Heal-log

つれづれなるままに。

コンパの怪。

2005年06月11日 | つれづれ
今日は、久々にコンパというものに行った。
というか、以前の飲み会で知り合った人に誘われてセッティングをした。
きちんとつなげる、いわゆるコンパの王道である。

男女は各3名ずつ。幹事以外は知らない顔だ。
仕事抜きの飲み会は、楽しめるに違いない。
もしかしたら、良い出会いがあるかもしれない。

ただ一つの不安要素。
それは、相手方の幹事が私の最も苦手とするタイプだということ。

そして、その不安は見事的中した。

みゃみさんのブログに「場の雰囲気の読めない人」との遭遇話が載っていたが、彼はまさにその典型だった。

とにかく良く喋る。それだけならいいが、主語は常に「俺」。
自分の話とウンチクのオンパレードなのだ。
他の2人はあまり弁が立つタイプではないようだったが、その話もかっさらっていく。
人を落として、自分を上げる。

私とて営業の端くれである。
はじめはスマイルスマイルで相槌を打っていたが、しまいには心理学者気分で人間観察を楽しんでしまった。

「自分の肩書きをひけらかす人は・・・」
「他人を褒めると途端に対抗心をあらわにする人は・・・」
カウンセリングの本の文章に、ここまで当てはまる人も珍しいのではないだろうか。

しかし、喋り殺されるかと思った。


コンパと言えばもう一つ、「自己紹介」というお約束がある。
仕事に趣味、そして出身地。相手をよりよく知るための重要な足がかりだ。
今回はなかったが、この「出身地」で私はしばしば困ったことになる。

「出身は大阪府です」
そう言うと、人は訊きたくなるらしい。

「大阪の家って一家に一台たこやき機があるってホント?」
大阪中の家を知っている訳がないではないか(実家には確かにあるが)。

「大阪の人ってお好み焼きとご飯を一緒に食べるんでしょ?」
そういう人もいますが、私はしません。

と、そんな答えは出来ないので、つい
「うちの父は『鍋奉行』ならぬ『たこ焼き奉行』やで」
「お好み屋さんでご飯売り切れたら、お客さん怒らはるで」
などと適当なことを答えてしまう。間違ったイメージを植え付けているのは私自身ではないか。

しかし思い返すと自分も同じことをしている。
「出身は北海道です」
と聞いたら、やはり確かめたいではないか。
「窓ガラスはやっぱり二重なの?」
「冬は水を出しっぱなしにして寝るの?」


「人の振り見て我が振り直せ」昔の人は良く言ったものである。
今日の幹事氏と出身地のお約束。自分も周りを困った目に遭わせないように。

出身地で良く訊かれることがある方、教えて頂ければ幸いです。