~16回目の一人旅~

いつもより少し長めの一人旅。。求めるものはお酒と世界遺産!デッカいカメラでバシャバシャ撮ってます。

憧れのフンザ目指して<98日目> in タシュクルガン

2011-06-02 23:00:00 | 中国(2回目)
 昨日は結局寝たのが2時くらいになったので、朝起きるのが少し辛かった。要らない荷物はホテルに預けて、できるだけ少ない量(と言っても、置いていったのは土産や本だけ)の荷物にした。トモヨさん、トムさん、オーノさんと3人の日本人に見送ってもらっていよいよ出発。

 バスターミナルでバスに乗り込むとどうやら自由席。ちょうどいい具合に左側の窓が開く席を確保することができた。左側の方が湖が見えたり景色が良いそうだ。


 バスは時間通りに出発し、カシュガルの街を抜けるとスグに、遠くには雪山が見えた。ちょうどソフトクリームのように下側が茶色で、上側が真っ白。そして、周囲には何にもない砂漠が広がっている。

 バスは1hほど走るといきなりご飯休憩。
 休憩地点の街の様子。


 店番?


 朝ご飯を食べてなかったけれど、移動中は元々あんまり食べないので、近くで売っていたサモサを2つだけ食べた。運転手は結構ガッツリ食べていて時間があったので、ナン作りを見学して時間を潰した。

 生地を伸ばして模様を付けて…


 形を整えて…


 釜に貼る!


 しばらく平地を走った後、いよいよ渓谷に入った。景色はホントに良い。全然飽きない。

 途中で検問があった。
 検問地点の周囲の風景。


 パスポートを見せるだけなのだが、やっぱり少し緊張する。何も不備はないはずだけど、何か変なことを指摘されないかと・・・ 現地人よりは時間かかったが、何事もなく検問も通過。せっかくなのでコッソリ写真だけ撮った(笑)。
 右の建物に銃を持った軍人が居る。


 その後も渓谷をしばらく走ったが、空、山、川が全て良い感じだ。走りながらなので、まともな写真は撮れていないので、うまく伝わらないかもしれないけれど、ホントに良かった。








 渓谷の様子。山が迫ってくる感じ。




 羊の群れ。遠くの黒いのは牛。


 出発して4.5hくらいでカラコル湖という湖に到着。ちょうどいいことに欧米人が2人そこで降りるためにバスが停まった。湖は青くてキレイ。やっぱり高地にある湖は良い。
 カラコル湖。


 これはヒトが住んでいるのかな?


 バスは出発してちょうど7hでタシュクルガンに到着した。それにしてもこんなにワクワクして、テンションが上がった移動は今回の旅行では初めてだ。明日にはパキスタンで明後日にはついに憧れのフンザに到着できると思うと嬉しくて仕方なかった(笑)。

 タシュクルガンでは、バスターミナルから歩いてスグのホテルにチェックインしたが、ドミに入ってビックリ。中国人のおっさん3人が賭けトランプをやっている。


 しかもタバコを吸いながら・・・ 床は灰と吸殻だらけだし、煙は部屋内に充満しているし、最悪だ… 部屋を変えてもらおうかとも思ったが、どうやらこの部屋に泊まっているのは1人だけっぽくて、夜になればみんな居なくなりそうだったので、もう諦めた。まずは明日のパキスタン行きのバスの時間を確認しないといけなかったし。。

 なので、とりあえずバスの時間を確認するために、タシュクルガンの街の外れのイミグレまで向かった。思った以上に遠い。途中、子供達が「ハロー」って声をかけてくる。こういうのがあるってだけで「もう中国じゃないんだな」って思う(笑)。

 イミグレに着いたが、係りのヒトは誰も居ない。周りに居たウイグル人にバスを聞いてみると「昼の3時(新疆時間)」って答えが・・・「えっ!?」朝の10時くらいって聞いていたのにそれじゃ困る。パキスタンに着くのが夜中になっちゃったら両替もできなくなっちゃうし、どうしよう?何よりこんな何もない街で昼の3時まで時間を潰すことなんてできそうもない。。

 ホントに3時なのか、もう一度イミグレに入って誰か居ないか探してみることにした。誰も居ないと思っていたが、1つの部屋には女性の係員が居たので、改めて聞いてみると「朝10時半(北京時間)」という答えが・・・ 良かった。ホッとした。これで何とか予定通りパキスタンへ行くことができそうだ。

 これで余裕ができたので、少しタシュクルガンの街を歩いた。
 街の中心のロータリー。


 見所は特になし。おそらく唯一の見所が石頭城。


 崩れかかった城跡なんだろうか? よく分からない。でも、こういうひと気の無いボロい遺跡は結構好きだ。




 しかも、ちょっと高い位置にあるので、タシュクルガンの街も見渡せるし、反対側を見れば草原が広がっている。そして、どの方向にも雪山が見える。十分満足だ。
 石頭城から見たタシュクルガンの街。


 石頭城の向こうには草原が広がっている。






 ホテルに戻るとまだ賭けトランプをやっていた。だけど、しばらくして止めてみんな出て行った。後に残ったのは汚い床。


 ホントに信じられない。ただ、その後、1人が戻ってきて床を掃除していた。掃除するなら最初からちゃんと灰皿に捨てればいいのに・・・ 理解できない。

 明日はいよいよ国境越え。国境越えはさすがに緊張するなー。


 <宿泊地>冰山賓館 ドミ 25元
 タシュクルガンのバスターミナルを出て右に歩いて5分。看板が出てるのでスグに分かるはず・・・ ドミはシャワーなし。ツインはシャワーが部屋についているみたい。


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再会!<97日目> in カシュガル

2011-06-01 23:00:00 | 中国(2回目)
 今居るホテルには中庭があって、チャイハネのようにくつろげるようになっている。朝、そこに座ってパソコンをいじっていた。すると、同じホテルに泊まっている中国人の家族がやってきて朝ご飯としてパンとヨーグルトをご馳走してくれた。ホントに親切で助かる。ただ、パンは固かったけれど(笑)。

 で、もらった朝ご飯を食べていると、部屋から見たことあるヒトが出てきた… 1ヶ月前に成都で会ったトモヨさんだ!
 もうすぐカシュガルに来るってメールはもらっていたけれど、思った以上に早くホテルに居たのでビックリ(笑)。成都からチベットへノーパミで入り、苦労の末チベット西部を抜けてウイグルからパキスタンへ行くことに成功したそうだ。

 そして、話はパキスタンのフンザの話に。。
 やっぱり良さそうだ。。憧れのフンザ。旅行に出てからパキスタンビザが国境で取れるかもという話を聞いてから、何度も行こうかどうしようか迷い、結局は諦めることにしたんだけれど、改めてフンザに行ってきたという話を聞くとやっぱり行きたい!

 じゃあ行こう!!!

 「カシュガルまで来たのにもったいないよ」と言われ、確かにその通り(笑)。今後のルートや9月にヨーロッパとか色々悩むことはあったけれど、憧れのフンザがもうスグそばにあるんだから行かない手はない。

 ということで、ウルムチへ戻ってからカザフスタンへ行くはずだったが、進路は南のパキスタンへ。
 チケットを買いに行ったが、明日のパキスタン行きの国際バスはなかったので、途中のタシュクルガンまでのチケットを買った。フンザがスグそばとは言うものの、実際はカシュガルからは3日かかる。ただ、カシュガル~フンザのルートはカラコルムハイウェイといって絶景が見れるルートなので、これも楽しみ。

 チケットを買いに出たついでに、とりあえずカシュガルの職人街の写真を撮った。今までは何度も通っていたけれど、全然写真は撮っていなかったから。どうせスグにカシュガルに戻ってくるつもりしてるけれど…

 何かのスープ。


 鍋屋さん。


 ナンに模様を付ける道具。昔ウズベキスタンで同じ物買ったけれど、こっちの方がカラフル。


 置物?実用品?


 何の食べ物だろう?結局食べなかった。戻ってきた時にでもチャレンジするかな?


 カシュガルの路地。


 羊の串焼き。


 果物屋。


 夜はトモヨさんのチベット抜けの武勇伝?を聞いた。スゴ過ぎる。他人の旅行なので詳しく書いたりはしないけれど、まぁ良く抜けれたなと…(驚愕)。おれなら絶対に無理だ。でも、いつかはカイラス&グゲにチャレンジしたい。


 <宿泊地>新疆喀什老城青年旅舎 ドミ 35元(会員30元)
 詳細は昨日と同じ。


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バザール目指して<96日目> in カシュガル

2011-05-31 23:00:00 | 中国(2回目)
 カシュガルに動物バザールがあるとガイドブックに書いてあったので、今日はそこに行ってみることに。。ただ、本当にやっているのか、いつやっているのか分からないのでムダ足になる可能性が高い。

 これはホテルの近くの広場の様子。カシュガルは結構都会。


 デカイお茶道具?


 まずは街の中心の広場から市バスに乗った。ところが、バスはスグに思っていた方向とは違う方向へ曲がっていってしまった。なんと反対方向に乗ってしまったのだ。

 そして、そのバスは終点の普通のバザールに到着した。仕方ないので、そのままバスに乗り続けておくことにした。

 しばらく走っていると、さすがに運転手が「お前どこに行きたいんだ?お前の行きたいのはこの辺じゃないか?」と言ってきた。たぶんまだ到着はしてないと思ったけれど、だいぶと近づいていることは確かだったので、とりあえずバスを降りてみることにした。


 そのまましばらく歩いてみた。と言っても地図もないし、場所も分からない。途中でヒトに聞きながら結局1hくらい歩いてようやく到着。



 そして予想通り、何もやっていなかった(笑)。「毎日やってるとは思えんし、普通は日曜やろうな~」と納得させてホテルに戻った。


 夜になって日本人2人とイタリア人1人とご飯を食べにいった。このイタリア人がまたオモシロかった。結構分かりやすい英語話してくれるし、こっちのショボイ英語もなんとか意味を理解しようとしてくれる。スッゴイ明るくて話好き。しかもどれだけ旅行行ってるんだというくらい色んなところへ行ってるようだった。

 夜の広場の様子。雲がスゴイ。。


 夕暮れの街並み。北京時間で9時半過ぎてるんだけど、まだ明るい。


 靴の修理屋さん。



 そして、本気でこれからのルートを悩んでます。何を諦めるか?9月くらいにはヨーロッパに着きたかったけれど、これが一番無理そうだ…


 <宿泊地>新疆喀什老城青年旅舎 ドミ 35元(会員30元)
 詳細は昨日と同じ。


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吹っ飛んだ・・・<95日目> in カシュガル

2011-05-30 23:00:00 | 中国(2回目)
 今日は朝の9:20発のバスだったので9時にバスターミナルに着くと、既にバスにはほとんどの人が乗り込んでいた。今までバスへの乗車は10分前くらいだったのに、ウイグルでは早いのだろうか?

 座席は3番だったんだけれど、そこにはウイグル人女性が既に座っていた。「そこ、おれの席なんだけれど…」ということをアピールしたが意味はなく、「荷物も置いちゃったんだから、後ろの空いてる席に行って」と言われた。よくあることなんだけれど、なんか納得できない。。

 納得できないものの、それ以上言い合うだけの語学力もなければ、そこまでしてその席に座りたい訳じゃないので、結局、後ろから2番目の空いていた席に座った。ホントはウイグル人女性の本当の席に座りたかったが、そのヒトが座席番号をなぜか教えてくれなかったので、適当に座った。そのせいで当然、おれが座った席に本来は座るはずだったヒトが今度は座れなくなった。で、何か言われたが、周りのウイグル人がおれとウイグル人女性のやりとりを見ていたみたいで「まぁいいじゃないか」とまとめてくれたので、これ以上、座席を移動せずに済んだ…


 バスはしばらく砂漠を走った。


 外はスゴイ風で砂嵐。「すっごいな~こんな強風&砂嵐でもバスは走るんやなぁ~」と思ってボーッと外を見ていた。そして、ふと目の前のカバンや自分の服を見てみると、細かい砂だらけ…orz
 窓はガタガタやし、よく見るとバスの天井が少し開いている。。バスに乗ってるだけなのに砂まみれになってしまった。


 その後も順調にバスは走った。というか、ご飯休憩もトイレ休憩もないまま走った。実際は、出発して1時間半くらいで一度だけトイレ休憩らしきものはあったが、それ以降はずっとない。無駄にトイレ休憩だらけのバスもあったのに、ないとないで困る。結局、出発して6hくらいでようやくトイレ休憩はあったが、ご飯休憩はなし。朝9時過ぎに出て夜7時に着くようなバスでご飯休憩がないとは…

 トイレ休憩があったヤルカンドという街からは道が悪くなった。悪くなったと言っても、スピードが出せる程度。なので、逆に困る。四川の理塘~康定のときと同じように、よく身体が宙に浮くようになった。

 そして、あと1hくらいというところで、一番激しく上下に揺れた。当然、身体は完全に宙に浮いた。そしてなんと、横に置いていたカメラとPCの入ったカバンまで浮いてバスの地面に落ちてしまった!!!

 埃っぽい車内で、しかも揺れはまだまだ続いていたので、カメラやPCが無事かを確認することはできない。目的地に着くまではずっと「壊れてたら帰国やなぁ~こんなんで帰国はちょっとイヤやなぁ~ でも、帰るんだったらどうやって帰ろうか…」とこんなことばっかり考えていた。


 そして、ようやく目的地のカシュガルに到着。カメラが心配でボンヤリしたままバスを降りた。そして、荷物を受け取ってホテルに向かおうとしたら、今度は帽子がない!! 慌てて車内に戻って帽子を探すも見つからない。そういえばいつからなかったんだろう?全然思い出せない。

 結局、諦めてバスを降りようとしたら、なんと運転席の隣に帽子があった! どういうこと?と思いつつも、見つかったのでまぁいいや。ようやくホテルに向かうことができた。


 ホテルに到着すると、従業員が「日本人が1人居るぞ!」と言って紹介してくれた。世界一周組のヒト。成都以来3週間ぶりの日本人だ。

 ご飯を一緒に食べて、ホテルに戻ってビールを飲んだ。このホテルも居心地がいい。泊まっている中国人も良い人たちでスイカをごちそうになったりした。そして、ビールは安いのが4元で売っていた。居心地の良さに何泊することになるんだろうか?(笑)


 <宿泊地>新疆喀什老城青年旅舎 ドミ 35元(会員30元)
 yhachinaのHPに載っている。人民西路と解放北路の交差点から人民西路を西に歩いて1つ目の庫木代爾瓦扎路を北に歩いて突き当たりを左。小さな公安を過ぎてスグ。Wi-fi有り。


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ホータンのバザール<94日目> in ホータン

2011-05-29 23:00:00 | 中国(2回目)
 今日は日曜日。ホータンでは日曜に大バザールが開かれるので、わざわざそのために日曜にホータンに来たのだ。

 バザールに行く前に腹ごしらえ。ウイグル族のレストランに入ってメニューを見たがこんな感じ。


 全く分からん(笑)。仕方ないので、またもやラグマン。ラグマンのうどんのような麺は美味しくていいんだけれど、毎日これだとちょっと辛いかも…


 腹ごしらえも済んだので、いよいよバザール。バザールに入る前から周辺の道路にまで店やヒトが溢れかえっている。というか、これも含めて日曜バザールなんだろう。。


 バザールの入口。


 バザールの看板。



 特に何かを買いたい訳でもないので、適当にブラブラと歩いてみた。ホントにヒトが多い。そして、しょっちゅうバイクやロバ車やトラックなどが通るので危なくて仕方がない。





 食料品や衣料品はもちろん、冷蔵庫などの家電製品や家具など、農作業の道具や何に使うのか分からんものまでありとあらゆるモノが売ってるみたいだ。ちなみに路上歯医者もあった。ちょうど治療中だったが、さすがに写真を撮るのは遠慮してしまった。
 雑貨屋?ほうき、コンロ、バケツなどなど何でもある。


 せいろ…この左隣で路上歯医者があった。


 バザールはウイグル人だらけ。漢民族もほとんど居ない。ましてや、カメラ持ってウロウロしてる観光客なんて全然居ない。店のヒト達もおれを見ても、呼び込んで何かを売ろうとする訳でもない。観光客を対象としていない、普通の生活用品を売っているバザールだった。全く声掛けられないとそれはそれでちょっと寂しかった(笑)。
 写真も撮り放題で、一度も写真撮って怒られることはなかった。一応、気を遣いながら撮っていたけれど… ただ、さすがにめんどくさいので、「撮っていいか?」とか聞くことなくパシャパシャ撮っていた。
 かき氷屋さん。


 美味しそうなパン。


 野菜。


 ヒモ売り場。


 ナイフ砥ぎのおやじ。


 魚屋。どっから取ってきた魚なんだろう?


 シルクかな?


 長持ち?


 小鳥の大群。


 うさぎまで…


 お買い上げ~♪


 色々見た中で一番強烈だったのはコレかな? 確かに何の肉かは一発で分かるけれど…(笑)。ちょっとキツイ写真でごめんなさい。現実こうだったんだからお許しを…(笑)。
 交渉中の足元に…>_<


 手前から、馬、牛、ラクダ。



 バザールに満足してホテルに戻った。。夕方まで休憩。

 夜7時を過ぎたのでちょっとブラブラしようかと思ったが、結局、バスのチケットを買ってご飯を食べてホテルに戻ってきてしまった。


 明日は移動。いよいよ中国の西の端。3ヶ月を超えても中国に居るけれど、位置的にはインドの北あたりに居るんだから随分と日本から離れたもんだ…


 <宿泊地>交通賓館 ツイン 100元
 詳細は昨日と同じ。


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タクラマカン砂漠<93日目> in ホータン

2011-05-28 23:00:00 | 中国(2回目)
 タクラマカン砂漠。中学の地理で習ってなんか響きが気に入った砂漠。なので、最初はタクラマカン砂漠を一周するようなルートを訪れようとしていた。ただ、中国で時間を使い過ぎたから早く先に進みたいってのもあって、一周するルートは諦めた。代わりに、タクラマカン砂漠を縦断するルートとして、トルファン~ホータンを選んだ。

 ところが、縦断は真夜中(笑)。午前1時半過ぎに砂漠公路(縦断する道)に入ったところは見ていたけれど、起きたときには丁度、砂漠を縦断し終わったところだった(笑)。まぁ仕方がない。

 これが砂漠公路の終端地点。結構立派な道路が砂漠を縦断している。


 バスはタクラマカン砂漠の南端を西に向かって走った。
 道路に近いところはこうやって草が生えていた。遠くにはいわゆる砂漠のイメージに近い砂砂漠が見えたけれど、走りながらではうまく写真に撮れなかった。


 そして、14時過ぎにホータンに到着した。ほぼ24h。トルファンで会ったカナダ人が「27hかかる」って言ってたけれど、思ったより早く着いた。

 ガイドブックに載っていたドミトリーのあるホテルまで1.5kmほど歩いて行った。またもや「メイヨー」。仕方ないので他のホテルを2、3軒当たってみたが、今日は部屋がなかったり、少し高かったりと、結局バスターミナルの隣にある交通賓館に戻ってきてしまった。無駄に3kmも荷物担いで歩いてしまった。


 もう歩くのがイヤになったので100元のツインで諦めた。とりあえずシャワーを浴びたかったが、お湯が出ない。お湯のタンクはあるが壊れているみたいだ。100元もするくせに… 2泊って言ってしまったことを後悔しつつも、明日になってまたホテルを探すのもめんどくさい…

 とりあえず仕方ないので、電気ケトルを使ってお湯を作り、水と混ぜて頭だけ洗った。身体はまた汗かくし、夜になってからどうするか考えることにした。


 夕方になって、というか時間的には夜8時前なんだけれど、ご飯を食べるついでに街へ出た。この時間になるとだいぶ涼しい。街の広場へ行くと、ボール遊びや遊具で楽しんでいるヒトたちがいっぱいだった。

 街の広場。ずいぶん近代的なビルが立っている。


 ボールで遊ぶウイグル族の女性達。


 ちょっとした娯楽場?


 今まではほとんど見なかった真っ黒な服に包まれたイスラムの女性も居た。さすがに写真は撮れない。撮るとしたら隠し撮りするしかないんだけれど、とりあえず今日はお預けだ。
 歩いていると、路上鍋を発見。食べてないけど(笑)



 イスラム色が強くなったおかげで、ビールを売っていない店が増えてきた。よく考えたらこれからイスラムだからお酒を探すのもめんどくさくなるのかも… だとしたら、ますます急いでヨーロッパへ脱出ってことになるのかも(笑)。


 <宿泊地>交通賓館 ツイン 100元
 ホータンの地区バスターミナルの隣。100元もするのにお湯すら出ない。まったく…
TV付き。Wi-fiは当然なし。エアコンあるけど動かない。


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ウイグル人にごちそうになる<92日目> in ホータン行き夜行バス

2011-05-27 23:00:00 | 中国(2回目)
 バスターミナルには13時半過ぎに到着し、しばらく待った後、停まっていたホータン行きのバスに乗り込んだ。今までの夜行バスの中で一番ボロい。そして、やたらと足臭い。こんなので26hは辛い…

 バスは14時発のはずだったが、結局出発したのは14時半。30分遅れだからどってことないのだが、今まではほぼ時間通りだったのを考えると、「やっぱりウイグルは中国とは違うなー」って思う。
 実際、乗客もほとんどウイグル人だし、飛び交ってる会話もほとんどがウイグル語。サッパリ分からん。

 バスはトルファンを出てしばらく砂漠を走った後、今度は岩山地帯を通った。なかなか景色は良い。窓を開けていたのでバスの足臭さも気にならなくなった。

 岩石地帯。水があるみたいで草が生えていた。


 これがバスの車内。と言ってもこの写真じゃ分からんか…


 途中、トイレ休憩をはさみながらバスはコルラに夜10時前に到着した。かなり大きな街だ。正直、ウイグル自治区は砂漠のイメージがあって、街も砂漠のオアシス的な小さい街をイメージしていたんだけれど、ウルムチ以外にもこんなに大きな街があるのに驚いた。

 乗客の乗り降りがあってバスは出発。そういえば夕飯休憩がない。もう夜12時過ぎてるのに…新疆時間でも8時のはずなのに… 夕飯休憩のないバスなんだろうか?

 さらにしばらく走って12時を過ぎた頃にようやく夕飯休憩。もうこんな時間に食べたくない。とりあえず、売っていた串焼きを3本だけ食べることにして席に座った。そうすると、運転手チーム(バスは3人の運転手と1人の助手?の4人で走らせていた)が同じ席に座った。

 ウイグル語で話しかけられたが、サッパリ分からず… その後、中国語で話しかけられたが、これまた分からず… とりあえず「日本から来た」ということは伝えられた。

 で、運転手たちのご飯が4つ運ばれてきたが、そのうちの1つを「旨いから食ってみろ」と言ってきた。まぁせっかくなのでとちょっと頂くことに。1口だけと思っていたが、「もっと食え、もっと食え」と言ってくる。どうやら丸々一皿食べろということらしい。。

 そして、お金を払おうとすると「いいからいいから」と言って受け取ってくれない。結局、おごってもらってしまった。

 最後にお礼を言うのに「謝謝」と言ってしまったけれど、ウイグル人に「謝謝」は良くなかったなーと後悔。。ウイグル語で「ありがとう」って何だったんだろう? やっぱり「ありがとう」だけはちゃんとその地域の言葉を覚えておかないとダメだなーと反省。。

 「写真を撮れ」と言うから撮ったのに、若いコ以外は目線をくれず…orz このヒト達が奢ってくれた。


 そういえば今日はついにビールを一本も飲まなかった。前の休肝日ってきっと1ヶ月以上前だな…


 <宿泊地>ホータン行き夜行バス 243元
 ボロかった…&足臭かった…


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1人旅なんてこんなもんだ<91日目> in トルファン

2011-05-26 22:38:25 | 中国(2回目)
 10時のバスがあるというので、9時過ぎにバスターミナルに着いた。チケットを買おうとすると「メイヨー」。ホントに何回バスターミナルや駅でこの言葉を聞いたことか… だから昨日のうちに買いたかったのに…orz

 結局12時のバスはあるみたいで、そのチケットを買った。これから3h待ち。しかも10時のバスが出ていくのを見守らないといけない。10分ほど待って、予定変更!!

 ホントは今日コルラに行って、明日の夜行でコルラからホータンに向かうつもりだったけれど、今日もトルファンに泊まって明日の夜行でトルファンからホータンへ直接向かうことにした。コルラには1泊しかしないのにホテルを探すのがめんどくさくなってきたし、コルラには見たいものがそんなになかったからだ…

 チケットもなんとか手数料なしで変更してもらうことができた。

 という訳で、トルファンで3日連続の休養。ちょっと風邪気味だったので丁度いいとはいえ、少しうしろめたい気もする。。それに今日の休養のおかげで明日は27hくらいのバスに乗らないといけない。


 バスターミナルの隣の交通賓館というホテルにチェックイン。
 これがホテルの料金表。たっかい値段書いてるけど、聞くといっつもそんなにはしない… この値段表はいつの値段なんだろう?


 それでも1泊180元もする(朝食付き)。昔はドミトリーがあったみたいだが、改装したらしくドミトリーはなくなっていた。その代わりに新しいだけあってキレイだ。昨日までのドミは1日に1匹はゴキブリが出てきて退治してたけど、こっちならそれはなさそう(笑)。

 ホテルの部屋。


 ただ、インターネットが部屋で使えると聞いたのに使えない。ケーブルをつないだけれど反応なし… ネット使えないと意味ないやん。。ネットのためにカフェまで行くのはめんどくさいのに…

 結局あーだこーだと粘って部屋を2回も変えてようやくネットに繋がった。ホテルのヒトはイヤな顔せずに付き合ってくれて感謝、感謝(^o^)v wi-fiより遅いのが気になるけれど、部屋の中でネットできるのはありがたい。外で使うと砂でPCの寿命が縮まりそうやからね。。

 昼飯。ラグマン。麺が日本のうどんみたいで結構美味しい。


 サモサ。ラグマンでお腹いっぱいだったから食べなかったけど…



 今日はホントに何もしなかった。。部屋で日本のドラマをネットで見ていた。日本に居るときはドラマなんて見ないのに(笑)。中国はいいね♪ 日本のドラマがタダでダウンロードできる(笑)。


 夜8時過ぎになって昨日行き逃した串焼きを食べに行くことにした。

 だけど、1本4元とかなりお高い値段(ツーリスティックな所だからかな?)。その分、肉は今までより大きい。そして、行ったところは串焼きは肉だけで、野菜類は串揚げだった。とりあえず串焼き2本と串揚げを9本にビール1本を頼んだ。全部で21元。

 串焼き&串揚げの並ぶ通り。


 串揚げの材料。


 頼んだ2本を焼いてるところ…


 串揚げの出来上がり♪串焼きはまだ。


 串焼きは今までと同じで美味しかったのだが、一番美味しかったのは鶏肉の串揚げ。1本4元。肉が柔らかくてホントに美味しかった…

 さらに、意外に美味しかったのがカリフラワーの串揚げ。今まで「なんでカリフラワーみたいな味のないものが食材になってるんだろう?」と不思議に思っていたけれど、串揚げのカリフラワーはマジで美味かった。なんかジャガイモっぽい味になっていて、そこに辛いスパイスがかかっているから尚更美味かった。ハマりそう(笑)。これから行く街も屋台の串焼き&串揚げはいっぱいあるはずなので楽しみだ♪


 そして、昨日も見たタニシ。


 食べようかと思ったが、メッチャ小さい皿で10元もするのでやめた。その代わり「1つだけ頂戴♪」って言ったらくれたので食べることができた。

 爪楊枝でほじくって中身を出して口に入れる。サザエみたいな感じで結構美味しい。で、ガリっと口の中で砂を噛んだような音が… 口から出してみると… タニシの子供(笑)。昨日の日記で書いた「成都で見せてもらったタニシの中身」というのは、タニシの子供のこと(笑)。成都で見たのは何匹ものタニシの子供(要はタニシのちっちゃいヤツ。殻もある)。

 ガリってなった瞬間、「あ~、居た~~~>_<」って思ってしまった。タニシの子供を噛んでしまったと思うと気持ち悪い(笑)。味はイケるんだけどなー


 一人でヒマだと日記が長いな。。明日はホントに移動します。もうチケット持ってるし。日曜のマーケットに間に合わせるためには明日は絶対に出発しないといけないから。


 <宿泊地>交通賓館 ツイン 180元
 トルファンバスターミナルの隣。改装したらしくキレイ。ただホットシャワーの出は悪かった。ドミはないと言われた。ホントにないのかただ泊めたくないだけかは不明。
 ホテルのロビーには日本語喋れるツアーの客引きが何人か居るので注意が必要かも…全員が全員ボッてくる訳じゃないと思うけど…

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時間感覚がおかしくなる<90日目> in トルファン

2011-05-25 23:00:00 | 中国(2回目)
 昼の12時に公安へ出向いて無事にビザをゲットした! しかも今回は前のビザの隣を使ってくれたので、見開きページが減らずに済んだ。これで中国には6月22日まで滞在できることになった。もうそんなに居ないけど(笑)。

 公安へ行ったついでに明日のバスのチケットを買いにバスターミナルへ行った。ところが「明日に買いに来い」と言われた。1日に2便しかないチケットくらい前日でも売ってくれればいいのに…


 仕方ないので、バスターミナルの前にあるバザールに寄ることにした。
 バザールの入口。


 バザールは至って普通… 日本の地方のデパートよりは活気があるかな?(笑) 呼び込みが激しい訳でもなく、お客さんで溢れかえっている訳でもない。


 唯一声掛けられたのが、散髪屋。帽子被ってたけど、ボサボサの髪が見えたのだろうか…それとも単に声掛けただけだったのだろうか…? さすがにこんなトコで髪の毛切る勇気はない(笑)。

 ウイグル帽子。


 一応これも商品。


 絨毯見ると中央アジア~中東って感じがする。



 ブラブラ歩いていると、やっぱりウイグル語(だと思う)をよく聞く。中国の雰囲気は残りつつも少し中央アジアの雰囲気に近い気がする。街行くヒトもウイグル族が多くなってきた。これからはもっと多くなるんだろうか?

 トルファンの街の様子。結構キレイな都会っぽい街。この通りの周辺だけだけど…


 公園には葡萄狩りの石像があった。ワインてあるのかな?



 ところでウイグル自治区は2つの時間がある。ローカルが利用している新疆時間(日本-3h)とバスや電車(公安も)などが利用している北京時間(日本-1h)。それで、バスが北京時間なので、一応北京時間を目安に動くことにしている。ちなみに今日行ったバザールの時計は新疆時間だった。

 で、何が困っているのかというと、串焼きを食べようと北京時間の夜7時過ぎに街へ出たんだが、まだやってなかった… 串焼きは夕方からだけど、きっと新疆時間の夕方だからたぶん北京時間の夜9時くらいからなんだろう… 結局、食べ損ねてしまった。

 明日は移動日だから仕方ないにしても、できるだけ新疆時間で生活するようにした方が良さそうだ…

 ただ新疆時間を使ったとしても夜8時で明るいんだから、困る。日本じゃ夏でも太陽が沈みかけてきたら夜7時くらいのはずなのに… ウイグルの東でこれなんだから、西の方へ行くとさらに時間感覚が狂いそうだ…

 まだやっていない屋台にこれがあった。。。タニシ?
 成都で見せてもらったタニシの中身の写真を思い出し、食べるのをやめた(笑)


 とりあえずビザも無事に手に入れたし、明日は移動だ。


 <宿泊地>トルファン賓館 ドミ 50元
 詳細は昨日と同じ。結局、今朝も頼むとOKだった。それにしても、日本人や外国人もよく使う3つ星ホテルなのにレセプションで中国語しか通じないのはなぜ?


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 そういえば昨日のブログへのアクセス数が今までの平均の1.5倍くらいあった。『ビザ情報』の影響かな?
 みなさん、ありがとうございますm(_ _)m
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もったいない?orそんなもん?<89日目> in トルファン

2011-05-24 23:00:00 | 中国(2回目)
 1日なんもしてない。ホントに…

 ホテルを出たのも昼間に飲み物買いに出たのと、夕方に夕食食べに出たの2回だけ。
 ちなみに夕食は坦々麺と紅焼豆腐だったんだけれど…


 坦々麺は小さいって言ったから紅焼豆腐も頼んだのに…
 坦々麺が思った以上にデカく、紅焼豆腐もデカかった。。

 さらに、坦々麺の辛さは控えめにって言ったのに、これまたビックリするくらい辛かった。食べてると大粒の汗がダラダラ… 成都の陳麻婆豆腐よりしんどかった。。


 という訳で、エピソードが夕食だけ。このところ何もしない日が増えてきた気がする。今回はビザ待ちという理由があるにはあるけれど…

 やっぱり観光なり、せめて街を歩くなりしないともったいないかなー? ホテルに居たらよっぽどのことがない限り、他のヒトと喋ることはないし…

 それとも、長い旅行なんやし、別にホテルに引きこもるのも悪くないかな~ 悪くないと思ってるけど、やっぱりもったいない気もする…


 いずれにせよ、明日はビザの受け取りだ。昨日は「2日もかかるのか」と凹んだけれど、今日は「逆に2日で済んで良かった」と思い直すことにした。成都で1週間はいいけど、トルファンで1週間は辛すぎる。Simsみたいな宿がないからね。。


 とか日記を書いているとドミにカナダ人がやってきた。久しぶりに旅行者と喋った。そして、自分の英語のできなさに凹んだ…
 「遺跡どうだった?」と聞かれて、「良かった」とか「いまいち」とかそのくらいしか答えられず、なんで良かったのかとか細かいことは話せない…

 う~~~ん...英語か…orz


 <宿泊地>トルファン賓館 ドミ 50元
 詳細は昨日と同じ。昨日は「1泊しか無理」と言われたが、今朝「何とかなんない?もう1泊無理?」と聞いたらOKだった(笑)。この勢いでもう1泊もできるかな?


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