~16回目の一人旅~

いつもより少し長めの一人旅。。求めるものはお酒と世界遺産!デッカいカメラでバシャバシャ撮ってます。

弾丸峨眉山 <65日目> in 成都

2011-04-30 23:00:00 | 中国(2回目)
 さすがに毎日の飲み疲れが出てきたのか、朝起きるのがものすごく辛かった。それでも、7時過ぎには宿を出てバスターミナルに向かった。今日の目的地は、峨眉山。峨眉山は楽山の隣なので、本当なら楽山に行ってどこかに泊まって峨眉山に行く方が遥かにスムーズなんだけれど、一応パスポートがないので2日に分けて行くことになってしまった。


 中国人の連休も重なったせいか、チケット売り場はすごい行列。ただ、昨日の駅でチケット買うよりスムーズに行列は減ってチケットを無事に購入。しかも連休のおかげかバスが増発されているみたいだった。


 2.5h程で峨眉山に到着。ただ市内のバスターミナルに着いてしまったので、風景区に移動しないといけない。市バスが見つからなかったので、結局タクシーで移動してしまった。


 風景区に移動してから峨眉山の上の方までもバス移動。これが意外と時間がかかって、しかも途中休憩まで挟んだので、山の上に着いたときには既に12時半。帰りのバスが風景区を18時となっていたので、もう時間があまりない。

 バスを降りて15分くらい歩いたところにある接引殿。


 お寺の手すりに付いていた。いつもは狛犬とかが多いのに、なぜか貝。


 なぜか壺。


 なぜか魚。


 それでもケーブルカーを使うのはイヤだったので、急いで頂上まで上ることにした。今まで高地で歩きまくっていたおかげか、1hちょっとで何とか頂上に到着できた。

 頂上は金頂という名前で、その名の通り、金色の像とお寺があった。頂上からは運がよければ、ブロッケン現象とかが見えるそうだが、さすがにそれは無理だった。

 金色の像。






 アップ。顔がたくさん。。


 金色の像の中。


 金頂にある寺。


 どうしても入らなかったので斜めで撮った。。



 頂上からの景色は真っ白で何も見えず…神秘的といえば神秘的だったけれど、やっぱり少し物足りなかった。

 もう2時なので急いで下山。そこからバスに乗って風景区に移動。なんとか成都行きのバスには間に合った。ただ、どうやら18時以降もバスはあるみたいだった。。。これも中国の連休のおかげだと思う。


 成都行きのバスは途中渋滞に巻き込まれたので成都に戻ったのは夜9時。バタバタしたおかげで、結局今日は一度もご飯を食べれなかった。ホテルではまた新しい日本人が居たので、ビール飲みながら喋っていた。ご飯は食べれなくてもビールは飲む。ここ最近のビールの量が半端ない。。

 グダグダな生活してるけど、ここ数日はホントに充実していて楽しい(笑)。


 <世界遺産21個目の2(複合遺産3個目)>・・・峨眉山と楽山大仏
 成都の新南門バスターミナルから頻発。ただし、峨眉山の市内に着くのでそこから移動しないといけない。タクシーならたぶん15元。
 峨眉山を1日で成都から日帰りで観光するのはかなりしんどいので、楽山とセットで1or2泊する方がいいと思う。個人的には、峨眉山は行かなくてもいいかなぁって感じ。少なくとも自然遺産の要素は感じられなかった。もし、峨眉山の頂上で1泊してご来光や雲海を見れたなら、それはスゴイキレイだと思う。

 <宿泊地>Sim’s Cozy Garden Hostel ドミ 50元
 詳細は昨日と同じ。

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沈没生活2<64日目> in 成都

2011-04-29 23:00:00 | 中国(2回目)
 今日は予定ないので起きたら10時だった。

 洗濯をして、昼ご飯を食べて、駅まで明日の観光のための切符を買いに行った。自動販売機に並んだが、なかなか進まない。というかものすごい行列。明日から中国の連休が始まるのでそのせいもあるのかもしれない。

 4~50分並んでようやく自分の番になった。操作を進めて日にちを明日と入力すると、明日はもうなかった。明後日にすると、それもなし。4~50分も並んだんだから、これで買わないなんてありえないと、結局明々後日の切符を購入。これで明日と明後日のやることがまたなくなってしまった。とりあえず、バスで郊外へ行こうとは思うけれど、どこに行くかは決めきれない。


 宿に戻ってビールを飲んでいると、また新しい日本人が増えていた。同い年。GWだけ10日間ほど四川の山奥の方へ行くらしい。日本でしばらく勉強して、その後、上海で3ヶ月ほど仕事で駐在していたらしいが、日常会話の中国語を使いこなしていた。すごい・・・ おれも負けじと勉強しようかなぁと思う。スペイン語を(笑)。スペイン語だけは本を持ってきたので、ネットばっかりグダグダやっているよりその方がよっぽど有意義なはず・・・

 と、心では思ったものの、結局、今日もビール三昧。このままでは成都に居る10日程の間に50本は越えそうな勢い。。。

 超ダメ人間だ・・・orz

 ちなみに麻婆豆腐の影響は何事もなかった。。。なんだったんだろう?もう1回行こうかな?



 <宿泊地>Sim’s Cozy Garden Hostel ドミ 50元
 詳細は昨日と同じ。

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大仏と殺人豆腐?<63日目> in 成都

2011-04-28 23:00:00 | 中国(2回目)
 昨日は飲むのもほどほどにして1時くらいには寝た。そして、今日は7時にロビー集合で、成都から2.5hほど離れた楽山という街にある大仏を見に行くことにした。楽山の大仏は世界遺産だし、世界一の大きさらしい。

 バスは高速道路を快適に走って10時半に楽山に到着。それから市バスに乗り換えて大仏のあるところへ移動した。



 入口前には既に中国人のグループがいくつか居た。ただまだメチャメチャ多いって訳じゃない。適当に中国人を掻き分けながらしばらく歩いていると、見えた!大仏の頭!!

 確かに大きい。でも、はやる気持ちを抑えてとりあえずすぐ側の凌雲寺の観光を急いで済ませた。

 凌雲寺にも迫力ある像が4体あった。そのうちの2体。




 人混み。


 その後、大仏の近くへ近寄った。デカイ! でも、奈良の大仏の方が作りはしっかりしているような気がする(笑)。

 大仏の右側。


 耳。


 頭。


 大仏の左側。


 右から、後ろから、左から見た後、大仏の足元に階段で降りることに。すでに行列。ある意味、名物にもなっている行列だ。しばらくは順調に進んだが、急に止まってしまって、なかなか動かない。。



 行列を管理する係員。隠し撮りしようとして怒られ、再チャレンジで撮った(笑)。


 だんだん後ろから押されるようになってかなりうっとうしい。結局ほぼ1hもかかって足元に到着した。ただし大仏が大きすぎて足元から全体を写真に収めることはできなかった>_<

 階段の途中から撮った。






 ほぼ一番下から。


 何でしょうね、このポーズ。


 中国で見たかったものの1つだから感動したし、満足したんだけれど、チケットにはもう1つ烏尤寺というところも含まれているので、少し迷ったがせっかくなので行ってみることにした。烏尤寺は、川にある島にある寺で、そこには橋がかかっていた。橋の風景はなかなか絵になるような風景で、実際、中国人の学生が絵を描いていた。



 絵を描く学生。


 絵と橋。



 橋を渡って、しばらく上ると烏尤寺があった。


 正直、なんてことはない普通のお寺。大仏のついででもなければ来るようなところじゃなかったかも(笑)。それでも今日は久しぶりに十分観光したし、満足。バスに乗って成都に戻った。


 だけど、今日はこれで全てが終わった訳じゃない。麻婆豆腐の元祖と言われる陳麻婆豆腐店に行くことにしていた。



 今まで行ったヒトは「声帯がやられた」「痔になった」「3日動けなかった」などなど、恐ろしいような言葉を並べていたので、かなりビビッていた。で、実際、行ってみて4人で麻婆豆腐の大を1つ頼んだ。。。





 おそるおそる食べると、、、うん?普通やけど・・・確かにちょっと辛いし、舌は痺れるような感じはするけれど・・・ 普通に食べれるし、むしろ美味しい・・・ これならもう1回行けるかもっていうくらい良い感じだった。今まで散々ビビッていたのは何だったんだろう??

 ただ、これだけ余裕なコメント残しておいて、明日になったらトイレから出て来れないとかになるかもしれないけれど・・・(笑)


 <世界遺産21個目(複合遺産3個目)>・・・峨眉山と楽山大仏
 成都の新南門バスターミナルからバスで2~2.5h。バスは30分に1本くらいだと思う。楽山のバスターミナルからは13番の市バス。このバスは、途中一度もバス停で止まることなく、大仏の入口より500mくらい先のところまで行った。
 大仏の足元からは近すぎて全景を見渡すことは難しい。大仏の全景を見るためには船に乗るしかないみたい。


 <宿泊地>Sim’s Cozy Garden Hostel ドミ 50元
 詳細は昨日と同じ。

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沈没生活<62日目> in 成都

2011-04-27 23:00:00 | 中国(2回目)
 明日、宿に居る日本人と一緒に楽山に行くことになったので、今日は正味やることがない。沈没生活の始まりだ。

 ただ、さすがに何もしない訳にはいかないので、とりあえず郵便局に行って今まで買ったお土産の荷物を日本に送った。船便にしようかと思ったが、航空便でも2000円くらいだったので、普通に航空便で送った。ちゃんと届くだろうか・・・


 昼ご飯は宿のそばの屋台のようなところで麺を食べたのだが、これがメッチャ辛かった。これだけのせいじゃないやろうけど、また唇に口唇ヘルペスのようなものが・・・ どうも体調が完璧になることがなかなかないね。


 午後からは市バスに乗って、金沙遺跡博物館という古代遺跡の博物館に行った。



 まぁなんてことはない普通の考古学博物館。変なお面が歩き方に載っていたので、それを見たかったから行っただけ。特別、これがスゴイってのはなかったかな(笑)。ただ、遺跡がそのまま建物に覆われて展示されているんだけれど、そのまま遺跡の修復作業もやっているのを見ることができた。

 修復作業。


 パンダが居た。このあとスグに頭を取っていた。夢も何もない(笑)。



 謎の仮面のモニュメント。


 なんだこれ?


 変な銅像。


 この博物館で一番有名な出土品。


 これが見たかった仮面。ものすごく小さい。


 これで十分、今日のやることは終わった。

 夕食を食べた後、ホテルの近くの串焼きを買いに行った。ピリ辛でこれまたうまい!そしてビールによく合う。ホントにこのホテルから出れなくなりそうだ・・・

 ただ、今日、大理で会った変なおっさん(イエスマン)が同じ宿に来てしまって、しかも同じ部屋になってしまった。ホントに最悪だ・・・快適な宿の唯一の汚点になった。。


 <宿泊地>Sim’s Cozy Garden Hostel ドミ 35元
 詳細は昨日と同じ。4月28日から10月1日(たぶん)まで、ピークシーズンということで値上げ。ドミトリーは1泊50元になる。少し値上げしすぎじゃない?


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沈没決定!!<61日目> in 成都

2011-04-26 23:00:00 | 中国(2回目)
 昨日は4時頃まで飲んでいたんだけれど、今朝はちゃんと8時半に起きた。

 そして、公安へ行ってビザの延長をしてきた。

 受け取りは5月4日(水)。その間、パスポートは手元になし。

 ということは、他のホテルに泊まることはできない。もちろん、実際は何とかなることが多いんだけれど…

 つまり、成都から他の街に出かけることはできない。これも、実際は出かけることができるんだけれど…

 ただ万が一、パスポートを持たない状況で、公安に見つかるとかなり厄介なことになるので、おとなしく成都or成都から日帰りできる所までしか行けないことになった。



 成都で沈没です。


 昨日もたらふくビール飲んだが、今日も負けじとビールを飲んでいる。

 しかし、ビザの延長に5営業日もかかるなんて何とかしてほしい。


 居心地の良い成都に1週間も居たら、次に動くことができなくなりそう…


 夜、ホテルに併設のバーで飲んでいると日本語を勉強中の中国人がやってきた。なので、また先生をやることに・・・ 今回の旅行はやたらとこういう状況になることが多い。

 他の日本人も混ざってしばらく喋っていて、ふと、中国人の職業の話になった。「当ててみてくれ」と言われたけど、ノーヒント。今までの話の内容では、歌が好きとかマンガが好きとか言っていて、さらに、身振りがどうもオカマっぽい(笑)。

 いくつか外していると、「マジメな仕事なんです」って言ったから、まさかと思ったけど、「ポリス?」と聞いたら、当たってしまった。。「おおぉぉ~~、中国ポリスと喋ってしまったよ~」ってマジで衝撃だった。何よりそんなおっとりした性格でポリスが務まるんだろうか??ってものすごい不思議。。よくこのホテルに来て日本語を勉強しているからまた会うかも・・・

 ただ沈没しているだけなのに、何かと面白いことは起きるもんだ・・・

 真ん中が公安。。


 チベットに行くヒトが持ってた列車のチケットを記念に撮らせてもらった・・・



 <宿泊地>Sim’s Cozy Garden Hostel ドミ 35元
 詳細は昨日と同じ。かなり居心地のいい宿。Wi-fi&ホットシャワーはもちろんあるし、ランドリーとか必要なものは全てある。なので、沈没してしまうのかも・・・


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都会<60日目> in 成都

2011-04-25 23:00:00 | 中国(2回目)
 朝9時に迎えの車が来て、四姑娘山を出発。車はパジェロなので快適。

 ちょっと走っただけで巴朗山が見えてきた。雪山でものすごくキレイ! 後ろを振り返ると、四姑娘山もよく見えた。今回は完璧とまでは言えないけれど、天気には恵まれた。

 車は巴朗山峠を越えていったのだが、峠を越える前、越えた後、両方とも景色が良かった。雪景色。今までも色んな雪山を見てきたけれど、巴朗山もホントに良かった。

 巴朗山峠の様子。





 2hくらい走って臥龍を越えた後は、急に道が悪くなった。2008年の四川大地震のせいで、まだ道が修復されていないからだ。そういえば、臥龍の街は、ほとんどが新しい建物になっていた。ほとんどが地震で潰れてしまったということだと思う。


 で、しばらく走っていると、一緒だった女のヒト(運転手を含めて3人の旅路)が「後ろにある荷物を取ってくれ」と言ってきた。後ろを見渡してもそんなものはなかったので、「ないよ。」と答えると、「そんなはずはない」と車を止めて後ろを見に行ったが、当然ない。どうやら四姑娘山に忘れてきたらしい。

 その後、運転手とその女性が言い合いを続けて、結局、取りに戻ることにしたらしい。すでに3hも走ったのに。。。 で、車が取りに戻るということで、おれが巻き添えを食って、他の車に乗り換えさせられることに・・・ せっかくパジェロで快適にきていたのにボロいミニバスになってしまった・・・


 結局、それでもうまいこといって成都には2時に到着。ただ、ホントに意味の分からないところで下ろされたために困ってしまった。タクシーに乗ってホテルに行くこともできるけれど、もったいないので、とりあえずバス停を見つけて適当に市バスに乗ってみた。

 そして、その後、成都駅行きのバスを見つけて、市バスを乗り換え。成都駅に着いて、多少迷ったがようやくホテル行きの市バスに乗れた。結局、成都に着いてからホテルに到着するまで、約2hもかかってしまった。さすが大都会。そういえば久しぶりに高速道路を走ったし、50kmの距離を1h以内で移動できた。たまには都会もいいね。早くマクドナルドへ行きたい。。


 さすが成都で一番有名なバックパッカーのホテルなだけあって、日本人がいっぱい。ただ、ちょうどほとんどが明日チベットに向かうらしい。パーミットを取った正規組と、パーミットなしの冒険組。話を聞いているとチベットに行きたくなった。

 ただ、今やらないといけないのはとりあえずビザの延長だ。そしてチベットはやっぱり今回は無理かな・・・・世界一周した後に中国に戻ることがあったら、そのときにはチャレンジしてもいいかも・・・ とか言いつつ、1週間くらいの滞在で気持ちが変わったらチベットに行こうかな。やっぱりカイラスは捨てがたい・・・

 犬とネコ。



 

 <宿泊地>Sim's Cozy Garden Hostel ドミ 35元
 成都駅からバス28番or34番。日本人も含めて外国人がいっぱい。チベットに行くヒト達の拠点となっているようで、チベットに行こうとするヒトがいっぱい。

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遭難!?<59日目> in 四姑娘山(日隆鎮)

2011-04-24 23:00:00 | 中国(2回目)
 今日は海子溝を歩くことにした。

 歩き方によると「草原」と書いてあったから、亜丁のように谷底が広くなっているような草原で、今日は楽できると思っていたら、いきなり入口から山登り。そして、1hくらい登ってようやく山の上に到着したところが草原。「草原」というのは、山の上や山肌のことで、結局、ただひたすら山登りだった。

 山の上からは昨日ははっきりと見えなかった大姑娘山、二姑娘山、三姑娘山が見えた上に、四姑娘山も見えた!! 多少は雲はかかっているものの、その姿ははっきり見える。良かった。。しんどい思いしてここまで来てホントに良かった。ちなみにここ1週間くらいはずっと曇っていたらしく、「運が良いよ」と後で言われた。


 四姑娘山が見たいので、とりあえず山の稜線に沿って歩いていくことにした。で、必然的に山登り…>_< 4000m近いor越えているのでさすがにしんどい。。

 山の上にあった鍋荘坪にあった白塔。


 山の稜線の様子。


 山の稜線の右側の様子。


 チベタンの仏塔。


 ヤクももちろん居た。


 でも、大姑娘山、二姑娘山、三姑娘山、四姑娘山と順に見える景色は素晴らしく、ただひたすら山を稜線に沿って登っていった。

 右から大姑娘山、二姑娘山、三姑娘山、四姑娘山。


 同じような写真ばっかでごめんなさい。






 右から二姑娘山、三姑娘山、四姑娘山。






 四姑娘山と長坪溝。


 何も考えず、景色に見とれながら歩いていたが、明らかに本来のルートとは違っている。さすがに途中から「ヤバイかも…」と思い始めた。。。

 一応、方角も分かっているし、最悪の場合でも谷の方に下りていけばきっと正しい道はあるはずだとは思うものの、万が一正しい道に当たらなかった場合とかを考えると簡単には谷の方へ下りていこうとは思えない。。とりあえず山の稜線に沿って歩くしかない。一応、今歩いているところも時々道らしきものがあるので、完全に間違ったところを歩いている訳じゃなさそうだった。。

 で、途中で気づいたんだけれど、どうやら大姑娘山への登山道を歩いていたみたいだった。大姑娘山は5000m越えの雪山でそんな気軽に登れるもんじゃない。だから、どこかで正しい道に戻らないといけないんだけれど、かなりの高さのところを歩いているので、簡単に下りていく訳にはいかない。。

 大姑娘山に随分近づいてきた。




 誰も居ないので、自分でタイマー使って撮りました。
 

 長坪溝も近づいてきた。昨日はこの奥まで歩いてきた。


 青い花。


 さらに大姑娘山に近づいた。


 右側の谷を望む。


 「これって軽く遭難やんなぁ~>_<」って考えつつもひたすら歩いていたところ、下の方に石でできた小屋らしきものが見えたので、とりあえずそこに向かって斜面を下りていくことにした。まともな道じゃなかったので、足に負担がかかる。それでも、もう下りるしかない。「ここで滑落したら、仮に死ななくても絶対誰にも見つけられずに凍死やろうなぁ」とか変なことを考えながら、なんとか小屋まで到着した。

 「看板があれば・・・」と思ったが、小屋付近には何もなし。時刻は1時。もう4.5hも歩いてきた。2時までなら奥まで行っても引き返せるはずなので、とりあえず目的としていた「大海子」を目指して、今どこに居るかも分からないのにさらに奥に進むことにした。

 ただ、歩けば歩くほど不安が募る。山のでっぱりを見つける度に「とりあえずあそこまで行って、向こう側の景色を見て考えよう。湖(大海子)が見えるかもしれない」と思って歩いた。1時半になって「もう1つあそこのでっぱりまで行こう。これで無理ならホントに戻ろう」って思って、山のでっぱりまで歩くと、あった!!湖だ!!!

 湖が見えた!



 だけど、それが目的の「大海子」かどうかは分からない。ただ、それらしきものを見つけてしまったんだから、そばまで行ってみるしかないと、山を下っていくことに。この道はホントに怖かった。道と言うか、道はホントになく、急な斜面を慎重に下りていく。何度も滑りながら、ようやく見つけたのがこの看板。。



 目的の「大海子」だった。ようやく、プチ遭難状態から開放された。ホントにホッとした(笑)。





 大海子の端っこには家?があった。


 放牧。


 時刻はちょうど2時を過ぎたところ… 今居るところがはっきりして少し欲が出たのか、もう1つ先の「花海子」まで行くことにした。そこからは四姑娘山が見えるらしいからだ。ただ、明らかに雲が出ていたので、四姑娘山を見るためというよりは、四姑娘山が見えないことを確認しに行っただけだったけれど・・・ 「花海子まで言ってれば四姑娘山が見えたかもしれない」と後悔するより、見えないことを確認したかったから(笑)。









 そして、やっぱり四姑娘山は見えなくて、ようやく下山開始。ここまで既に6hは歩いてきた。「大海子」からは本来の正しいルートを通って下山。正しいルートからはやっぱり大姑娘山、二姑娘山、三姑娘山、四姑娘山はほとんど見えなかった。
 戻り始めて2hくらい経った頃には、疲れでホントに足が動かなくなってきたが、助けなんて当然ないので、なんとか頑張って歩いた。だから、舗装された道路が見えたときは、ホントに嬉しかった(笑)。



 結局、4hかけてホテルに到着。

 夕食を食べたあと、ガイドさんとホテルの工事をしてる中国人たちと一緒にビールを飲んでいた。

 すると、大川健三さんという日本人が現れた。彼こそが地球の歩き方の四姑娘山の写真を撮った本人らしい! 彼は長いこと四姑娘山の写真を撮り続けていたらしい。それで納得だ。あんなにキレイな写真を撮るには、本格的にここに滞在して何度も山に入らないと絶対に撮れないと思っていたら、やっぱりその通りだったのだ。もちろん写真を撮る腕があってのことだけれど…

 スグに居なくなっちゃって話をすることはできなかったが、四姑娘山の写真集を出していたり、もうすぐ写真の展示館がこのホテルの裏にできるらしい。。四姑娘山に来るきっかけになった歩き方の写真を撮った本人に会えたなんて感激だ(できれば話をしたかったけれど(笑))。今日はホントに濃い一日だった。。


 <世界遺産20個目(自然遺産3個目)>・・・四川省のジャイアントパンダ保護区
 海子溝は、四姑娘山の自然保護区の1つ。日隆鎮を通るメインの通りの長坪橋から成都方面へ歩いて10分くらいのところにチケット売り場があって、入口はその目の前の山道。
 徒歩で行くなら、大海子or花海子が限界だと思う。それでもかなりのペースで歩かないといけなくて、しんどい。
 迷う恐れがあるけど、朝山坪(入口から1.5h程度の所)からも山の稜線に沿って歩いた方が景色はきれい。ちなみに正しい道は、朝山坪から右の方の林に続く道。

 <宿泊地>日月山荘 ツイン 60元
 詳細は昨日と同じ。


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長坪溝<58日目> in 四姑娘山(日隆鎮)

2011-04-23 22:24:53 | 中国(2回目)
 今日はいよいよ四姑娘山の観光。

 そもそも四姑娘山に行こうとしたのは、去年雲南に行くときに買った歩き方に載っていた写真。歩き方の「成都・九寨溝・麗江」に四姑娘山が載っているんだけれど、そこの写真だけ、気合の入り方が違うかのように美しい。良かったら本屋で立ち読みでもして下さい。ホントに絵画のような写真が載っていて、それを見たくて(無理だけれど、似た写真を撮りたくて)、ここまでやってきた。


 朝、曇り。そして、昨日に雪が降ったのか、山の方は白くなっていた。

 四姑娘山は4つくらいの地域からなっていて、今日はその1つの長坪溝に行くことにした。


 宿のガイドさん(日本語喋れる。日本からの山登りツアーのガイドをしているみたい)が「ついでだから」と言ってチケット売り場まで送ってくれた。歩いても10分くらいなんだけれど(笑)。

 入場チケットと入口までのバスのチケットが合わせて100元。バスのチケットは20元なのに、燃料費みたいなものが10元も追加されていた。そんなのバスのチケットに含めておけばいいのに・・・

 バスは10分程で、長坪溝の入口に到着。馬の勧誘が激しかったが、それを振り切り、チベット寺に到着。チベット寺は新しい寺だったので、外観だけ見て中に入ることはしなかった。門も閉まっていたし・・・

 馬だらけ。。。


 これがチベット寺。ちなみにこの写真は帰りに撮ったもの。



 チベット寺からいよいよ長坪溝に入っていくことになるんだけれど、徒歩用の立派な桟道が作られていた。今まで中国の色んな観光地へ行ってきたけど、一番立派な気がする。一部、工事中だったけれど。。



 ただ、今朝は雪で覆われていた。


 で、滑る滑る。コケるところまではいかなかったけれど、ちょっと気を抜くと、ホントにコケそうだった。おかげで景色をゆっくり見ることができない。ただ、山の頂上付近には雲がかかっているので、目的の山は見えなかった(泣)。

 真っ白。





 川の様子。


 山は良く見えない。


 どっかの飼い犬。


 パンダ居るのかな?


 看板はあったが、どの木がそうなのか分からず・・・



 1h以上、滑るのを注意しながら歩いて、ようやく1つ目のポイントの枯樹灘に到着した。小さな池で真ん中に木が何本か立っている。たぶん天気が良ければ、大姑娘山が見えたと思うんだけれど、雲で見えない。そもそも仮に見えたとしても、どれが大姑娘山かは分からなかったと思う(笑)。(ちなみに、大姑娘山、二姑娘山、三姑娘山、四姑娘山と入口から順番に並んでいる)

 枯樹灘の様子。湖面がきれい。




 枯樹灘のそばには、2008年の四川大地震で落ちてきたこんなものが。。。


 相変わらず真っ白。


 木のつぼみか何か。。。毛むくじゃらな姿に氷がついてる。。




 まだ誰も歩いていない桟道。


 桟道をさらに進むと分かれ道があって、遠くに滝が見えた。おそらく滝の近くまで行く分かれ道だけれど、とりあえず先に進む方を優先した。枯樹灘から1hほど歩くと、桟道もなくなり、道らしき道はなくなった。雪や地面に残った足跡を頼りに進むしかない。ひたすら川沿いの林を歩いた。

 一応、道。


 川沿いの様子。





 途中、鳥やヤクや馬は居たけれど、数日前にバスから見たマーモットは見れず・・・ 明日に期待するしかない。

 幸せの青い鳥?


 ヤク。


 馬。


 そうして、今にも壊れそうな丸太橋や雪と泥でグチャグチャになった地面を歩くこと1.5h、林を抜けて、視界がパッと開けた。目的地の木騾子に到着した。

 木騾子の景色。




 木騾子は牧場みたいになっていて、ヤクがいっぱい。そして、なぜかみんなカメラ目線。


 ケンカ中・・・


 木騾子からは四姑娘山の北壁が見れる。。。はずだったが、やっぱり雲で見えなかった。雲の向こうにうっすらと山の形は見えるものの、全景がどのような形なのかはサッパリ。残念だけど、こればっかりは仕方ない。

 四姑娘山の北壁。雲でほぼ見えず・・・>_<



 帰りのバスは5時と聞いていて、今は1時前。約4h歩いたので、そろそろ引き返さないといけないけれど、もう少しだけ奥まで行ってみることにした。奥の方にも山は見えるものの、やはり雲のせいで本来がどんなものなのか分からない。

 奥からさらに奥の山を見る。。


 白黒でも撮ってみた。こっちの方が雰囲気出てるような気も・・・

 

 空は晴れてきたのに、なぜか雪が降ってきたし、1時半になったので下山することにした。下山はやっぱり早い。上りほど写真を撮るために立ち止まったりしないのが一番大きいんだと思う。

 意外と早く下りてきたので、上りのときに行かなかった分かれ道を行ってみることにした。「せいぜい滝の下くらいに展望台でもあるんだろう。10分くらいで往復できるかなぁ」と軽く思っていた。けれど、そもそも滝が意外と遠く、そして、道はなんと滝の上部まで続いていた。ここまで来て引き返す訳には行かないと、道を登って滝の上部にまで辿り着いた。

 滝を下から見上げる。


 足元は雪だらけ。階段を下りて滝の正面から見えるポイントに下りようとすると、倒木が階段の手すりにかかるように横になっていた。かがんで倒木をくぐろうとすると、ズルッと滑った。運良く倒木をつかんでいたから、2,3段落ちただけで済んだけれど、下手したらそのまま滝の下まで落ちるところだった>_<

 滝の一番上部。


 雪でできた輪っかを滝が通って落ちている。



 滝の見学も済んだが、思った以上に時間がかかったので、急いで山を下りた。標高3000m以上を越えているんだけれど、2週間近く3000m以上のところに居たせいか思ったほどしんどくなく、ギリギリ5時に入口に到着することができた。ただ、バスに乗ってホッとすると、結構足にキていた。


 バスでは、中国人が「木騾子まで行ったのか?」と聞いてきた。「そうだ」と答えると、「すごいな、よくやった!」と褒められた。確かに片道4hの道のりを往復するんだから、大したものかもしれない(笑)。日本じゃ1hも歩くなんて考えられないのに・・・


 <世界遺産20個目(自然遺産3個目)>・・・四川省のジャイアントパンダ保護区
 四姑娘山の地域にはパンダは居ないと思うんだけれど、この世界自然遺産の区域に含まれているみたい。まだ、四川大地震の影響で、成都から四姑娘山の麓の日隆鎮へ来るバスはないみたい。
 丹巴までは成都からバスあり。丹巴~小金、小金~日隆鎮は乗り合いミニバスあり。日隆鎮から成都へは乗り合いのSUVがあるらしいが、成都から日隆鎮がどうなのかは知らない。
 長坪溝は、四姑娘山の自然保護区の1つ。日隆鎮を通るメインの通りの長坪橋から分岐する道路を少し歩くとチケット売り場があって、そこからバス(往復30元)で入口のチベット寺まで行く。その後は徒歩or馬。ちなみに入口では何かのデポジットとして100元が必要だった。
 日帰りするなら、木騾子くらいが限界だと思う。それ以上奥に行くなら、木騾子とかどこかでキャンプ?


 <宿泊地>日月山荘 ツイン 60元
 詳細は昨日と同じ。


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もっと早くに思い出せれば・・・<57日目> in 四姑娘山(日隆鎮)

2011-04-22 21:32:43 | 中国(2回目)
 朝、真っ白。


 そして、地面はべちょべちょ。。。


 バスターミナルまで10分歩いただけで、何度も滑って転びそうになり、靴下は湿ってしまった。やっぱりちゃんとした靴を買った方がいいのかもしれない。


 昨日の客引きに丹巴行きのバスは7:40だと聞いていたので、7時過ぎにバスターミナルに行ったんだけれど・・・


 バスはなかった(笑)。

 時刻表を見てみると7時発。「昨日なんでバスターミナルに居たのにちゃんと確認しなかったんだろう。。。orz」と後悔しても既に遅し・・・ ちなみに客引きは「7時40」と言っていたのを7時40分と勝手に思い込んでしまっていて、実は「7時で40元」のことだったんだと思う。。。(実際は44元だったけれど・・・)


 結局、乗り合いのミニバス(7人乗り)で行くことに。。。100元と言われて「妥当かな」と思ったけれど、実際はもう少し安かったと思う。またもや軽くボラれてしまった。

 康定の街を出るとスグにバスと乗用車が事故っているのを見つけた。さらに100m先にはトラックが山肌に突っ込んでいた。昨日は移動運が悪いと思っていたけれど、ここまでヒドイことにはなったことはないので、そんなに悪くはないのかもしれない。。決して良いとは思えないけれど(笑)。


 途中、なぜかミニバスを乗り換えさせられたが、4.5hほどで丹巴に到着。今日の目的地は、四姑娘山の麓の日隆鎮という村で、次は小金に移動しないといけない。乗り合いミニバスはスグに見つかったが、まだ動きそうにないので、その辺をうろついていた。

 丹巴は川沿いの町。


 すると、康定から丹巴で一緒だった中国人が「美人谷へは行かないのか?」と聞いてきた。「美人谷」って何だっけ?とは思いつつも、丹巴周辺の村の1つだと思って「行かない」と答えた。

 最初は丹巴に泊まって、近くの村(中国で最も美しい村と言われている)を散策するつもりだったけれど、ビザの都合や色々考えた結果、「そこまで興味はないな」と思ってスルーすることにした。


 昼ご飯。ミニバスを待ってるときに食べに行ったんだが、結果的にミニバスを待たせることになっちゃった。



 その後、ミニバスは小金まで1.5hほどで到着した。日隆鎮までもミニバスがあるはずだが、周りには見当たらない。小金まで連れてきてくれたミニバスのドライバーやその周辺に居たおっさん達が「日隆鎮まで150元だ」と言ってくる。

 1~1.5hで着くはずだから、さすがに高い。でも、着いたばかりの街だし、地図も持ってないし、どこにミニバス乗り場があるのか、そもそも本当にあるのかが分からない。それにこんな街で一泊するのはイヤだし、一泊したところでミニバスがないかもしれない。

 とか色々考えた結果、100元に値切って日隆鎮まで行くことにした。ところが、タクシーだと思ったら、家族連れの車に乗せられたので、これは完全にボラれた(笑)。しかも、街の外れにはちゃんと日隆鎮行きのミニバスが集まっていた。。「こうやって何も知らない旅行者はカモにされるんだなぁ~」と思いながらも、「まぁ無事に日隆鎮に行けるのだし、今日は仕方がない」と思い直した。

 日隆鎮までの道のりは、完全に舗装されていてホントに良かった。そのうえ、たぶん杏の花だと思うけれど、白い花がいたる所に咲いていてキレイだった。


 ホテルに到着し、夕飯を食べた後、ふと「美人谷」について聞いたことがあるのを思い出した。「そういえば、中国には「美人谷」ってのがあって、確か有名な歌手(alan)が居たはず・・・」と。

 で、ネットで調べてみると、やっぱりその「美人谷」で、これが丹巴の近くにあったのだ。。 それを知っていたら丹巴をスルーなんてしなかったのに…>_< 歩き方もロンプラもそういう情報を載せてくれたらいいのに・・・

 美人谷のことを思い出したとは言え、さすがにこの後、次の成都or楽山は逆方向なので、丹巴に戻る気にはなれない。また、次回の旅行だな・・・ 中国は他にも行き残してきたところはいっぱいあるし・・・

 ビール飲んで忘れます。。。



 <宿泊地>日月山荘 ツイン 60元
 歩き方に載っている。長坪橋から長坪溝の方へしばらく歩くと看板が見える。ドミトリーはなかった。今は改築中で、改築が終わればできるのかも?西遊旅行やアミューズトラベルの大姑娘山登山ツアーでも使われるのか、「登山に成功しました!」という日本語のコメントがレストランにたくさん貼られていた。wi-fiあり。
 ちなみにまだ四姑娘山はシーズンオフらしく、街の店はメインの道路沿いを除いてほとんど閉まっていた。


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移動運のなさを嘆く・・・<56日目> in 康定

2011-04-21 23:00:00 | 中国(2回目)
 今日は康定まで理塘を経由して約12hの大移動。昨日に既にチケットを買ってしまっていたから、今日出発せざるを得なかった。「~しなければならない」となると、仕事のような義務のような感じになって気は進まなかった。

 何より気が進まなかった理由は、出発が朝6時ということ。なので、5時起床。昨日も12時前まで喋ってたうえに、香格里拉での寝坊のせいで緊張して(?)1hおきくらい目が覚めてしまって、よく眠れなかった。


 バスはほぼ時間通りに出発して、キレイな道を走っていった。既に森林限界を超えていて、大きな岩がゴロゴロと転がっているような高原地帯を走ること3時間強で理塘に到着。一部の客を下ろした後、康定に向けて出発。ちょっと走ると、マーモット(たぶん)が道端に居てて感動。もちろん一瞬だったので写真は撮れなかったけれど(笑)。

 バス。

 余裕があったのはここまで。。ここからはホントにヒドかった。ヒドい区間では3分に1回、そうじゃないところでも10分に1回くらいは体が宙に浮いた。それが8hも続いた。8hロデオマシーンに乗ってる感じ。。しかも足の上にはPCとカメラの入った5kgくらいあるカバンが置いてあるので、足も腰も尻も全てが痛い。

 昨日の中国人の女の子が「ホントにヒドイよー。気をつけて~ジャンプ!ジャンプ!」と言っていたのを思い出し、「確かにこれは辛い」と思いつつも、まだちゃんと走っているだけ、目的地の康定に近づいているんだから徳欽よりマシだと考えていた。

 途中の風景。


 チベット語の文字が山肌に書かれていた。



 で、ようやく道がまともになり、「あと1~2hで着くかなぁ」と思っていると、途中から降ってきた雪が激しくなり、峠道でストップ。最初はチェーンを巻くためだと思っていたけど、チェーン巻いた後も他の車に挟まれたまま動かず・・・


 待っている間、100mくらいは進んだ。そして、窓の隙間からは雪が入ってくるし、窓の露は凍っているし、とにかく寒い。まさかこんな目に遭うとは・・・ そんなに日頃の行い悪いかなぁ~と思うくらい、特にここ10日間くらいの移動はロクでもないことばっかり。


 待つこと2.5h。ようやくまともに動き出した。峠を越え、そして下っていく。2hくらいでようやく康定に到着。時刻は夜9時。結局15hもかかった。夜行じゃない15hの移動は辛い。。

 晩ご飯はカップ麺になっちゃった。。。


 そして、明日も一応移動する予定。さすがにこんな移動は勘弁して欲しい。。

 <宿泊地>登巴客桟 シングル 40元
 ホテルの名前は間違っているかも・・・ 康定のバスターミナルの客引きに付いて行った。バスターミナルの近くだと思っていたのに10分くらい歩かされてしまった。ターミナルを出て左方向にしばらく歩いて、キレイな(&大きい)ホテルを過ぎたところを左に曲がって、その奥。夜だったので、場所ははっきり分からない。50元の部屋を値切って40元。TV付き。ホットシャワーなどは共同。野良wi-fiがあった。


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