トヨタ女性役員の逮捕・・・

　トヨタ自動車の外国人女性役員が麻薬を国際郵便で輸入したという容疑で逮捕されました。

　どうも彼女は日本の法律をよく知らなかったようで（じいちゃんもほとんど知らんけど）、アメリカで使っている麻薬成分「オキシコドン」を含む鎮痛剤を家族から送ってもらったようです。

　彼女は非常に優秀らしくトヨタにヘッドハンティングされて４月に役員になったばかり・・・。

　男の嫉妬ばかりが渦巻く日本の大企業で働くことは、もの凄いストレスだったことでしょう。

　彼女は頭が痛くなることばかりで、日本のグチャグチャした男社会が生み出した犠牲者なのかもしれません。

　大体、日本では女性役員が外国に比べ極端に少ないことから、政府も女性役員の登用を積極的に進めるように呼びかけていますが、トヨタはこの方針に従い女性の登用、しかも国際企業にふさわしく外国人の役員を誕生させました。

　彼女にとっては、世界に冠たる日本企業「ＴОＹОＴＡ」からのお誘いを断る理由もなく、本社に飛び込んできた訳ですが、世界企業と言っても愛知県の中心街である名古屋からも遠く離れた「豊田」という田舎町（ごめんね～）に拠点を持って地元に根を張る会社で、優秀とはいっても田舎侍（もう一回ごめんね～）の支配する企業の体質なんて想像がつかなかったでしょう。

　そりゃ、麻薬成分のたっぷり入った鎮痛剤を飲みたくなるのもうなづけるってもんです。

　アメリカではネットで簡単に購入できる鎮痛剤でも日本では医師の処方箋がないと購入できないものがほとんどです。

　彼女には、麻薬を輸入しようなんて気はサラサラなかったと思います。

　警察も逮捕する前に彼女のお話をよく聞かなきゃ～ね。

　警察の「怪しい奴はみんな捕まえろ（但し、本当に怪しいストーカーなんかには手ぬるいけど）！」的な発想で業務をしてるから、あらぬ疑いをかけられて罪のない人が冤罪というバカバカしい運命に翻弄されることになるんです。

　ＪＫの「虚偽痴漢事件」じゃないけど、警察官がしっかりと事実関係を確かめもせずに、地獄の尋問や「こう話せば、すぐに会社や家族と連絡ができるよ～」とか言う換言に騙されて、「嘘の供述」をしてしまうとそれこそエライことになるんです。

　今回の女性役員は、警察官の「好奇心あふれる厭らしい尋問」の末に不起訴になるんじゃないかと思います。

　それに『「トヨタ」の外国人女性役員を「よし」としない日本人役員』は、これを逆手にとって「やっぱり女性、しかも外国人の役員なんて時期尚早だった」とほくそ笑んでいることでしょう。