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E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

男の料理の巻

2006-03-12 10:53:05 | 食・レシピ

お義母さんが入院。この週末、奥さんは実家に帰ってしまった。Dvc10164_m

で、不肖、私、雄雄しく厨房に立っているのである。

しかし、辛味偏愛者の私に対し、

チビは疑念と猜疑の眼を寄せている。

「また、辛いんじゃない?」。

唐辛子を入れないように、じっと見張るチビである。

そんな監視の目をかいくぐった結晶が、この陳麻婆豆腐なのだ。

陳麻婆とは、中国・成都で生まれた、ベリーグッドな料理。

要するに、甘ったるくなくて、四川風の大人の麻婆だ。

陳麻婆豆腐店ってのが東京・赤坂にあり、Dvc10150_m

あっち勤務の折、かなーりの頻度で通っていた。

その店で「辛めにしてちょ」と頼んだのは私が初めて。

食事を終えた私に、

中国人スタッフが「大丈夫でしたか」とたずねてきたのも懐かしい思い出である。

それに一歩でも近づけるために必要なのが、「ヤマムロ」の陳麻婆豆腐。

そして、四川で製造された豆板醤である。

両者とも、高級食材を扱うこだわりスーパーなどで売っている。

豆腐を用意して、しろねぎを一本ざくざくに切って、

あとはチビの眼を盗んで、四川豆板醤やらピリッとくる花椒をぶち込むだけであ

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る。

「できたよー」と、朝っぱらから、口から火が出るような料理を喰わせようとするおやぢ。

一口食べただけで、チビは「辛いっ!」とべそをかく始末。

まったく、情けない話である。