チョコハナな日々

ちょこっとした日常のさまざまなことに対する想いを書いていきます。

山本譲司さんの講演会の感想

2009-02-18 | 障害者問題あれこれ
先週、医福懇の会議があり、山本譲司さんの講演会の感想も出ました。
そのとき、ひとりの人の感想で気づいたのですが、やはり誤解が生じやすいのだと思いました。
山本譲司さんは現在3冊の本を出しています。それを最後までじっくり読めば彼の意図していることが理解できると思います。
(私は斜め読みしかしていませんが...)
講演会だけの話では「知的障害者も犯罪をするんだ!」ということの方がインパクトが強くなるのかもしれません。
実際に関わった人ならそうではないと分かるのでしょうが、ちょうど幼児殺害事件などもあってそう受け取りやすいのでしょう。
知的障害の親の会、育成会が山本さんの本出版に対していい顔をしなかったそうですが、こういったことを危惧したのでしょうね。
私も悲惨な犯罪被害の話は聞くことができましたが、逆の話は正直ショックでした。
でも、知的障害者は人口の数パーセントで、加害者になる人はほんの一部。
また、加害者の大半はセーフティーネットから落ちた人です。
食べるものがなくてスーパーなどでおにぎりを万引きする人。
知的に問題がなければ、嘘鳴きでもして許してもらうのでしょうが、彼らはそういうことができません。
そういった狡賢いことができなくて「反省をしていない」と、刑務所に送られます。

何の問題解決にしても、まず、みんなが問題を知ることです。
そして問題を共有し、それじゃあどうすればいいのかと考えていくことが大事だと思います。
だから、当然累犯障害者のことも本で世に出したあとを社会全体で考えていく必要があります。
現在国も取り組んでいますが、施設反対の住民運動もあるようです。
問題提起よりも理解を促していくことのほうにかなり力を注がないといけないなと感じます。

写真の箸おきは、ひらがなです。とてもかわゆい!アイユーさんのところで見つけました。








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