チョコハナな日々

ちょこっとした日常のさまざまなことに対する想いを書いていきます。

障害者の福祉医療費について

2009-12-28 | 障害者問題あれこれ
おととし(平成19年4月)、長崎市で乳幼児医療費が現物給付になった。
そのとき、なぜ先に障害者の福祉医療費を現物給付にしないものか、と思った。
弱者の味方だという議員は何も発しないし、障害者団体が要望していることも聞いたことがなかった。

ところで、他の親たちはどう思っているのだろうか。
昨年、いっしょに活動している会のメンバーに尋ねてみたら次のような返事が返ってきた。
「わたしたちの子は将来役に立つ子でないから...現物給付にはならないんじゃないですか」。

多分これが大半の当事者と親の考えなのかもしれない。
これを聞くと、親たちがいかに「障害児を生んだ親が悪い」と日本社会から思われているか....悲しくなった。

10年ほど前も、ある集まりで「広島は現物給付になっていますが、長崎はなっていません。年をとると、償還払いは手続きが大変なので現物にしてもらえないかと思います。」といった親がいた。

当時のわたしは未だ若かったので、苦にならなかったし、自分の子の学校問題で手一杯だった。そうなればいいかな...と思った程度だった。

今もまだ大丈夫なのだが、乳幼児の親が現物給付で楽になったというなら、障害者当事者も支援者も親もかなり楽になるに違いない。
現に、障害のない幼児と障害のある小学生の子を持つ親は「下の子より上の子が大変です」という。

わたしと娘の将来を考えると面倒な手続き不要の現物給付がいいのかもしれない。

さて、来年はこの件についても勉強していこうと思う。




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