雀ばぁば

おしゃべり雀、孫7人

物忘れの 自覚は?

2006-06-26 23:50:23 | Weblog
昨日の日曜日
父の一周忌が行われた。

お寺とお墓の前で
お経を上げてもらって
朝、激しかった雨も
すっかり止んでいて
良かった、良かった!

その後、場所を借りてお食事。
母も一緒に楽しい ひととき。

母は、食事もよく食べて
ひ孫の無邪気な姿も楽しんで
おまけに、歯が一本抜けてしまった。

長いこと、口の中でコロコロしていたらしい。
食卓にその歯を置いたので
ティッシュに包んで
バッグに入れさせた。

夕食時、その歯のことを気にしたので
バッグに入れたことを話したが、
記憶に無いらしかった。

今朝のこと、
母が 弟の所に電話。

昨日の、私のバッグが見あたらないが
車の中に忘れていないか
見てきて!
ヒョッとしたら、
食事場所に忘れたかも…

弟の嫁が
無かったよ と言ってきた。

食事場所には忘れていないよ。
確認したから  と、私。
家のどこかに置いているんでしょ!

案の定、寝室の枕元の棚に
チョンと置いてあった。

ところが母は、
このバッグではない! と言う。

開けてみたら? 

何か証拠はあるだろうか? と、きた。

上手い具合に、
ティッシュに包んだ歯が出てきて
間違いなく、昨日のバッグと決定。

何故か、歯が抜けたことは
しっかり覚えている。

納得した?

力なく母は頷いた。
こんなに自分が惚けているとの
認識が無かったらしい。

一人で暮らして、
誰とも顔を合わさない日々を
送っているんだから
惚けるのは 当たり前。
もっと、外へ出て
買い物にでも行きなさいよ。

弟の嫁が毎日用意してくれる
夕食に不平を言うんだったら
自分が動けばいい。

一人でいたら
自分はしっかりしていると
思ってしまうのよ。
惚けていることを自覚しにくいの。
今回は、よく分かったでしょ。
そういうことを認識してもらうために
私は来てるんだから…

惚けている人ほど
自分は惚けていないと言い張るのよ。
口うるさい娘と思うでしょうけど。

いいや、そんなことはない、
有り難いと思っているよ。
母はまた、力なく言った。

ウン、お母さん
まだ、見込みあるよ!