~16回目の一人旅~

いつもより少し長めの一人旅。。求めるものはお酒と世界遺産!デッカいカメラでバシャバシャ撮ってます。

カテドラルのライトアップ<279日目> Stayed in サンチアゴ・デ・コンポステーラ

2011-11-30 23:00:00 | スペイン(2&3回目)~ポルトガル
 寒くて目が覚めた。その後は寝ようとしても寝れず…

 ベッドの上でゴロゴロしているうちに、雨も止んできたので観光に出かけることにした。
 まずは、昨日は外観を見ただけのカテドラルへ。




 細工が細かい。


 中に入るとちょうどミサをやっていた。ところが、人気がほとんどない。平日のミサだから仕方ないのかも… テレビで見たボタフメイロの儀式をやっているものと思ったのに、残念。時間が違うんだろうか?

 ミサを見た後、カテドラルに併設されている博物館へ行った。

 中には、儀式で使うボタフメイロ(お香を入れてブンブン振り回すもの)があった。思っていたより小さかった。とは言うものの、通常は片手で持てるようなものなんだけれど、ここのボタフメイロはバックパック並の大きさなので随分とデカイんだけれど…
 で、そばに居た係員に「儀式は今日見れないのか?」と聞いてみると、今日はやっていない。残念。どうやら特別な日にしかやらないみたいだ。また改めて出なおすしかない。

 博物館の後は、カテドラルの中にある「栄光の門」のツアーに参加。と言っても最初は何のツアーかは全く分かってなかったけれど。とりあえずタダなので(笑)。
 ツアーの内容は、ただ単に、サンチアゴ・デ・コンポステーラが聖地になった由来と栄光の門の解説のビデオを見るだけ。英語の説明をひたすら聞いていたけれど、半分どころか2割も分からなかった。単語が難しいってのはあったが、ここまで分からんもんかとちょっとショック。やっぱりもっと頑張らないとダメだ…

 カテドラルのあるオブラドイロ広場。


 巡礼道にはホタテ貝の印が道に付けられている。こっちは普通の道にあったやつ。


 オブラドイロ広場にあったやつ。


 カテドラルのそばにあるパラドール。一度はこんなところに泊まってみたい。


 観光用の乗り物らしい。


 カテドラルを満喫した後、旧市街の横にあるアラメダ公園へ行った。ここから見るカテドラルも良かった。カテドラルを中心に街が造られているのがよく分かる。




 変なおじさん。


 キンターナ広場。


 キンターナ広場の隣の広場にはなぜかスケート場が造られていた。


 もう一度旧市街に戻って、昼食。
 今日もメニューを頼んだが、出てくる2皿の量がめっちゃ多かった。そして、ワインも今度は正真正銘ボトル一本が出た。


 一品目。これだけで充分だった。


 二品目。


 さすがに食べ物の量が多くてワインを全部飲むことはできなかった。それでも3分の2は飲んだけど…
 シメにコーヒーが出て7ユーロ。今まで一番のお得感。

 と言うか、食い過ぎた。
 明日の移動のためのチケットを買いにバスターミナルまで歩いたが、食べ過ぎでしんどかった。

 旧市街の様子。旧市街はどこでも一緒やね。


 チケットも無事に買えたので、宿に戻って休憩。全然、腹が減らない。今日は夕食なしで充分だ。

 19時も過ぎたので、昨日のリベンジで夜景を撮りに出かけた。
 残念ながら霧雨。
 それでも諦める訳にはいかんので、三脚持ってカテドラルへ向かった。ようやく三脚の出番。

 初めて使うから、どこを回せばいいのかよく分からず、途中で雲台を落としてしまった。いきなり少し傷が付いてちょっとショック。

 気を取り直して、バシャバシャ撮った。雨の中、三脚使って写真撮ってるようなヤツはもちろん誰も居ない。
 広場の場所をあちこち変えながら、とにかくいっぱい撮った。

 残念なことに雨のせいでレンズが濡れて、光が変に反射してしまう。結局、正面からが一番まともに撮れた。

 昨日とはライトアップが違って今日は何やらメッセージ付きのライトアップだった。それはそれで良かったんだけど、昨日のライトアップも撮りたかった。やっぱり外に出かけるときはカメラ持たないとダメだな。

 明るいのと暗いのとを2ヶ所で撮ったので、載せておきます。








 ちなみに今日、スペインの土産と切手を買った。土産はもちろんコレ(笑)。巡礼道を歩いてないけどね。


 <世界遺産56個目(文化遺産48個目)>・・・サンチアゴ・デ・コンポステーラ旧市街
 バスターミナルからは、目の前の道を真っ直ぐ進み、左折し、しばらく歩くと大聖堂が見えてくる。駅からは、階段を上って右斜め前方に延びる道を真っ直ぐ進めば旧市街へ着く。

 <世界遺産49個目(文化遺産41個目)の2>・・・サンチアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
 旧市街の北東にあるポルト・ド・カミーノからセルバンテス広場、カテドラルの北側を通ってオブラドイロ広場に続く道。道にはホタテ貝の印が付けられている。

 <宿泊地>オ・フォガル・ド・テオドミロ(O fogar de Teodomiro) 4人ドミ 15ユーロ
 詳細は昨日と同じ。

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やっぱりカメラを持ち歩くんだった…<278日目> Stayed in サンチアゴ・デ・コンポステーラ

2011-11-29 23:00:00 | スペイン(2&3回目)~ポルトガル
 朝からいきなり道を間違えた。
 正確には道を間違えたと言うより、地図にあった「駅」がいわゆる電車の倉庫で、ヒトが乗り降りするような駅ではなかった。実際の駅はバスターミナルから歩いて10分程度のところにあった。
 おかげで、荷物を持ったまま40分近くも歩いた。40分でもう限界。みんな大量の荷物を持ってよく歩くよ…>_<


 今回は荷物を持った移動で、スペインで初めて電車を使った。電車の方が安かったのと、早かったから。
 スペインの電車は快適。車内放送もあるし、テレビもあって文字でも分かる。これなら熟睡しない限りは乗り過ごすことはなさそうだ。

 ラ・コルーニャからは約30分でサンチアゴ・デ・コンポステーラに到着した。

 駅から宿までがまた遠かった。
 おまけに詳しい地図を用意しておかなかったので、大体の場所しか分からず、旧市街の中をウロウロウロウロ。

 さすがにヒトに聞かないと無理かも…って思ってたところで、座り込んでいたおじさんが急に「アッチだから。真っすぐ行って右に曲がればいいから」って言ってきた。
 おじさんは何を教えたかったんだろう?カテドラルの場所かな?
 何故かは分からんけど、とりあえずおじさんの言う通りに歩いてみたら、なんと宿が見つかった。ビックリだ(゜Д゜)。これも聖地だから?(笑)

 昼食を食べた後、外に出ると雨。
 せっかく連泊するから今日は宿に引きこもろうと、ビールとお菓子を買って宿に戻った。
 このとき駅から来た道をひたすら真っ直ぐ進めば宿に着くことが判明。ちょっとショック。あんなに探して迷ったのに…

 いつまでたっても雨は結局止まず… 『鹿男あをによし』も読み終わってしまった。これはオモシロかった。ドラマ化されてるらしいんやけど、ドラマを見たくなった。

 雨だけれど、今日は観光してないので、夕食を食べに外に出た。
 適当に歩いて見つけたバルへ入り、目の前に並んでいる料理を適当に指さして注文。久しぶりに値段を気にせず頼んだ。


 目の前にはいっぱい料理が並んでる。




 タパス2つを食べたが、どっちも美味しかった。特に、オリーブオイルで炒めたエビと魚は、岩塩とレモンの風味も抜群でメッチャ美味しかった。




 結局、ワインと料理で約15ユーロ。いつもより少し高くついたが、満足満足。

 帰りに大聖堂に寄るとライトアップされていた。
 正面から見る大聖堂は、なんだか荘厳な雰囲気を醸し出していてゾクッときた。

 写真を撮りたかったが、残念ながら一眼レフを宿に置いてきてしまった。仕方なくコンデジで撮ったが、いまいち… やっぱりカメラの腕はまだまだで、カメラの性能任せになってるってことか(笑)。


 明日はリベンジで一眼レフ持ってライトアップを撮りに行くぞ!

 <宿泊地>オ・フォガル・ド・テオドミロ(O fogar de Teodomiro) 4人ドミ 15ユーロ
 住所:Pracina Algalia de arriba 3。サンチアゴの駅の出口の目の前の階段を上り、右斜め前方に延びる道を真っ直ぐ。10分程でガリシア広場に着くが、そのまま旧市街の路地を真っ直ぐ進む。さらに10分程でセルバンテス広場に着くが、さらに真っ直ぐ。5分程進めば右側にある。
 設備:共同トイレ&ホットシャワー。Wi-fi 有り。キッチン有り。
 備考:旧市街の中なので分かりにくい。ちなみに旧市街の中には他にもホテルがいっぱいあった。値段は知らんけど… Hostelworldで予約した。

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スタジアムとヘラクレス<277日目> Stayed in ラ・コルーニャ

2011-11-28 23:00:00 | スペイン(2&3回目)~ポルトガル
 朝、宿を出ると霧がかかっていた。おまけにまだ薄暗いので電灯のオレンジの光でなかなか幻想的な光景だった。でも、残念ながら荷物持ってたので、写真は撮ってない(笑)。

 ルーゴを出発したバスは1h強でラ・コルーニャに着いた。ちなみにガリシア語ではア・コルーニャが正しいらしい。

 バスターミナルから市内へは徒歩30分くらい。バスに乗ることも考えたけど、まぁ行けるやろうと軽い気持ちで歩き始めた。

 10分歩くともうしんどい。おまけに坂を上ったり下ったり。自分の体重の半分くらいの荷物を持って歩くのはさすがに辛い。

 どうにかこうにか歩き方に載っている宿まで辿り着いたが、何と、泊まれなかった。また、この荷物を持って歩くのかと思ったが、同じ建物にもう1つ宿があることが分かったのでそっちへ移動。今度はちゃんと泊まることができた。

 少し休憩した後、街へ出かけた。5分も歩けば大西洋。日本からはるばると9ヶ月かけてようやく大西洋に辿り着いた。今日は天気が良いおかげで、海も青い。


 信じられないのは、この寒い中、泳いでるヒト達が居ること。確かに太陽が当たれば、ちょっと暖かいけど、それでもTシャツ1枚ですら無理やのに、なぜこんな中、水着で寝転がったり泳いだりできるのか? 欧米人の身体はよく分からん。


 ラ・コルーニャに来た目的は2つあって、1つがデポルティーボ・ラ・コルーニャの本拠地のリアソールスタジアム。場所は海のスグそば。海まで50mくらいのところにある。


 ここは、どうやら世界一美しいスタジアムらしい。外から見た感じではそんなに美しいとは思えないんだけれど…


 これはスタジアムのそばにある建物。何の建物だったんだろ?何かのスポーツ施設なんだけど…


 とりあえず、中に入れるなら入ってみようとスタジアムの回りをウロウロし、ようやくオフィシャルショップに行けばいいということが分かった。

 そして、オフィシャルショップに入って聞いてみると、「土曜のみ!」って返事が… という訳で、残念ながらスタジアムには入れませんでした。
 オフィシャルショップの中。


 売り物は写真に撮ったらダメだった。

 仕方ないので外からバシャバシャと写真を撮りまくったが、なかなか世界一美しいようには撮ることができなかった。




 入れないもんは仕方ないので、2つ目の目的のヘラクレスの塔へ向かった。コッチは世界遺産。海沿いをずーっと歩いて向かったんだけれど、途中、写真を撮るために立ち止まったり、来た道を戻ったりしたので、随分と時間がかかった。

 それにしても海沿いの道は気持ちが良かった。






 碇。


 旗と碇。


 動かないサーファー。


 結果的に1h以上かかってようやくヘラクレスの塔に到着した。ヘラクレスの塔は世界最古の灯台らしい。確かにてっぺんには灯台らしきものが見える。




 塔と謎の作品。


 椅子と塔。


 ヘラクレスの塔がある場所は、ちょうど半島の先っちょになっているので、そこからの景色は抜群。最初は塔の中に入るつもりで来たが、塔のそばの景色で充分満足したので、結局入らなかった。




 久しぶりの自分撮り。と言っても後ろ姿。


 半島の先端の風景。




 それにしても広角レンズはスゴイな。こんなに曲って撮れる。


 ただの塔なんだけれど、天気も良かったし、おかげで景色も良かったので、かなりお気に入りの観光地になった(笑)。

 ただ、塔から市内へ戻るのが大変。結局、歩いて戻るしかなく、同じ道を戻るのもイヤなので、半島を一周する羽目になってしまった。
 帰りに撮った塔と変な像。


 またもや変な銅像。


 タコらしい。変なもの多すぎ。


 途中に寄ったサン・アントン城。入ってないけど。


 旧市街へ戻る頃には、天気も悪くなってきた。とりあえず、何も食べずにずっと歩いていたので、近くのバルでご飯を食べた。ここでもワインがデカンタで出てきた。量はグラス2杯分しかなかったけど、1杯じゃないだけかなり嬉しい。そもそも一回の食事にワイン一杯で足りる訳がない(笑)。




 その後、宿に戻ったら5時過ぎ。さすがにフラフラなので後は引きこもり。明日はいよいよ聖地に乗り込みます。


 <世界遺産55個目(文化遺産47個目)>・・・ヘラクレスの塔
 ラ・コルーニャの旧市街から海岸沿いに北の方へ歩けば着く。徒歩30分くらい。

 <宿泊地>ペンションパラシオ(Pension Palacio) シングル 19ユーロ
 住所:Plaza de Galicia, 2-4F。ガリシア広場のそば。4F付近に看板が出ている。バスターミナルからは、真っ直ぐ北へ進んで海が見えてしばらく歩いたところに三角形状の小さい広場(オレンセ広場)があるので、左折してフォンタン通りに入り、一つ目の角のところにガリシア広場がある。
 設備:共同トイレ&ホットシャワー。洗面台は部屋にある。Wi-fi あり。
 備考:歩き方11~12年に載っているパソ・デ・サン・アントニオと同じ建物。

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日本語喋った<276日目> Stayed in ルーゴ

2011-11-27 23:00:00 | スペイン(2&3回目)~ポルトガル
 朝8時前に宿を出た。まだ暗い。このヨーロッパの陽の短さは勘弁して欲しい。特に朝。朝早い移動のときに暗い中、街を歩くのはイヤだ。

 何事もなくバスターミナルには到着し、しばらく待った後、ルーゴ行きのバスに乗った。地図で見た限りでは割りと近いのに5hもかかるのはなんでかな~?と思っていたら、レオン経由(遠回り)だからだった。

 ただ、オビエドからレオンへは山を越えていって、その景色は良かったので、まあ良かった。ついでに、レオンからルーゴへ向かう途中、サンチャゴ・デ・コンポステーラの巡礼道も何度か見れたし…


 ルーゴに着いた後は、ロンプラに載っていた城壁内のホテルへ向かったが、おそらく潰れているみたいで見つからなかった。代わりに城壁のそばのホテルになんとか落ち着いた。

 少し城壁内を歩いた。

 城壁。


 城壁の入り口。クリスマス用?のライトアップの飾り付けがされてる。


 何してるんだ?


 ゴミ箱?


 ワシの塔。


 ルーゴのカテドラル。


 その後、適当なバルに入って昼食。

 久しぶりにメニュー(いわゆる定食)を頼んだ。メニューは、2品選ぶことができて、パンもワインもデザートも付いている。それで9ユーロ。
 一品目はパエリア。そして、飲み物は当然ワイン。今回は白。

 ところが、出てきてビックリ!

 普通、グラス一杯が出てくるはずやのに、空のグラスと8割くらい入ったボトルが出てきた。


 とりあえず控えめに一杯だけ注いで飲んでいたけれど、足りないので食も進むに連れてグビグビ飲んだ。

 2品目はプルポ。タコ料理なんだけど、どうやらこの地方の名物料理らしい。ピリ辛で美味しかった。


 辛いものが出てくるとワインも進む。

 2品目を食べ始めたときに、2人のアジア人が同じバルに入ってきた。よく見るとさっきバスターミナルですれ違い、城壁内でもすれ違った2人だ。話を聞いているとどうやら日本人らしい。

 地球の歩き方にも載ってないような、こんなマイナーな街で日本人に会うとは珍しい。

 せっかくなのでちょっと声を掛けてみた。声を掛けるまでに10分以上悩んだけど(笑)。

 ラコルーニャのそばのフェロールという街で、一年間駐在している夫婦だった。それにしても12日ぶりの日本語? なんか妙に懐かしかった。

 結局、デザートも食べ終わるまでにワインのボトルも全部開けてしまった(笑)。昼間っから飲み過ぎかな?

 酔い覚ましに、城壁の上をぐるりと一周した。そこで、またさっきの夫婦に遭遇。ま、小さな観光地だから当たり前か。




 夜、シャワーを浴びようとしてアカスリタオルが無いのに気付いた。どうやら今朝バタバタと準備して出たから、前の宿に忘れてきたらしい>_< せっかく日本から持ってきてもらったものなのに、ショック…orz そして、ごめんなさいm(_ _)m

 これはお酒のせいじゃない(はず)けど、こんなにも早く無くしてしまうとは…>_<世界遺産54個目(文化遺産46個目)>・・・ルーゴのローマ城壁
 ルーゴ市内中心部。バスターミナルを出ると目の前。カテドラルのそばなど数ヶ所から城壁の上に登れる。どうやら市民の散歩コースにもなっている模様。

 <宿泊地>ホテルエスパーニャ(Hotel Espana) シングル 22ユーロ
 住所:Calle de Villalba, 2bis。バスターミナルを出て城壁沿いに左方面へ歩いて2つ目の門の外側。
 設備:トイレ&ホットシャワーが部屋にある。テレビあり。Wi-fi あり。
 備考:ま、普通かな。

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新手の詐欺?それとも…?<275日目> Stayed in オビエド

2011-11-26 23:00:00 | スペイン(2&3回目)~ポルトガル
 10時半のバスに乗ってトレラベーガへ向かった。

 20分程でトレラベーガのバスターミナルに到着し、オビエド行きのバスを聞いてみると、ネットで調べた通り12:45発。約2h待ちだ。

 サンティリャーナを12時に出るバスもあったんだけれど、万が一何かあって遅れたら大変と、一本早いので来たから待ち時間が長くなってしまった。

 荷物を預けてトレラベーガの街をぶらつこうかとも思ったけれど、バスで通った限りオモシロそうなものもなかったので、そのままバスターミナルで本を読んで待つことにした。

 寒い。

 1hくらいはどってことなかったけれど、身体が完全に冷えてしまって寒い。それでも、貧乏揺すりしながら本を読んで待っていた。

 バスは時間通りに来て出発。結局、待っている間に読み始めた本が気になって、バスの中で最後まで読んでしまった。読んだのは、森見登美彦の「太陽の塔」。舞台が京都なだけにオモシロい。ただ、主人公の妄想なのか、主人公の実際の行動なのかが分からない部分もあったけど… ちなみに、森見登美彦の本はたぶんあと3冊持ってる。

 本を読み終わった後は寝てしまっていて、起きたらもうオビエドのすぐ手前だった。

 オビエドに到着後、ホテルまで10分もかかっていないはずだけれど、やっぱりカバンが重いせいかスゴく疲れた。いい加減、もっと読んだ本を捨てていかないといけないかも…

 ホテルも決まったので、少し観光に出た。オビエドの中心部には世界遺産になっているカテドラルがあるから。ホントはオビエド郊外の世界遺産の教会に行きたかったが、時間がなくて無理。市内のと郊外のとで1つの世界遺産として登録されているから、今回は簡単な市内の方だけ訪れた。

 オビエド市内には変な美術作品があった。








 カテドラルは普通。入ってみてもほとんどヒトが居ない。


 ところが、奥にあるカマラサンタはヒトがいっぱいだった。さすが世界遺産?(笑)。

 カマラサンタには、キリストを包んだと言われる布があった。檻の手前から覗き込むようにして見たが、「あぁそう」という感じしか受けない。

 カテドラルを出て、すぐ近くのアストゥリアス美術館へ行くことにした。ピカソとダリの絵があるらしいから。

 と言うのは建前で、ホントはタダだから(笑)。

 ところがシエスタのせいで17時からしか開いていないらしい。あと10分。仕方なくカテドラル周辺をウロウロすることにした。

 そのとき、一人の欧米人(50歳超えてる)がスペイン語で話しかけてきた。

 「トラブルに遭って困っているんだ。おれはドイツ人なんだけど… 大問題なんだ」と。

 相手がスペイン語で喋ってるもんだからちゃんと理解ができないので、「はぁ…」と頷いていると、ようやく英語で喋ってきた。そもそもドイツ人なんだし、明らかなアジア顔に対してスペイン語で話しかけるのはないやろう。しかも、旅行者やと分かったうえで話しかけてきたんだし。

 で、話の内容はと言うと、

 「今、巡礼中なんだけれど、クレジットカードがATMで壊れたんだ」(ここで巡礼の証明書と壊れたカードを見せた)

 「で、金が無いんだよ。ドイツ大使館に電話したんだけれど、彼らは『大使館まで来てくれれば何とかするから』って言うんだ。だけど、大使館はサン・セバスチャンにあって300kmも離れているんだ」(ここでドイツ人のIDカードと地図を見せた)

 「ここの教会やポリスでも何とかならないかと頼んだけれど、スペイン人はダメだ。誰も助けてくれない。」

 「ここでずっと待っているんだけれど、ドイツ人は全然来ないんだ。巡礼者はもちろん、観光客も…」

 「このままでは、サン・セバスチャンまで歩かないといけない。今、12ユーロしかないんだ。バスなら33ユーロなんだ。21ユーロ足りないんだ」

 最後にお金の話が出て(最初から分かっていたことだけれど)、お金を貸して欲しいんだということだ。

 正直、見ず知らずのヒトにお金貸す程、デキた人間じゃないので、「残念だけど、助けてあげれない」と言って、何とかその場から退散した。

 一人になって考えると、やっぱりさっきのはよくできた詐欺の話なんだろうかとも思えてきた。それとも、やっぱりホントに困っていたんだろうか? ホントに困っていたんなら悪いことしたかもしれない。

 でも、よくよく考えれば、こんなところで旅行者を探すより、海外送金とかドイツなんだから友達とかに救助を求めた方がよっぽど良い気がするんだけれど…

 結局、真意が分からないからどうしようもないけど、「貸さない」と自分で決めたから、それで納得。

 こんな変な気分のまま美術館を訪れた。とりあえず、ピカソとダリの絵だけは写真に撮ってきた。あと、写真には撮らなかったけれど、エル・グレコが書いた十二使徒それぞれの絵も良かった。
 これがピカソ。


 こっちがダリ。


 これは牛。


 美術館を出て宿に戻ろうとすると、カテドラルのそばにさっきの欧米人がまだ居た。向こうもコッチを発見したらしく、近寄ってくる。これ以上絡まれるのはイヤだったので、他の欧米人を盾にしつつ、オッサンに全く気付かないふりをしてサッサと通り抜けた。

 なんか気分がスッキリしない一日だったな。こんな日は(こんな日でなくても)…(笑)


 エル・コルテ・イングレス(スペインの有名なスーパー(デパート))がライトアップされてた。



 <世界遺産53個目(文化遺産45個目)>・・・オビエド歴史地区とアストゥリアス王国の建造物群
 オビエド市内中心部にあるカテドラル内のカマラサンタ。駅やバスターミナルから徒歩10分程度。

 <宿泊地>ホスタルオビエド(Hostal Oviedo) ダブル 28ユーロ
 住所:Uria 43, 2F。オビエド駅の目の前。
 設備:トイレ&ホットシャワーが部屋にある。テレビあり。Wi-fi あり。
 備考:サンティリャーナのホテルから値段は上がったのに、設備は下がった。まあ都会なので仕方がない。駅前でバスターミナルからも徒歩5分くらいで便利。ただ、夜はちとうるさい。

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動物がいっぱい<274日目> Stayed in サンティリャーナ・デル・マル

2011-11-25 23:00:00 | スペイン(2&3回目)~ポルトガル
 移動日でもなく、交通機関を使わずに観光できる日はゆっくりできる。

 今日は10時半に宿を出た。サンティリャーナ・デル・マルの街を出て、のんびりとした牧歌的な風景の中を歩くこと30分で到着した。

 アルタミラの洞窟。中学の社会で、クロマニョン人とかフランスのラスコーの壁画とかと一緒に習った洞窟。


 看板に沿って歩く。


 街を出るとこんな感じ。





 今はオリジナルの洞窟は見学できず、代わりに博物館とその中に造られた精巧なレプリカの壁画を見ることができる。

 入口でチケットを買うと、洞窟に入る時間が指定された。時間までは博物館の中を簡単に見て回った。
 これがメインの博物館。


 時間になると、何やらスペイン語で説明された後、部屋に案内されて、まずはよく分からんビデオを見させられた。

 ビデオは5分程で終わって、その後は奥の方へ行って自由に好きなだけ見ることができるみたいだった。

 中には、映像を使って先史時代の様子や、絵の描き方などが紹介されていた。

 そして、一番奥には天井にたくさんの動物が描かれていた。ほとんどが野牛。レプリカだとは分かっていてもそれなりに迫力がある。ちなみにスペイン北部には他にもいくつか似たような壁画が残されている洞窟があって、オリジナルに入れるところもあるようだ。

 博物館のメインの建物を見た後、奥の方へ歩いて行くとオリジナルのアルタミラの洞窟の入口があった。でも、外から見るだけ。昔は中に入れたらしいのに…
 これが入口。


 再び歩いて街に戻って、少し遅めの昼食。いつものタパスやピンチョスとは違って久しぶりに少しまともな料理を頼んだ。そろそろパエリアが食べたくなってきたけど、どこで食べようか?
 赤ワイン。


 昼食。


 ちなみに、帰りには天気が良くなってきた。




 ほんの3h程歩いていただけだと思うが、やたら疲れたので後は引きこもり。夕食も食べに行くのが面倒くさかったので、スーパーで適当に買ってきたもので済ませてしまった。
 引きこもっていたので、窓から見た夕陽。




 明日からはちょっと移動を頑張る予定。

 <世界遺産52個目(文化遺産44個目)>・・・アルタミラ洞窟とスペイン北部の旧石器洞窟美術
 サンティリャーナのバス停(トレラベーガからの終点)で降りて進行方向にある3つの分かれ道の一番左の道を進み、「アルタミラ洞窟」の看板に従って右折。後は道なりに進めば着く。ゆっくり歩いて30分くらい。
 ちなみに、現在訪れることができるのは博物館と、中に造られた精巧なレプリカの洞窟のみ。元の洞窟には入ることができない。

 <宿泊地>コンデドゥケホテル(Conde Duque Hotel) ツイン 25ユーロ
 詳細は昨日と同じ。

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雰囲気に負けて、つい・・・<273日目> Stayed in サンティリャーナ・デル・マル

2011-11-24 23:00:00 | スペイン(2&3回目)~ポルトガル
 基本的に移動運は無い方です。今回の旅行でも乗ってるバスが事故ったり、子供轢いたり、荷物落とされたり。遅延・延着なんていつものこと…

 で、今日もビルバオから移動しようと思ったら、バスがいつまで経っても出発しない。今までスペインでは、ほぼ時間通りに出発していたのに、今日に限って出発しない。「今日に限って」と言うのは、今乗っているバスを途中で乗り換えなくてはいけなくて、その乗り換えの時間は15分しかなかった。それを乗り過ごすとその街で2h待ちになってしまう。

 そして、20分遅れでバスは出発。どうなるんだろう?とドキドキしながらバスに乗っていたけれど、結局、乗り換え予定のトレラベーガという街には当初の予定より5分遅れで到着した。おかげで無事に目的地行きのバスに乗り継ぐことができた。

 バスの中で焦らされただけで、最終的には無事に目的地のサンティリャーナ・デル・マルに到着することができた。そういう意味では、今日の移動運はまんざらでもなかったのかも…

 スペインに来てからはホテルをネットで予約していたが、今日は初めて予約なし。安宿の前情報も何もなし。バスターミナルのそばなら安宿があるだろうと思って適当に当たっていったが、シーズンオフだからか閉まっているホテルが多かった。

 結局、開いていた1軒目のホテルに決めた。値段も予算内だったし、キレイだったから。それにホテルのオーナーが結構オモシロかった。


 部屋の様子。


 最初は1泊だけして出ていくつもりだったけれど、宿の雰囲気と街(というか村)の雰囲気が良かったので、つい「2泊する」って言ってしまった。

 宿も決まったので、少しだけ観光に出かけた。サンティリャーナ・デル・マルは本当に小さい村。歩いて1hもすれば見て回れる広さだ。ただ、建物が中世の姿をそのまま表しているらしく、確かに古くて落ち着いた感じがして気持ちが良い。










 何よりヒトがほとんど居ない。マドリッドはもちろん、ビルバオもバスク地方の中心都市なだけあって、ヒトが多かった。それに比べて、ここはホントに田舎町なうえ、観光客も少ない時期らしく、鬱陶しさを感じない。






 ネコは居た。広角レンズを付けてるせいで、接近しないと撮れない。


 街の外はこんな感じ。ちなみに今日は久しぶりの晴れ。


 昼食は、タパス2つとシードラ。シードラはスペイン語で、シードルって言った方が分かりやすいのかも… リンゴ酒。度数もそんなに高くないし、飲みやすい。これがたったの1ユーロ。




 シードラ。


 途中で見つけたお店に入ると、シードラの瓶が1.95ユーロで売っていた。ホントに安い。ワインも安いものなら2ユーロもしない。酒飲みにはたまらん国だ。とりあえず2連泊することにしたので、シードラを一本買って帰った。


 さっきのタパスで昼ご飯にするつもりだったけれど、お腹が減ったままだったので、次の店で食べ直し。イワシとフライドポテトとビール。


 夕方、部屋からは夕陽が見えた。窓を開けると少し牛臭いところがあるけれど、それにしてもゆっくりするには良いところだ。



 <宿泊地>コンデドゥケホテル(Conde Duque Hotel) ツイン 25ユーロ
 住所:Campo Revolgo, 16。サンティリャーナのバス停(トレラベーガからの終点)で降りて進行方向にある3つの分かれ道の一番右を道なりに進むとある。徒歩2分。
 設備:トイレ&ホットシャワーが部屋にある。テレビもアメニティもあり。Wi-fi あり。
 備考:25ユーロでこんなホテルに泊まれるとは思ってなかった(笑)。それともこのくらいは標準レベルなんやろか?「ツインなので2人やったら僅か1人12.5ユーロやったんや」とつい一人旅が悲しくなる(笑)。

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ビスカヤ橋と変な美術館<272日目> Stayed in ビルバオ

2011-11-23 23:00:00 | スペイン(2&3回目)~ポルトガル
 昨日と同じくちょっぴり寂しい朝食を食べた後、しばらくは宿でゆっくりとしていた。その後、12時前になってようやく宿を出た。

 メトロに乗って、目指すはビスカヤ橋。最寄り駅を降りた後はハッキリと道が分からないので、適当に川があるだろう方向へ進むこと10分、川に出てスグ右手にビスカヤ橋が見えた。


 昔、TVで見たのと同じようにゴンドラがヒトと車を運んでいる。天気が悪いのが残念だけど、それでもゴンドラを見てると徐々にテンションが上がってきた。




 まずは、橋桁へ登ることにした。5ユーロとちょっと高いけれど、元々高いところは大好きなので、ついつい興奮してお釣り受け取るのを忘れそうになった(おじさんがちゃんと教えてくれた)。

 そして、エレベータに乗って橋桁へ。眺めは良いのはもちろん、古臭い雰囲気がなんか好き。全然違うけど、淀川の赤川鉄橋の雰囲気を思い出した。


 橋桁の一部にユネスコマークがあった。


 橋桁に居ると、下でゴンドラが動くときに少し揺れる。それがまた楽しい(笑)。


 橋桁から見た海側方面。


 街側方面。


 綱?が広場につながっている。


 とりあえず橋桁を往復し、満足して下へ降りた。途中、日本人の3人組を見た。スーツを着ていたので、仕事のついでに観光に来たっぽい。この後に訪れたグッゲンハイム美術館でも見た。さすがに話しかけなかったけれど…

 降りた後は、ゴンドラに乗って向こう岸に渡った。宙に浮いているという間隔はなく、単なる動く歩道のように滑らかに動いていた。
 ゴンドラのヒトが乗る部分。


 ビルバオ中心部へ戻るのに、もう一度ゴンドラに乗るのもなんだったので、コッチ側にあるはずのメトロの駅を探しがてらブラブラ歩いた。すれ違いざまにおばあさんに、「あそこから良い景色が見れるわよ」と言われたりもした。
 そこから撮ったビスカヤ橋。


 これはまた別のとこから撮った。


 近くの街の様子。


 昨日と同じく、あまりにお腹が減ったので途中のバルでピンチョス2つと赤ワインを平らげた。これで3.95ユーロ。昨日より安い。バルで飲むお酒が安くて嬉しい。


 なんとかメトロの駅を見つけ、ビルバオ中心部へ戻ってこれた。


 少し疲れ気味だけれど、そのままグッゲンハイム美術館へ行った。建物自体も変な形をしているけれど、周囲にも謎のモニュメントが配置されている。
 これが美術館。


 美術館の反対側にそびえるビル。


 蜘蛛。


 子犬。


 子犬と美術館。


 スビスリ橋。


 後ろの建物にあるのは日の丸?


 中はというと、芸術の分からなさを痛感させてくれるに充分な内容だった。赤一色のキャンバスや、真っ黒のキャンバスの左下の隅っこだけ白く塗られたもの。黒と灰色の2色に塗り分けられたものや、どう見ても適当に絵の具をぶちまけたにしか見えないもの。こんなの美術の宿題とかで提出したら絶対に怒られるというような作品がたくさんあった(笑)。芸術はホントによく分からん。

 面白かったのは、目の錯覚を利用した作品があって、止まって見てる分には普通だけど、歩きながら作品を眺めると作品が揺れて見えるものがあった。題名も「Vibration」。

 最後は1Fにある謎のモニュメントの中をウロウロ歩いていたけれど、グルグル回って何も無いことを確認するだけの繰り返し。たぶん文章を読んだだけでは何のことか分からないと思うけれど、撮影禁止だったので、是非自分で行って見て欲しい。仮に美術館が面白くなくても、バスクは食べ物が美味しいから充分満足できるはず(笑)。

 観光も終え、宿に戻る途中、「サングリアあります」の看板に惹かれてバルへ入った。サングリアを注文すると、アルコールがどーたらこーたらと何か言われたが、「問題ない」と言うと無事にサングリアが出てきた。たぶん「アルコールがキツイが大丈夫か?」みたいなことを言っていたと思うけど、サングリア一杯で酔う訳がない。未成年っぽく思われたのかも…

 スペインでは初のサングリアだったけれど、やっぱり美味しかった。何杯でも行けそうな感じ…(笑)。ただ、ワインやビールに比べてちょっぴり高めなので、一杯だけにしておいた。




 最後は宿に戻ってビール。今日だけで赤、サングリア、ビールと飲みっぱなし。どれもこれも安い。ホントに良い国だ。あまり長居すると完全にアル中になりそう(笑)。

 <世界遺産51個目(文化遺産43個目)>・・・ビスカヤ橋
 メトロ1号線アレエタ(Areeta)駅を進行方向(ビルバオ中心部から行った場合)に出た後、左折し、真っすぐ進めば川に出て、スグ右側にビスカヤ橋が見える。メトロ2号線のポルトゥガルテ(Portugarte)駅からも行ける。

 <宿泊地>ガンバラホステル(Ganbara Hostel) 8人ドミ 17.5ユーロ
 詳細は昨日と同じ。

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ゲルニカを撮りに・・・<271日目> Stayed in ビルバオ

2011-11-22 23:00:00 | スペイン(2&3回目)~ポルトガル
 朝、宿で朝食を食べた。朝食と言っても、キッチンに置かれたパンを自分でトースターで焼いたものと、コーンフレークとココア(コーヒーの粉と間違った)。なんか虚しい朝食だ。初めての一人旅でフランスに行ったときにユースで食べた朝食はもっとまともやったような気がするのに… 気のせいだったのかな?

 今日はバスに乗ってゲルニカへ出かけた。ゲルニカは街の名前。ピカソの絵の「ゲルニカ」の舞台になった街だ。ちなみにゲルニカ行きのバスは、ビルバオのRENFEのアバンド駅のそばから出ている。

 50分程でゲルニカに到着し、適当に街中を歩いてなんとか発見した。

 ピカソのゲルニカの壁画。


 マドリッドにある本物は写真に撮れないので、代わりにゲルニカにある偽物のゲルニカを写真に撮るために、わざわざやって来たのだ。

 細かく見ると何か落書きされているように見える。けど、本物の落書きなのか、最初からそんな絵だったのか分からない(笑)。

 ちなみに場所は、ゲルニカのインフォメーションからカテドラル方面へ歩いて(階段を上って)、突き当りを右へ進んだところ。
 これがゲルニカのカテドラル。


 ゲルニカに着いて15分程で目的は達成。だからと言ってスグに帰るのはもったいないので、バスク議事堂へ行った。「ゲルニカの木」が描かれたステンドグラスが有名らしく、確かにただの宗教画のステンドグラスより分かりやすくて良かった。宗教画は難しい。
 バスク議事堂。


 ゲルニカの木のステンドグラス。


 真下から撮るとこんな感じ。


 奥に見える建物に囲われているのがゲルニカの木の古いもの。


 こっちが新しい木。


 議事堂のいわゆる本会議場?


 バスク議事堂そばの公園。


 朝食が寂しすぎたせいか、それとも、昨日夕食食べなかったせいか、バスク議事堂を出たところでお腹が空き過ぎて倒れそうになったので、広場近くのバルへ緊急避難。ピンチョス2つとカフェを平らげて、復活。4ユーロ。適当に入ったバルのピンチョスでも充分美味しかった。さすがはバスク。


 ビルバオへ帰ろうと駅へ行ってみると、ちょうど電車が停まっていた。だから、急いで切符を買って乗ろうとしたけれど、残念ながら電車は出てしまった。あと一分あれば乗れたのに…

 次の電車は1h後。払い戻しは効かず… 最初からバスにすれば良かった。バスなら15分単位であったのに…

 ゲルニカ駅。


 あと45分。


 電車が来た!


 1hの待ち時間はスグだった。一人旅の怖いところだ(笑)。何をするでもなく、ボーッとしてるだけで1hが過ぎた。
 電車の内部。


 ビルバオに戻ってホントは今日中に市内観光を終えて明日出るつもりだったけれど、スペインに来てから観光だらけで疲れたので、午後は休憩。宿に引きこもることにした。出発も明後日。
 宿の共有スペース。


 夕食は、イカのサルスエラ(ブイヤベースのような煮込み料理)と白ワイン。ホントは、せっかくのスペインなのでサングリアを飲もうと思ったが、無かったので白ワイン。グランデ(大)と言ったら、ワイングラスじゃなくてデカいコップで出てきた(笑)。この大きさでも3ユーロ。


 イカのサルスエラ。イカ墨で真っ黒。イカ墨で煮こまれたイカは甘くて美味しかった。


 さすがにちょっと足りないと思ったけれど、胃をちっちゃくするキャンペーン中なので、食事はこれだけ。代わりにビール(1L)はしっかりと買って帰りました。


 夜のビルバオ旧市街。


 <宿泊地>ガンバラホステル(Ganbara Hostel) 8人ドミ 17.5ユーロ
 詳細は昨日と同じ。8人ドミに1人です。

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移動途中のブルゴス観光<270日目> Stayed in ビルバオ

2011-11-21 23:00:00 | スペイン(2&3回目)~ポルトガル
 今日は久しぶりの移動日(飛行機を除く)。トルコのワンからイスタンブールへ移動して以来やから、約1ヶ月ぶりかも…

 最終目的地はビルバオなんだけれど、せっかくなので途中のブルゴスへ寄って行くことにした。理由はもちろん世界遺産があるから。

 マドリッドからのバスは約3hでブルゴスに到着。バックパックをコインロッカーに預けて、街に出た。

 目的の世界遺産のブルゴス大聖堂はバスターミナルから歩いて5分程度。それでも、パソコンと三脚、その他諸々が入ったサブバッグを背負って歩くと、だんだん肩が痛くなってくる。やっぱり荷物をもう少し減らすようにしないと、ちょっとしんどいかも…
 サンタ・マリア門。


 門の前にあった銅像。


 アルランソン川。


 サンタ・マリア門を抜けると目の前に大聖堂があった。




 さすがにデカイ。

 それでも、スペインの中ではセビリア、トレドに次ぐ3番目の大きさらしい。確かにトレドもデカかったけれど、ブルゴスは大聖堂の前に充分な広さの広場がある分だけ余計にデカく感じた。

 チケットを買って大聖堂の中に入った。
 これが入口。


 中の違いは正直分からない(笑)。バルセロナ、セゴビア、トレドとどれも同じに思える。案内書は貰ったけれど、そんなに興味ないので読む気も起きない。でも、厳かな雰囲気に包まれる大聖堂や教会は、結構好きだ。








 楽譜?ではないよな。


 バラ窓。


 誰かの棺。


 ちなみにブルゴスは、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼道の途中の街。この巡礼道も世界遺産だ。だけど、ブルゴスが巡礼道の途中だったって気付いたのは、ビルバオに向かうバスの中(笑)。もう少しちゃんと下調べしておくべきだった。

 ビルバオに向かうバスは、各駅停車のようなバスだったらしく、途中の街をひたすら巡っていった。おかげで、真っ直ぐ行けば2hもかからない道のりを3h以上もかけてようやくビルバオに到着した。と言っても、半分以上は眠っていたけれど…

 宿までの地図が無かったから少し迷ったけれど、なんとか無事に宿に到着。ちなみに今のところ、何かのチケットを買うときや、宿のチェックインとかも全てスペイン語でなんとか頑張ってます。英語が苦手やから… 相手が喋ってることは分からないことも多いけれど、それでも何とかなっているのが不思議で怖い(笑)。


 それにしても、移動の途中に観光を挟むのはしんどい。やっぱり移動日は観光を入れないようにしたいけれど、ヨーロッパはやっぱり高いから多少は無理しないともったいない気がする。それでもやっぱりしんどいな。。。
 ビルバオは2泊の予定だったけれど、雰囲気も良さそうやし、もう一泊延泊しようかな…

 <世界遺産49個目(文化遺産41個目)>・・・サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
 ブルゴス大聖堂前のサンタ・マリア広場やサンタ・マリア門も巡礼道の一部(らしい)。何の目印も気付かなかった。

 <世界遺産50個目(文化遺産42個目)>・・・ブルゴス大聖堂
 ブルゴスのバスターミナルを出て左へ進むとスグに見える。徒歩5分くらい。

 <宿泊地>ガンバラホステル(Ganbara Hostel) 8人ドミ 17.5ユーロ
 住所:Calle de Prim 13-bajo。メトロのカスコ・ビエホ駅をウナムノ広場側へ出て、左に見える道へ入るとスグ左手に坂があるので、坂を道なりに進むとホテルが見える。徒歩5分程度。
 設備:トイレ&ホットシャワーが部屋にある。Wi-fi あり。ロッカーあり。朝食付き。
 備考:かなりキレイな部類だと思う。部屋にコンセントが一つもないのがイタイ。洗面部分にはあるにはあるが… Hostel Worldで予約した。

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