旅は続行＜３２９日目＞ Stayed in ダクラ

　心配事で眠れないかと思っていたが、結構、熟睡していた。
　気付いたときには、西サハラの首都？のラアユーンに着いていた。

　バスは海岸に沿ってひたすら南下しているんだけれど、周りは砂漠。ただ、メルズーガのようなキレイな砂漠ではなくて、荒れた感じ。ときどき、ラクダの群れが見えた。




　ダクラを目指す。


　午前中はウトウトとして過ごし、お昼休憩でようやくハッキリと目が覚めた。目が覚めると、荷物の不安が増す。

　午後４時、予定通りダクラに着いた。急いでバスを降り、オフィスで荷物を尋ねると、ちゃんと出てきた！

　モロッコやるやん♪

　これで旅は無事に続行できる(笑)。

　それにしても自分のバカバカしさに呆れながら、宿へ向かった。宿でチェックインを済ませ、明日のモーリタニア行きの乗合タクシーの手配も済ませた。『４人乗りだから３５０ディルハムなんだ』という言葉を信じたけれど、ちょっと高いかな？　ただ、今日は荷物が無事だった嬉しさで、それ以上値段交渉をするのを止めてしまった。

　少しだけ街をブラブラと歩いた。黒人の割合が増えた気がする。宿のスグ前が路上バザールみたいになっているんだけれど、大半が黒人。いよいよアフリカが近づいてきた気がする。
　路上バザール。


　海岸沿い。


　日暮れ。


　モーリタニアではビールが見つからないらしいので、最後に飲んでいこうと思って探したが見つからなかった…　セネガルまで諦めるしかない。
　夕食。


　とりあえず明日は無事に国境を越えれることを祈るのみ…

　＜今日の移動＞（アガディール）→ダクラ
　・アガディール→ダクラ
　　ＣＴＭバス。約２０ｈ。３６０ディルハム（＋荷物代５ディルハム）

　＜宿泊地＞オテル・サハラ　（Hotel Sahara）　ツイン　８０ディルハム
　住所：1.258 Av. Sidi Ahmed Laaroussi。場所はよく分からん。たぶん中心部だと思うので、誰かに聞けば分かる。バスを降りた地点からタクシーで５ディルハム。
　設備：共同トイレ＆シャワー。ホットというにはほど遠かった。Wi-fi 無し。
　備考：周辺には他にもホテルがあった。モーリタニア行きの乗合タクシーの手配をしてくれる。ヌアディブーまで３５０ディルハム（４人乗り）。たぶん相場はもう少し安い気がする（ネットで３００ディルハムってのは見た）。

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２回目のロストバゲージ＜３２８日目＞ Stayed in ダクラ行き夜行バス

　チェックアウトのギリギリまで宿で過ごした後、荷物を預けて外へ出た。

　エッサウィラのメディナの港前の広場。




　エサに群がる鳥。




　ネコ。


　メディナを出るとビーチがあったので、ボンヤリとビーチを散歩。メッチャのどか…　もう何泊かしてもいいくらいだ。




　昼食はサンドイッチか何かにするつもりだったけれど、結局、魚の屋台に行ってしまった。昨日よりたくさんの魚介類とサラダとジュースとパンで、５０ディルハム。ついつい量に目がいってしまって、交渉の際にちょっと多く頼みすぎた。量を減らして値段を下げさせれば良かったけれど、それでも満足。

　このあと、まだ魚が３匹来た。

　エッサウィラからのバスはなぜか予定より１０分早く出発した。このことをもっと重視していれば、後の悲劇に遭わなかったかもしれないのに…

　アガディールには予定より３０分ほど遅れて到着。次のダクラ行きのバスまでは、あと３０分くらい。
　ちなみにＣＴＭのバスでは、場所によるけど、チケット売場で預け荷物を預けると、勝手にバスに積み込んでくれるシステム。だから、ここでも同じように荷物をＣＴＭのオフィスに預けた。

　そのままオフィスの前でボンヤリとバスを待っていた。『バスが来れば教えてくれるやろう』と思い込んだまま…　『教えてくれなくても、預けた荷物を移動するのを見ていれば、バスが来たことが分かるやろう』と考えて…

　予定時刻の６時半が迫ってきたが、バスが来る気配もない。荷物も移動された様子もない。モロッコのバスやし、アガディールに到着したのも遅れたから、きっと遅れてるんだろうと、そのまま待っていた。

　７時を過ぎて、ＣＴＭのバスが来たのが見えたので、乗り場へ行って聞いてみると、マラケシュ行きだった。それと同時に、「ダクラ行きは行ったよ」っていう衝撃的な言葉が…

　絶句…

　だって荷物が…
　と思ったが、なんと荷物はオフィスの裏側からバス乗り場に運ばれて、ちゃんとダクラ行きのバスに乗っていったらしい。

　ロストバゲージならぬ、ロストマイセルフ。

　なんてバカなことを考えている場合じゃない。どうしよう？

　不幸中の幸いで、８時半のダクラ行きのバスがあったので、今持っているチケットでそれに乗ることはできるようにしてもらった。荷物もダクラで受け取れると聞いた。

　『それにしても、目の前に座っていたんだから、バスが来たって教えてくれたって良いのに…』ってＣＴＭのヒトに八つ当たりしたくもなったけれど、今回は完全な自分のミス。

　バスに乗っている間、『もし荷物が無かったら…』って不安が頭から離れない。ただ考えてもダクラに着くまでは何も分からないので、『パキスタンですら大丈夫だったんだから…』とできるだけ楽観的に考えることにした。

　＜今日の移動＞エッサウィラ→アガディール→（ダクラ）
　・エッサウィラ→アガディール
　　ＣＴＭバス。約３．５ｈ。６０ディルハム（＋荷物代５ディルハム）
　・アガディール→ダクラ
　　ＣＴＭバス。約２０ｈ。３６０ディルハム（＋荷物代５ディルハム）
　　エッサウィラで買えた。

　＜宿泊地＞ダクラ行き夜行バス　普通の座席　３６０ディルハム
　結構、爆睡していた。

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イカ、エビ、シャコ、魚・・・＜３２７日目＞ Stayed in エッサウィラ

　宿の朝食にクロワッサンが出た。久しぶりの柔らかいパン。美味しい。
　午前中はゴロゴロとマンガを読んでいたら、ついついハマってしまって、結局外に出たのは２時過ぎになってしまった。

　メディナを抜けて港へ向かった。




　たくさんの鳥が飛び交っていて、時々、現地人が投げる魚に飛びかかっていた。


　鳥とメディナ。






　港近くの屋台を覗くと、さっそく声が掛かってきた。
　で、結局、小さい魚に大きい魚、小さいエビに大きいエビ、さらに、イカにシャコ。サラダとパンとコーラが付いて６０ディルハム。大満足。
　選んだ魚介類。


　調理中。炭火焼。


　完成。






　お腹もいっぱいになったし、バスターミナルまでチケットを買いに行こうと思ったら、メディナの中にチケット売場を発見し、チケットの購入も終わってしまった。

　夕方になってメディナの城壁へ行った。日没まで１ｈくらいあったけれど、しばらくぼんやり眺めていた。






　最初はちょっとだけ夕日を見てるつもりだったけれど、結局、完全に沈むまで居てしまった。これからアフリカに行ったら（モロッコも一応アフリカやけど）、こんなにボンヤリと夕日を眺める機会なんてあまりないかもしれない。






　夕暮れのメディナの様子。




　＜世界遺産７５個目（文化遺産６７個目）＞・・・エッサウィラのメディナ
　アル・ジャディーダからバスで約５ｈ。バスターミナルからメディナまでは徒歩１０分くらい。

　＜今日の移動＞
　なし。

　＜宿泊地＞オテル・スウィリ（Hotel Souiri）　シングル　１２５ディルハム
　詳細は昨日と同じ。

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１時間だけアル・ジャディーダ＜３２６日目＞ Stayed in エッサウィラ

　お腹は痛くない。
　昨日のカキは大丈夫だったようだ。

　ホントは直接エッサウィラに行きたかったけれど、エッサウィラ行きのＣＴＭのバスが朝７時発と昼３時発しかなかった。朝７時は早すぎるし、昼３時だと夜１０時に着いてしまう。どっちも乗りたくない。
　仕方ないので、朝８時半発のバスでまずはアル・ジャディーダへ向かった。アル・ジャディーダも世界遺産。でも、今さらメディナの世界遺産なんてテンションが上がらない。

　アル・ジャディーダのバスターミナルには１０時半に着いた。とりあえずエッサウィラ行きのバスを探すと１２時半にあるらしい。２ｈしかない。しかも、なぜか分からんけど、「１２時にはバスターミナルに戻って来い」と言われた。バスが早く出発してしまうかもしれんからかな？

　バスのチケットを買ったり、荷物を預けたりしているうちに１１時前になった。もうほとんど時間がないので、急いでメディナまで歩いた。


　１５分程でメディナに到着した。ポルトガル都市ということで、言われてみれば、ちょっとヨーロッパの雰囲気も感じる。でも、やっぱりメディナはメディナ。




　メディナの中を通って海側へ出た。大西洋だ。やっぱり小汚い(笑)。のんびりとしている時間はないので、ササッと写真を撮ってメディナへ戻った。
　メディナの城壁。


　大砲。


　鳥の群れ。


　せっかく来たので、ポルトガルの貯水槽という建物に入った。
　その名の通り、昔の貯水槽。歴史的な価値は知らないけれど、天井から入ってくる光のおかげでちょっとだけ良い雰囲気になっていた。






　バスターミナルに戻るとちょうど１２時。昼食も食べてないので、お店でチョコレートだけ買ってバスが出るのを待った。
　珍しく予定通り１２時半にバスは出発した。エッサウィラまで４ｈと言っていたが、やっぱり５ｈかかった。それでも、なんとか日の出ているうちに到着できて良かった。

　宿も無事に見つかり、とりあえず夕食。フラッとメディナ内を歩いただけでは、安いレストランが見つからなかったけれど、移動で疲れていたし、それ以上探す気もなく、いつもよりちょっと高いタジンを食べた。


　宿に戻るとちょうど雨が降ってきた。モロッコでは初めての雨だ。

　それにしても観光に乗り気じゃないと写真もイマイチなんしかないな。。

　＜世界遺産７４個目（文化遺産６６個目）＞・・・アル・ジャディーダのポルトガル都市
　カサブランカからバスで約２ｈ。バスターミナルを出て左へ１５分程歩けば、メディナに着く。タクシーなら７ディルハムらしい。

　＜今日の移動＞カサブランカ→アル・ジャディーダ→エッサウィラ
　・カサブランカ→アル・ジャディーダ
　　ＣＴＭバス。約２ｈ。３５ディルハム。
　・アル・ジャディーダ→エッサウィラ
　　民営バス（会社名は分からん）。約５ｈ。７０ディルハム。
　　民営でもそんなに乗り心地は悪くない。ＣＴＭよりちょっと座席が狭いくらい。速さも同じくらいな気がする。

　＜宿泊地＞オテル・スウィリ（Hotel Souiri）　シングル　１２５ディルハム
　住所：37, rue Lattarine。バスターミナルを出て真っ直ぐメディナの方へ進み、メディナに入った後、さらに真っ直ぐ進み、２つ目の門の手前を右折してスグ。
　設備：共同トイレ＆ホットシャワー。Wi-fi 有り（ロビーのみ）。朝食付き。
　備考：かなりキレイ。ホットシャワーの出も良い。Wi-fi が部屋でつながれば言うことないのに…

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カキ＜３２５日目＞ Stayed in カサブランカ

　宿のネットが使えない。不便。
　さらに、１０時から１２時の間は掃除のために追い出された。シャワーの出は良いけど、なんかイマイチな宿だ…

　街に出たついでに、中央市場へ行った。歩き方には『日曜は休み』って書いてあったけれど、行ったら開いていた。で、目的のカキを発見！！


　生ガキ１コ１０ディルハム。
　おばちゃんが殻を割ってレモンを絞って渡してくれた。


　メッチャ美味い！

　やっぱり、カキは最高。できれば、焼きガキが良かったけれど…
　あとは、腹を壊さないことを祈るのみ…

　中央市場に居たネコたち。








　昼食はまたもや昨日＆一昨日と同じ店に行った。美味いところを見つけると、ついつい通ってしまう。今日は鳥のグリル。４分の１サイズで２３ディルハム。結構なボリュームやし、内臓のスープのようなものも付いてきて満足。


　新市街の様子。


　宿に戻った後は、休憩。相変わらずネットは使えない。

　夕方、バル夫妻もカサブランカにやってきた。みんな集合。集合も今日で最後やけど…

　夕食も同じ店に行ったが、残念ながら閉まっていた。日曜だから早く閉まったんだと思う。仕方なく近くの別の店でタジンを食べた。底の方が焦げていたけど、逆に香ばしくて美味しかった。

　明日からはいよいよ移動。予定が詰まってしまったので、ここからは急がないといけない。

　＜今日の移動＞
　なし。

　＜宿泊地＞オーベルジュ・ド・ジュネス（Auberge de Jeunesse）　ドミ　７０ディルハム
　詳細は昨日と同じ。

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予防接種＜３２４日目＞ Stayed in カサブランカ

　宿で朝食を食べた後、新市街の南にあるInstitute Pasteurに向かって歩き始めた。カサブランカ市内はトラムの工事中で歩きにくい。
　途中、無性にトイレに行きたくなって近くのカフェに駆け込んだりしたけど、４０分くらいで無事に到着した。

　敷地に入るとオジサンに声を掛けられ、予防接種を打ちに来たことを言うと、スグ左側にある建物に案内された。
　５分も待たないうちに医者に呼ばれ、腸チフスと髄膜炎を打ちたいことを言うと、スグに準備ができ、アッと言う間に２本とも打たれた。


　これで西アフリカ行きの準備はほぼ完了。
　あとはセネガル辺りでマラリア治療薬を手に入れれば、とりあえず安心。

　歩いて宿に戻った後は、しばらく休憩。
　ムハンマド５世広場。


　メディナの入口にあるクロックタワー。


　昼食は、たぶん南アフリカに行くまで食べられへんから、ここで食べておかなければ、ってことで、マクドナルドで食い納め。

　今日は予防接種を打ったので安静にせねば…ということで、午後も宿で休憩。ラバトもカサブランカも都会やから、どうも観光する気が起きない。

　夜になって、エッサウィラからシュンくんとハンターがやってきたので、一緒にご飯を食べに出かけた。行き先は結局、昨日の飯屋。やっぱり美味しい。


　＜今日の移動＞
　なし。

　＜宿泊地＞オーベルジュ・ド・ジュネス（Auberge de Jeunesse）　ドミ　７０ディルハム
　詳細は昨日と同じ。

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モーリタニアビザゲット！＜３２３日目＞ Stayed in カサブランカ

　荷物を宿に預けて、街へ出た。と言っても、今日も特に観光する気ははない。

　まずは、郵便局へ行って日本に荷物を送った。なんだかよく分からないままＥＭＳに連れてかれ、あれよあれよと手続きをしているうちに、日本までの送料が５０００円近くもかかってしまった。３ｋｇにもならない量やったのに…　ＥＭＳだから？
　ちなみに荷物を送るのに「パスポートを見せろ」と言われた。けれど、パスポートはモーリタニア大使館にあるので、パスポートコピーとモーリタニア大使館の領収書みたいなのを見せたら、特に問題はなかった。

　ついでに切手を購入するも、なかなかフランス語が通じない。と言うか、フランス語で「普通の切手が欲しい。日本に送るのじゃなくて、単なる土産。」とどう言えば良いのか分からない。
　とりあえず切手を見せてもらうことには成功したけど、焦ってしまって適当に２種類×４枚選んだら１３０ディルハムにもなってしまった。たかだか切手ごときにお金を使いすぎた。

　昨日のうちに駅のカフェでwi-fiが使えることを調べておいたので、駅に向かった。席に座ってパソコンを広げていると、スグにカフェの店員がやってきた。高くてもコーヒー１０ディルハムだろうと思っていたが、なんと２０ディルハムもする。
　さすがにそんな高いコーヒーを飲むのはシャクなので、結局３０ディルハムのサンドイッチを頼んだ。フリーWi-fiに釣られて逆に金使ってしまった。


　２時過ぎまでカフェで粘った後は、タクシーに乗ってモーリタニア大使館に行った。すでに５０人近くのヒトが待っていた。


　そして、３時ちょうどにビザの受取が始まった。時間通り始まったことにちょっと感動。
　でも、やっぱりみんな入口に殺到していることにガッカリ。押し合っている訳じゃないけれど、列にはなっていない。ちゃんと１列に並ぶということをしようよ…

　それでも２０分程でビザを受け取ることができた。ビザ取りって面倒臭いけど、ビザを手に入れたときの嬉しさが何ともたまらない。自然とニヤけてしまう。

　ただのんびりと感傷に浸っている場合じゃないので、スグに宿に戻って駅に向かった。今日中にカサブランカに移動したかったからだ。

　無事に４時半の電車に乗れ、カサブランカには６時前に到着した。だいぶ暗くなっていたので少し苦労したけれど、なんとか宿にチェックインすることができた。

　お腹も減っていたので、ご飯を食べに行った。メディナ内では手頃なレストランが見つからず、結局、新市街まで行った。
　せっかくのカサブランカなので、魚タジンにしたかったが、入ったレストランではなくて、結局、よく分からない適当なタジンを頼んだ。すると、内臓タジン。しかも、苦手な胃の部分（たぶん）。


　ヒダヒダの食感が気持ち悪い。ちょっとなら全然平気で食べれるんやけど、結構大量の胃が入っていたので、最後の方はホントに気持ち悪かった。せめて、レバーや心臓なら良かったのに…　ちなみに、脳タジンもあった。何だったんだろう？このレストランは…　ただ、味は美味い。

　結局、ラバトは全然観光してない。写真も撮ってない。
　仕事モード（ビザ取りなど）なので、ごめんなさい。

　＜今日の移動＞ラバト→カサブランカ
　電車。約１．５ｈ。３５ディルハム。
　ラバト・ヴィル駅からカサ・ポール駅行きに乗った。他にもカサ・ボワヤージュ駅行きも有り。

　＜宿泊地＞オーベルジュ・ド・ジュネス（Auberge de Jeunesse）　ドミ　７０ディルハム
　住所：6 Pl. Amiral Philibert。カサ・ポール駅を出て右方向へ進む。大通り沿いをそのまま駅を背に右方向へ進み、５分程歩いたところで左側に少し坂があるので（ユースの看板有り）、その坂を上ってメディナに入ってスグ。
　設備：共同トイレ＆ホットシャワー。Wi-fi 有り（ただし、ロビーのみ）。朝食付き。
　備考：まぁ、可もなく不可もなく…　歩き方１１～１２年に載っている。

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カードが吸い込まれる＜３２２日目＞ Stayed in ラバト

　今日も早起き。さすがに疲れてきた。でも、今日中にビザの申請をしなければ、ネットもできないラバトで週末を過ごさないといけなくなる。それだけはイヤだ。

　お金がもうなかったので、大使館に向かう前に銀行のＡＴＭでお金を下ろそうとした。ところが、エラーが出て、お金が出てこない。

　それだけじゃなくて、カードも出てこない。

　マジで？？？

　よりによって、ビザ申請をしないとダメな今日に限って…orz

　幸い、あと１５分もすれば銀行が開く時間だったので、そのまま待っていた。久しぶりに長く感じた１５分だった。
　銀行が開いて、スグにカードを取り戻してもらった。見ると２０枚以上のカードが吸い込まれているみたい。１日で２０人以上も犠牲者が出てるって…　ホントにしっかりして欲しい。

　とりあえず無事にカードを取り戻したので、違う銀行でお金を下ろし、タクシーに乗ってモーリタニア大使館へ行った。

　すでに３０人以上のヒトが並んでいた。申請用紙を貰ったが、フランス語かアラビア語で英語はなし。辞書使いながら、必死に埋めた。

　久しぶりのビザ申請で、よく考えれば、中央アジアでは常に誰かと一緒にビザの申請に行っていたから、今回の旅では初めて１人でのビザ申請ってことになる。待ち時間がヒマでヒマでしょうがない。

　結局、１．５ｈ以上待ってようやく申請ができた。受け取りは明日の午後３時。たぶん大丈夫やけれど、ホントに受け取れるまでは不安だ。

　宿に戻って少し横になっていると、いつの間にか寝てしまった。

　起きたら夕方６時。日本に荷物を送ろうと思っていたけど、これじゃ無理。とりあえず夕食を食べに出かけた。久しぶりに１人になるとご飯が寂しい。とは言うものの、これからしばらくは、ほぼ１人になるから、慣れていかないとダメなんやけれど…


　＜今日の移動＞
　なし。

　＜宿泊地＞エル・マグレブ・エル・ジャディド（El Magreb El Jadid）　シングル　１００ディルハム
　詳細は昨日と同じ。

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バルセロナの二の舞＜３２１日目＞ Stayed in ラバト

　シュンくん達が朝８時半のバスでエッサウィラに向かうというので、便乗して早起きした。一緒にタクシーに乗って新市街へ行き、おれだけ１人、駅へ向かった。
　久しぶりの１人。やっぱ、ちょっと寂しい。
　マラケシュ駅。


　電車はやっぱり快適だった。少し高いけど、少なくとも酔う心配はないし、座席も広いし、快適。途中３０分程、電車が動かない時間があったが、無事にラバトに到着した。

　目星を付けていた新市街のホテルへ行くが、聞いていた値段の２倍以上の値段を言われた。さすがに、そんな値段で泊まることはできない。

　仕方なく近くのホテルに聞いてみるも、高い。仕方なく新市街を諦めてメディナへ向かった。

　メディナでは、今度はひたすら断られた。どこへ行っても「シングルはない」と言われる。これだけ断られると、ホントにないのか怪しく思えてくる。

　新市街で断られた（＆断った）のも入れると、９軒目でようやくシングルが見つかった。でも、高い。しかもシャワー代が別。当然wi-fi もない。砂漠～マラケシュの方がよっぽど快適だった。

　ホテル探しに疲れたので、少し休憩。

　夕方になって、新市街のマクドナルドへ行った。Wi-fi をしたかったからだけど、うまく繋げなかった上、ヒトもいっぱいだったので近くの店で夕食を食べた。結局wi-fiもできないし、イマイチな一日になった。


　仕方ないので、帰りにビールを買った。嬉しいのはビールが安くなったこと。５００ｍｌでも１５ディルハムくらい。まぁビールがあれば、なんでもいいや(笑)

　＜今日の移動＞マラケシュ→ラバト
　電車。１２０ディルハム。約５．５ｈ。
　２ｈに一本の割合である。

　＜宿泊地＞エル・マグレブ・エル・ジャディド（El Magreb El Jadid）　シングル　１００ディルハム
　住所：2 Rue Sebbani。ラバト・ヴィル駅から真っ直ぐ北に向かって歩けば、１０分ほどでメディナに着く。メディナ内をさらに真っ直ぐ歩けば、Hotel Marrakechの看板が見えるので、右折してスグの場所。
　設備：共同トイレ＆ホットシャワー。Wi-fi 無し。
　備考：歩き方１１～１２年に載っている。ホットシャワーは有料（１回１０ディルハム）。

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テントをゲット！＜３２０日目＞ Stayed in マラケシュ

　朝８時のバスなので、７時前に起床。早起きは辛い。

　ワルザザードを出発したバスは、グネグネと山道を走りだした。景色は良い。雪山を見ながら、『次はいつ雪を見えるのかなぁ～』って考えていた。




　ただ、気持ち悪い。結構なスピードでグネグネ曲がるもんだから酔いそう。できるだけ何も考えないように、ただただボーッと過ごすことに努めた。
　休憩地点。


　４ｈ程でマラケシュに到着した。到着した場所がどこか全く分からないし、バルさんも少し体調悪いみたいなので、タクシーでジャマ・エル・フナ広場へ向かった。

　フナ広場近くの宿にチェックインしたが、ここの宿がなんか変。チェックインのときに、パスポート番号を暗唱させられた。長い旅行だから覚えているけど、普通そんなの覚えてないやろ。「パスポート失くしたらどうするんだ？」みたいなことを宿のオヤジは言っていたけど、それとこれとは関係ない気がする。少し気分悪い。
　そして、空気が悪い。フナ広場から離れるほど、排気ガスやら埃やらで景色が白くなっている。

　フナ広場。


　昼食を食べた後、マラケシュのメディナの中をウロウロした。フェズほど面倒臭くない。でも、ヒトの量はフェズより多い気がする。何よりバイクがメディナの路地を走るので危なくてしょうがない。






　かたつむり。夜に１つだけ試食させてもらったが、マズかった。


　お菓子屋。これまたマズかった。


　オレンジジュース。これは美味かった。


　夕方になると屋台の組み立て開始。


　メディナの散策もそこそこにして宿に戻った。ちなみに、モロッコ土産を買った。小さいタジン鍋。ちょっとした入れ物に使えるかも…　使わんけど。


　夕方、みんなで飯を食べに出かけた。砂漠から一緒のバル夫妻＆シュンくん、砂漠とトドラで会ったハンターと、マラケシュで会ったうるまさんとハルナさんの総勢７人。


　情報では４番と２５番の屋台が美味しいというので、両方見た結果、２５番の屋台に落ち着いた。そばを歩いていた日本人のタカモリさんも入って、合計８人。

　注文が終わって、しばらくして出てきた料理を見てビックリ。

　小っちゃ！！

　値段を聞くと、さらにビックリ。メッチャ小さいのに７５ディルハムもする。このボリ具合はヒドイだろうということで、やっぱり普通のレストランへ移動した。コーラとパン代だけ仕方なく払って…

　普通のレストランで話をしているうちに、うるまさんからテントを格安で譲ってもらえることになった。どっかで手に入れないといけないと思っていたのが、まさかマラケシュで、しかも日本製を譲ってもらえるとは思ってなかった。メッチャ、ラッキーだ。

　夕食後、宿に戻って、うるまさんの髪を切った。別にテントのお礼という訳ではなく、切って欲しいと言われたから。この旅で３人目。趣味に「ヘアカット」って書こうかな？

　ただ、少し切り過ぎたみたい。ごめんなさい。

　夜のフナ広場。








　その後、テントを受け取りに行った。後から調べたらテントってものすごい高額やった。それをホントに格安で譲ってもらえた。ホントにありがとうございます。

　アフリカを抜けてきたテントは、また再びアフリカへ向かうことになる。

　＜世界遺産７３個目（文化遺産６５個目）＞・・・マラケシュ旧市街
　ワルザザードからバスで４ｈ。バスを降りたところから旧市街まではタクシーで４０ディルハム。マラケシュのタクシーはなかなか値段が下がらない模様。単に交渉が下手なだけかもしれんけど…

　＜今日の移動＞ワルザザード→マラケシュ
　ＳＵＰＲＡＴＯＵＲ社のバス。８０ディルハム。約４ｈ。
　ワルザザード－マラケシュ間はアトラス山脈を越えるので、景色は良い。ただ、結構グネグネとした道なので、ちょっと気持ち悪かった。

　＜宿泊地＞オテルシンディスッド（Hotel Sindi Sud）　ツイン　１００ディルハム
　住所：109 Derb Sidi Bouloukat。フナ広場の南東角にある道を進み、最初の少し大きめの路地を右折すれば、看板が見える。
　設備：共同トイレ＆ホットシャワー。Wi-fi 有り。
　備考：歩き方１１～１２年に載っている。ホットシャワーの出も良い（ただし、有料。１回５ディルハム）。宿のオヤジはなんかイヤ。ちなみにマラケシュには、House 13っていう日本人宿がある。

　アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば２つとも…v(^o^)v