ロシアとウクライナの3回目の停戦交渉が行われましたが、どうも決裂したようです。
ロシア国内でも侵攻に対する反対デモが行われているようですが、体操の世界大会でロシア選手が胸に「Z」(勝利を意味する)を掲げて登場して批難されたり、表彰台でウクライナ選手がロシア選手と一緒に壇上に上がらないなど世界中からロシアへ反発する宣言や態度が示されています。
プーチンさんも一旦始めてしまったから引くに引けないことになっているんだとは思いますが、両国の国民のことを考えると早くやめた方がいいんじゃないかと思うのです。
これだけ世界中から批難の嵐が巻き起こり、ロシアからの天然ガスや石油に頼っているヨーロッパ諸国でもついに輸入禁止措置に踏み切るなどの経済制裁も続いており、今はまだプーチン支持のロシア国民も早晩首根っこを押さえられてアタフタし始めるでしょう。
そんな時、プーチンさんはどんな姿勢で臨むのでしょうか。
戦時中の日本人のように陰では文句を言いながら、戦争を推し進める軍時政府の弾圧に屈したり、神風が吹くと信じていたり、嘘っぱちの情報に踊らされたりしていたように、ロシア国民も外から見たらロシア政府がオカシナ情報を流していたりするのを信じていたりするのでしょうか。
戦時中の日本でも食糧難やエネルギー不足が続いても、国民は反戦の声を上げるでもなく「一億火の玉」なんて言う言葉に踊らされていたんだからね。
外地への戦争には行かなかったけど、国鉄の蒸気機関車の機関士で国内輸送に携わっていた父親から戦時中の話を聞いたのは「名古屋空襲の際に大曽根あたりにいた時、爆弾で死にそうになったこと」ぐらいで、母親には「米軍の戦闘機から川の堤防道を友達と歩いていた時に機銃掃射を受けた」という話を何度も聞いたぐらいです。
二人とも戦争について多くを語りたくなかったようです(思い出したくなかったんでしょう)。
口にはしなかったけど、子どもたちには戦争のない平和な暮らしを望んでいたんだと思います。
21世紀のウクライナでも両親と同じような目に合ってる人がいるのかと思うと心が締め付けられてしまいます。
中国や北朝鮮というロシアと同じように領土拡張や保全に執着してる国が隣国にある日本でもいつ何時ウクライナのように彼奴等が侵攻してくるか分かりません。
みんな仲良く暮らしていければいいじゃないかと思うのに、少数のヘンな人たちがいるから平和な世界はアッという間にぶち壊されてしまう…。
安倍さんみたいに、米軍の核兵器を日本も共有しておくことが必要(議論すべき時だ)とバカなことを言い始める政治家もいるのが怖い。
そんなことしたら、中国なんて日本を核攻撃してもあっちが先にやりそうだからと難癖をつけられそうです。
プーチンさんも原発を狙った理由に「ウクライナが核兵器を開発してる」なんて嘘っぱちで攻撃の正当性を主張してるんだからね。
緊張関係にある国に上げ足を取られんように外交するのが頭のいい政治家だと思うんだけど、そういう意味では安倍さんは一番アホなことを言う政治家なんだと思います。
「攻撃されたらどうするんだ」いうけど「攻撃されんように平和な関係を築く」のが政治(外交)の役割だと強く思うのです。