コロナは、学校を卒業して就職2年目に会社の先輩から30万円で
譲り受けたクルマです。
42年式を3年落ちで購入したのが昭和45年です。
当時のクルマは現代のクルマと違ってボデイの鉄板も厚くて、手で
押した位ではペコペコしたりすることはありませんでした。
◆トヨペットコロナ RT40
何の変哲もない1500CCの4ドアセダンですが、このクルマで最も
気にいっていたのは、フロアシフトの前進4速マニュアルギア
だったことです。
特別なスポーツタイプのクルマでない限りは、コラムシフト
3~4速ギアが普通だった時代には、おおいに遊び心を擽られた
ものです。
この車で4泊5日で九州1周のドライブ旅行行ったのも懐かしい
思い出です。
山口県へ行った時には、国道2号線でラジエーターホースが破裂
して立ち往生したこともあります。
あと一つ忘れられないのは、強烈な”カックンブレーキ”だった
ことです。
今のクルマと違って前後輪ともドラムブレーキなのは仕方ないと
しても、雨上がりなどブレーキドラムに薄い錆が浮いているよう
な状態の時、30Km/h以下くらいの速度の時だと、ブレーキペダル
に足を乗せるだけでその場で緊急停止するのかという位の勢いで
強烈なブレーキがかかります。(ヒヤット経験何回かあり)
だから雨の日や雨上がりに家を出る時には、後ろを良く確認して
からブレーキを踏んで錆落としをしてから普通に走り出した
ものです。
一方、ちよっと長めの下り坂でブレーキを多用したり、高速
からのブレーキングを繰り返したりすると、すぐにブレーキの
効きが甘くなってしまいます。
そのおかげで、いまでも運転する時はエンジンブレーキを
多用して、極力フットブレーキを使わないという習慣が身に付き
ました。
結局、このクルマには2年ちょっと乗って、10万円で知人の
知人に売却しました。