や東南アジアに工場を作って逆輸入していますが、それを日本国内で生産するように改めれば、国内生産性が高まり、雇用が増え、給与も上昇し、国内消費も高まるとは思いませんか?
政府や国会を動かしている議員さんたちには、ヘンな「国内生産者への保護主義」じゃなくて、世界に通用する「多くの輸出品の開発」によって国内産業を支えるような政策を実現して欲しいですね。
そうなれば、仕事が増えて、雇用が安定し、結婚できる人も増えて少子化も改善されて行くんじゃないでしょうか。
今のままでは、いつまで経っても「少子化」担当大臣がいるのかいないのか分らない状況が変わらないと思います。
ニュースでは、僅差で残留ではないかとの憶測が流れています。
この国民投票が行われる前には、「離脱するかも」ということで金融界が大揺れして、円高になったり、株価が下がったりという現象が起きていました。
英国に進出している日本の企業は約千社あると言われています。
EU加盟国ということでヨーロッパ各国への英国からの輸出は基本的に関税がかかりませんので、日本から輸出するより「お得」というのが最大の理由です。
「高品質の製品」なら多少高額でも買ってくれるというのなら、日本から輸出しても大丈夫なんでしょうが、日本のお家芸だった「白物家電」なんかは生産技術が向上してきた中国製や韓国製の方が「品質は同じでも安い」ので、日本の製品が売れなくなってしまいました。
そこで「自動車関連」企業を中心にヨーロッパで売り上げを伸ばすために、英国をはじめとするEU加盟のヨーロッパ各国に日本企業が現地法人を立ち上げて工場を作り、そこからヨーロッパ各国にシュアを広げているのが現状です。
英国がEUを離脱すると、その恩恵を被ることができず(当然英国とEU諸国の間には関税が発生するので)折角英国に工場を作ったのに効果が発揮できません。
これでは日本企業の思惑が外れてしまいます。
英国内での離脱派の最大の理由は、移民によって英国人の仕事が奪われているということです。
移民を受け入れなければ、英国人の仕事量は減らない。
つまり、英国人に仕事があって安定した暮らしができるということです。
こうした考えは、特に高齢者に多く、若者たちは残留してEUとの経済圏を守った方が英国のためになると考えています。
さて、日本が置かれている現状は、これと比較してどうなんでしょうか?
日本人の考え方(特に自民党の議員さんたち)は、どちらかというと英国の高齢者に近い考え方が多いんじゃないでしょうか?
TPPで進めている環太平洋の自由貿易に関して、国内産業保護(農畜産物など地方の産業)のために反対論が根強く残っています。
特に、農畜産物に関しては、現在でも大量に輸入してるのに、これ以上増えたら軒並み農畜産物の生産者は生きていけないという論調です。
しかし、よ~く考えてみれば、日本のブランド農畜産物や木材などを関税なしで他国に輸出できるメリットもあります。
杉花粉で多くの人を苦しめている杉を大量に切りだして、アメリカをはじめとするTPP諸国に良質な住宅資材として輸出することもできます。
切り出した杉の後には、針葉樹だけでなく広葉樹なども植樹して、多様な木々を輸出できる林業国に変貌させることもできます。
外国からは安い農作物を飼料用に買いつけて、高品質でおいしい農作物を輸出することが農畜産業を発展させることになります。
当然そこには雇用が生まれ、給与水準も低迷する工業製品より現在と比較できないほど上昇するでしょう。
政府は、アホな金融策ばかりに走らないで、「日本は工業製品だけでなく、食料品なども輸出できるんだぞぉ~」というPRをして欲しいもんです。
安倍政権がTPPを受け入れたのは、アメリカから押し付けられて「OKポチ」状態でのこと。
日本独自の輸出入をして行くと、いつもアメリカから目の敵にされてしまいます。
奴らは、基本的にアメリカだけがよけりゃ、日本なんてどうでもいいと思っているはず。
大統領候補のトランプさんがいい例です。
その一方で米国民の多くは、高品質な日本車が大好きで幅広い階層の人に受け入れられています。
北米にはトヨタをはじめ日本の自動車会社が進出して、たくさんの人々を雇用しています。
アメリカのドラマには、日本の自動車メーカーがクライアントになって主役が乗る車は日本製というものもたくさんあります。
そんな作品で悪人が乗ってるのは、クライスラーやフォードのSUVなんかです。
国内販売が低迷している今日では、輸出を増やしていかなくては日本経済は立ち行かないのは事実。
ですが…。
日本の消費者が必要としている生活物資は、できるだけ国内産のものにして「地産池消」を原則にしていきたいですね。
なんつっても「安全性」が高いからね。
中国産の食料なんて何が入っているか分んないですもん。
企業は「安く作って、安く売る」というデフレを助長するような…、そして儲かることだけを考えて(どっちかいうとこっちの方が優先順位が高い)、中国や東南アジアに工場を作って逆輸入していますが、それを日本国内で生産するように改めれば、国内生産性が高まり、雇用が増え、給与も上昇し、国内消費も高まるとは思いませんか?
政府や国会を動かしている議員さんたちには、ヘンな「国内生産者への保護主義」じゃなくて、世界に通用する「多くの輸出品の開発」によって国内産業を支えるような政策を実現して欲しいですね。
そうなれば、仕事が増えて、雇用が安定し、結婚できる人も増えて少子化も改善されて行くんじゃないでしょうか。
今のままでは、いつまで経っても「少子化」担当大臣がいるのかいないのか分らない状況が変わらないと思います。