ロシアのウクライナ侵攻で厳しい経済制裁が続いていますが、プーチン大統領に近いと言われるオリガヒル(振興財閥)も追い詰められて反戦の声を上げているようです。
朝刊によるとバイデン大統領はオリガヒルを名指しして「欧州の同盟国とともに、ヨットや高級マンション、プライベートジェット機を見つけ出して押収する」と隠された遺産を把握するタスクフォースを立ち上げたと明かしました。
このオリガヒルというじいちゃんが初めて耳にする人たちは、ソ連崩壊後の民営化で主要産業を破格の安値で手に入れ莫大な富を築き、プーチン政権の誕生時に財産を没収するなどと脅されてから政権の政治的影響力の安定を支えてきたということです。
その人たちが、今回のウクライナ侵攻で日米欧から経済制裁の対象になり、自らの資産を死守するためにプーチンさんを裏切ったのでしょうか。
ウクライナへの侵攻では、大事故を起こしたチェルノブイリ原発や欧州最大規模のザポロジエ原発を攻撃して制圧したという報道が流れています。
これは電力供給を押さえて圧力をかける他にも、使用済み核燃料を利用した核開発・核武装を防ぐためという大義名分も発しています。
まったくナンセンスな言い分で、核兵器をそんなに短時間で開発できる訳もないのに、プーチンさんも焼きが回ったのか嘘をつくのがドヘタになって物凄く焦っているんだろうという気がします。
その焦りの矛先は、ウクライナ市民の住宅を狙ったり、学校を攻撃したりという行為にも現れています。
当初は、市民を攻撃対象にはしないと言っていたのに、今は恥も外聞もなく攻撃してるんですからね。
プーチンさんの思惑通りに事が進んでいないという証拠です。
昨日開催された北京パラリンピックの開会式でIPC会長がロシアの侵攻に苦言を呈した挨拶の一部が中国政府によって同時通訳されなかったそうで、中国政府の政治介入ではと言われています。
この大会では、参加する選手の間からロシア・ベラルーシの選手とは競技できないという大きな声が上がって、IPCは開幕直前に両国の選手を参加させないという方針を出しました。
ドーピング問題でただでさえ国旗を掲げて参加できないロシア選手にまたも大きな衝撃を与えたプーチンさんのバカな動き…。
世界の爪弾き者になっても攻撃の手を緩めようとせず、ウクライナとの協議でもあくまで強気の姿勢を見せています。
日米欧の経済制裁も最初は生ぬるいと思っていたのですが、次々に発する制裁が結構効いているようで早くロシア国民がプーチンさんを自ら追い出してくれるように祈るばかりです。
世界の人々が見守る中で、これ以上戦闘を続け孤立することは避けて欲しい。
切羽詰まって本当に核攻撃でもした日にゃ~、第3次世界大戦が始まってしまいます。
アホな北朝鮮が今朝も飛翔体を発射したそうで、大きな戦争になれば彼らもロシアと一緒になって戦争に参加してきそうな雰囲気が感じられます。
怖いなぁ~、やめてくれよぉ~。