~16回目の一人旅~

いつもより少し長めの一人旅。。求めるものはお酒と世界遺産!デッカいカメラでバシャバシャ撮ってます。

なかなかハードな移動でした<381日目> Stayed in カンカン

2012-03-11 23:59:59 | モーリタニア~ギニア(2回目)
 深夜に故障で停まった。
 月が出ていて結構キレイと思って撮ったが、ちょい暗すぎた。




 その後も故障と修理を繰り返しながら走っていたが、結局朝5時過ぎにストップ。

 1.5h程の仮眠の後に再スタート。再スタート後は停まることなく走り続けた。

 停まることなく走り続けると、それはそれで辛いもんで、ケツが痛いわ、膝が痛いわ、背中が痛いわ、色んなところが痛くなってくる。それでも動くスペースがないのでひたすら我慢だ…

 あ~~、もう無理~~。。

 ってところで、無事にカンカンに到着した。突然舗装道路になってカンカンの街が見えた瞬間、今までの辛さが随分と和らいだ。結局到着は朝10時。21hもかかったことになる。

 このままマリへ向かうこともできたが、さらに8hくらい車に乗るのはもう無理。何よりケツが痛くてしばらくは座りたくない。なので、カンカンで一泊するために宿に向かった。

 無事にチェックインも済ませ、とりあえずビール。昨日は一日でゆで卵3コしか食べていなく、さすがに腹が減っていたが、ビールに勝るもんはない。空きっ腹に染み渡るビールの味は格別だった。今この一杯を飲むために昨日からの苦難に耐えてきたんだ。

 疲れているうえ、空きっ腹に飲んだので、1本でイイ気分。そのまま昼食を食べに行った。


 明日のバマコ行きの乗り場を確認した後、宿に戻ってシャワー。ボッスで髪の毛だけは洗ったけれど、シャワーを浴びたのも3日振り。

 シャワーの後はやっぱりビール。今日は一日飲んだくれていよう(笑)。

 ビールを買って部屋に入ろうと鍵穴に鍵を差し込んだ瞬間、鍵穴が消えた。

 んっ!?

 どうやら鍵穴が部屋の中に落ちてしまったようだ。

 ん~、入れない(笑)。

 宿のヒトに「部屋に入れんくなった」って言うと、何やら大事になってドアの蝶番を剥がし始めた。『いや~、新しい鍵穴取り付けてドアを開ければいいんじゃないの~?』と思うものの、そんなことを喋れる程のフランス語力はない。 黙って作業を見ることに…

 蝶番は無事に外れたものの、ドアがキッチリはまっているので抜けない。力づくで引っ張っているようだが抜けない。

 そうこうしているうちに、1人が隣の部屋の鍵穴を外して持ってきた。そして、それを取り付けて回すとアッサリ開いた。『だから最初からそうすれば良かったのに…』と心に思ったまま、「メルシー、メルシー」と言っておいた。

 ちなみに部屋でゆっくり飲もうと思って買ったビールは、作業を見ている間に全て飲んでしまった。

 夕方、水を買いに外に出た。が、なかなか水が見つからず、ウロウロと歩くはめになった。おかげで、カンカンのマーケットを見てまわることになったが、なかなか活気があって良いところだ。しかも、土産物になりそうな木彫り製品もあったりして楽しい。こんなことならカメラを持って来るんだった。最後は串焼きを食べて宿に戻った。

 ほとんど寝ていない割にはそんなに眠くない。だけど、明日も早起きだから今日はちゃんと寝なければ…

 <今日の移動>(ゼレコレ)→カンカン
  シェアタクシー。約21h。150000+10000ギニアフラン。
  道のヒドさ、車のボロさ、全てが今回の旅行で一番だった。何度も故障の修理で停まったりしたおかげで、21h。なお、ロンプラには所要12hって書いてあったが、ランクルでトラブルなしで行かない限りは絶対に無理やと思う。このルートを通るヒトは覚悟した方がいいかも…

 <宿泊地>サントル・ダキュエイユ・ディオスサン(Centre d’Accueil Diocesain) シングル 70000ギニアフラン(約10ドル)
 住所:カンカンのバスターミナルを出て目の前に延びる道を真っ直ぐ進み、1つ目の交差点で右斜め方向へ。しばらく進んだ後、左側にあるガソリンスタンドを超えたところを左折し、右側に入り口がある。看板がないので分かりにくい。
 設備:共同トイレ。水シャワー付き。蚊帳、ファン有り。電気は夜間のみ。Wifiなし。
 備考:ミッションカトリックの宿。ロンプラに載っている。コナクリに引き続き、ここでも最初は「部屋はない」と言われた。旅行者を泊めたくないんやろうか?1階ではビールや飲み物を売っている。

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ギニアの総決算<380日目> Stayed in カンカン行き夜行シェアタクシー

2012-03-10 23:59:59 | モーリタニア~ギニア(2回目)
 久しぶりに熟睡していた。それでもちゃんと7時前には起きたが、夜中に一度も目が醒めることはなかった。テントの方が落ち着くような気がする。

 ボッスからはバイタクでゼレコレへ向かった。乗合の車もあるようだが、いつ出発するかも読めないうえ、途中のローラで乗り換えないといけないようなので、ここは贅沢してバイタクを選んだ。

 ところが、検問でトラブル発生。おれはすんなりと通れたのだが、ドライバーが警察ともめている。何やら免許証に不備があるらしく、警察に免許証を取られたまま返してもらえないらしい。

 そのうちドライバーは通りがかったシェアタクを捕まえて、「お金を渡せ。そして、これに乗っていけ」と言い出した。

 冗談じゃない! シェアタクで行くくらいなら高額のバイタク代なんて払わんに決まってるやろう!

 「シェアタクなら1万ギニアフランだ!」
 と、言うとドライバーは諦めて警察との交渉に向かった。

 結果、どうやら腕時計を警察にあげることで、免許証は返してもらえたらしい。警官も警官だが、ドライバーもドライバーだ。警官の賄賂請求も警官側が悪いだけじゃないようだ。色々と不備のある状態でお金を払って通過しようとする民間人側にも問題がある。それに巻き込まれてワイロを請求される旅行者はたまったもんじゃない。

 30分程、検問で捕まったおかげでゼレコレに到着したのは10時。まだまだ元気だったので、もう1つ移動することにした。目的地はマリに近いカンカンという街。ロンプラには12hくらいかかると書いてある。

 人数を確認すると今回は4番目であと5人。2人は既に確定しているらしく、実際はあと3人のようだ。『これなら1hくらいで出発できるかな?』と安易に考え、待った。

 そして、出発したのは3.5h後の1時半。結局は今までと同じくらい待つことになってしまった。

 それでも出発すれば気は楽になると思っていたが、わずか30分で故障。車を乗り換えることになった。電話で呼べばいいのに、運転手が自らゼレコレまで戻っていった。おかげで新しい車が来るまでに1h。荷物を積み替えたりしていると、アッという間にさらに30分が過ぎてしまった。まだゼレコレの近くだというのに、もうすでに3時半を過ぎている。

 ゼレコレからは比較的道の良い(と思われる)マセンタ、キシドゥグを通ってカンカンへ行くと思っていたが、最短距離を北上するルートを取ったらしい。今までとは比べ物にならないくらい道が悪い。

 おまけに今日の座席は運転手の隣。助手席に2人座っているけど、窓側ならちゃんとシートに座れるけど、運転手の隣だと、半分もシートに座れないし、背もたれも半分もない。おまけに運転手のギアチェンジの度に「ジャマだ」と言わんばかりに押される。

 18時半にご飯休憩で少し大きめの村に到着した。運転手はタイヤ交換やら整備やらしている。なんだかイヤな予感…


 さらに20時半に、また少し大きめの村に到着した。村の名前を聞いて愕然とした。

 『まだベイラかよ…』

 ベイラは地図上ではゼレコレから100kmくらいの地点。全体の距離の3分の1くらいしか進んでいないことになる。車の乗り換えや待ち時間を除いても5時間以上は走っているのに…

 ただ、これでカンカンに着くのは朝になってからになりそうなので、これについては良かった。夜中の2時や3時に到着されても逆に困るからだ。

 ベイラを出発後は、さらにヒドイ悪路になった。いつスタックしてもおかしくない状況。普通4WDでないと無理そうな道を荷物を大量に積んだ車が走る。いつもなら寝れるんだけれど、今日は隣のヤツが大きいせいでいつもに増して座っている面積が小さく辛さも増す。

 結局、その後も故障と修理を繰り返しながら一向に進まないまま時間は過ぎていく…

 もうすぐギニアは終了というところで、このキツイ移動か… まぁギニアらしくていいのかも…

 <今日の移動>ボッス→ゼレコレ→(カンカン)
 ・ボッス→ゼレコレ
  バイクタクシー。約2h。80000ギニアフラン(1ドル=7000ギニアフラン)
  相場がよく分からず、結局8万も払ったが、たぶん5~6万くらいだと思う。2hかかったのは検問でバイタクの運転手が引っかかったせい。何もなければ1~1.5hで行ける。
 ・ゼレコレ→カンカン
  シェアタクシー。約21h。150000+10000ギニアフラン。
  道のヒドさ、車のボロさ、全てが今回の旅行で一番だった。何度も故障の修理で停まったりしたおかげで、21h。なお、ロンプラには所要12hって書いてあったが、ランクルでトラブルなしで行かない限りは絶対に無理やと思う。このルートを通るヒトは覚悟した方がいいかも…

 <宿泊地>カンカン行き夜行シェアタクシー 150000+10000ギニアフラン(約23ドル)
 詳細は上記と同じ。

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チンパンジーと日本人<379日目> Stayed in ボッス

2012-03-09 23:59:59 | モーリタニア~ギニア(2回目)
 意外なことに虫もほとんどおらず、汚いマットレスだったが寝袋を敷いたおかげかダニとかにもやられずに済んだ。暑苦しくてなかなか眠れなかったことを除けば、まずまず良かった。

 朝のイェケパ。




 バスターミナルへ行くと、ちょうどギニアのゼレコレへ行くトラックがあった。が、大量の荷物にヒトも多い。これで行くと国境で何時間足止めくらうか分からないので、バイタクで国境に向かった。

 リベリアのイミグレではすんなりと通過できた。軽くワイロの請求はあったが、軽く流してクリア。

 ギニア側ではイミグレ手前の検問でワイロ請求があったが、これまた5分程でクリア。肝心のイミグレでは何の請求もなく、入国できた。戻ってきてしまったギニアへ…

 そのままバイタクは猛スピードで突っ走り、ボッスに到着。直接チンパンジーセンターへ行くことにした。


 ここは日本の支援で運営されているらしく、京大の霊長類研究所が管理しているらしい。今も日本人の研究者が滞在しているらしい。
 という情報をシエラレオネのチワイアイランドへ行ったときに聞いていたので、わざわざ遠回りをしてやってきた。来てみて分かったんだけど、なんとここの保護区が世界遺産の『ニンバ山厳正自然保護区』に含まれているらしい。何も考えていなかったけど、ギニアの世界遺産に来ることができた。ラッキーだ。

 で、日本人の研究者はというと、今は居なかった。久しぶりに日本語喋れるかと思ったのに残念。


 とりあえず、チンパンジーを見に行こうとしたが、入場料の高さにビックリ。50万ギニアフランで約70ドル。いくら何でもボッタクリ過ぎやろう…

 しかもギニアフランを持っていないので両替しようと思ったらレートが悪すぎる。コナクリでは1ドル約7000ギニアフランだったのに、ここでは6000ギニアフラン。ユーロに至っては、最初1ユーロ6000ギニアフランとか言われた。

 こんなバカみたいなレートで両替することはさすがにできない。一度ボッスの村に行ってみたが、ボッスにも両替はなく、国境近くの集落へ行かないといけないらしい。両替しておくんだった…

 結局、1ユーロを8000まで上げて両替。それでも1ユーロ当たり1000ギニアフラン以上損している。大損だ…

 とにかくお金も払い、準備も整ったのでジャングルへ突入。

 チワイアイランドのときも「どこ歩くねん!」ってツッコミたくなるようなところを歩いたが、ここはそれ以上。しかも山道なので辛い。おまけにガイドはコッチ無視でどんどん進む。後ろで滑り落ちそうになってようがお構いなし。
 道はどこ?


 ここはまだ歩きやすかった。


 蜘蛛発見。


 日本の出資だからもう少しマシかとも思ったが、やっぱりギニア。それに研究施設でそんなに旅行者なんて来ないんだろう。ガイドの質は良くない。(後から聞いたところ、旅行者用の施設と研究者の施設とは関わり合いがほぼないらしい)

 しかも、お金は払ったのに出発前に「30分で終わりね。それ以上行きたかったら、おれらガイドに追加料金払ってくれ」と言われる始末。なんかイヤな感じだ…

 ひたすら山道のジャングルをさまよい歩いた。

 もう1hくらいは歩いている。全くチンパンジーの影も声も何もない。

 80ドル近くも払って見えないってのはイヤやなぁ~と考えていたところで、居た!!

 チンパンジーだ。


 慣れているからか、知能が高いからかは知らないが、逃げない。それでも藪の向こうなのでなかなか写真に撮れない。




 しばらく望遠でなんとかやっていると、ようやくチンパンジーが近くにやって来た。5mくらいの距離。これなら写真にも撮れる。




 お疲れの様子?(笑)


 食事中。


 野生のチンパンジーに大興奮だ。

 やっぱり野生動物って良い!

 苦労してココまで来たかいがあったわ。

 一通り写真に撮った後は、しばらく眺めていた。

 80ドルも払ったけど、これなら満足だ。ホント良かった。

 チンパンジーのお帰りの様子。


 山を降りて時計を見るとまだ12時。

 もう1つ移動しようか?それとも当初の予定通りココに泊まることにしようか?

 とりあえずボッスの村でご飯を食べて考えることにした。

 小さい村だがバーがあり、ぬるいけれどビールがあった。一泊決定!

 やることはもうないので、ぼんやりと座って過ごした。車を待つのに慣れたせいか、ぼんやりと何もせずに過ごすのも苦じゃなくなってきた。

 チンパンジーセンターの近くに居た子供と…


 子供も色々考える年頃?


 夕方にもう一度ボッスの村へ行き、ビール。冷えてればいいのに… 冷えていないならせめて氷を入れてくれればいいのに…

 日も落ちかけてきたところで、分厚い雲が発生。昨日もそうだったけれど、そろそろ雨期に入ってきたのかも、しばらくすると大雨。


 ぼーっと雨を眺めているうちに、小降りになり、止んでしまった。でも、遠くではまだまだ雷が鳴っている。ってことで、雷の撮影にチャレンジ。わざわざ三脚を出すのが面倒だったので、そのまま手持ちでやってみた。何度も失敗したけど、なんとか撮れたのがコレ。






 夜、日本人研究者が戻ってきていた。てっきり男だと思っていたが、2人居て1人は女の子だった。こんなところでよく頑張るわ… ちなみによく周りを見ると欧米人の研究者は女性ばかり。どうやらこの分野では女性が多いらしい。

 よく分からんままご厚意で夕食をご馳走になり、少しだけ喋った。

 アフリカは好きじゃないらしい。でも、ジャングルに入るのは嫌いじゃないらしい。どんな分野でも研究者ってのはスゴいね。おれにはできん。やめておいて良かった。

 やっぱり研究者って変だ。悪い意味じゃなくて、褒め言葉として、尊敬の意味を込めて変(笑)。

 まぁ西アフリカを旅してるような人間の方がよっぽど変だとも思うけど(笑)。

 ちなみに日本人研究者達は3日後に日本に帰るらしい。やっぱり考えることは同じで、『帰ったら何を食べるか』ばかり考えるらしい(笑)。

 ちょうど1ヶ月ぶりに日本語喋った。コミュニケーションが簡単に取れるってイイわ~。

 <世界遺産81個目(自然遺産6個目)>・・・ニンバ山厳正自然保護区
 ボッスにあるBossu Environmental Research Institute。チンパンジーの研究所のようなところ。知らなかったが、上記の世界遺産に含まれているらしい。
 ボッスからリベリア方面へ徒歩5分。ボッスへはリベリアのイェケパからバイタクで250リベリアドル(約4ドル)で国境の通過時間も含めて1h程度。

 <今日の移動>イェケパ→ボッス
 バイクタクシー。約1h。250リベリアドル(1ドル=70リベリアドル)。
 イェケパのバスターミナルに居るバイタクと交渉。ホントはもう少し安いかも…
 ロンプラではイェケパから国境まで歩けると書いてあったけれど、ちょっと遠くて無理っぽい。
 なお、両替するならギニアの国境を超えたスグのところにある集落で両替しないと、ボッスに両替はない。あってもレートが悪すぎる。特にユーロ。ドルはまだマシ。なお、マーケットが開かれる水曜日には両替も可能らしい。

 <宿泊地>チンパンジーセンター(Institute De Recherches Environmentales De Bossu) 自前テント 30000ギニアフラン(約5ドル)
 住所:ボッスからリベリア国境方面へ徒歩5分。
 設備:共同トイレ&バケツシャワー。研究施設の方には電気やネットもあるみたいだけど、さすがに悪いので使わせてもらうのは遠慮した。
 備考:ボッスには宿がなさげやったので、建物の一室にテントを張らせてもらった。

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密着、シェアタクの運転手<378日目> Stayed in イェケパ

2012-03-08 23:59:59 | モーリタニア~ギニア(2回目)
 結局、目覚ましが鳴る前に目が覚めた。そもそも夜中に何度も目が覚めてよく眠れていない。

 7時に宿を出て、タクシーを捕まえるのに手間取ったが、8時前にはレッドライト地区のバスターミナルへ到着した。

 リベリアからギニアに行くには、ガンタのそばの国境を通るか、ガンタ~サニコレ~イェケパと進み、イェケパそばの国境を通るかを悩んでいたが、後者を選んだ。サニコレへは直行のシェアタクシーがあったが、またもや一番。

 一番は好きだけど、シェアタクの一番は勘弁して欲しい。ただ、リベリアのシェアタクは5人しか乗せないらしく、残りは4人なのでギニアとかの半分だ。とにかく待つ。

 最近の待ち時間は、中国のカシュガルで買った数独をやっている。難易度の高いやつをやれば、1問に1hくらいかかるときもあるので、時間潰しにちょうどいい。

 アッという間に2h経過。聞くと、残り1人らしい。

 さらに1h経過し、11時前になってようやく出発。今日の待ち時間は3hだ。

 このところ平均3hくらいは待っている気がする。ってことは、そもそもそんなに朝早くにバスターミナルへ行く必要はないってことなんやろうか? 10時頃にのんびり行った方が実は待ち時間も少なくて乗れるんやろうか? それとも6時とかにバスターミナルへ行けばいいんやろうか? もうよく分からない。


 モンロビアからの道は舗装されていて、なかなか快適。でも、結局3h程走ったところから舗装もボロボロになってきた。こうなるとやっぱりちょっとしんどい。

 でも、慣れってのは怖いもんで、この程度の揺れなら平気になってきた。何より今日は助手席を1人で座っているから楽チン。いかにギニアやシエラレオネの詰め込みタクシーがしんどかったかがよく分かる。

 景色も良い。今日の移動ではリベリアの伝統住居を何度も見たけど、壁に模様が描かれたペイントハウスになっている。ひたすら手ばっかり描かれたものや、細長い点だらけのものとか、星のように見えるものとか、見ていて楽しい。残念ながら移動中なうえ、現地のヒトが居るので、勝手に撮るわけにはいかず、結局1枚も撮れなかった。

 6.5h程でサニコレに到着。乗っている間の車内での会話で分かったことだけど、どうやらこの車はこのままイェケパまで行くらしい。もう5時半だったので、ちょっと悩んだが、行けるうちに移動した方がマシということで、そのままイェケパに向かうことにした。ちゃっかり追加料金は取られたけど…

 サニコレからイェケパに向けて走りだしてしばらく経つと、なんとスコール。どしゃぶり。前がハッキリ見えなくなって怖い。それにしてもこんなどしゃぶりの雨なんて久しぶりだ。少なくとも今回の旅行では記憶にない。


 ようやくイェケパに着いたものの、雨がまだ止んでおらず、しばらく待機。


 その後、雨が小降りになったので宿を探そうとしたところ、シェアタクの運転手が連れて行ってくれるらしい。2、3軒回ったが、どれもダメ。と言うか、訛りが強くて英語がほとんど聞き取れない。

 結局、最後に運転手に連れていかれたのが学校のオフィスの仮眠スペースのようなところ。

 「おれは外の車の中で寝るから、お前はココで寝ろ」だそうだ。

 シェアタクの運転手も宿に泊まる訳じゃないんやな… 長い間運転して車で寝て、また明日モンロビアに帰るらしい。運転手も大変や…

 で、何もない。地面にマットレスが敷かれているだけ。当然汚い。何よりジェンデマのトラウマもあるので、できればセキュリティの高そうなホテルが良い。


 だけど、完全に日も落ちてしまったので、もうコレ以上は探せない。ってことで、一泊決定。

 汗かいて気持ち悪いけど、シャワーもどっかの民家まで借りに行かないといけないらしい。鍵はかかるとは言え、荷物を置いていくのもイヤやったので、今日はシャワーも我慢。

 そして、思いのほか高かったシェアタク代のせいで、実は所持金が30リベリアドル(約33円)しかない。何も食えん。ビールをUSドルで買おうとしたが、モンロビアと比べてあまりに高かったうえ、USドルのレートも悪かったのでコレも我慢。

 結局、モンロビアで買っておいたお菓子とジュースで今日の食事は終了。朝からコレしか食べてない。痩せたかな?

 <今日の移動>モンロビア→イェケパ
 シェアタクシー。約7.5h。1400+荷物代150リベリアドル(1ドル=73リベリアドル)。
 モンロビアのレッドライト地区にあるバスターミナル発。セントラルからレッドライトまではタクシーを借り切って5ドル。バイタクでも300リベリアドル(約4ドル)から下がらなかった。
 当初は、サニコレ行きのつもりで1200+荷物代150リベリアドルを払っていた。けれど、車自体がサニコレよりギニア国境に近いイェケパ行きだったみたいで、イェケパに行き先を変更。その際に200リベリアドルを追加で払った。ただ、本来ならたぶん1200リベリアドルでイェケパまで行けたはず。

 <宿泊地>YMCAのオフィス? 地べたマットレス 5US$
 住所:イェケパのバスターミナルから北東方向のマーケットを抜けた辺り。暗くてよく分からなかった。
 設備:何もない。地面に敷かれたマットレスのみ。トイレは近くの民家のを借りた。シャワーも同様(浴びてない)。とりあえず、ロウソクだけもらった。
 備考:宿泊施設ではない。学校(YMCA?)の仮眠スペースのようなところ。こんなところに5ドルとは…orz

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移動拒否<377日目> Stayed in モンロビア

2012-03-07 23:59:59 | モーリタニア~ギニア(2回目)
 5時前に起きた。目覚ましがなくても起きれるもんだ。

 実際は一度1時にも起きていて、結局は起きれるかどうかが心配でよく眠れなかっただけのようだ。
 身体が重い。昨日の夜にあった頭痛は治っていたものの、気分が乗らない。


 ってことで連泊決定。

 米ドル残金がちょっとヤバいうえ、リベリア入国時に「1週間」と言ってしまったおかげで滞在期間も1週間に限定されているけど、1日くらいなら延泊しても問題なさそう。今日は1日ゆっくり過ごすことにした。


 午前中は昨日の続きで飛行機のチケット探し。おかげで大体のルートの候補はできてきた。

 昼になったので昼食がてら外に出た。目覚まし時計を探しながら歩くくもなかなか見つからない。

 ところで、モンロビア市内にはスーパーマーケットが多い。わずかな区域の中に4ヶ所も見つけた。うち1ヶ所は米ドル払いのみ。国連関係のおかげでモノは充実しているものの、庶民は買えるもんなんやろうか? 外国人が落とすお金で豊かになるのはやっぱり一部の人間だけなんやろうか?

 そして、ようやく路上の小さいお店で目覚まし時計を発見。日本じゃ100均で買えそうなものに250リベリアドル(約280円)もする。スグに壊れそうだけど、とりあえずは無いよりはマシだ。1つ購入。
 コンデジよりデカイ。また邪魔者が増えた。


 ちなみにipod touchも売っていた。32GBで確か450ドル。やっぱり日本で買うよりは高い。買いたい気もするが、そもそも今は買うだけのお金がない。安ければどっかで買うことも考えるが、とりあえずはipod touchがなくても大丈夫やろう。

 今日の夕食は食える時に食っとけってことで、再びファーストフードのハンバーガー。やっぱりマクドナルドの方が当然美味しいけれど、まぁ贅沢は言えないって感じだ…


 明日こそは移動。ここからの移動はさらに辛そうで、なかなか足が向かない。それでも、いつまでもココに居る訳にはいかんので出ないとダメだ。それにしても気が進まん。ここに居るのもイヤやけど… 飛行機でピュッと飛びたい。

 <今日の移動>
 なし。

 <宿泊地>サン・テレサ・コンバート(St Theresa Convert) ツイン 25US$
 詳細は昨日と同じ。

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またもやポリスに捕まった<376日目> Stayed in モンロビア

2012-03-06 23:59:59 | モーリタニア~ギニア(2回目)
 7時過ぎに目が覚めた。
 目覚ましがなくても一応このくらいには目が覚めるようだ。でも、移動の日は6時には起きないといけない。大丈夫やろうか?

 10時前までネットをしたりして過ごした後、外へ出た。

 宿を出たスグのところにポリスが居て少しだけ話をした。というか、向こうが一方的に話しかけてきたんだけれど…
 話のついでに「モンロビアでは写真を撮っていいのか?」と聞くと「OKだ」とのこと。これで、とりあえずは一安心。

 まずは郵便局に向かった。途中、目覚まし時計が売られていないかを見ていたが、探していると見つからんもんで、全然ない。1つだけお店にあったけれど、デカくてとてもじゃないけど持ち運べない。しばらくは気合で起きるしかなさそうだ。

 教会。前の車ジャマ。


 有刺鉄線だらけ。こんなのを見るとやっぱり治安悪いんだろうか?と不安になる。


 切手を買った後は、土産物探し。の前に、あまりの暑さに我慢ができず、近くのバーに逃げ込み、ビール。最初は大人しくコーラを飲むつもりだったけれど、ビールが目に入っちゃったから(笑)。

 ビールのおかげで元気も出たので、ブラブラと土産物屋に向かった。

 途中、ワサワサワサ~っと空から音がするので見上げると、鳥の群れ。

 ではなかった…

 コウモリの群れ。スゴい数。


 近くの木に止まったので、写真を撮った。よく見ると、枝にはコウモリだらけ。ここまで来ると気持ち悪い。


 頭と尻尾が赤いトカゲ。15~20cmくらいあった。


 教会の廃墟。モンロビアのランドマークらしい。


 そして、ようやく土産物屋に到着。品揃えはセネガルやガンビアと変わらない。なので、満を持してリベリアでは木製マスクを買うことにした。今までも買おうかどうか迷って『ジャマだ』ってことでいつも買ってこなかった。けれど、なぜかマスクが欲しくなった。
 買ったのはコレ。やっぱりジャマだな。どうやってパッキングすればいいんやろう?


 土産も買ったので同じ道を戻ることにした。坂道を上がったところで、目の前に広がるモンロビアの街を写真に撮ろうとしたところで、後ろから声がかかった。

 ポリスだ…

 ちなみにスグ隣がアメリカ大使館。でも、写真を撮る前だったので、何事もないだろうと思っていた。
 で、ポリスに写真を見せて、撮っていないことをアピール。

 ところが、ポリスは1枚の写真を指差し、「これはアメリカ大使館だ」と言ってきた。写真を見ると、さっき撮ったコウモリだらけの木の全景。白い壁が写っている。

 『えっ、コレはアメリカ大使館の壁じゃないっしょ?』と思ったが、どうやらその壁のところも大使館の敷地だったようだ。写真を撮ったときに後ろの方にキレイな建物(アメリカ大使館)があるのが見えたから、入らないようにしたのに目の前の壁までが大使館のものだとは思っていなかった。

 「じゃあ消すよ」って言って消そうとすると、「待て待て」とポリスは言ってきた。

 『なんだ?』と思っていると、「これから君をオフィスに連れて行く。そこで、写真を見せてOKだったら消さなくていい。」と言ってきた。

 いずれにせよ、面倒臭いからこの場で消して立ち去ろうと思ったら、「ドキュメントを書かなきゃダメなんだ。だからオフィスへ行くぞ」と言われて、仕方なくオフィスまで行くはめになってしまった。この旅、2回目のポリスによる連行。ただ、ギニアビサウのときよりはだいぶ雰囲気が良い。

 オフィスに着いて写真を見せると、結果的に壁が写った2枚の写真を消すことになった。

 そして、書類の作成。名前やら国籍やら住所やら職業やらを1つ1つ質問に答えながら係のヒトが埋めていく。国籍で「日本だ」って言ったところから、和やかだった空気が一層和んだ。係のヒトは「フレンドだ!グッドだ!」とニコニコ笑いながら話しかけてくるし、周りのヒト達も穏やかな様子。

 『ひょっとして書類を書いた後にワイロ請求でもあるかな~』って思っていたけど、杞憂に終わった。何の罰金もワイロもなし。「写真撮るときはココに来てね」って言われた。

 ま、無事に終わって良かった(笑)。

 そのまま昼食を食べて宿に戻った。


 モンロビアの街の様子。




 こうやって見ると車多いな… まぁ実際に多いけど…


 途中に寄ったビーチ。


 子供たちが遊んでいる。


 宿ではネットが使えるので、今後の予定を考えた。飛行機のチケットをひたすら調べたものの、直近のニジェールやナイジェリア、それに中央アフリカをどうするのかが決まらない。
 すでにどう考えても東アフリカに行く時間はないし、インド洋地域も無理だ。南部アフリカの時間すら怪しくなってきた。マリのバマコに着くまでに結論出さないと、ビザ取りも今後のルートも決まらなくなってしまう。

 でも、一番の問題は明日ちゃんと起きれるかどうかやな。結局、目覚まし時計買えんかったし…

 <今日の移動>
 なし。

 <宿泊地>サン・テレサ・コンバート(St Theresa Convert) ツイン 25US$
 詳細は昨日と同じ。

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盗難<375日目> Stayed in モンロビア

2012-03-05 23:59:59 | モーリタニア~ギニア(2回目)
 今はまだ朝6時前。

 朝5時頃にふと目が覚めた。電気は夜1時までとか言ってたような気がするけど、まだ点いていた。

 なんとなく周りを見渡すと、何かがおかしい。

 寝る前と少し違う。


 そういえば、財布は…?

 そういえば、パスポートケースは?

 そういえば、ipod touchは…?

 ないぞ!

 慌ててかばんにしまっておいたか確認するも、やっぱりない。

 ヤラレタ。盗られた。

 一気に血の気が引いた… パスポートがないと、国境は越えられないし、そもそもパスポートチェックだらけやから国内の移動もままならない。何よりシエラレオネには日本大使館がない。

 ヤバい、ヤバすぎる。

 考えているだけじゃ埒が明かない。盗られたルートを考えると、窓が怪しい。微妙に閉まりきらないから、そこから簡単な釣竿のようなもので釣られたに違いない。

 窓の外を懐中電灯で照らしてみると、案の定、カードのようなものが散らばっていた。

 これで盗られたってことは確定したが、窓の外に何が残っているかを急いで確認しないと…


 慌てて外に出て、落ちているものを確認。

 残っていたのは、空っぽの財布と、ipod touchを入れていた袋、お守り系、カード類、イエローカード、そしてパスポート。

 不幸中の幸いか、パスポートやイエローカード、それに銀行カードも残っていた。明るくなる前に外に捨てられていたカード類を回収できたのが助かった。

 それに、お金の大半を入れている貴重品入れの方は盗られずに無事だった。パソコンもハードディスクもカメラもデータも無事。

 盗られたものは、お金とipod touchとパスポートを入れていた首から下げる小さい袋。お金は合計すれば200ドル分くらいにはなりそうだ。


 パスポートやカードがあったから移動もできるし、旅も続けられる。いくらかホッとした。


 ただ、ipod touchが盗られたのは痛すぎる。
 目覚まし時計や辞書代わりに使っていたし、これで、街中でWifiを探すこともできなくなった。

 完全に油断した。

 大体は貴重品はかばんに入れたり、身につけたまま寝るのに、ベッドの上に置いたまま寝てしまったせいだ…

 自己嫌悪…

 盗った犯人ももちろんムカつくけど、それ以上に杜撰な管理をしていた自分に腹が立つ。


 くっそ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!


 散々なシエラレオネ最終日になってしまった。どんなに良さそうな国とはいえ、やっぱり基本的な注意を怠ったらダメだ。イタい勉強料になってしまった。

 ipod touch盗られたから今回はどっかでポリスレポート作らんとダメやけど、ipod touchって保険効いたっけ? Apple製品は保険効かないって聞いたような気が…

 しかし、アフリカに入ってからトラブルだらけやな… 実害が出たのは今回が初めてやけど…

 結局、盗られていたのは、70ドル、90ユーロ、28000CFA、196000ギニアフラン、18000レオーネで、合計270ドルくらい。

 はぁ~~~~~orz。

 この旅のお金の失った額は半端ないな… バルセロナの分も含めたら10万円くらいは何らかの形でお金なくした気がする(笑)。笑いごっちゃないけど… でも、何か笑ってしまうわ。

 今後目覚まし時計ないけど、どうしよう??

 あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!

 こんな気分で今日は国境越えをしないといけないとは…

 とにかく動かないと仕方がない。ATMのある国(マリ)までの予算も減ってしまったし、ジッとはしていられない。

 宿を出て10分程歩くとシエラレオネ側のボーダーに到着した。朝の8時でちょうどイミグレが開いた時間だった。

 スタンプは何事もなく貰えた。追記のページに押されてしまったけれど…

 次のイエローカードの検査でワイロ請求。「金ないって。だって、盗られたんやもん」を繰り返し、クリア。

 続いての荷物検査でもワイロ請求。ここでも、「金ないよ。盗られたもん」を繰り返し、クリア。

 さらに、イミグレの建物を出て、橋の手前の検問でさらにワイロ請求。ここでも「金ない。払えない」と言って、10分くらいでクリア。

 どこも何が何でも金を取ってやろうって意識は感じられない。『取れれば儲け♪』くらいの雰囲気なので、簡単にクリアできるはず…

 ちなみに検問のスグそばにデッカイ看板があった。

 『Fight Corruption!!』(たしか…)

 他にも「腐敗は国を滅ぼす」とか何か書いてあった。名ばかりの看板だな… スグそばでワイロ請求してるのに。でも、看板があるだけマシなのかも…

 無事に出国を終え、橋を渡る。川の国境って好きだ。船で渡るもいいし、橋を歩いて渡るのもいい。自分の足でテクテクとシエラレオネからリベリアへ歩いて行く感じがたまらない。

 橋を渡り切ったところで検問。ここの検問は何もなくクリア。

 次にイミグレ。ここでもハンコをポンってもらってあっけなく入国完了。荷物検査も何もなかった。リベリア側でも「ウェルカム!」と言ってもらえた。ギニアもギニアビサウも見習って欲しいもんだ。

 イミグレのスグそばには乗合タクシーが停まっていて、モンロビアのドゥアラ地区まで行くらしい。30分程待って出発と思いきや、2人組の男が「Not Comfortable!!」と言って降りてしまった。『現地のヒトでも乗合タクシーに快適さを求めるんだ』とちょっとオモシロかった。

 2人が降りてしまったから出発しないのかと思いきや、そのまま出発。おかげで座席に余裕があり、嬉しい。

 でも、そんなのがいつまでも続く訳はなく、途中で客を拾って結局、詰め込まれてしまった。最大で2列シートに大人7人と子供4人乗っている状況。

 慣れっていうのは恐ろしいもんで、そんな状況でもウツラウツラ眠ってしまった。横のヒトに寄りかかっていたので、「あんた、寝るなら後ろの荷物のところで横になりなさいよ」ってな雰囲気で怒られてしまった。

 舗装道路のおかげで2hくらいでモンロビアのドゥアラ地区に到着。と言ってもどこだか分からない。オロオロしていると、通りかかったバイタクに声をかけられ、そのまま中心部に向かうことができた。

 ロンプラに載っている安宿に向かったが、着いた先は学校。

 でも、どうやら学校の敷地内に宿があるようだ。無事にチェックイン完了。

 パソコンを開くとWifiが繋がったので、ちょっくらネット。1泊で出るつもりをしていたが、ネットができるなら話は別だ。連泊決定。

 ご飯を食べようと外に出て少し歩くと、ファーストフードを発見。いわゆるマクドナルドのような作りだ。なんとセットメニューが10USドルという高い値段。でも、ここは食べるべきだ。ロクでもない目に遭ったんだから、久しぶりのハンバーガーを食べて何が悪い! 10ドルなだけあってかなりデカいハンバーガーだった。

 そのまま宿に戻ってネットの続き。今日一日は観光の気分でもないし、引きこもりだ。

 ところが、途中でネットができなくなってしまった。まぁ良いんだけれど、ちょっと残念。

 夕方になったので、近くのスーパーマーケットに行った。なかなかの品揃え。ダカールのスーパーには敵わないけれど、それ以降では一番の品揃えだ。と言うか、ダカール以降、いわゆるスーパーマーケットを見ていない。

 リベリアは国連やその他国際機関が復興支援でたくさんヒトを派遣しているらしく、結構モノはあるみたい。街を歩いていてもUNの車をよく見る。スーパーにも日本語で書かれた「のり」や「とうふ」があった。JICAも来てるのかな? 金かかるのは分かるけど、数少ない日本人を守るため、日本も大使館を作って協力してくれればいいのに…

 スーパーではビールとちょっとした食料を買って宿に戻った。


 散々な一日だったな…

 でも、最悪な状況ではない。ロクでもない目には遭ったけれど、旅は続けられるんやし、ヨシとするしかないね。

 それにしても最近はトラブルだらけやのに帰ろうとは思わない(帰りたいとは思う)ってのは、やっぱり相当バカなんやろうな(笑)。

 <今日の移動>ジェンデマ→ボー→モンロビア
 ・ジェンデマ(シエラレオネ側国境)→ボー(リベリア側国境)
  徒歩。街からシエラレオネ側のイミグレまで10分くらい。橋を渡るのが5分くらい。ボーは何もない。イミグレのスグそばからモンロビア行きの乗合タクシーが出ている。大型バスも停まっていたので、バスでも行けるかも…
 ・ボー→モンロビア
  乗合タクシー。2h。500リベリアドル(1ドル=72リベリアドル)。
  両替は近くの商店でできる。USドルが一番レートが良い。途中、何ヶ所か検問があって車を降りて記帳させられたが、どこもワイロ請求なし。
  モンロビアのドゥアラ地区からセントラル地区までは125リベリアドル。

 <宿泊地>サン・テレサ・コンバート(St Theresa Convert) ツイン 25US$
 住所:モンロビアの中心部のRandall St沿いで、海岸の少し手前。同名の学校と同じ敷地。
 設備:共同トイレ&水シャワー。小さいファン有り。電気は24h。Wifi有り?
 備考:ロンプラ曰く、安全な安宿はココしかないらしい。確かに学校の敷地内で安全。Wifiはフリーのものが最初は使えたが、途中から使えなくなった。なんでやろう?

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サル>鳥<374日目> Stayed in ジェンデマ

2012-03-04 23:00:00 | モーリタニア~ギニア(2回目)
 朝6時半頃からと聞いていたが、やっぱりスタートしたのは7時半。これでは遅すぎてカバは見れない。もう少しちゃんとして欲しいもんだ…

 今日は2人の欧米人と一緒だった。1人はハーフパンツでジャングルに入っていく。『絶対アメリカ人だな…』と思っているとやっぱりアメリカ人だった(笑)。

 デカイ根っこの木。ボートを作るのに使うらしい。


 一応トレイルはあるみたいなんだけど、何が何だかさっぱり分からん。


 今朝はなかなか動物が見えない。声はすれども姿は見えず…

 『今日はダメなのかなぁ~』と思っていたところで、ようやく発見。レッドコロブスだ。でも、メッチャ遠い。200mmの望遠でも豆粒にしか見えない。拡大してようやくサルだと認識。
 豆粒状態。




 拡大してコレ。




 ただ遠いものの、コッチでシャッターを切る音が聞こえるようで、シャッターを切る度にコッチを振り向いてくる。逃げようとしないおかげで写真はなんとか撮れた。
 コッチを覗いてくる。


 ときどきどっか向く。


 その後、ダイアナモンキーも居たが、コチラは速攻で逃げてしまったので、シルエットしか見えず… 写真も当然なし。

 そして、最後はブラックアンドホワイトコロブス。恥ずかしがり屋なのか顔が見えない。でも、確かにサルが居る。
 どこに居るか分かるかな?


 拡大するとサルだってことが分かる。


 別のブラックアンドホワイトコロブス。


 拡大版。


 それにしても、頭上の黒い点にしか見えないようなサルをガイドはよく見つけられるもんだ… 確かに声が聞こえることもあるけど、とてもじゃないけど無理だ。なんとか先に見つけてやろうと思うんだけれど、全く無理だった。

 サル以外にも鳥も居た。でも、なんか鳥にはテンション上がらなかった。羽ばたく音がオモシロい鳥には興味を惹かれたが、それ以外にはどうも…
 もっとカラフルな鳥なら良いんだけれど、やっぱりサルの方が良いかな~ でも、いつかはボルネオやパプアに鳥を撮りには行ってみたい。

 昨日よりはしっかりと写真も撮れたし、満足。荷物をまとめてチワイアイランドをあとにした。

 帰りのボート。


 帰りは運良く、アメリカ人達の車に乗せてもらえてポトルーまで戻ることができた。ランクルはやっぱり最高だ。あんなにヒドイ道路もヒドく感じない。何よりギュウギュウに詰め込まれないのがありがたい。

 ポトルーでは一緒の車に乗っていたシエラレオネ人が代わりに交渉してくれて、無事に国境のジェンデマ行きのバイタクも見つかった。そして、悪路をひた走る。
 バイタク。


 バイタクに乗ってなおさら道のヒドさを痛感した。こんな道路をギュウギュウ詰めにされて走るなんてイヤだ。バイタクも埃まみれになるけど、風に当たって涼しい分だけまだマシだった。

 ポトルーを出発して1h程で川に到着。渡し舟に乗って向こう岸へ渡った。バイクに乗って、船に乗って、埃まみれになって… なんか旅してるって感じで楽しい。

 川そばの村。


 これで渡る。


 船乗り場周辺。






 いくつか検問があったが、簡単な質問を受けただけでクリア。シエラレオネは警察もいいヤツが多い。

 と思っていたら、最後のジェンデマに入る検問で荷物検査があった。もちろん荷物検査は名ばかりで要はワイロ。笑って「No、No」と言っていたらクリア。ただ「何で笑っているんだ?」と突っ込まれた。『喧嘩腰でNoって言うよりマシやろ?』って言いたかったが、黙っておいた。

 ようやくジェンデマに到着。このままリベリアのモンロビアに行くこともできたけど、到着するのが夕方か夜になるし、モンロビアは宿が高いのでジェンデマで一泊。設備の割には高い宿だが仕方ない。

 ジェンデマはフリータウンに比べてちょっとだけ物価が高い。両替のレートも悪い。そして、何もない。

 遅い昼食を食べて、シャワーを浴びてようやく一息。それでも電気がなくてファンが回せないのでスグに汗だく。身体もどこをこすっても黒い垢が出てくる。1hくらいホットシャワーを浴びていたい…

 しっかし、虫多いなぁ~この部屋… 殺しても殺してもキリがない。明日、身体中が斑点だらけやったらどうしよう? 殺虫剤持ち歩くべきかな?

 <今日の移動>チワイアイランド→カンバマ→ポトルー→ジェンデマ
 ・チワイアイランド→カンバマ
  モーター付きゴムボート。10分。入場料に含まれている。
 ・カンバマ→ポトルー
  ランクル。20~30分くらい? タダ。
  チワイアイランドの研究に携わっているヒト達がボーに帰るので、途中のポトルーまで乗せてもらえることになった。ランクルは素晴らしい!
 ・ポトルー→ジェンデマ
  バイタク。3.5h。75000レオーネ(1ドル=4300レオーネ)。
  ポトルー発のジェンデマ行きの車はないらしく、ボーからの車に空きがあれば乗れるらしい。いつ来るか分からんので、バイタクで行くことにした。道は延々未舗装で悪路。ヒドイ。途中、何度か故障で停まっている乗合タクシーを見た。バイタクで正解。それでも3h以上のバイタクも辛いが…

 <宿泊地>プラネットゲストハウス(Planet Guest House) 35000レオーネ
 住所:ジェンデマのマーケット付近にあるポリスのチェックポイントから国境方面へ歩いて10分くらいのところの左手にある。道端に看板が出ている。
 設備:共同トイレ&バケツシャワー。ファン付き。電気は夜間のみ。蚊帳なし。Wifiなし。
 備考:ボーで会ったカナダ人が紹介してくれた宿。細かい虫が多い。天井の一部が壊れているので、虫はウェルカム状態。

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フォレストウォーク<373日目> Stayed in チワイアイランド

2012-03-03 23:59:59 | モーリタニア~ギニア(2回目)
 昨日聞き込みに来たときは「9時か10時頃に来い」と言われたが、『やっぱり早めの方がいいやろう』と思い、8時にバスターミナルへ行った。ところが、あまり賑わっておらず、ポトルー行きの車すら来ていないようだ。聞くと、やっぱり9時らしい。

 分かっていたこととはいえ、なんか気落ちした。しかもなぜか猛烈にヤル気がなくなり、もう1泊して明日直接国境まで行くことにしようかとも考えた。

 でも、せっかくバスターミナルまで来たことやし、あの宿に戻るのはイヤだからまた宿探しからしないといけないし、とりあえず9時までは待ってみることにした。

 バスターミナルにあったバイク。


 するとホントに9時に車が来た。けれども、修理がどうとか言ってどっかに行ってしまった。まぁ仕方ない。異様にお腹が空いてきたので、近くの路上飯を食べた。たったの2000レオーネ(40円)。ピリ辛。

 ご飯を食べたら元気が出たのか、やっぱり移動することに決定。車もやってきて(さっきの車とは違ったが…)、10時に出発。

 今回の車は2列シート。でも、ドライバーを除いて7人乗り。ドライバーの横に3人、後列に4人の配置。ちなみにドライバーの席に2人座って、ドライバーは隣のヒトの上からギア操作をしている。そこまでして乗せなくてもいいやろうに…

 しばらくは舗装道路が続いたが、途中からは未舗装。なかなかのデコボコ具合。暑いから窓を開けたいが、開けると埃まみれになる。珍しくパワーウィンドウだったので窓の開け閉めはドライバーが握っていたが、結局中途半端に半分開けるという状態で走ったおかげで、暑いわ、埃まみれやわのヒドイ状況だった。

 途中の村人達。




 ポトルーに着くとスグにバイタクのドライバーがやってきた。

 ドライバー「チワイアイランドへ行くのか?」

 おれ「そうだ」

 とは言ったものの、お金がどれだけかかるか分からない。ド田舎で両替もできなさそうやから、手持ちのお金がなくなるほどの金がかかるなら行けない。それにロンプラには「予約すべき」って書いてある。ってことで、とりあえずポトルーにあるはずのチワイアイランドのオフィスへ行った。

 オフィスには値段が貼られていた。お金はそんなにかかりそうもない。それにドルもユーロも受け付けると書いてある。これなら大丈夫。じゃああとは予約しようと思ったが、どうもスタッフらしいヒトは居ない。そして、集まってきたヒト達が「大丈夫だ。行け、行け。」と言ってくる。

 ってことで、そのままバイタクに乗ってチワイアイランドそばの村まで行った。未舗装道路のバイタクは怖い。そんなにスピード出さんでいいのにってくらい出すし、ときどき砂利に滑って転けそうになる。たまにバイクがすれ違うと砂埃がスゴい。

 ようやくカンバマ村に到着。船は今はないらしく、しばらく待つことになった。

 カンバマ村。


 モア川。対岸がチワイアイランド。


 空。


 バナナ。


 1hくらい待ったところで1人の村人が声をかけてきた。「チワイアイランドへ行く船を待ってるんだ」と言うと、「ちょっと待ってな」と言ってどっかへ行った。数分後戻ってきて「島のスタッフは今は誰もコッチに来てないから、まだまだ待たないと行けないぞ。準備ができてるならおれが連れてってやるよ」と言ってきた。「お金は?」と聞くと、「そんなの要らない」と…

 なんてイイ人だ…

 結局そのヒトが漕ぐボートで無事にチワイアイランドに到着。

 チワイアイランド側から見たモア川。


 キャンプ場。




 橋。


 簡単な説明を受けて、とりあえず夕方のフォレストウォークを申し込んだ。

 それまで休憩。1人で少しだけ歩いたが、暑くなったのでテントにこもった。ところが、このテントがまた暑い。寝転んでいるだけで汗がダラダラ流れてくる。

 この小屋の中にテントが張られている。


 看板。


 なんかの木の実のカス。


 ハチ。


 カメと羊かな?


 フォレストウォークは4時半頃からのはずだったが、結局スタートしたのは6時から。その間、歩いているとサルを発見。でも、遥かに高い木の上に居るので豆粒のようだった。


 200mmで撮ったものをさらに拡大してこんな感じ。


 上のも下のもレッドコロブス。


 もう一度、川に行ってみた。


 フォレストウォークではガイドに連れられてジャングルに入っていったのだが、かなり歩きにくい。

 しばらく歩いていると、カバの足跡を発見。


 チワイアイランドにはピグミーヒッポというカバが居て、運が良ければ見えるらしい。ガイドの話によると、朝と夕方ほぼ同じルートを通って川と島を往復しているらしい。

 その後もひたすらジャングルを彷徨い歩く。もはや完全に方向は分からない。おれの命はガイド次第だ。

 ときどきサルが見えるんだけれど、遠い木の遥かに頭上に居るのでハッキリ見えない。写真にも撮れない。野生動物相手だからこればっかりは仕方ない。

 結局1枚も写真には撮れなかったが、レッドコロブス、ブラックアンドホワイトコロブス、ダイアナモンキーは見ることができた。正しくは、そのシルエットが見ることができた。

 十分満足とはいかないが、それでも大自然の中を歩くだけでも気持ち良いから良かった。明日の早朝にもチャレンジするから動物は明日に期待だ。

 川の夕暮れ。いい時には間に合わず…


 <今日の移動>ボー→ポトルー→カンバマ→チワイアイランド
 ・ボー→ポトルー
  乗合タクシー。2h。15000+5000レオーネ(1ドル=4300レオーネ)。
  ボーのマーケットにあるCentral Park発。2列シートなのにドライバー含めて8人乗り。前半は舗装道路で良かったが、後半は悪路。
 ・ポトルー→カンバマ
  バイクタクシー。30~40分くらい? 25000レオーネ。
  ボーからの車を下りたところにバイタクが数台集まっている。道は当然未舗装。
 ・カンバマ→チワイアイランド
  手漕ぎボート。15分くらい? タダ。
  カンバマの村でチワイアイランドから船が来るのを待っていたら、村のヒトが「おれが連れてってやるよ」と言ってタダで船を出してくれた。通常はチワイアイランドのスタッフの船に乗ることになるが、船代はチワイアイランドの入場料に含まれている。

 <宿泊地>キャンプ場 テント 80000レオーネ
 住所:チワイアイランドの船着場から徒歩10分。
 設備:共同トイレ&水シャワー。マットレス付き。自前のテントを張っても同料金。
 備考:シャワーはあったが浴びていないので十分な水量が出るかどうかは不明。川で泳ぐこともできる。ワニがいるらしいけど(笑)。危害はないと現地人は言ってたけど…
 夕食や飲み物は買うことができる。少し高いが気にする程の高さではない。なお、チワイアイランドでの宿泊費などはドルやユーロも受け付けているらしいが、「レオーネで払ってくれると助かる」と言われた。近くに両替所がないからドルとかだと不便だそうだ。レートもレオーネで払った方が良い。

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カナダ人のおじいさんに連れ回される<372日目> Stayed in ボー

2012-03-02 23:59:59 | モーリタニア~ギニア(2回目)
 午前5時前起床。前日に早よ寝ればいいものを、グダグダやって結局寝たのは1時前。そりゃ~身体も疲れるわ…

 準備を済ませ、まだ暗い中をバスターミナルまで移動。ところどころ電灯はあるし、人通りも早朝にしては多いので、比較的安心とは言え、やっぱり暗い中を大きな荷物を持って歩くのは緊張する。これはアフリカじゃなくてもそうだ。バスターミナルに着いたときは心底ホッとした。

 ホッとして気が緩んでいたのか要求されるがまま荷物代を払ってしまった。ギニアに比べれば安い荷物代だったけれど、ホントに必要だったんやろうか?

 バスは思っていたより小型。座席は新幹線タイプの2-3。残念なことに3人席の真ん中。そして、LCCもビックリするくらいの座席の狭さ。横幅ももちろん、前とのピッチも狭い。膝がガツガツ前の席に当たる。予想通り1人に1席はあったけれど、さすがにコレは…(苦笑)。

 6時に来いと言われていたので6時に行って、出発したのは6時半頃。なかなかしっかりとしているみたいだ。乗り心地は決して良くはない。パソコンとかの荷物を抱えているせいで、ほぼ身動きが取れない。

 おまけに眠いし、久しぶりのバスのせいか揺れが微妙に気分を悪くする。それでも結局ウトウトしているうちに慣れてしまった。
 これがバス。


 右斜めに1人の白人が乗っていた。途中休憩のときに少し喋ったが、カナダ人のおじいさんで1人で旅行しているらしい。シエラレオネで会った初めての旅行者だ。と言うか、旅行者と喋ったのが3週間ぶりくらいだ。

 ボーにはほぼ予定通り4hくらいで到着した。

 宿に向かって部屋を見せてもらうが、蚊帳がないし、暗い。

 「蚊帳があって明るい部屋にしてくれ」と言うと、そっちは少し高くなる。「だったら蚊帳だけ安い部屋に付けてくれ」と言っても、「あなたはコッチに泊まるべきよ」と高い方の部屋を勧めてくる。「そんなに金がないからなんとかしてくれ」と言っても聞く耳持たず…

 そんなやり取りをしているうちに、段々と従業員の態度が悪くなってきた。仕方なく高い方の部屋にしようかと思って、「他の部屋も見せてくれ」って言うと、「あなた、お金ないんでしょ?部屋なんかないわよ」って言いやがった。

 ムカっときて違う宿に行こうかと思ったが、さっきのカナダ人が先にチェックインを済ませていたので、ここは同じ宿に泊まることにした。ひょっとすれば、明日の移動とかも一緒に行動できるかもしれないからだ。それにしても従業員の態度は腹が立つ。


 無事チェックインも済んだので、とりあえずビール。

 その後、カナダ人のデービッドと一緒に明日の移動手段を確かめに行くことにした。デービッドは明日にリベリアの国境まで行くらしい。おれは方向は同じだけれど、途中のポトルーまで。

 国境行きの車は簡単に見つかったが、ポトルー行きは別の場所から出るらしい。デービッドも付いてきてくれることになった。ので、一緒に歩き出したが、「ネットカフェ探させてくれ!」、「モスクあるぞ!行こう!」、「ここ写真撮るといいんじゃないか?撮れ撮れ!」と色々振り回してくれる。それでも久しぶりの旅行者なので、なんか嬉しい(笑)。

 モスク。


 市場。


 シエラレオネと言えば、ダイヤモンド!


 街の様子。


 ポトルー行きの乗り場も確認したので、昼食を食べることにした。ところが、デービッドはここでも「待ってくれ!ジンジャービールを見つけた」って言って、謎の飲み物を勧めてきた。

 その名の通り強烈なジンジャーの臭いと味。ちなみにアルコールは入っていない。冷たいしょうが汁のような感じ。ノドがカッカする。イケなくはないが、2杯も要らない。それでもデービッドは昼食のときにもう1杯飲んでいた。
 昼食。


 このおじいさんがデービッド。


 食事も済んだので、ビール! デービッドは旅行マニアらしい。今で181ヶ国目。恐ろしい。今はリタイアしているけど、2ヶ月に1回くらいの割合で2~3週間程旅に出ているらしい。なんて理想的な日々だ。そして、実はスッゴイ金持ちなのか??とか色々考えてしまう(笑)。
 ビールを飲んでるバーから。


 そして、デービッドに言われて思い出したのだが、フリータウンでチンパンジーを見に行くのを忘れてしまった。だいぶ前にネットで調べて、行こうと思っていたはずなのに完全に忘れていた。ちょっと残念だけど仕方ない。

 デービッドはもう少し街を見てまわるというので、1人で宿に戻った。70歳前後やと思うけど疲れはないんやろうか?

 時計塔。


 後は宿でゴロゴロ。ネットカフェに出かけたりもしたが、基本ゴロゴロ。ビールやジュースを飲んでゴロゴロ。ちなみに暑さで水分の摂り過ぎなんだろうけど、昨日からお腹もゴロゴロと調子悪い。軽いものだから今日も移動してきたけど、凝りずに水分摂りまくっているからたぶん明日もこんな調子だろう。。

 ゴロゴロしながら昨日読み始めた鋼の錬金術師を24巻まで読破。続きが気になるけど、もうない。マンガ読み始める前に最終話まであるかを確認した方が良かった。

 夜になって食べに行こうか少し悩んだけれど、夕食は非常食にずっと持っていたオレオを食べた。バキバキに壊れていたので、半分くらいは原型のないものが多かったけれど…

 最近、ご飯を食べるのが面倒臭い。夏バテかなって思うけど、そもそも日本に居たときからそうやからまぁいつもの感じか… でも、食べれるときに食べておかないといつかエネルギー不足で倒れそうやな…(笑)。

 <今日の移動>フリータウン→ボー
 SLRTCバス。約4h。20000+荷物代4000レオーネ。
 フリータウン中心部の港近くのSLRTCバスターミナルを6時発。実際に出たのは6時半だった。あれよあれよと荷物代取られてしまったが、要らなかったかも… ボーではクロックタワーのそばに着く。

 <宿泊地>ホテル・サハラ(Hotel Sahara) シングル 75000レオーネ
 住所:ボーのクロックタワーの少し南。
 設備:トイレ&水シャワー付き。蚊帳有り。ファン有り。電気は19時以降のみ。Wifiなし。
 備考:トイレ&シャワー共同の一番安い部屋(60000レオーネ)にはなぜか蚊帳がなかった。そして、スタッフは一番安い部屋に泊めたがらない様子。イラッと来たので違う宿に行こうと思ったが、カナダ人も居ることなので結局泊まることにした。

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