ジジイのたわごと

ジジイが適当に思いついたことを書いてみます

孫の運動会

2009-09-21 12:44:10 | 日記
孫の運動会!!
北九州市在住の私の娘から、「幼稚園に通ってる長女の運動会が19日よ」との連絡を受け、参加することとなった。
運動会は午前9時から始まるらしいので、8時半ごろまでには、九州自動車道の「小倉東」に到着しなければならないので、私の車で出掛けることにした。高速バスだと、8時半頃までに到着するバスがないのである。
カミサンは19日から3日間、長崎行きのため、運動会には参加できない。
「小倉東」に迎えに来てた娘の旦那の先導で、運動会会場へ約10分で到着。
幼稚園の近くの小学校を借りての運動会会場だった。

定刻9時に、園長さんの挨拶が終わって、運動会のプログラムが進行していった。種目は殆ど体操みたいなものが多かったけど、我々が陣取った場所からは、後ろ姿しか見えず、どこに孫がいるのか分からない。やっと走る競技が始まった。5人づつ走るので、孫の顔は見つけやすかった。目の前を走りぬける孫に、声を限りに応援したが、予想通り、我が孫は最後尾で懸命に走っていた。
私の兄弟を含め、親戚にも走るのが早いのは一人もいないので、我が一族は、走るのが遅い遺伝子を持ちあわせているようである。
最後尾であっても、必死の形相で走ってた孫に拍手喝采!!小さな子供であっても、一所懸命さは見ていて、清々しい。

11時半に午前の部終了。12時半まで昼食休憩タイム。用意されてた昼食は前日予約してたというホットモットの昼食だった。ご飯は海苔巻にして食べやすくしてあった。オカズは意外と種類が多く味もグーだった。孫の顔を見ながらの食事は、殊の外ウマイ!!

やがて午後の部スタート:祖父母競技の玉入れには、もちろん参加。直径10メートルほどの円を描いてる中央に玉入れのネットを高さ1.5メートルぐらいの棒にくくりつけたものを、幼稚園のスタッフが手で支えてた。円の外側から柔らかい玉をネットに投げ入れるのである。最初は玉を手のひらに乗せて下からネット目がけ放り上げていたが、なかなかネットに入らない。
ついには野球のボールを投げるようにしたら、いくつかの玉がネットに入ったが、玉が軽いことと変形なので玉を早く投げようとすると、カーブしてネットに真っすぐ玉が届かない。若い頃、草野球でピッチャーをやってたのを思い出しながらの投球は結構楽しかった。

最後の種目は、運動会の定番、紅白リレーである。孫は紅組で走るようである。
白組先行でリレーが進んで、孫も白組ランナーの背中を睨むような形相で走り去った。かなり白組優勢でリレーは進んでいたが、突然ハプニングが起きたのである。白組の走者がバトンを渡す時、次の走者の女の子が転倒したのである。その間に、紅組が追い越して行った。やおら立ち上がった白組の女の子の走り方が少しおかしい。両手で顔を隠すようにして走っていたのだ。私の前に来た時、その顔は涙で濡れて、泣きながら走っていたのである。私の傍にいた人が「あら、泣きながら走ってる!!可哀そう!!」と呟くのが聞こえた。

女の子の涙は何だったのか!?
「せっかく白組がリードしてたのに、自分の転倒で逆転された悔しさか?責任感なのか?恥ずかしさなのか?」私の孫ではないけど、気になって仕方なかった。
走り終わった女の子に、すぐさま保母さん一人が駆け寄り、背中をさすりながら、慰めていた。しばらくして、女の子がウン・ウンと頷くのを見て保母さんが離れて行った。

紅組と白組との差は、半周になっていた。保母さん二人が紅白に分かれて走りだした。紅組の保母さんは、ゆっくりと走り、白組の保母さんは全力疾走により、その差が2~3メートルぐらいになったところで、バトンタッチ。半周差を縮めるために、保母さんで話し合って走ったものと思われる。
次の幼稚園日では、もう少しで追いつかれそうになった紅組の保母さんに対して、「先生は走るのが遅い!!もう少しで追いつかれるところだったよ!!」と園児たちから、からかわれるかもしれないが、「あら、先生そんなに遅かったァ」と、とぼけてほしいものである。

一方、涙の女の子は、帰宅後、両親その他の家族から、どんなケアを受けただろうか?ケア次第によって、「もう、幼稚園には行きたくない!!」となるかもしれないが、出来るだけケロリとして幼稚園に出掛けてもらいたいものである。

走るのが遅くても、必死の形相で走った孫の顔:泣きじゃくりながら走った女の子:思うほど籠に玉がはいらない玉入れ:悲喜こもごもの運動会は、それなりに楽しめた!!

カメラはカミサンのものだから、カミサンにカメラを使う優先権がある。私専用にカメラを買わねばと何時も思いながら、本来カメラには興味が薄いので、カメラを買わずにいたが、孫の運動会にはカメラ持参だと痛感した。

   

 運動会の案内状