俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

「古希の祝い」

2014-09-19 19:55:12 | 観光地
先週の土曜日、故郷に「在った中学校」を卒業した同期の連中で、古希を祝う会が田舎の神社であったので出席して来ました。
“在った中学校”とは、過疎地ではどこも同じでしょうが、人口減のため統廃合で廃校になって無くなってしまったのです。

神社の神主の丁寧な古希を祝う「のりと」を頂いた後で、山の上にある温泉宿泊施設に場所を移して夜遅くまで祝宴を上げました。
当時一学年に百数十人はいたのですが30名ほどの参加でした。判明しているだけで一割の方がすでに他界してしまったと幹事の話があり、集まった皆で黙祷を捧げました。

宴会場からは、足下を流れる下る最上川が蛇行しては日本海にそそぎ、その水平線に入る黄金の落日の様はこの世のものと思えぬ何ものにも例え難き光景でした。

翌日、宿舎のある山頂から故郷の山々を眺めました。


遠くに見えている雲が山頂に載っている山が出羽富士の名ある鳥海山です。
目の前のゲレンデが「外山スキー場」で、中学時代にレースと云った距離競走で優勝したことのある思い出のスキー場です。
今では夏も人工芝でスキーが楽しめるのです。

すぐ下に田んぼの見える谷会いの村が旧・旧・田沢村という我がふるさとでした。
旧・旧というのは、その後町村合併で平田村から平田町となり、更に平成の大合併で酒田市となったのでした。

都度、田沢中学校、高畑中学校、飛鳥中学校と統合合併し、今では入学した田沢中も、卒業した高畑中も廃校となり無くなってしまったのです。小学校も同じ道を辿り、今ではありません。
住居表示は郡名も田沢も平田も無くなり、酒田市大字小字番地と簡単になりました。

さみしい限りです・・・
でも、ふるさとの山々は昔と何にも変わりがありません・・・

       ふるさとの山に向かひて
       云うことなし
       ふるさとの山はありがたきかな

久々に会えた幼なじみと山々に感傷的になりました。
感謝、感謝!!!