ちゃぶ台返しも…奇抜な「世界大会」各地で
読売新聞 8月14日(木)19時20分配信
ムーンウォークにちゃぶ台返し。変わり種イベントが、市民らが中心となって各地で開催されている。
イメージアップ、街おこしなど狙いは様々だが、「注目を集めることが人口減の解決策」との声も聞かれる。中には「世界大会」と銘打った企画もあり、あなたも世界一になれるかも――。
相模原市では今月、二つの世界大会で盛り上げる。一つは、2日夜に開催された「ムーンウォーク世界大会」。同市に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の施設があることにちなみ、地元商店主らが昨年から始めた。企画した茅(かや)明夫さん(64)の「ばかばかしいくらいの方がいい」との狙い通り、今年は昨年より70人多い約200人が参加。地元の留学生らも参加し、人気歌手マイケル・ジャクソンさながらの華麗な技や仮装などが披露され、昨年以上に熱気や笑いに包まれた。
もう一つは31日の「第1回流しそうめん世界大会」。同市にリニア中央新幹線の駅が設置されることから、竹筒を流れるそうめんをリニアに見立て、麺の流れる速さや箸ですくう量などを競う。主催する相模原青年会議所の浦上裕生(ひろき)さん(38)は「奇抜なイベントなら話も弾み、人と人とのつながりも生まれる」と期待する。
政令市の同市は、神奈川県内で先輩格の横浜市や川崎市と比較され、「華がない」「地味」などと指摘されることが多く、「すもう」と誤読されることも。世界大会はそんな市をもっとアピールしようという奮起の表れだ。ベッドタウンとして成長してきた同市は5年後に人口が減少するとの推計があり、市幹部は「役所にはない突き抜けた発想と行動力を見習いたい。人口減社会を乗り切るヒントは、人を呼び込む民間の取り組みかもしれない」と話す。
アイデアと工夫に富むイベントはほかにもある。岩手県矢巾(やはば)町では毎年6月、「ちゃぶ台返し世界大会」が開かれている。産直野菜を売る農家のメンバーらが露天市を盛り上げようと、2007年に始めた。かっぽう着姿の女性の「やめてー」を合図に、ちゃぶ台にのったおもちゃのサンマの飛距離などを競う大会で、過去には通りかかったアメリカ人女性が飛び入り参加し、優勝したこともある。そのユニークさが話題を呼び、今では東京で出張大会を開くほどの一大イベントに成長した。
※ジジイのたわごと
これからも、この手のイベントが増えることが想定出来る。
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