「金魚用として使う火鉢を探すよろし」。
そんな奥さんの号令の下、蔵ざらえである。
すると、何じゃこりゃ的なシロモノがザックザク。
いやあ、旧家恐るべしって話である。
何よこれって感じのブツがいっぱい。
日本刀やら軍刀やら、銃刀法違反っぽいモノも大量に。
何でも鑑定団に出せばいいんじゃないの、ってシロモノばかりである。
その極めつけが、火縄銃である。
しかし、覚えてどうする…
ぐっと新しいモノでは、エレキギターも。
そして、お目当ての火鉢も、無事見つかった。
底をセメントで補強してくれるお義父さん。
重いモノを運ぶ以外、何も出来ない婿殿は、
ただただ頭を下げるのみである。