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つれづれなるままに。

6月12日はアレックス・レモネード・デー

2005年06月09日 | 読書


今日は、まだ読んでいない本の紹介をしたいと思う。

『ちっちゃなアレックスと夢のレモネード屋さん』という本だ。
原題は"Alex and the Amazing Lemonade Stand"といい、全米で発売されている絵本である。
日本でも7月上旬に発売されるらしい。

この物語に出て来るアレックスーアレキサンドラ・スコットさんは実在するアメリカ人の少女である。彼女は1996年、生後11ヶ月で『神経芽細胞腫=小児癌の一種』を発症する。

2000年に4歳で腫瘍の摘出手術を受けた彼女は、その後自宅の庭でレモネード・スタンドを始め、売上金を病院に寄付するようになったそうだ。わずか4歳の少女の活動はやがて『アレックス・レモネード基金』となり、その運動は全米に拡がっていく。

2004年6月12日には全米50州にレモネード・スタンドの輪が拡がったが、アレックスさんは同年8月、8歳でその生涯を閉じた。

しかし、彼女の遺志は現在も生き続けており、今年の6月12日には全米でレモネード・スタンドが出店されるということである。


私は今日、偶然にも癌めーるから毎日新聞のサイトへ飛び、この物語を知った。
そして、この絵本のキーワードともなっている言葉に心を揺さぶられたのである。

"When life gives you lemon, just make lemonade."
『すっぱいレモンをもらったときは、あまくておいしいレモネードを作ればいいのよ』

まだ年端のいかぬ少女が、とか癌に侵された人が、などという気持ちは毛頭ない。
ただ、こんな素敵な言葉と出会えたことに感謝し、紹介する次第である。

この本が日本で発売された際には、印税の一部は『小児がん征圧基金』に寄付されるそうである。自分が読みたいと思う本を購入することが少しでも役立つなら、こんな素敵なことはないと思う。

<Source>
Alex's lemonade stand
ペコポoriginal