チリ16日目
今日は移動日。でも、バスがない。
昨日調べたように今日はチャイテンへ行くバスがない。チャイテンどころか北部へ向かうバスがない。唯一あるのは夜7時半に出るらしいラフンタ(北へ1h程の村)行きのバスのみ。
という訳で今日はヒッチハイクで北部へ向かうことにした。8時半からインフォメーションの前でヒッチハイクを開始。
思ったよりは車が通る。けれど、全てがプユアピの村の中へ行くだけの車。唯一大きなトラックが北へ向かうってことだったが、『規則で乗せられない』と言われて断られた。
ぼんやりと本を読みながら待っているうちに時間は過ぎていく。小雨が降ったりもしたが、太陽が雲に隠れて暑くないのが嬉しい。途中、イスラエル人2人もやってきて同じく車待ち。
最初の1hくらいは頻繁に車が通っていたが、それ以降はほとんど車が通らなかった。『これは無理なのかも…』とちょっと諦め気味になった頃、一台の車が停まってくれた。聞いてみると、なんとチャイテン行き。快く乗せてくれた。
11時半。イスラエル人も乗り込み、チャイテンに向けて出発。メッチャ運が良い。これで予定通り明日のプエルトモン行きのフェリーに乗れそうだ。
車に乗せてくれたチリ人のカノは、お医者さん。英語も喋れて、これからサンチャゴよりまだ北にあるラセレナまで旅行で行くらしい。妊娠中の奥さんを放ったらかして(笑)。でも、その代わりメッチャ頻繁に奥さんと電話していた。
車は激しく揺れたが、それでも眠っていた。何でこんなところでも眠れるのか自分でも不思議だ。。
車内ではカノからオソルノ~バリローチェ間の国境が閉まっているという情報をもらった。よく分からなかったが、何かが燃えてしまったらしい。道路沿いの森が燃えたのか、イミグレの建物自体が燃えたのか… 詳細は分からなかったが、プエルトモンからバリローチェへ行こうと思っていたが、国境が閉まっているなら遠回りになる。またもや予定変更になりそうだ。
途中、アルゼンチンに向かうイスラエル人2人を下ろし、プユアピを出て4h後、チャイテンへ無事に到着した。インフォメーションでフェリーについて尋ねると、なんと今晩にフェリーがあるらしい。フェリー会社へ行って尋ねてみるとホントにフェリーがあった。メッチャラッキーだ。今日の午前中の時点ではプユアピを出れるかどうかが心配やったのに、トントン拍子に進んでいった。
海岸沿いにあったインフォメーション。
何より喜んでいたのは、カノ(笑)。本当なら明日の昼間のフェリーに乗るはずだったけれど、今晩に行けることになって、1日の日程に余裕ができたのが相当嬉しかったらしい。テンションの上がりっぷりが本当にスゴかった(笑)。
無事にフェリーのチケットも買えたので、昼ご飯を食べに行った。適当に入ったレストランで肉とフライドポテト。肉の量はそれ程でもなかったが、ポテトの量が多すぎ。食い過ぎてマジでしんどかった。
港に行って少しだけ休憩。既に今日乗る予定のフェリーは来ていた。メッチャ小さい。不安になるような小ささ。フエゴ島に渡ったときのフェリーよりも小さい感じだ。これで10h以上も大丈夫なのか?
カノの後ろ姿。
その後、チャイテンの街を少しだけ見て回った。
チャイテンは数年前に起きた火山の噴火で大量の火山灰が降り積もり、その灰で埋もれてしまった街。1m以上は積もったようで、埋もれたままの家もたくさんあった。中には傾いてしまっている家も。なんとか灰を取り除いた家もよく見ると壁に灰が積もっていただろう跡が残っていた。現代版ポンペイだ。
ボロボロの家。
傾いた家。1階部分の半分は埋もれている。
ビニールハウスか何かやったのかな? 天井部分しか出ていない。
屋根も落ちてボロボロ。
手前に灰が落ちてこないように石が積まれていた。
塀のようになっているけど、灰で埋もれている。
川沿いの家もボロボロ。
さすがにこの状況では復興は難しいようで、今でも住民は住んでいるが、多くの住民は出ていったようだ。ロンプラを見ると、ここから北の方に新しいチャイテンを作ろうとしているらしい。
チャイテンは生きている!!
その後、フェリーの出港を待った。
フェリーに乗り込む。
船は20時にちゃんと出発した。
外から見ている分には小っちゃく見えたが、乗り込んでみるとそうでもなかった。座席もビックリするくらいリクライニングが効いていて、割りと快適。船もほとんど揺れない。眠くなるまでマンガを読んで過ごしていた。
<本日の移動>プユアピ→チャイテン→(プエルトモン)
・プユアピ→チャイテン
ヒッチハイク。約4h。タダ。
『火曜と土曜にしかチャイテン行きのバスはない』と言われ、仕方なく始めたヒッチハイク。まずは1h程のところにあるラフンタへ行こうと思っていたが、3h待って捕まえた車がなんとチャイテン行き。助かった。
・チャイテン→(プエルトモン)
Naviera Austral社のフェリー。約12h。16000チリペソ(約34ドル)。
プエルトモン行きは金曜と日曜の午前発と聞いていたが、なぜか木曜の夜発があった。チロエ島のケジョンへは月曜発。カストロへは木曜発(夏のみ)。
<宿泊地>チャイテン行き夜行フェリー 座席 16000チリペソ(約34ドル)
詳細は上記。
現在、中南米を旅行中。良かったら励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v
今日は移動日。でも、バスがない。
昨日調べたように今日はチャイテンへ行くバスがない。チャイテンどころか北部へ向かうバスがない。唯一あるのは夜7時半に出るらしいラフンタ(北へ1h程の村)行きのバスのみ。
という訳で今日はヒッチハイクで北部へ向かうことにした。8時半からインフォメーションの前でヒッチハイクを開始。
思ったよりは車が通る。けれど、全てがプユアピの村の中へ行くだけの車。唯一大きなトラックが北へ向かうってことだったが、『規則で乗せられない』と言われて断られた。
ぼんやりと本を読みながら待っているうちに時間は過ぎていく。小雨が降ったりもしたが、太陽が雲に隠れて暑くないのが嬉しい。途中、イスラエル人2人もやってきて同じく車待ち。
最初の1hくらいは頻繁に車が通っていたが、それ以降はほとんど車が通らなかった。『これは無理なのかも…』とちょっと諦め気味になった頃、一台の車が停まってくれた。聞いてみると、なんとチャイテン行き。快く乗せてくれた。
11時半。イスラエル人も乗り込み、チャイテンに向けて出発。メッチャ運が良い。これで予定通り明日のプエルトモン行きのフェリーに乗れそうだ。
車に乗せてくれたチリ人のカノは、お医者さん。英語も喋れて、これからサンチャゴよりまだ北にあるラセレナまで旅行で行くらしい。妊娠中の奥さんを放ったらかして(笑)。でも、その代わりメッチャ頻繁に奥さんと電話していた。
車は激しく揺れたが、それでも眠っていた。何でこんなところでも眠れるのか自分でも不思議だ。。
車内ではカノからオソルノ~バリローチェ間の国境が閉まっているという情報をもらった。よく分からなかったが、何かが燃えてしまったらしい。道路沿いの森が燃えたのか、イミグレの建物自体が燃えたのか… 詳細は分からなかったが、プエルトモンからバリローチェへ行こうと思っていたが、国境が閉まっているなら遠回りになる。またもや予定変更になりそうだ。
途中、アルゼンチンに向かうイスラエル人2人を下ろし、プユアピを出て4h後、チャイテンへ無事に到着した。インフォメーションでフェリーについて尋ねると、なんと今晩にフェリーがあるらしい。フェリー会社へ行って尋ねてみるとホントにフェリーがあった。メッチャラッキーだ。今日の午前中の時点ではプユアピを出れるかどうかが心配やったのに、トントン拍子に進んでいった。
海岸沿いにあったインフォメーション。
何より喜んでいたのは、カノ(笑)。本当なら明日の昼間のフェリーに乗るはずだったけれど、今晩に行けることになって、1日の日程に余裕ができたのが相当嬉しかったらしい。テンションの上がりっぷりが本当にスゴかった(笑)。
無事にフェリーのチケットも買えたので、昼ご飯を食べに行った。適当に入ったレストランで肉とフライドポテト。肉の量はそれ程でもなかったが、ポテトの量が多すぎ。食い過ぎてマジでしんどかった。
港に行って少しだけ休憩。既に今日乗る予定のフェリーは来ていた。メッチャ小さい。不安になるような小ささ。フエゴ島に渡ったときのフェリーよりも小さい感じだ。これで10h以上も大丈夫なのか?
カノの後ろ姿。
その後、チャイテンの街を少しだけ見て回った。
チャイテンは数年前に起きた火山の噴火で大量の火山灰が降り積もり、その灰で埋もれてしまった街。1m以上は積もったようで、埋もれたままの家もたくさんあった。中には傾いてしまっている家も。なんとか灰を取り除いた家もよく見ると壁に灰が積もっていただろう跡が残っていた。現代版ポンペイだ。
ボロボロの家。
傾いた家。1階部分の半分は埋もれている。
ビニールハウスか何かやったのかな? 天井部分しか出ていない。
屋根も落ちてボロボロ。
手前に灰が落ちてこないように石が積まれていた。
塀のようになっているけど、灰で埋もれている。
川沿いの家もボロボロ。
さすがにこの状況では復興は難しいようで、今でも住民は住んでいるが、多くの住民は出ていったようだ。ロンプラを見ると、ここから北の方に新しいチャイテンを作ろうとしているらしい。
チャイテンは生きている!!
その後、フェリーの出港を待った。
フェリーに乗り込む。
船は20時にちゃんと出発した。
外から見ている分には小っちゃく見えたが、乗り込んでみるとそうでもなかった。座席もビックリするくらいリクライニングが効いていて、割りと快適。船もほとんど揺れない。眠くなるまでマンガを読んで過ごしていた。
<本日の移動>プユアピ→チャイテン→(プエルトモン)
・プユアピ→チャイテン
ヒッチハイク。約4h。タダ。
『火曜と土曜にしかチャイテン行きのバスはない』と言われ、仕方なく始めたヒッチハイク。まずは1h程のところにあるラフンタへ行こうと思っていたが、3h待って捕まえた車がなんとチャイテン行き。助かった。
・チャイテン→(プエルトモン)
Naviera Austral社のフェリー。約12h。16000チリペソ(約34ドル)。
プエルトモン行きは金曜と日曜の午前発と聞いていたが、なぜか木曜の夜発があった。チロエ島のケジョンへは月曜発。カストロへは木曜発(夏のみ)。
<宿泊地>チャイテン行き夜行フェリー 座席 16000チリペソ(約34ドル)
詳細は上記。
現在、中南米を旅行中。良かったら励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v