ayameじいちゃんの日記かな?

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中谷防衛相の迷走・・・

2015-06-11 10:24:53 | 日記
 安倍首相も危惧しているのではないかと思えるような中谷防衛相の国会答弁での迷走です。

 「法案に憲法解釈を合わせる」とか「憲法解釈を時代に合わせる」とか・・・。

 これでは最高法規である「日本国憲法」を内閣の判断でどうにでも解釈変更できるということです。

 確かに、刻々と変化する国際情勢に対応していくことは政権にとっては大切なことかもしれませんが、だからと言って勝手に「憲法」を無視していいとは言えません。

 もし、国際情勢の変化にどうしても対応しなければいけないというなら、国民にその危機を十分に説明し、速やかに「時代にそぐわない憲法の改正発議」をすればいいんです。

 そんなことは国民が反対するだろうからという認識で小手先の解釈変更をしようとするから「憲法学者」たちからも反発を食らうんです。

 正々堂々と「憲法改正」を訴えない内閣を誰が信用しますか(口では言っても選挙で下野するのが怖いから、実際には実行しない卑怯な奴ら)!

 今回の集団的自衛権をベースにした安保法制に賛成する少数の憲法学者は「自衛権は、個別的自衛権と集団的自衛権が国連でも認められているのだから、個別的自衛権だけを容認して集団的自衛権は認めないということは自衛権の半分を放棄しているようなものだ」と言っています。

 そりゃ、世界の自衛権の認識はそうかもしれませんが、日本国憲法では「戦争を放棄し、そのための戦力を保持しない」とあるのですから、そもそも自衛するための戦力さえ持てないという解釈が妥当なところです。

 しかし、それじゃ自国の防衛もできないということで「日本国憲法」を押し付けたアメリカさんにしっかりと応援してもらいながら独自の戦力を持つということで「自衛隊」という組織があるんです。

 砂川事件の最高裁判決は「自衛権はある」というものですが、集団的自衛権には全く触れていないので、それを拡大解釈して安保法案は「最高裁判決」でも認められた整合性のあるものだということにはならないんじゃないでしょうか。

 今回の安保法制は、いろんな意味で拙速で、国民の理解が得られないと思います。

 もう一度、日本の防衛というものを根本から見直して、必要なら憲法を改正するような努力を政権にはしてほしいです。

 危機が迫っているなら余計に早く議論を始めた方がいい・・・。

 単にアメリカに追随して、世界中どこでもヘコヘコついて行くような法律なんて危なっかしくて賛成できません。

 ある内閣のスタッフがTV番組で「政治家は頭では政治を考えているが、首から足の先までは利権しか考えていない」と言っていました。

 安倍さんも首から下の「利権」ばかり考えて「チッチャナ頭で法律案や政策」を考えているのかもしれません。
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