Hare's BAR

「待てば海路の日和あり」焦らず、あわてず、諦めず。

田老 再び

2011年03月29日 | Weblog

昨日から宮古市の田老に行っておりました。

グリーピア三陸(旧 田老)に避難している方達のサポートです。

ここにいる方々は1週間前よりも避難所環境に馴染まれた感がありました。

もとより地域性なのか、人間性なのかわかりませんが、ここの方達はお互いをいたわりあっているのが第3者の私でもよくわかります。

多分、陸前高田や釜石等、他の避難所でも同じように自己犠牲の精神の上に成り立っているのではないでしょうか。

だからこそ余計に今回の震災を恨めしく思うのです。

こんなことがなければ・・・・・。つくづく残念でなりません。



仮設住宅の工事が始まっています。入居は5月とか。

少しでも早く、少しでも多くの方がゆっくりと休むことができて、今後を落ち着いて考えられる環境ができることを願っています。



敷地内の公園で梅を見つけました。

避難所の方は花を愛でる余裕なんてないと思いますが、「明けない夜はない」、「春のこない冬はない」のです。

私はもっともっと皆さんのために頑張りますので、どうか皆さん諦めないでください。

絶対に生きてて良かったと思うようにしたいと思いますから。どうか、どうか。

キャッシュカード紛失

2011年03月26日 | Weblog
昨夜、一騒動あり。

女房が銀行のキャッシュカードがないと騒ぎ出した。

最後に使ったのは1週間前らしい。いつもの場所には当然ないし、家中どこ探しても出てこない。

寝る間際のことでもあり、「そのうち出てくるよ」と言って俺はそのまま寝てしまったが、さすがに朝起きると気になってくる。

交番に電話したり、最後に立ち寄ったと思われるに行って確認したり。

でも結局見つからない。

あきらめて、銀行に紛失届けを出した。


その直後、駄目もとで

 「まさか、非常持ち出し袋に入ってるってことはないよね?」
 「あ~」
 「まさか」
 「そういえば、そうだった。持ち出し袋に入れてたんだった。」
 「げっ」

女房は見つかった安心感からか、大笑いしている。(笑い事じゃないっつうの)


すぐ、銀行に見つかったと電話すると

「紛失届けが出た時点で利用停止にするんですよ。窓口で発見届けをだしてもらわないとだめなんですよ」

とのこと。

全面的にこちらに非があるので、平謝りして後日手続きをすることにした。

今回の騒動の原因を作った女房はケロッとしてるし、振り回されて結局窓口で手続きをしなければならない俺はショックを引きずってるし、どうなってんだ。

女房よ。頼むからまだボケないでくれ。本当にお願いします。

宮古市田老

2011年03月22日 | Weblog

宮古市田老町です。

ここも被害の大きい場所のひとつです。惨状を目の当たりにして、声も出ませんでした。



避難所に貼り出された「お知らせ」

一品でも二品でも大切なものを見つけられるように祈っています。



よく、テレビやラジオを見聞きしていると被災者の方々へ向けられる「頑張ってください」という言葉。

ものすごく違和感を感じています。

家族や家を失い、この先に明かりを見出せず避難所生活を余儀なくされている人へ頑張ってくださいとは。気持ちはわかるけど、少し安易すぎやしませんか。

頑張るべきは被災者の方々ではなく、被害を受けていない我々の方ではないですか?

人それぞれの考え方だからあまりつっこみませんが、少なくとも俺は「頑張ってください」とは絶対に言えません。

あれから1週間

2011年03月19日 | Weblog
あの悪夢のような大地震から1週間。

毎日テレビで悲惨な状況を見ているものの、未だに県内で起きた大惨事を現実のものとして受け止めることができていません。

なんだか、茫然としてしまって地に足がついていない感じです。ましてや、直接被害を受けられた沿岸の方々の喪失感といったら想像に難くありません。



14日~15日と釜石に行って電話の支援をさせてもらいました。

津波の被害にあった方達が、自分の安否を遠くの家族や知人に知らせるためのお手伝いです。

こんな時だからこそ、自分達の会社の使命や役割の重要性を再認識します。

           (真夜中でも電話をかけに来られる方のサポートをしています)


明日から(20日~21日)は宮古の田老で同じお手伝いをしてきます。

少しでも、被災された方々のお役に立てれば嬉しいんですが。



PS.
釜石の藤原組長から16日に「家族みな無事」との連絡をもらいました。
泣きました。涙涙でほとんど会話にならず、今思い出しても涙目になってしまいます。

私の知っている沿岸の方の無事は風のたよりも含め全員確認できましたが、皆さん家を流されたり、壊されたりで心底よかったといえる状況ではありません。

これから個人でできること、会社組織でできること、真剣に考えます。

大地震

2011年03月13日 | Weblog
今日の午前11時頃に電気が復旧しました。

地震発生から約二日間、電気が使えない状態で、改めて電気のない生活がいかに不自由か考えさせられました。

我が家は家族にも、家にも被害はなく無事です。

しかし、沿岸方面の甚大な被害はただただ驚くばかりで、知合いの方々には全く連絡が取れず心配しています。

なんとか無事に避難していてほしいと願うばかりです。

無念にも亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

震度5弱

2011年03月09日 | Weblog
びっくりしました。今日の地震。

結構揺れました。

一瞬、先般のニュージーランドの地震が頭をよぎりました。

しかし、仕事場、家庭とも特に地震による被害はありませんのでご心配なく。

地震直後に、東京勤務時代の友人からメールをもらいました。

その友人とはもう20年以上の付き合いになりますが、最近はほとんど年賀状だけのやりとりでした。

でも、こんなことがあるとすぐに連絡してくれる。嬉しかった。やっぱり持つべきものは友だとつくづく感じます。

ありがとう、がべちゃん。


でも今更ながらですが、よくよく思い起こしてみると、あの神戸大震災の時、震源地の神戸にも大阪にも俺の友達はいたんです。

でも、安否を確認するとか全く考えが及ばなかったんです。(確認手段がなかったこともあるんですが今となっては言い訳です)

結局、後で無事だってことがわかったけど、あの時何もしていなかったことを今更ながら後悔しています。

結局、自分さえよければよかったんだと、かなり落ち込みます。

今日がべちゃんからもらったメールは自分の小ささと、友達の偉大さがよくわかった出来事でした。

重ね重ねありがとう。がべちゃん。




春まぢか

2011年03月05日 | Weblog
肌寒むの日。

散歩途中、近所のお宅のお庭でビオラを見つけました。

春まぢかです。


今日は、我が家で姪っ子の就職と甥っ子の大学入学のお祝いです。

姪は滝沢村に保母さんとして、甥は県立大へとそれぞれ進みます。

弟夫婦にとっては二重の喜びで、我々もその恩恵に与ります。


さぁ、今日は飲むぞぉ。


今朝の出来事

2011年03月03日 | Weblog
今朝の通勤上での出来事。

数十メートル先を会社後輩が歩いている。

よくよく見ると隣には若い娘が一緒に歩いている。それも楽しそうに。

笑ってる声も聞こえる。

「あちゃー。見てはいけないものを見てしまったか~。朝から随分大胆な行動をするヤツ」

と思いながら、いつもの歩きのスピードからはかなりのスローダウンでなぜか一定の距離を保とうとする。

無意識に後輩に気をつかってる。(俺って、気配りのできる先輩)

この二人を追い越すこともなく、会社へ到着後、その後輩にさりげなく聞いてみた。



「誰にも言わないからコソッと教えろ。今朝のあの子誰?」

   「へっ、あれ娘ですけど。」

「はぁ~。朝っぱらから娘と笑いながら歩くってかぁ。」

  「えっ、いつも、あんなですよ。娘が岩手大学に通ってるので一緒に来たんですよ。」

「・・・・・」



ありえねぇ。朝の8時半から娘と談笑しながら出勤だなんて。

我が娘となら、まず会話なし。万が一、一緒に歩くことになってもそれ相応の距離は置かれるわなぁ。多分最低10mは。

これって、今時どっちが当たり前なんだろうか。


もし、後輩の親子が当たり前だったら、かなりショックです。

携帯カンニングに思うこと

2011年03月02日 | Weblog
京大の携帯電話を使った入試問題漏洩事件。

なんだか、すっきりしないんです。

一番悪いといえば、事件を起こした張本人と誰もが思うところですが、果たして本当?

京大や有名私大を受験するぐらいだから、かなり勉強はできる子とみたが、そのような子があえてこんな稚拙な手段を使ってでも合格したい理由に根本的な原因があるのではないかと思うのです。

...学歴偏重社会です。

いい大学を出て、いい会社に就職するというこれまでの悪しき慣例がこの事件のそもそもの根っこにあるんじゃないかと思うのです。

今、各大学では受験時の携帯電話の管理方法について対処療法的に対策を検討しているようですが、携帯電話に関してはそれでOKなのかもしれません。

しかし、こんな問題はいたちごっこで携帯電話に代わるカンニング方法がいずれ間違いなく出てくるでしょう。

事件を起こした受験生を攻めるのは簡単ですが、果たして今の世の中の歪に向き合って真剣に正そうとする大人が何人いるんでしょうか。

むしろそっちの方が心配です。