黒かもめと白かもめに乗る

ヘッドフォンで音楽を聴きながら豪華列車の本を「これ」と指差す娘。

最近は列車の本がお気に入りで、「これに乗りたい」と言っている...ようです。

わたしもトワイライトエクスプレス...一度乗ってみたかった...

景色とお昼に食べれるオムライス...食べたかったな...

ここ何か月列車の本がお気に入りになっているので久しぶりに乗せようと思い、

娘を連れて乗りやすいのは、...などあれこれ考え、２５日に長崎駅へ出向く。

切符を購入している間に娘の様子が緊張と不安からかだんだん発作が起きそうな感じがする。

娘が「コーヒー」と口にするので改札口横のお店へ入る。

わたしの楽しみは、列車で駅弁を食べること。

お弁当購入し娘を列車に乗せるが、今や環境の変化に弱くなっている娘は列車の揺れに不安そう...

列車のトイレも貸切状態で使えそうだけど、揺れの中では顔がこわばって..

発作が起きないように....

こちらが怖くて...

でもせっかくのグリーン車なんだから景色も楽しまなきゃと片道２時間。

着いた博多駅であてもなく２時間つぶす。

一度入ったお店でゆっくりしようと思ったら「タバコの臭いが嫌」と連れ合いが立ち上がるもので雑踏の中をウロウロ。

この人ごみの中で娘が発作を起こしませんように...と祈る気持ちで歩く。

帰りの列車は指定席がいっぱいで、今度は白いかもめのグリーン車。

行きのグリーン個室より座りやすかったのか、慣れたのか、他に子どもなどの乗客がいたからなのか、帰りは上機嫌でした。

「もう二度と乗せない」と頭に浮かんだ行きの列車でしたが、無事に自宅に戻ると

娘の思いだし笑いに「今度は何に乗ろうか」と言っているわたしでした。

わたしの疲労が娘の笑顔で帳消しになった日曜日。



　白いかもめのグリーン車から。


　また、ゆふいんの森にも乗りたいな...