~16回目の一人旅~

いつもより少し長めの一人旅。。求めるものはお酒と世界遺産!デッカいカメラでバシャバシャ撮ってます。

ホットシャワー<401日目> Stayed in セグー

2012-03-31 23:59:59 | マリ~ガーナ(1回目)
 朝5時半にバス乗り場に着いた。朝早いのにも慣れてきたとは言え、やはり辛い。

 早朝のモスク。


 バスは定刻の6時をちょっと過ぎたくらいに出発した。そして、出発後に乗客の点呼を始め、何人か来ていなかったらしく、結局、しばらく待機し、約30分遅れで出発した。まぁ30分くらいの遅れなら可愛らしいもんだ。

 ジェンネに来る時に渡った川はどうするんだろう?と思っていたら、そのままバスごとフェリーに乗っかった。小さく見えたフェリーも大型のバスが乗るくらいの大きさはあったらしい。

 バスはまるで各駅停車のように、途中で何度も停止し、ヒトの乗り降りがあった。バスが停止する度にものすごい暑さが襲う。今日のバスはエアコンがないうえ、窓も開かないので、風が入ってくるのは運転手の横の窓と天井のみ。だから、停止すると全く風が入ってこなくなるので地獄のようだ。

 走っていても日が当たるようになると、暑くてたまらない。これじゃあ、いつ熱射病になってもおかしくない。

 でも、そんな状況でも1人に1席あるというのが楽に感じ、結局ひたすらウトウトとしているうちにセグーに到着してしまった。人間の環境への適応力ってのもスゴいもんだ。


 セグーに到着後、宿へ向かおうと車を探したが、なんと言い値が2500CFA(約5ドル)。いくらなんでも高いと思い、値切った結果1000CFAになったが、これでも失敗。普通のタクシーだと思ったらシェアタクシーだった。これなら200~300CFAくらいが相場なはず…

 最初の言い値に騙された。西アフリカに来て2倍以上の値段を吹っかけてくることなんてほとんどなかったから油断していた。悔しい。

 気を取り直して、本日の宿は良いホテルにした。昨日の荒んだ気持ちを立て直すためもあるし、400日記念ってこともあるし(今日は401日目やけど)、何よりなんとなくたまには豪遊したくなったからだ。

 Wifiも繋がるのでネットをしてみると、なんと周辺諸国がマリに経済制裁を加えるかもしれないって情報を手に入れた。早ければ4月2日から。そうなると国境が封鎖されるらしい。

 これはヤバい。

 明日中にマリを出てしまわないと、マリで足止めをくらってしまう。


 慌てて明日のバスのチケットを買いに出かけた。

 はずだったが、誘惑には勝てず、とりあえずニジェール川を眺めながらビール。幸せだ~♪


 ニジェール川。




 なぜカバ?


 ビールを飲んだ後は、たまたま通りかかったガイドを名乗る現地人がチケット売場まで連れて行ってくれた。ところが、バスの予約ができない。ブルキナファソ行きのバスはバマコから来るらしく、明日の朝にもう一度来て席があれば乗れるというシステムらしい。

 不安だ。

 何より乗れるかどうかも分からないバスのために早起きするのが嫌だ。

 それでも明日チャレンジしないと、もっと面倒な事になるかもしれない。

 宿に戻ってしばらくネットをした後、再びニジェール川に沈む夕日を眺めながらビール。残念なことに砂埃のせいで、太陽は地平線より高い位置から見えなくなってしまったが、静かなニジェール川を眺めながらのビールは最高♪










 犬。



 今日は豪遊の日なので、そのまま高い夕食を取って宿に戻った。

 シャワーを浴びようと思って蛇口を見てビックリ。蛇口が2つもある。

 まさか?と思って赤い方をひねってみると、なんとお湯!

 最初は太陽熱で温められたお湯かと思ったが、熱いくらいのお湯。

 約2ヶ月ぶりのホットシャワー。

 幸せだ~。

 今日は何も観光してないうえ、国境の問題があって不安が増えただけのはずなのに、美味しいビールにホットシャワーで、もう満足。あ~、明日出るのがイヤになってきた・・・

 それにしても写真の汚れがヒドイ。レンズを交換しても同じ場所に汚れがあるからイメージセンサが汚れているはず… 肉眼では全然汚れは見えないんだけど… イメージセンサを掃除する方法ってないもんやろうか…?

 アフリカでは無理やろな… 気に入った写真だけでもレタッチソフトを使っていくしかないな。。

 <今日の移動>ジェンネ→セグー
 バス。約6h。5000CFA+荷物代1000CFA。
 ジェンネのモスク前発。朝6時発。セグーでは街の中心から離れたバスターミナルor休憩所のようなところに到着した。

 <宿泊地>オテル・ドゥ・レスプラナード(Hotel de l’Esplanade) シングル 20000CFA(約40ドル)
 住所:ニジェール川沿い。特に街歩きをしていないので、正確な場所が分からない。
 設備:トイレ&ホットシャワー付き。ファン、TV有り。Wifi有り。
 備考:ロンプラに載っている。なんとなく豪遊したい気分だったので、40ドルも払うことに… まさかのホットシャワーに感動。

 アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v
人気ブログランキングへ にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

マリで一番◯◯な街<400日目> Stayed in ジェンネ

2012-03-30 23:59:59 | マリ~ガーナ(1回目)
 6時に起きたものの、全く移動する気が起きない。5分程、やっぱりもう一泊しようかと真剣に考えた。昨日は一日中ネットが繋がらなかったけれど、ネットのある宿を出るのにはものすごく気合が要る。

 結局、せっかく起きたんだから&今日もネット繋がらんかもしれんから、ということで、バスターミナルに向かった。

 まだ7時前だというのに、すでに暑い。

 今日は運良く1h程待っただけでシェアタクシーは出発した。ところが、かなりのボロさ。せっかくのキレイな道なのに全然スピードが出ない。

 それでも2h程で、バマコとモプティを結ぶメインロードとジェンネへ向かう道路との交差点であるジェンネカルフールに到着。ここで、謎の男が近寄ってきて「1000CFA払え。ツーリストタックスだ。」と言ってきた。

 そんなの全く聞いていなかったので最初は無視っていたが、その後ポリスもやってきて何やら一通り吠えていった。結局、払わないとダメそうなのと、それなりにしっかりしたレシートを持っていたのとを考えて、1000CFA払った。後からロンプラを読むと、ツーリストタックスのことが書いてあった。どうやら本物だったらしい。

 しばらく走ったところで川に出た。橋はない。どうやらフェリーで渡るようだ。とりあえず今はフェリーが向こう岸にあるので、しばらく待機。


 この青いフェリーで渡る。


 みんなで待機。


 待っている間に、少しだけ英語を話せる男が話しかけてきた。どうやらジェンネの宿を紹介してくれるらしい。聞いてみると食事付きで3000CFA。安い。ただ、場所が悪そう。近いとは言っているが、きっとモスクから遠いに違いない。

 さらに、この頃から疲れのせいか、無性にヤル気がなくなってきてヒトと喋るのすら面倒になってきたので、断った。断ってもしきりに宿を勧めてくる。そうなってくるとますます鬱陶しく感じるようになり、結局、途中からは無視。しばらくしてようやく去っていった。

 川を渡ると10分程でジェンネの街に到着した。宿に荷物を置いてビールを飲もうと思ったが、宿にはビールがなかった。仕方ないので、ひとまず何か食べるなり飲むなりしようと外に出た。すると、宿からヒトが付いてきて「ビールはコッチだ」って言って案内を始めた。

 『あ~、後でお金を請求してくるパターンだな』と思いつつも、他に行くあてもないのでそのまま付いていった。無事にビールはゲットできたものの、さっきからしきりにガイドの話をしてくるのが面倒臭い。

 なんとか振り切ってモスクのそばに戻ったものの、次から次にヒトが声をかけてくる。言うことはみんな同じで、「モスクに入れるぞ。ノープロブレム」。

 今日は1人になりたいのに、こういう日に限って次から次に自称ガイドが寄ってくる。ますます気分が乗らなくなっていく。

 ホントかどうかは知らないが、今ジェンネに居る唯一の観光客がおれらしい。マリがこんな状況だから全然観光客は来ないんだろう。だから、唯一の観光客のおれに向かって、何人もの自称ガイドが寄ってくる。もうイヤ…

 ジェンネのモスク。




 そんな状態でモスクを見ても、感動も薄い。

 そもそも西アフリカに来た理由は、このモスクを見るため。西アフリカで、マリで一番楽しみにしていた街がジェンネで、このモスク。確かにデカくてスゴい。一見の価値は十分にある。

 でも、ドゴンに行ってしまってすでに似たようなモスクを見てしまったことや、今日の気分の悪さなどから、どうも思っていたような感動がない。自分の中でモスクを美化しすぎていたのかもしれない。

 観光客が居ないせいか、レストランもほとんどやっておらず、ローカルの路上飯も見つからない。結局、少し高めのレストランで昼食を食べることにしたが、注文してから50分近くも待たされた。

 もう何だか全てに腹が立つようになってきた。いつもなら当たり前と思う『お釣りがない』ということでさえ、『なんでやねん!』って思ってしまう。


 どうやら今日は出発して400日目という記念すべき日のようだが、完全にダメな日だ。こんな日は大人しくしているに限る。

 夕方涼しくなった頃にもう一度外へ出た。今回も頼みもしないのに「モスクに入らないか?」と言ってヒトが付いてきた。バスのチケットを買ったり、飲み物を買ったりしている最中もずっと「グッドプライスだぞ。モスクに入らないか?」と言ってくる。

 逆光のモスク。


 モスク前の広場。


 適当に相手をしながらウロウロしていると、ふと日本語で「クルクルパー」と言う声が聞こえた。

 これにはムカついたので、「クルクルパーって言っただろ?絶対にお前とは入らない!」と言ってやった。

 そうすると慌てて「そんなこと言ってない。なんでそんなことを言う必要があるんだ?」と弁解してきた。

 今さら何を言い訳するか…(怒)。英語やフランス語なら聞き間違えても日本語を聞き間違える訳ないだろう。

 その後は、無視。

 そうすると案の定、最後に「クルクルパー」って捨てゼリフが聞こえてきた。ったく、誰がこんな日本語教えたんだか…

 もう一度文句を言い返してやろうかとも思ったが、これ以上構っていてもプラスになることは何もない。


 ようやく一人になれたので、モスクの周りを少しだけウロウロと歩いた。元々気分の悪い日だっただけに、何だか完全に観光する気も写真を撮る気も失せてしまった。

 一応、ムスリム以外禁止の看板はある。


 路地裏。


 それでもモスク近くの家の屋根に500CFA(1ドル)払って登らせてもらって写真は撮った。ちょうどお祈りの時間だったようで、モスクの前にはヒトがいっぱい。こんな状況を写真に撮るのはちょっと気が引けた。

 屋根から。






 お祈りの時間?


 街の風景。


 広場の様子。


 子供たち。


 屋根の屋上から。空多すぎたな…




 夜、宿の近くの屋台でご飯を食べていると、またもや自称ガイドがやってきた。言うことはみんな同じ。「モスクに入らないか?」か「近くの村へ行かないか?」。コッチの気分が良い時なら適当に話も聞けるが、今日は全くそんな気分になれないので、ただただ煩わしいだけ… ある意味、シエラレオネやリベリアのような観光客の少ない地域の方が良かった。

 結局、今日は良くない一日で、ジェンネがマリで一番嫌いな街になってしまった。観光でなんとかやってきた街に観光客が来なくなると、こうまでヒトがスレてしまうのか…と哀しくなった。

 ただ、街自体の雰囲気は好きだ。どこを向いても泥でできた建物があって、モスクだけじゃなくて街を歩いているだけでも良い。ヒトもまともなヒト達も当然多い。それだけに今日の自称ガイド達のウザさには残念。
 まぁコッチの気持ちに余裕があれば、全然気にならない程度なのかもしれないが…

 <世界遺産83個目(文化遺産73個目)>・・・ジェンネ旧市街
 モプティから車で3h強。途中、フェリーで川を渡る必要あり。バマコ方面からもダイレクトのバスがある模様。

 <今日の移動>モプティ→ジェンネ
 シェアタクシー。約3h。2500CFA+荷物代500CFA。
 モプティの街の100m程手前にあるバスターミナル発。ジェンネの手前のジェンネカルフールでツーリストタックスとして1000CFA払わされた。

 <宿泊地>シェ・ババ(Chez Baba) ドミ 4000CFA(約8ドル)
 住所:グランモスク前の広場の北東付近。徒歩2分。
 設備:共同トイレ&水シャワー。蚊帳、ファン有り。Wifiなし。
 備考:ロンプラに載っている。ジェンネの街全体に言えることだが、ガイドが煩わしい。そして、夜は暑い。ファンを回しても全然涼しさを感じない。

 アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v
人気ブログランキングへ にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

ネットなし<399日目> Stayed in モプティ

2012-03-29 23:59:59 | マリ~ガーナ(1回目)
 今日は朝からネットが繋がらない。
 せっかく昨日の夜に飛行機のチケットを買おうと決心したのに、ネットが使えないとどうしようもない。

 昼前になってモプティの中心部の方へ歩いていった。
 明日のジェンネ行きの乗り物を確認し、そのままマーケットを少しだけ歩いた。モプティの旧市街を見ると泥モスクが見えたが、『楽しみはジェンネに取っておこう』とモスクの方へ行くのはやめておいた。

 その後は、川沿いをのんびりと歩いた。








 川では泳いでいる子供や洗濯している女性などがたくさん居た。少しだけ眺めていたが、なんせ暑い。結局、宿に戻ってビール。

 最初は夕方にもう一度川へ行こうと思っていたが、結局、宿で過ごしてしまった。最近の引きこもり度合いはかなり大きい。あんまり引きこもっていると、『一体何しにわざわざこんなところに居るんやろう?』と考えてしまう。

 夜になっても結局、ネットは使えない。お金取るくせにネットが使えないってのはちょっと許せない。

 明日は移動。いい加減に移動しないと、ただただ無駄に時間を使ってしまう。でも、なかなか移動に気が向かないんよね…

 ちなみにこれがマリの土産。バマコで会った日本人が買っていて一目惚れ(笑)。


 <今日の移動>
 なし。

 <宿泊地>オテル・ヤ・パ・ド・プロブレム(Hotel Ya Pas De Problem) ドミ 5000CFA(約10ドル)
 詳細は昨日と同じ。

 アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v
人気ブログランキングへ にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

強引に正当化した引きこもり(特許風日記第2弾)<398日目> Stayed in モプティ

2012-03-28 23:59:59 | マリ~ガーナ(1回目)
 まぁたまには…ということで… さすがに1年も書いてないとうまく書けないな…
 引きこもっていてヒマやったので、久しぶりにやってみました。
 スッゴい読みにくいと思いますが、まぁ読んでみて下さい(笑)。

 ↓↓↓


 西アフリカのマリを一人で旅しており、かつ、マラリアに罹ったことを理由に引きこもりを正当化している男が日本を出発してから398日目の一日であって、

 宿のドミトリーの部屋の物音によって目覚め、前記物音を立てていた第1及び第2おばあちゃんであって、ドゴンのトレッキングを共に楽しんだ前記第1及び第2おばあちゃんを寝ぼけたまま見送る起床ステップと、

 前記トレッキングによって見るに耐えない程に汚れてしまった衣服の洗濯を行うものの、複数回の前記洗濯によっては汚れが落ちないことに落胆する洗濯ステップと、

 前記洗濯による疲れのために乾いた喉を潤すジュースを買うために、前記宿の近くの店に出かける買物ステップと、

 前記店に出かけたことによる暑さでますます乾いた前記喉を潤すように、前記宿の屋上にあるバーで第1ビールを飲む飲酒ステップと、

 前記第1ビールによって満足した前記男の体を休ませつつ、前記ドミトリーの部屋のベッドの上でパソコンを用いて、当該ブログの更新と、複数の第1ドラマの鑑賞とを行う第1引きこもりステップと、

 前記鑑賞によって十分な時間が経過した後に、前記バーで第2ビールを飲み、かつ、夕食を食べる食事ステップと、

 前記夕食による満腹感を抱えたまま前記ベッドの上で、前記複数の第1ドラマとは異なる複数の第2ドラマを見る第2引きこもりステップと、

 前記複数の第2ドラマに飽き、歯を磨いた後に就寝する就寝ステップとを含む

 一日。


 よく考えたら、今日は飯1回しか食べてないし、汗かいてないからってシャワーも浴びなかったな…

 <今日の移動>
 なし。

 <宿泊地>オテル・ヤ・パ・ド・プロブレム(Hotel Ya Pas De Problem) ドミ 5000CFA(約10ドル)
 詳細は昨日と同じ。

 アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v
人気ブログランキングへ にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

冷えたビール(ドゴントレッキング4日目)<397日目> Stayed in モプティ

2012-03-27 23:59:59 | マリ~ガーナ(1回目)
 あの固いイスではさすがによく眠れなかった。

 今日で4日目。さすがにもう十分だ。目新しさもなくなってきたので、さっさとモプティに帰りたい気分。

 エンデを出発。


 7時半に出発し、1hちょっと歩いたところでテリに到着した。雨期だと崖に滝ができるらしいが、今は乾期なので何もなし。

 テリにはキレイなモスクがあった。でも、やっぱり泥モスクの方が味はあるな…


 テリのそばには昔の住居跡などがたくさん。






 ミレットを潰す女性たち。この作業の音のリズムがスッゴイ良かった。


 少し休憩した後、一気に最終地点のカニコモレまで歩いた。わずか3km程度だったので40分程で到着。村の入口では女性たちがミニバスに群がっていた。一体何なのかと思ったら、近くのバンカスといいう街で今日はマーケットが開かれるらしい。だから、バンカスへ向かうミニバスに乗ろうと集まっているようだ。

 なかなかスゴい光景だったので写真に撮りたかったが、残念ながら「撮るな」と言われてしまったので、ダメだった。

 迎えの車が来るまで、カニコモレ村で休憩。足の裏が痛いと思っていたらマメができていた。ツメも痛いし、トルコで買った今の靴はあまり長時間の徒歩には向いていないみたいだ。

 12時前に迎えの車が来て、モプティに向かった。途中のセバレで日本人のおばあちゃんは「今日誕生日だ」と言ってワインを買い込んでいた。

 モプティに戻って、しばらくネット。今日は調子が良いようだ。

 シャワーを浴びた後は、屋上のバーでビール。トレッキング中とは異なり、しっかりと冷えている。今日までの4日間のトレッキングは全て今こうやってビールを飲むため。冷えたビールはマジで美味かった。

 夕方になっておばあちゃんたちの誕生日パーティーに誘われた。実は今居る宿には韓国人のビジネスマンが居てて、おばあちゃんたちはちゃっかり韓国人に料理を頼んでいたのだ。

 最初は屋上のバーでやるはずだったのに、「屋上は暑いから」って言って強引に韓国人の部屋に乗り込み、韓国人の持っていた韓国食材を「ソレいいね~。あ~ら、コッチも素敵」と言って次から次にもらっていく。

 その強引さは見ていてホントに恥ずかしかった。もう頼むからこれ以上おれを巻き込まないで…

 <世界遺産82個目(複合遺産4個目)>・・・バンディアガラの断崖(ドゴン人の地)
 モプティから車で2h強。
 3泊4日のツアーに参加。3人で参加で1人当たり70000CFA(約140ドル)。
 断崖の下を崖沿いに歩く分にはガイドは必要ないかもしれないが、断崖の上にある村を訪れたりするにはやはりガイドが居た方が良い。また、村の案内などを考えてもガイドが居る方が好ましいと思う。

 <今日の移動>エンデ→テリ→カニコモレ→モプティ
 ・エンデ→テリ
  徒歩。約1h強。
  約5km。フラットな道。辛いのは暑さのみ。
 ・テリ→カニコモレ
  徒歩。約45分。
  約3km。フラットな道。暑い、暑い。
 ・カニコモレ→モプティ
  車。約2h強。費用はドゴントレッキングのツアーに含まれている。
  3人で参加のトレッキングなので、タクシーチャーター。おかげで楽チン。

 <宿泊地>オテル・ヤ・パ・ド・プロブレム(Hotel Ya Pas De Problem) ドミ 5000CFA(約10ドル)
 住所:モプティの中心部からなら、バニ川沿いを北に進むと看板が見えるので右折。あとは看板通りに歩けばよい。徒歩20~25分くらい。
 設備:共同トイレ&水シャワー。蚊帳、ファン有り。Wifi有り(有料。パスワードを聞くのに2000CFA)。
 備考:会った旅行者が絶賛していた宿。たしかにキレイで良い感じ。ただ、Wifiの調子は良くない。繋がらないこと多々。

 アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v
人気ブログランキングへ にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

カメラ事件(ドゴントレッキング3日目)<396日目> Stayed in エンデ(ドゴン)

2012-03-26 23:59:59 | マリ~ガーナ(1回目)
 朝、宿から見た風景。


 朝食後、ベニマトの村を案内してもらった。

 この村はイスラム教とキリスト教と精霊信仰と3つの宗教が混在しているらしい。地区ごとに各宗教が集まって暮らしているらしい。まるでエルサレムのようだ。

 ハンターの家。


 壁には捕まえた動物の骨が埋められていた。


 手前のものは鳥小屋。


 老人と皮。


 屋根に登るハシゴ。



 出発前に少しだけ事件が起きた。
 荷物の準備を終え、おばあちゃんたちの準備が完了するのを待っていると、『ゴトン』と鈍い音がした。振り返るとおれのカメラが落ちている。

 「アハハ~、落としちゃった~」

 この発言にはマジでキレそうになった。

 まずは『謝る』だろう。

 幸いカメラバッグごとだったせいか、どこも壊れている様子はないが、ヒトのカメラを落としておいて笑っているってどういう神経だ!? 朝っぱらからメチャクチャ気分が悪い。

 この事件のせいで一緒に歩くのがイヤになり、1人だけできるだけ離れて歩くようにした。それでもイライラしながら歩いていたが、イイ景色を眺めながら歩いているとだんだんと気分も収まってきた。『まぁカメラは無事なようやし、とりあえずは良いか…』と。。

 村近くの畑にて。


 何度も見てきた崖。でも、飽きない。


 砂漠~。


 ヤギ。


 崖を降りた後はフラットな道をひたすら歩いた。




 歩き始めて1hも過ぎた頃に、ヤバタル村に到着。ここで少しだけ休憩の後、さらに1hほど歩いたところでエンデ村に到着。


 ヤバタル村にあった木彫りの柱。


 エンデ村の宿から見た景色。遠くの岩がスゴい。


 何度見てもスゴい。



 エンデは今日の宿泊地。今日は午前中だけで終わってしまった。アミドゥが言うには12km歩いたらしいが、歩いた時間を考えると多くても10kmくらいだろう。とにかく午前だけで終わったのは助かる。

 昼食はまたもやパスタ。1日目、2日目の夜に続いてまたパスタ。「あたしは現地の食べ物イヤなのよ。パスタでいいでしょ?」って言って、半ば強引にパスタに決められてしまった。

 やっぱりトレッキングは1人がいいな… こうも感覚が違う人間とトレッキングに行くとストレスがたまるだけだ。景色が良くなければ、途中で止めてしまっていたかも…

 夕方になってエンデ村の散策。ここはかなり大きい村で、ソーラーパネルまである家や宿がある。土産物屋の数も多い。キレイな土のモスクもあった。

 インディゴの染物や服の模様付けの様子などを見せてもらい、満足。




 ポリスステーションらしい。


 モスク。


 夕食はクスクス。またパスタだと覚悟していたが、昼食のパスタが不味かったせいで、それは免れた。ただクスクスも決して美味しいとは言えず、美味しかったのはサラダだけ(笑)。

 今晩もルーフのマットレスで寝ることにしたが、今晩もアリのせいで眠れず、結局椅子で寝ることに… 1日目以上に固く、痛い。

 <世界遺産82個目(複合遺産4個目)>・・・バンディアガラの断崖(ドゴン人の地)
 モプティから車で2h強。
 3泊4日のツアーに参加。3人で参加で1人当たり70000CFA(約140ドル)。
 断崖の下を崖沿いに歩く分にはガイドは必要ないかもしれないが、断崖の上にある村を訪れたりするにはやはりガイドが居た方が良い。また、村の案内などを考えてもガイドが居る方が好ましいと思う。

 <今日の移動>ベニマト→ヤバタル→エンデ
 ・ベニマト→ヤバタル
  徒歩。約1h強。
  約5km。崖を降りてからはフラット。時々砂地で歩きにくいが問題なし。
 ・ヤバタル→エンデ
  徒歩。約1h強。
  約5km。フラットな道。辛いのは暑さのみ。

 <宿泊地>オーベルジュ・ドゥ・ラ・ファレーズ(Auberge de la Falaise) ルーフの椅子 ツアー代(70000CFA)に含まれている
 住所:エンデの村の北東付近。
 設備:共同トイレ&水シャワー。蚊帳有り。ソーラーパネルによる電気あり(御飯食べるときのみ)
 備考:またもやルーフにマットレスを敷いてもらって寝ることに… ところが、やっぱりアリのせいで今回も椅子で寝た。おかげでよく眠れなかったうえに、体中が痛い。

 アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v
人気ブログランキングへ にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

ロライマに似ている(ドゴントレッキング2日目)<395日目> Stayed in ベニマト(ドゴン)

2012-03-25 23:59:59 | マリ~ガーナ(1回目)
 昼間の暑さがウソのように、早朝は過ごしやすかった。


 でも、それも6時台のみ。
 7時を過ぎるとぐんぐんと気温が上昇し、一気に暑くなっていった。

 アミドゥの家族に挨拶をし、ノンボリを出たのはすでに朝8時を過ぎていた。

 今日は砂丘を歩く。出発が遅くなったせいで、最初から暑い。水の消費量もどんどん増える。でも、飲んでも飲んでもノドが乾く。




 砂漠…


 ところが、ガイドのアミドゥは歩いている間は全然水を飲まない。村で休憩するときまで何も飲まずに歩いている。どういう体なんやろう?

 ここは雨期なら水が流れるのかな?


 崖に到着。


 さすがにこの暑さなので、特にブラジル人のおばあちゃんが遅れ始めた。それを待つのだが、ほとんど日陰がないので待ってるコッチも辛い。やっぱりトレッキングは1人か、体力の似たヒトと行くのが一番だ。相手が速すぎても遅すぎても辛い。

 崖の上。




 結局5kmほどの道のりに2hもかかり、ようやくドゥールーに到着。コーラを飲んで30分程休憩した後、次の村に向かって出発した。暑い時間帯のトレッキングを避けるために、午前中に今日の宿泊地にできるだけ近づいておくためだ。
 ドゥールー村。




 それでも次の4kmにも1.5hくらいかかって、昼食を取る予定のコンソグルー村に到着したのは12時くらい。日差しの強烈な時間帯を歩くはめになってしまって辛かった。

 昼食が出るまで椅子で横になっていたが、下から上がってくる熱気が強烈。普段のトレッキングは山を登ることが多いから、だんだん標高が上がって涼しくなるけど、今回は基本的にずっと平地。どんなに歩いても暑い。

 昼食を食べ、4時半になって出発。

 一度休憩してしまった後のトレッキングは辛い。まだまだ暑いし、午前中の疲れも残っているし、夕方のトレッキングは大変だった。

 ただ、崖の上を歩いているので景色は良かった。『何かに似ている』と思っていたが、ベネズエラのギアナ高地のロライマだ。ドゴンは乾燥しているので、ぜんぜん違うと言えば違うんだけど、岩の浸食の様子や垂直に切り立った崖などはやっぱりロライマに似ている。そう思うとなんだか嬉しくなった。


 遠くに砂漠が見える点がロライマとは違うかな…


 ベニマトまでもう少し…


 1.5hくらい歩いてようやく今日の宿泊地のベニマトに到着。
 到着後はスグにビール。あまり冷えていないが贅沢は言ってられない。疲れと空腹のせいで一気にお酒がまわる。これがまた気持ちいい。

 さすがに疲れていたのか、夕食を食べた後はスグに寝てしまった。



 <世界遺産82個目(複合遺産4個目)>・・・バンディアガラの断崖(ドゴン人の地)
 モプティから車で2h強。
 3泊4日のツアーに参加。3人で参加で1人当たり70000CFA(約140ドル)。
 断崖の下を崖沿いに歩く分にはガイドは必要ないかもしれないが、断崖の上にある村を訪れたりするにはやはりガイドが居た方が良い。また、村の案内などを考えてもガイドが居る方が好ましいと思う。

 <今日の移動>ノンボリ→ドゥールー→コンソグルー→ベニマト
 ・ノンボリ→ドゥールー
  徒歩。約2h。
  約5km。砂地なので結構辛い。何より暑い。
 ・ドゥールー→コンソグルー
  徒歩。約1.5h。
  約4km。崖の上を歩く。比較的フラットな道が続くが、そもそもガイドなしだと道が分かりづらい。
 ・コンソグルー→ベニマト
  徒歩。約1h強。
  約4km。同じく崖の上。道はフラット。

 <宿泊地>名前は覚えていない ルーフマットレス ツアー代(70000CFA)に含まれている
 住所:ベニマトの入り口付近。
 設備:共同トイレ&水シャワー。蚊帳有り。電気などはなんもなし。
 備考:部屋で寝ることもできたが、ルーフの方が涼しそうなので、ルーフにマットレスを敷いてもらって寝ることに…

 アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v
人気ブログランキングへ にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

ショック療法(ドゴントレッキング1日目)<394日目> Stayed in ノンボリ(ドゴン)

2012-03-24 23:59:59 | マリ~ガーナ(1回目)
 やっぱり頭痛が取れない。

 結局、頭が痛いまま3泊4日のトレッキングに出かけることになってしまった。
 幸い、モプティからはチャーターしたタクシーでトレッキングのスタート地点まで行くので、余計な待ち時間もなく、暑い中、外で待たされることもないのが助かった。

 2h強ほどで何にもないところで車を降ろされた。近くには『ノンボリ村まで3.5km』という看板がある。今日はノンボリまで行くだけなので、3.5kmなら大丈夫だ。日差しはキツいがなんとかなる。


 でも、歩き始めるとやっぱり暑さがこたえる。風はあるのでマシだが、12時前の日差しの強烈な時間帯を歩くのは辛い。日陰もないので、ただただ我慢して歩くのみ…

 しばらく歩くと崖に着いた。どんなに辛かろうが、イイ景色を見ると疲れも吹っ飛ぶ。絶壁の向こうには砂漠が広がっていて気持ちがいい。緑いっぱいの景色も好きだが、やっぱり乾燥した景色の方が好きだ。

 崖と崖の間。


 かなり狭い。


 崖の裏側から見る砂漠。




 絶壁。


 崖下に見えるのがノンボリ村。


 崖を降りて到着したのがノンボリ村。ここはガイドのアミドゥの出身地。周囲には畑が広がっており、野菜が育てられていた。どうやらヨーロッパ人が持ってきた野菜の種をいち早く受け入れて野菜の栽培を始めたらしい。ここでは新鮮なサラダが食べれると聞いていたので楽しみだ。

 崖下から見上げた。


 ヤギの群れ。


 村の入り口に着いてホッとしたせいか、崖のそばにある今日の宿まで村の中を歩くのが辛かった。ようやく宿に到着したものの、頭痛がヒドい。街の2倍もするコーラを飲んで、横になった。

 横になっているうちに眠ってしまい、気付いたときにはちょうどアミドゥに「ランチだ」と声をかけられたところだった。体を起こして椅子に座るとやけに気分がスッキリしていた。頭痛がなくなっている。

 どうやら今までの頭痛の原因は主な暑さと寝不足だったようだ。バマコでもそうだったが、日中は暑く、夜になってもその暑さでなかなか眠れなかった。ところが、トレッキングの疲れのせいか、ほんの1h程だったが眠ったおかげで随分と気分が楽になった。嬉しいことにランチは新鮮なサラダ。シャキシャキとしたレタスがまたちょうど良かった。


 昼食後もゆっくりと体を休めたおかげで夕方になった頃にはますます調子が上向いてきた。
 今から思えば、よくあんな頭痛の中、歩いたもんだ。だけど少し無理したおかげで、逆に今は気分が良い。

 夕方、アミドゥに連れられてノンボリ村を案内してもらった。村の説明を聞きながら、ウロウロと歩いて回る。ヒトはやはり写真に撮られるのが好きではないらしく、子供以外の写真を撮るのは難しかったが、ガイドが居るおかげでカメラも使いやすい。

 村は崖のスグそば。






 ヤギと崖。


 昔の住居など。




 屋根上にある瓶。


 倉庫。


 ブーゲンビリア?


 荷物運ぶ用の荷車。


 子供たち。


 木彫りの柱。


 アミドゥの家族にも会った。やはり大家族。もはや誰が母親で、誰が妻で、誰が兄弟姉妹で、誰が子供なのかがサッパリ分からん。
 アミドゥと息子。


 アミドゥファミリーとブラジル人。


 一日目のトレッキングは満足だ。

 夕食はパスタ。そして、食後は、重いのに持ち運んできた三脚を使って星の写真を撮ってみた。ちょうど新月なので写真に撮るとたくさんの星が映った。でも、残念なことに肉眼で見える星はフンザやメルズーガの方が多く感じた。日中もそうだったが、風で砂が巻き上げられているせいなのかな?
 暗すぎたな…


 砂漠に近いとはいえ、夜でも寒くはならないので、屋根の上に敷かれたマットレスで眠ることにした。ところが、アリが居る。1cmを超えた大きさのアリ。時々、足の上などを這っていくのが気になる。

 気になり出したらもうダメで眠れそうにない。2、3匹近くに居たアリを殺したが、そうすると気のせいかアリが余計に増えてしまった気がする。殺されたアリの復讐に来たのか、死んだアリを食べてしまうのかは分からないが、たくさんのアリに囲まれて眠る気には慣れない。

 仕方ないので、竹のようなものでできた椅子を2つ使って眠ることにした。体が痛い。寝返りを打とうにもギシギシ言うわ、体は痛いはで大変。素直に部屋で眠れば良かった…

 <世界遺産82個目(複合遺産4個目)>・・・バンディアガラの断崖(ドゴン人の地)
 モプティから車で2h強。
 3泊4日のツアーに参加。3人で参加で1人当たり70000CFA(約140ドル)。
 断崖の下を崖沿いに歩く分にはガイドは必要ないかもしれないが、断崖の上にある村を訪れたりするにはやはりガイドが居た方が良い。また、村の案内などを考えてもガイドが居る方が好ましいと思う。

 <今日の移動>モプティ→トレッキングのスタート地点?→ノンボリ
 ・モプティ→トレッキングのスタート地点
  タクシー。2h強。費用はドゴントレッキングのツアーに含まれている。
  3人で参加のトレッキングなので、モプティからタクシーチャーター。おかげで楽チン。
 ・スタート地点→ノンボリ
  徒歩。約1h。
  暑さを除けば、特に問題はない。

 <宿泊地>カンプマン・バオバブ(Campment Baobab) ルーフの椅子 ツアー代(70000CFA)に含まれている
 住所:ノンボリ村の崖に近いところ。
 設備:共同トイレ&水シャワー。電気などはなんもなし。
 備考:部屋で寝ることもできたが、ルーフの方が涼しそうなので、ルーフにマットレスを敷いてもらって寝ることに… ところが、アリが体を這って気持ち悪いので結局、椅子を2つ使って寝ることに… 部屋で寝た方が良かったかも…

 アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v
人気ブログランキングへ にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

旅人に戻る<393日目> Stayed in モプティ

2012-03-23 23:59:59 | マリ~ガーナ(1回目)
 5時半にタクシーを頼んでおいたはずなのに、タクシーはなく、代わりに「タクシー捕まえに行くぞ!」の一言。『はぁ?』と思ったが、ここで言い争っている時間はない。

 11泊もしといて文句を言うのも何やけど、ラフィアは色んなことの対応がどうもイマイチ… 特にお金が絡んだ場合。

 見送りに起きてきてくれたアサコさんに挨拶し、宿の外へ出た。ヒトも車もほとんどない。こんな状況でホントにタクシーが捕まるのか…?

 結局、思ったよりはすんなりとタクシーは捕まったが、法外な値段を要求された。こっちは3人も居たのに、1人あたり2500CFA。普通なら1台1000~1500CFAでいいはずなのに…

 なんでここまでボッてきたのかというと、どうやら国境閉鎖のせいでガソリンも入ってこず、ガソリン代が急騰したらしい。クーデターの影響はこんなとこにも…

 これ以上もめていても時間もなくなるし、他の車も見つかりそうにないので、結局、このタクシーに乗ってバス乗り場へ向かった。ちゃんと集合時間の6時には間に合ったが、ほとんどヒト気なし。ホントにバスが動くのか不安だ。

 結局、バスは8時前に出発。それにしても集合6時で出発6時半のバスに悠々と7時頃やってくるヤツらが多いのには納得いかん。アフリカ時間はどうなってんだ…?

 バスはエアコン付きやし、1人1席やし、快適。残念ながら一番後ろの席やったけど、道路も良く、久しぶりに快適な移動だ。

 しかも途中休憩では昼食まで付いていた。ただし、鶏肉ならジュース付きだったのに、魚を頼んだらジュースなしだったのがちょっと納得いかん。最初にそんなのは言ってくれよ…

 バスは順調に走り、17時半にモプティに到着した。ただエアコン付きとは言え、日中はやはりキツくて暑かった。
 バスを降りたところでは、バマコでガイドの交渉をしていたアダマの兄で、今回のガイドのアミドゥが迎えに来てくれていた。そのままアミドゥに連れられて今日の宿へ向かった。

 歩いている途中もどうも頭痛が収まらない。気にする程のもんではないと思うんだけど、やっぱり気になる。

 宿に着いた後は、明日からの予定を聞いてようやく一息。
 Wifiも使えるので久しぶりにビールを飲みながらネット。と、思いきや、いきなりの停電でしばらくネットは使えず…

 その後、ネットも復活し、栄養を付けるため、宿のお高い料理を食べた。ビールのせいか、若干、頭痛がヒドくなった気がする。やっぱビールは控えるべきかな?

 <今日の移動>バマコ→モプティ
 Africa Tour Trans社のバス。9.5h。9000CFA(約18ドル)。
 食事付き。A/C付き。バマコのソコニコ地区のAfrica Tour Trans社のオフィス発。モプティの中心部あたりに着く。

 <宿泊地>オテル・ヤ・パ・ド・プロブレム(Hotel Ya Pas De Problem) ドミ 5000CFA(約10ドル)
 住所:モプティの中心部からなら、バニ川沿いを北に進むと看板が見えるので右折。あとは看板通りに歩けばよい。徒歩20~25分くらい。
 設備:共同トイレ&水シャワー。蚊帳、ファン有り。Wifi有り(有料。パスワードを聞くのに2000CFA)
 備考:会った旅行者が絶賛していた宿。たしかにキレイで良い感じ。

 アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v
人気ブログランキングへ にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

銃声<392日目> Stayed in バマコ

2012-03-22 23:59:59 | マリ~ガーナ(1回目)
 結局、昨晩は銃声が止むことはなく、朝、目が覚めてもまだ銃声は続いていた。

 どうやら大統領と3人の閣僚が拘束されたらしく、今のところクーデターは成功したらしい。


 宿の外に出てみたが、昨日までとは全く異なり、店はほとんど閉まっており、車の往来もほぼなく、人通りも少ない。そこら中に軍隊が居るらしく、外を出歩くのはまだ危険なようだ。

 宿に居る分には危険は感じないから良いんだけれど、食事にも出れないし、不便だ。そもそも屋台もやってないと思うけれど…


 午後、午前中はホントに宿のそばだけだったが、もう少しだけ歩いてみた。相変わらず店は閉まっており、車もヒトも少なかったが、市バスは走っていた。少しずつ元の状態に戻ってきたのかもしれない。

 それでも遠くまで歩く気にはなれなかったので、スグに宿に戻った。ホントはネットをしに行きたかったけれど…

 昼寝をしているとアダマに起こされた。頼んでいたバスのチケットが買えなかったらしい。代わりにモプティ行きならあるようだ。結局、最初にモプティに行き、ドゴンのトレッキングを終えた後、ジェンネに行くことになった。まだ体調が万全じゃないだけに、トレッキングはできるだけ後が良かったが、これ以上バマコで足止めはイヤだったからだ。

 なんとかドゴンのトレッキングのことも確定。これ以上、何も起きなければ…やけど…


 夜、近くの小屋でスパゲッティを頼んで待っていると、どよどよと周囲がどよめき始めた。周りを見渡すとみんな同じ方向を見ている。そっちの方角を見ていると、バイクが走ってきた。

 そして、バイクが通りすぎる瞬間、

 パーーーーーンッ!!

 と乾いた大きな音がした。

 空に向けて発砲したらしい。わずか2mくらいの距離。

 ここまで至近距離で銃声を聞いたのはさすがに初めて。

 コワイコワイ。夕食も落ち着いて食べれない状況だ。

 スパゲッティができると急いで平らげ、宿に戻った。

 後から聞くと、昨日の勝利を祝って酔っ払った軍の兵士が暴走しながらところ構わず銃を空に向けて乱射してるらしい。
 武器を持った酔っぱらいほど怖いもんはない…

 今晩も昨日の銃撃戦のような感じではないが、銃声はしょっちゅう聞こえる。大変な時期にマリに来たもんだ…

 明日はちゃんとバスが走ればバマコを脱出できる。こんな状態の国だから移動するのも不安だけど仕方ない。

 <今日の移動>
 なし。

 <宿泊地>オーベルジュ・ラフィア(Auberge Lafia) ドミ 5000CFA(約10ドル)
 詳細は昨日と同じ。

 アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v
人気ブログランキングへ にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ