朝、パッキングも完了し、宿を出た。
港でチケットを買い、ターミナルまで歩いている間、何だか不安と楽しみでおかしな気分になったのか、何だかニヤニヤしていた。いよいよヨーロッパも終わり、アフリカだ。
ターミナルはなかなか立派な建物で、随分キレイだった。チェックインを済ませ、イミグレも何事もなく、通過。少し待った後、いよいよ乗船。
乗船後、大きな荷物は入口のところへ置いて(『置いておけ』と言われた)、モロッコの入国手続き。スタンプを押す場所を指定しようと思ったら、一瞬にしてとんでもないところに押された。増補した部分の中ほどのページのど真ん中。しかも、と言うか、当然、斜めになってる。もう少し後のことは考えられへんのやろうか?
入国手続きを終え、しばらく待っていると船はゆっくりと動き出した。やっぱり船ってイイ感じ。ゆっくりとヨーロッパが遠ざかり、ゆっくりとアフリカが近づいてくる。旅情たっぷり。
船の中では、船室で座ったり、デッキに出てみたり、いずれにせよボーッと外の景色を眺めていた。
ジブラルタルも見えた。
ぐっばいヨーロッパ。
はろーアフリカ。
出発して2h後。モロッコに到着。ついに、アフリカに到着した。
でも、よく考えればアフリカは今回が4回目。アフリカ大陸に限っても3回目だから、そんなに新鮮味もないのかも…(笑) それにアフリカと言っても、まだモロッコでアラブ色たっぷりやし。
船を降りた後は、バスでターミナルまで移動し、簡単な荷物検査を受けた後、両替を済ませ、外で待っていたタンジェ行きのバスに乗り込んだ。バスは乗ったと思ったら出発。乗り遅れなくて良かった。
30分程でタンジェ市内に到着。着いたところが全くどこか分からない。ウロウロしていると、モロッコ人が話しかけてきて「テトゥアンに行きたい」と言うと、スグそこにバスターミナルがあることを教えてくれた。
バスターミナルでは、『ラバト』『カサブランカ』『シャウエン』などなど行き先を連呼している客引きがいっぱい。『あ~、ヨーロッパも終わった』と実感。のんびり感傷に浸っている間もなく、客引きに連れられてテトゥアン行きのバスに乗り込むことができた。客引きがチップを要求してきたが、無視。
わずか1h強でテトゥアンに到着。ところが、どう見ても歩き方に載っているバスターミナルとは違うところに着いたらしい。バスターミナルを出たところでどうしようかと悩んでいたら、またもやモロッコ人が話しかけてきた。なぜかスペイン語で(笑)。
その後、さらに英語の喋れるヒトも混ざって、色々と聞いていると中心部までは歩いても15分くらいってことが分かった。『だったらタクシー使う必要はない』と歩き出したが、ずっと登り坂。しかも、ハッキリと自分の居る場所が分からんもんだから、余計に遠く感じる。確かに道を知っていて真っ直ぐ歩けば15分くらいだったかもしれないけれど、立ち止まりながらヒトに聞きながら歩いていると30分くらいかかってしまった。
そして、目当てのホテルまで着いたところで、またもやモロッコ人が話しかけてきた。で、おれが泊まろうとしていたホテルはフルだから『○○ホテル(名前忘れた)』が良いよって勧めてきた。本当なら怪しいって思うんだけれど、『○○ホテル』ってのはついさっき歩いている途中に話しかけてきた別のモロッコ人も勧めてきたホテルだったから、まぁそっちでイイやと付いていくことにした。
途中、『今、日本人が泊まっている』とか、『安い、安い』とか言ってくる。で、ようやくホテルに着いて、部屋に案内されて値段を聞くと100ディルハム。高いのか安いのか分からん。もうでもこれ以上ホテルを探すのはイヤだったので、泊まることにした。
で、宿帳に記入する段階でホテル名を見てビックリ。『○○ホテル』じゃない。
ヤラレタ! 字が読めないのを良いことに、アレだけ話していたホテルとは違うホテルに連れてきやがった。たぶん『○○ホテル』ってのは日本人に有名なんだろう。そこの名前を出して違うホテルに連れてくるという手口。
ホテルのおじいさんが良いヒトそうだったので、今さらホテルを変えることまではしなかったけれど、なんか腹が立つ。ホテルまで連れてきたモロッコ人が『メディナを案内してやる』って言ってきたけど、当然お断り。ウソつくようなヤツに案内なんてされたくない。
やっぱりもう少ししっかりとホテル情報などを調べておくべきやったかな…
とりあえず気を取り直して、メディナの中を散策することにした。
入って5分くらいでまたもやモロッコ人に捕まり、カーペット屋さんへ連れていかれた。なぜか知らんが屋上へ案内してくれたのが嬉しかったので、その後のカーペットの売り込みは適当に聞いて『要らない』と言って出ていった。
しばらくカーペット屋に居たせいか、自分のいる場所がよく分からなくなってしまった。適当に歩くと、メディナを出てしまったが、どの方向へ出たのかがよく分からない。
再び、メディナに入ると今度はずっと真っ直ぐ歩いているはずなのに、いつまで経っても出口に着かない。結局、このときはメディナの端から端までを一直線に歩いたらしい。
割りとこじんまりとしたメディナのはずなのに、ホントに迷路。ちょっと先が思いやられる。
ようやく自分の居場所を確認できたトゥット門。
夕食を食べた後は、宿で日記を書いたりしながら、くつろいでいた。すると、外で若者のシュプレヒコールが… 一体、何なんだ…
スペインとモロッコ。ものすごい近いのに全然違う。まだちょっと慣れないね(笑)。
夕食。
<世界遺産68個目(文化遺産60個目)>・・・テトゥアン旧市街
タンジェからバスで約1h。バスはテトゥアンの新市街の南側のバスターミナルに着く。バスターミナルからメディナまでは、バスターミナルを背に左斜め方向へ延びる道(ずっと登り坂)を進み、突き当りを左折。さらに坂を登ると目の前にガソリンスタンドがあるので、そこを右折し、2ブロック程歩いて右折し、真っ直ぐ進めばハッサン2世広場に着く。
<今日の移動>アルヘシラス→タンジェ→テトゥアン
・アルヘシラス→タンジェ・メッド:船で約2h。20ユーロ。
アルヘシラスの港の一番手前にあるacccionaというオフィスでチケットを購入。港のターミナルでスペインの出国手続きを済ませた後、乗船し、モロッコの入国手続き。モロッコの入国カードは船内で貰える。
船は、タンジェから50km程離れたタンジェ・メッドに着く。到着後、飛行場にあるようなバスで港のターミナルまで移動。荷物のX線検査有り。建物内に両替所有り(レートは悪くないと思う)。ATMもあったが、plusのカードは使えなかった。
・タンジェ・メッド→タンジェ市内:バスで30~40分。
港のターミナルを出て右側辺りから、無料のタンジェ行きのバスがある。ただし、港のターミナルに着いてから10分後くらいに出てしまったので、両替とかに手間取ると乗れないかも… 乗り過ごしたら、次の便を待つ?
タンジェのバスターミナルのそばに到着した(と思う)。
・タンジェ→テトゥアン:バスで約1h。14ディルハム。
ASFAR OUCHEN Rachidというバス会社。バスターミナルで客引きに連れられるまま購入。荷物代などは特になし。
<宿泊地>ペンションアフリカ(Pension Africa) ツイン 100ディルハム
住所:不明。ハッサン2世広場のそば。
バスターミナルからメディナまでは、バスターミナルを背に左斜め方向へ延びる道(ずっと登り坂)を進み、突き当りを左折。さらに坂を登ると目の前にガソリンスタンドがあるので、そこを右折し、2ブロック程歩いて右折し、真っ直ぐ進めばハッサン2世広場に着く。ハッサン2世広場に着いた後、左側にある小さい路地を10m程、進んだところ。
路地の入口自体も分かりにくい上、看板も『Hotel』としか出てないので、まず一人では辿り着けないと思います。
設備:共同トイレ&ホットシャワー(って言ってた。浴びずに寝たから知らない)。Wi-fi 無し。
備考:街を歩いている途中で連れていかれたホテル。宿のおじいさんは良さげな感じ。ウェルカムティーがある。
アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v
港でチケットを買い、ターミナルまで歩いている間、何だか不安と楽しみでおかしな気分になったのか、何だかニヤニヤしていた。いよいよヨーロッパも終わり、アフリカだ。
ターミナルはなかなか立派な建物で、随分キレイだった。チェックインを済ませ、イミグレも何事もなく、通過。少し待った後、いよいよ乗船。
乗船後、大きな荷物は入口のところへ置いて(『置いておけ』と言われた)、モロッコの入国手続き。スタンプを押す場所を指定しようと思ったら、一瞬にしてとんでもないところに押された。増補した部分の中ほどのページのど真ん中。しかも、と言うか、当然、斜めになってる。もう少し後のことは考えられへんのやろうか?
入国手続きを終え、しばらく待っていると船はゆっくりと動き出した。やっぱり船ってイイ感じ。ゆっくりとヨーロッパが遠ざかり、ゆっくりとアフリカが近づいてくる。旅情たっぷり。
船の中では、船室で座ったり、デッキに出てみたり、いずれにせよボーッと外の景色を眺めていた。
ジブラルタルも見えた。
ぐっばいヨーロッパ。
はろーアフリカ。
出発して2h後。モロッコに到着。ついに、アフリカに到着した。
でも、よく考えればアフリカは今回が4回目。アフリカ大陸に限っても3回目だから、そんなに新鮮味もないのかも…(笑) それにアフリカと言っても、まだモロッコでアラブ色たっぷりやし。
船を降りた後は、バスでターミナルまで移動し、簡単な荷物検査を受けた後、両替を済ませ、外で待っていたタンジェ行きのバスに乗り込んだ。バスは乗ったと思ったら出発。乗り遅れなくて良かった。
30分程でタンジェ市内に到着。着いたところが全くどこか分からない。ウロウロしていると、モロッコ人が話しかけてきて「テトゥアンに行きたい」と言うと、スグそこにバスターミナルがあることを教えてくれた。
バスターミナルでは、『ラバト』『カサブランカ』『シャウエン』などなど行き先を連呼している客引きがいっぱい。『あ~、ヨーロッパも終わった』と実感。のんびり感傷に浸っている間もなく、客引きに連れられてテトゥアン行きのバスに乗り込むことができた。客引きがチップを要求してきたが、無視。
わずか1h強でテトゥアンに到着。ところが、どう見ても歩き方に載っているバスターミナルとは違うところに着いたらしい。バスターミナルを出たところでどうしようかと悩んでいたら、またもやモロッコ人が話しかけてきた。なぜかスペイン語で(笑)。
その後、さらに英語の喋れるヒトも混ざって、色々と聞いていると中心部までは歩いても15分くらいってことが分かった。『だったらタクシー使う必要はない』と歩き出したが、ずっと登り坂。しかも、ハッキリと自分の居る場所が分からんもんだから、余計に遠く感じる。確かに道を知っていて真っ直ぐ歩けば15分くらいだったかもしれないけれど、立ち止まりながらヒトに聞きながら歩いていると30分くらいかかってしまった。
そして、目当てのホテルまで着いたところで、またもやモロッコ人が話しかけてきた。で、おれが泊まろうとしていたホテルはフルだから『○○ホテル(名前忘れた)』が良いよって勧めてきた。本当なら怪しいって思うんだけれど、『○○ホテル』ってのはついさっき歩いている途中に話しかけてきた別のモロッコ人も勧めてきたホテルだったから、まぁそっちでイイやと付いていくことにした。
途中、『今、日本人が泊まっている』とか、『安い、安い』とか言ってくる。で、ようやくホテルに着いて、部屋に案内されて値段を聞くと100ディルハム。高いのか安いのか分からん。もうでもこれ以上ホテルを探すのはイヤだったので、泊まることにした。
で、宿帳に記入する段階でホテル名を見てビックリ。『○○ホテル』じゃない。
ヤラレタ! 字が読めないのを良いことに、アレだけ話していたホテルとは違うホテルに連れてきやがった。たぶん『○○ホテル』ってのは日本人に有名なんだろう。そこの名前を出して違うホテルに連れてくるという手口。
ホテルのおじいさんが良いヒトそうだったので、今さらホテルを変えることまではしなかったけれど、なんか腹が立つ。ホテルまで連れてきたモロッコ人が『メディナを案内してやる』って言ってきたけど、当然お断り。ウソつくようなヤツに案内なんてされたくない。
やっぱりもう少ししっかりとホテル情報などを調べておくべきやったかな…
とりあえず気を取り直して、メディナの中を散策することにした。
入って5分くらいでまたもやモロッコ人に捕まり、カーペット屋さんへ連れていかれた。なぜか知らんが屋上へ案内してくれたのが嬉しかったので、その後のカーペットの売り込みは適当に聞いて『要らない』と言って出ていった。
しばらくカーペット屋に居たせいか、自分のいる場所がよく分からなくなってしまった。適当に歩くと、メディナを出てしまったが、どの方向へ出たのかがよく分からない。
再び、メディナに入ると今度はずっと真っ直ぐ歩いているはずなのに、いつまで経っても出口に着かない。結局、このときはメディナの端から端までを一直線に歩いたらしい。
割りとこじんまりとしたメディナのはずなのに、ホントに迷路。ちょっと先が思いやられる。
ようやく自分の居場所を確認できたトゥット門。
夕食を食べた後は、宿で日記を書いたりしながら、くつろいでいた。すると、外で若者のシュプレヒコールが… 一体、何なんだ…
スペインとモロッコ。ものすごい近いのに全然違う。まだちょっと慣れないね(笑)。
夕食。
<世界遺産68個目(文化遺産60個目)>・・・テトゥアン旧市街
タンジェからバスで約1h。バスはテトゥアンの新市街の南側のバスターミナルに着く。バスターミナルからメディナまでは、バスターミナルを背に左斜め方向へ延びる道(ずっと登り坂)を進み、突き当りを左折。さらに坂を登ると目の前にガソリンスタンドがあるので、そこを右折し、2ブロック程歩いて右折し、真っ直ぐ進めばハッサン2世広場に着く。
<今日の移動>アルヘシラス→タンジェ→テトゥアン
・アルヘシラス→タンジェ・メッド:船で約2h。20ユーロ。
アルヘシラスの港の一番手前にあるacccionaというオフィスでチケットを購入。港のターミナルでスペインの出国手続きを済ませた後、乗船し、モロッコの入国手続き。モロッコの入国カードは船内で貰える。
船は、タンジェから50km程離れたタンジェ・メッドに着く。到着後、飛行場にあるようなバスで港のターミナルまで移動。荷物のX線検査有り。建物内に両替所有り(レートは悪くないと思う)。ATMもあったが、plusのカードは使えなかった。
・タンジェ・メッド→タンジェ市内:バスで30~40分。
港のターミナルを出て右側辺りから、無料のタンジェ行きのバスがある。ただし、港のターミナルに着いてから10分後くらいに出てしまったので、両替とかに手間取ると乗れないかも… 乗り過ごしたら、次の便を待つ?
タンジェのバスターミナルのそばに到着した(と思う)。
・タンジェ→テトゥアン:バスで約1h。14ディルハム。
ASFAR OUCHEN Rachidというバス会社。バスターミナルで客引きに連れられるまま購入。荷物代などは特になし。
<宿泊地>ペンションアフリカ(Pension Africa) ツイン 100ディルハム
住所:不明。ハッサン2世広場のそば。
バスターミナルからメディナまでは、バスターミナルを背に左斜め方向へ延びる道(ずっと登り坂)を進み、突き当りを左折。さらに坂を登ると目の前にガソリンスタンドがあるので、そこを右折し、2ブロック程歩いて右折し、真っ直ぐ進めばハッサン2世広場に着く。ハッサン2世広場に着いた後、左側にある小さい路地を10m程、進んだところ。
路地の入口自体も分かりにくい上、看板も『Hotel』としか出てないので、まず一人では辿り着けないと思います。
設備:共同トイレ&ホットシャワー(って言ってた。浴びずに寝たから知らない)。Wi-fi 無し。
備考:街を歩いている途中で連れていかれたホテル。宿のおじいさんは良さげな感じ。ウェルカムティーがある。
アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v