雀ばぁば

おしゃべり雀、孫7人

母 と 義母

2006-08-26 21:48:59 | Weblog
いつも言うように、
義母は、強い人だけどとても気が小さい。

未だに、
私たち夫婦にあれこれ指図したいところがある。

左腕が痛くもう2年も治らない。
お灸を始めたが、一向に良くならない。

痛い、痛いとお医者様に訴えるので
次回、もう少し強い薬を考えましょう…と
言われて、また悩んでいる。

90歳。
強い薬は身体に悪いのよね と
薬剤師の私に尋ねる。

40kgに満たないほど
痩せた身体には
確かにきついかもしれないけれど
飲んでみないことには分からない。

きついという言葉のイメージが
義母と私では全く違うはず。

痛いのを我慢するのと
ちょっとは身体に悪くても
痛くなくしてもらって
楽しく暮らすのと
どっちを選ぶかは
おばあさんの気持ち次第よ。

“ここで、陰の声。
もうすぐ、91歳、
早く死んだ方がまし!
と言っているのは 何でしょう?”

私なら、後者を選ぶけど…

そぅお~? と言ったきり
何も言わなかった。
やっぱり、死ぬのが怖い!

義母にとって、
(きつい薬) = (死)なのだろう。

次第に食べられなくなって
亡くなったおじいさんを見ているので
毎食、一生懸命食べている。


方や、母、86歳。

家から一歩も出ようとしない。
腰は90度に曲がってはいるが、
歩くのはしっかり歩く。

いつも居る場所から
新聞・牛乳を取りに行くのに15m、
トイレに行くのに10mの距離がある。

妹が、天気の良い日には
2階の窓を開け放す。

母は、戸締まりにはとても用心深い。
2階中を見て回ると結構の運動量になる。

だから、自分は動いていると言い張る。

が、食べることにはあまり執着しない。
弟妹が忙しくて
食事を届けられないときが
時にはあるようだが、
自分から食べ物を買いに出ることは
まず、無い。

母の足でも5分とかからないところに
大きなスーパーがあるのにである。

そんな時用に、カップ麺を2~3個
買い置きしているが
それも積極的には食べない。

甘いものがあれば、それで済ましているようだ。
栄養不良になれば
また、病気が再発する。
高天原へ逆戻りよ!

母が一番恐れていることではあるが
霞んでしまった頭では
その恐怖も長くは留まらない。

落ち込むことは無い…とのこと。
ノーテンキに暮らしているようだ。
幸せなのかもしれない。

この二人を見比べて
自分の老後のことをどうするべきか
考えないわけにはいかない。

あまり、身体を労りすぎず、
走って走って
走り抜いて倒れて
さようなら~~~が、ベスト!


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