い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

その六十七

2020-12-19 | オキテ
嘘をついている
困る人も影響を受ける人もいないのに
嫌われても知らず存在さえしていないのに
何を恐れているのか
何と闘っているのか
何を守りたいのか

いつも小さな嘘に隠れている
透明な心で人を思うほどキレイではなく
ピンと張った響きを奏でる美しさもなく
陰口に安堵し
災いに背を向ける
孤独と解り合うために

嘘を一枚脱ぎ捨てて
凍る寒さに答えを聞こうか