好曲好盤探訪

名曲か、名盤か、というより、個人的好みで好きな曲の好きな演奏との出会いを求めてボチボチと。同じような方の参考になれば

ブラームス 交響曲第1番 ドホナーニ/フィルハーモニア管

2017-04-22 00:14:06 | ブラームス 交響曲第1番
ドブラームス 
交響曲第1番 

指揮…ドホナーニ
演奏…フィルハーモニア管
好み度…3(5点満点)

ライブのようだが特に厚さや覇気を感じるわけでもなく、全体的に響きとしてそれなりに鳴ってはいるが深みあるいは精彩を欠く印象。
序奏はよい響きで期待を持たせるが、その後は今一つ抜け切らないまま過ぎていくような…。
標準的な域ではあって悪い演奏とも思わないが、特に何が残るという印象もありませんでした。
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チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 ルービンシュタイン/ラインスドルフ/ボストン響

2017-04-22 00:09:22 | チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番
チャイコフスキー 
ピアノ協奏曲第1番 

ピアノ…ルービンシュタイン
指揮…ラインスドルフ
演奏…ボストン響
好み度…3.5(5点満点)

録音は冒頭から音が割れ気味ではあるが、ボストン響の古風で力強い弦による序奏は爽快。
続くピアノによる主題は他では聴かれないくらいに結構軽めに弾かれていて、ちょっと意表を突かれる。
その後も虚飾のないシンプルで美しいピアノではあるが、感情表現としては濃いものを感じずむしろその虚飾なさは淡白に感じるくらいであり、分厚く力強いオケの響きとちぐはぐな感も受ける。
第2楽章では自然体で美しいルービンのよさが聴かれるように思う。
第3楽章も、このやや目まぐるしく賑やかな楽章の中でルービンのよさが出ているようにもあまり思えない。
バレンボイム/ロンドンフィルとの皇帝では他の演奏に比しても分厚いオケに引けをとらない力強さも見せているのに、この盤の両端楽章では、どこか曲との、あるいはオケとのミスマッチを感じてしまう。
名盤とされることも多い盤であり、そんな風に感じるのも、この曲に求めるもののイメージが自分の中である程度固まっちゃっているからかもしれません。
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ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」 クリップス/ロンドン響

2017-04-22 00:05:10 | ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」
ベートーヴェン 
交響曲第6番「田園」 

指揮…クリップス
演奏…ロンドン響
好み度…5(5点満点)

録音は古い感を受けるが、特に両端楽章での厚い弦の響きはおおらかに伸びやかで力強く温もりがあって美しい。弦と弦、弦と他楽器のからみもそれぞれがほどよく主張しつつほどよい調和と思う。
第2楽章は明るさに満ちた情景、第3楽章での喜びの表現や、第4楽章の嵐の激しさの表現に特別の趣向はないが標準の域の厚さは備え、終楽章は喜びに満ちており清清しい。これほど喜びが豊かにストレートに表現された田園はそうはないのではないだろうか。静かで美しい感謝と祈りの楽章というよりは、感謝の宴のように、弦やホルンが開放的に、高らかに、伸びやかに、旋律を謳い和音を彩っていく。

(↓2018.4/22追記)
その後、高音質盤を聴いた。上
に書いた録音の古さは感じさせず、柔らかく厚みのあるまろやかな響きとなった。
思えば廉価盤はその古めかしいがさついたような音質がかえって勢いを感じさせていたようなところもあったようだが、高音質盤ではほんのり明るく包まれるような優しい厚みが心地よい。華やかさや派手さはないが、特に終楽章など素朴な厚い響きに明るい喜びが満ちているようで心地よい。オーソドックスにして田園かくあるべし、と思わせる名盤と思う。好み度4.5から5に変更。
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