雀ばぁば

おしゃべり雀、孫7人

ベルギー旅行 その1

2012-09-11 19:01:59 | Weblog
帰ってきました。

11時間も飛行機に乗る・・・何とかクリア、ドーハ到着。
3時間くらいの間に免税店を プラプラ、結局何も買わなかった。
お金の換算が難しい・・・。
同じツアーの若い子達はめぼしいものを見つけて置いて
帰りに買う由。
フ~ン!そんなものなのかぁ~

再び機上に、7時間。

無事、ブリュッセル到着。

友達は、着陸寸前から体調を崩し
これからバスに乗る・・・というとき
突然 トイレに走った。

まだ、ロビーに出る前で
出口は何故か グニュグニュ曲がっていて
人が溢れていて
スーツケース 2個を押しながら
友達を気にしながら
ロビーに出たら
ツアーの人たちは 全く見えなくなって・・・
迷い子に・・・。


出てきた彼女は、
なんで一行を見失ったのかと・・・。
そして、バスの乗り場はこっちだからと
標識を見ていう。

こんな時は 動かぬほうがよいという私の言葉を聞かず
どんどん進んで エスカレーターに乗った。

仕方なく続いたが・・・

中程まで降りたとき
信じられないことが 起きた。

彼女のスーツケースが
ガタンガタンと転がり落ちたのだ。

下方に金髪の背の高い女性が・・・
一段上、右側に男性がいて その方が気づき
手で押さえてくださったので
直撃には至らなかったが
かなり痛かったとと思う。
日本語で“すみません”と言ったが
なにも言わずに立ち去られた。

転がるスーツケースを見たとき
一瞬、絶望的な気分がした。
保険を掛けていたが、
3000万円の傷害金額が頭に浮かんだ。

あわててケースを起こし
歩き出したとき
添乗員のKさんがすっ飛んでくるのに出会った。

彼女、曰く。
“やっぱり こっちやったろ?”
(運が良かっただけやないか!)

バスは100mくらい先の道路に止まっていて
Kさんは 私たちのスーツケース二つを
すごいスピードで押して バスへ走った。

あわてて走ろうとする私たちを
ガイドさんが止めた。
“ゆっくりね、走らないで!”

そうだ、私たちは老人なのだ。
ここで走って転んだら
遙々やってきた甲斐がない。

バスに乗るとき
“すみません”を繰り返したのは私。
彼女は涼しい顔で乗り込んだ。

バスに乗れた安堵感とベルギーの街並みに見とれて
すぐに忘れていた。

グランプラスや小便小僧など観光して
ホテルに着いたとき
バスから下ろしたスーツケースを見て
あの事件を思い出した私。

何で、あんなことになったの?!

手を離してん。

ハァ?!
大変なことになるかもしれなかったって
思わないの?

ん~、なんで離したんやろ。

まったく 感じていない彼女。

鍵を貰って、エレベーターに乗って部屋へ。
すぐ、食事の時間。また、忘れていた。

夜中、ふと思い出したら
その恐ろしさに怒りがこみ上げてきて
眠れなくなってしまった。

小一時間 悶々としていたら
彼女も眠れないと言って 起きた。

思い切って、彼女に言った。
あの事件が どれだけ怖ろしいことか、
もし、転がるケースの先に子供がいたら・・・
もし、私が貴女の下にいたら・・・
もし、あの男性が止めてくれなかったら・・・
旅行どころではなくなるのよ!
手を離すなんて、危機管理意識がなさすぎる!

バッグの中身をポンポンその辺に置いてしまう彼女だけれど
まさか、エスカレーターの途中で
大きな重いスーツケースから手を離すなんて
思いもしなかった。

話したら、ちょっと落ち着いて
軽い安定剤を二人して追加、
朝までなんとか眠った。

翌朝の天気は上々!すっきり!




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