◆セカンドライフ◆ 恵那で楽しく田舎暮らし

串原は、国道無し・信号無し・コンビニ無しの限界集落
ここで見つけた古民家で、スローライフを始めました

串原「ヘボまつり」に行きました

2012年11月03日 | 田舎生活
「全国ヘボの巣コンテスト」が串原で毎年

文化の日に行われます


「ヘボ」って何だかわかりますか?

私の産まれ育った地域で「ヘボ」というと

形容詞として使われる「へぼい」という言葉があります

意味は「弱い」で

「身体がへぼい」とか「喧嘩がへぼい」というように使い

弱っちいなぁ~~とバカにしたように使います


今日の「ヘボ」はこちらとは全く違います

ヘボとはこの地方でクロスズメバチのことです

昔から中部地方の山間部は蜂の子を食べていました

そのため、クロスズメバチの巣を掘ったり

庭先で飼育したりする習慣がありました

現在では愛好家のひとたちが

山などで自然にできた巣を探し出し、育てて

成虫を取り除いた蜂の子が詰まった巣の重さを

競い合おうというコンテストです

ヘボの巣は売買もされて、キロ1万円もする高級品です


(軽量が済み、販売したい人の巣が並べられています)

ヘボの巣から蜂の子とさなぎを取り出して食べます

会場で会った塾長さんは、成虫に近い物が多そうなのを選んで買い

嬉しそうに「これをかき揚げにすると、うまいぞ~~」と言ってました


こうやって、軽トラに巣箱を積み

ビニールハウスの中で行われている、軽量の列に並んでいます



出かける前に近所のおばあちゃんに

「蜂に刺されないようにね」と送り出されましたが

冗談と思ったこの注意・・・

ホントのことでした

会場に着くと虫よけネットを被っている人を見て

「オーバーな人だなぁ」と思いましたが

多くの蜂が飛んでいて

「蜂アレルギーをお持ちの方は注意してください」の張り紙も


よ~く、見てください

すごい防護服の人たち

赤いブルゾンの男性の襟には蜂が止まっています!

会場には屋台が出て、蜂の子をすりつぶした味噌だれを使った「ヘボ五平餅」や

蜂の子やさなぎを入れて作った「ヘボご飯」が食べられます


もちろん、私たちも食べましたが

蜂がブンブン飛んでいて

顔といい、肩といい、手にもとまります

落ち着いて食べることもできません

塾長さんは、防護服を着て、手袋もしていたのに

手袋の上から刺されていました

刺される前に早々に退去してきました


みなさん!今後こちらにお出掛けの際は

虫よけネットに手袋が必需品です!