NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

お上意識が抜けない!?

2018年03月15日 | NPO

女子レスリングと大相撲のゴタゴタで、それぞれの関係者がお上にかくかく云々と訴え出たようですね。

もちろん理不尽な行為などあってはならないのですが、一方でお上意識が抜けないことに対しては一抹の不安を感じます。

明治以来の民法では、公益はお上が一元的に管理提供するものであり、民間が公益を提供する場合にはお上のお許しをいただいて公益法人を設立し、お上の監督のもとに活動するという「国家公益」の考え方がありました。

これが公益法人制度改革によって、民間が自発的に行う公益を目的とした事業を増進するという「民間公益」の考え方に基づいて現在の公益法人は存在しているのです。

確かに公益認定法の第27条には「報告および検査」という条文がありますが、こうした事が続くと、立法時には想定していなかったほど強大な権力を再びお上が再び握ってしまう事態にならないかと、とても心配になりますね。

 

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